静岡県立沼津商業高等学校は、1898年に開校した歴史のとても長い県立の商業高校です。
校名には沼津とありながら、実際に校舎が建っているのは駿東郡清水町の徳倉なのでした。
2026年の夏は初戦で1点差に泣き、悔しさを抱えたまま新チームへと移ったのでした。
その新チームには春のベンチ入り20人のうち9人が残り、土台はしっかりとしています。
この記事では、沼津商業高校野球部の新チームの戦力と、秋の展望を詳しく紹介します。
\全国の逸材が勢ぞろい!/
沼津商業高校野球部の2026年秋の戦力総評
2026年の沼津商業は、夏の初戦でいきなり6点を追いかける苦しい展開を強いられました。
それでも終盤には猛追を見せ、1点差まで詰め寄ったところで静岡大会を終えたのでした。
新チームは春のベンチから9人が残っており、若い戦力が一気に前へ出る形になっています。
まずは2026年の歩みをじっくり振り返り、新チームの現在地をたどっていきましょう。
| 大会 | 結果 |
| 2026年春・静岡県大会 | 2回戦敗退(●1対3 聖隷クリストファー) |
| 2026年夏・静岡大会 | 1回戦敗退(●5対6 磐田西) |
| 2026年秋・県大会予選 | 代表決定戦を突破(○3対2 伊豆総合) |
| 2026年秋・上位決定戦 | 1回戦敗退(●0対8 日大三島) |
| 選手 | 守備 |
| 大竹琥鉄 | 内野手 |
| 椎田悠太 | 内野手 |
| 小川知範 | 投手 |
| 大川昇真 | 投手 |
| 原田楓太 | 捕手 |
| 須川駿生 | 内野手 |
| 中島雷斗 | 外野手 |
| 石橋侑馬 | 外野手 |
| 土屋瑛櫻 | 投手 |
2026年夏を振り返る
夏の静岡大会で沼津商業が戦ったのは、7月5日に島田球場で行われた1回戦だけでした。
相手の磐田西に1回裏と2回裏でそれぞれ3点を奪われ、序盤で6点を追う形になります。
先発した3年生の秋津奏空は、そこから粘り強く立て直して8回まで一人で投げ抜きました。
被安打9ながら奪三振6、自責点は1という内容で、失点の多くは自責点ではありません。
打線は5回表に2点、8回表には3点を返し、1点差まで詰め寄る粘りを見せてくれました。
2番捕手の後藤幸樹が5打数2安打4打点と、三塁打と二塁打を含む活躍を見せています。
あと1本が最後まで出ないまま5対6で敗れ、沼津商業の夏は初戦で幕を閉じたのでした。
新チームに残る顔ぶれ
春の県大会でベンチ入りした20人のうち、3年生はちょうど11人という構成でした。
つまり残っている9人が、そのまま新チームの中心となって秋の戦いへ向かうことになります。
投手では小川知範と大川昇真、そして土屋瑛櫻という3人がそろって残されているのでした。
捕手は原田楓太が残っており、正捕手だった後藤幸樹の後を継ぐ立場になっていくでしょう。
内野の顔ぶれには大竹琥鉄と椎田悠太、須川駿生という3人がそろって名を連ねています。
外野は中島雷斗と石橋侑馬の2人が残り、それぞれの守備範囲の広さが持ち味になります。
投手も捕手も内野も外野もそろって残っている点は、この新チームの何よりの強みでした。
静岡の中での立ち位置
静岡は102チームが参加する激戦区で、私学と公立が入り交じって上位の座を争います。
沼津商業は2026年の春、県大会で島田工を4対1と下して初戦を突破してみせました。
続く2回戦では聖隷クリストファーに1対3と敗れ、県のベスト32で終わったのでした。
その聖隷クリストファーは、2025年の夏に全国を制した静岡を代表する私学の強豪です。
春の予選では知徳に2対4で敗れながら、敗者復活戦で星陵を5対0と完封しております。
一度負けても勝ち上がれる粘りは、この学校のたしかな地力を示していると言えるでしょう。
沼津商業高校野球部の投手陣を徹底分析
新チームの投手陣は、春のベンチにいた3人の2年生がそのまま残るという形になりました。
エースとして8回を投げ抜いた秋津奏空が抜けることは、やはり小さくない痛手になります。
それでも複数の投手をしっかり抱えている点は、長い秋の戦いで大きな武器になるでしょう。
ここからは新チームに残る3人の右腕を中心に、投手陣の現状を順に確かめていきます。
新エース候補の3人
小川知範は春に背番号10をつけていた右腕で、167センチ63キロの体格になります。
大川昇真は富士ボーイズの出身で、157センチ55キロという小柄な体つきの右腕でした。
土屋瑛櫻は伊豆市立修善寺中の出身で、170センチ61キロの右投げ右打ちの投手です。
3人はいずれも春の県大会でベンチ入りを果たしており、実戦の空気を肌で知っています。
誰がエースの番号を背負うことになるのかは、秋の戦いの中で決まっていくのでしょう。
複数の投手を継投でつなぐ形は、公立校が上位を狙ううえで欠かせない要素になってきます。
秋の戦いで見せた投球
秋の地区予選の初戦では、沼津高専を13対0という5回コールドで一気に退けました。
相手を無得点に抑えたこの試合が、新チームにとって最初の完封勝ちになったのでした。
続く代表決定戦では伊豆総合と競り合い、3対2で県大会への切符をつかみ取りました。
1点を守り切る試合を経験できたことは、投手陣にとって大きな財産になっていくでしょう。
一方で8月30日の上位決定戦では、日大三島に0対8と力の差を見せつけられました。
上位を狙うためには、この日大三島のような相手を止める投球がどうしても必要になります。
卒業する秋津奏空が残したもの
秋津奏空は静岡裾野リトルシニアの出身で、178センチ78キロの体格を持つ右腕でした。
春も夏も背番号1を背負い、沼津商業のマウンドをたったひとりで支え続けてきました。
夏の磐田西戦では、序盤に6点を失いながらも最後まで粘って8回を投げ切ったのでした。
自責点が1にとどまった点からも、その投球内容の良さがはっきりと伝わってくるはずです。
打線が終盤にあれだけ追い上げられたのも、この粘り強い投球があったからにほかなりません。
その姿を間近で見てきた後輩たちが、いよいよマウンドを引き継ぐことになったのでした。
沼津商業高校野球部の野手陣を徹底分析
野手陣は正捕手と1番打者が抜ける一方で、内野と外野には経験者がしっかり残りました。
夏の1回戦でスタメンに名を連ねた下級生は、椎田悠太と須川駿生のちょうど2人でした。
さらに石橋侑馬と原田楓太も途中出場を果たし、公式戦の緊張感を存分に味わっています。
ここからは新チームの野手陣について、守備位置ごとに順を追って見ていくとしましょう。
| 項目 | 内容 |
| 日付 | 7月5日 |
| 会場 | 島田球場 |
| 対戦相手 | 磐田西 |
| スコア | 5対6 |
| 先発投手 | 秋津奏空(8回・被安打9・6奪三振・自責点1) |
| 主な打者 | 後藤幸樹(5打数2安打4打点) |
内野を担う椎田悠太と須川駿生
椎田悠太はスルガボーイズの出身で、164センチ69キロの右投げ左打ちの内野手です。
夏の1回戦では3番三塁で先発し、2年生ながら打線の中軸をしっかり任されていました。
須川駿生も同じスルガボーイズの出身で、168センチ55キロの右投げ左打ちなのでした。
こちらは8番遊撃で先発を果たし、守備の要となるポジションを任され続けてきました。
2人とも左打ちであり、新チームの打線では上位に並ぶ可能性が高いと言えるでしょう。
大竹琥鉄は178センチ81キロと体格に恵まれ、長打が期待できる大型の内野手になります。
捕手と外野の顔ぶれ
原田楓太は駿東ボーイズの出身で、166センチ64キロの右投げ右打ちの捕手になります。
夏の1回戦では代打から指名打者へと入り、その打席でしっかりと存在感を示したのでした。
後藤幸樹という大型捕手が抜けるだけに、扇の要をどう埋めるかが大きな焦点になります。
外野には中島雷斗と石橋侑馬が残り、俊足と堅実な守備が持ち味と言ってよいでしょう。
石橋侑馬は夏の1回戦で代走として起用され、足のスペシャリストという顔も持ちます。
この2人が外野の広い守備範囲を支えれば、投手陣もずいぶん助けられていくはずです。
打線の課題と伸びしろ
夏の1回戦で沼津商業が挙げた5点のうち、4打点は後藤幸樹ひとりによるものでした。
その大黒柱が抜けるだけに、得点力の再構築が新チームの大きな課題になっていきます。
その一方で秋の初戦では沼津高専から13点を奪い、確かな打力を示してみせたのでした。
春の敗者復活戦でも星陵を5対0で下し、投打がかみ合った試合をすでに経験しています。
椎田悠太と須川駿生の2人が上位で出塁できれば、得点の形は自然に見えてくるはずです。
そこに大竹琥鉄の長打が加われば、打線はさらに厚みを増していくにちがいありません。
\注目選手の実力は?/
沼津商業高校野球部の秋の大会展望
2026年の秋、沼津商業はすでに秋季静岡県大会への出場権をしっかり手にしていました。
8月22日の代表決定戦で伊豆総合を3対2と振り切り、26校の一角に食い込んだのでした。
県大会は9月12日から9月26日まで行われ、抽選会は9月7日に開かれる予定です。
静岡の秋がどのような形で進んでいくのかを、ここであらためて整理しておきましょう。
秋季静岡県大会の戦い方
静岡の予選は102チームが26のブロックに分かれ、代表校を決めるという方式でした。
さらに敗者復活戦も行われるため、県大会に進む学校の数はそこからさらに増えていきます。
沼津商業は敗者復活を待つことなく、代表決定戦を自力できっちり勝ち抜いてみせました。
県大会では初戦から強豪との対戦が予想され、1試合ごとに真価が問われていくでしょう。
秋の県大会で上位まで進むことができれば、そのまま東海大会への道が開けていきます。
まずは初戦を確実に突破し、県のベスト16へ足を踏み入れることが目標になってきます。
東海大会への道のり
秋季東海大会は愛知と岐阜、三重、静岡の4県の代表が集うという大きな舞台になります。
2026年の東海大会は三重県で開かれ、10月17日から25日までという日程でした。
この東海大会で上位まで勝ち進んでいくことができれば、翌春のセンバツが近づいてきます。
東海地区に与えられているセンバツの一般選考枠は、全部で3つだけと決められたのでした。
甲子園に出たことのない沼津商業にとっては、まだまだ遠く高い目標であることも確かです。
それでも一つずつ着実に勝ち上がっていけば、その景色は少しずつ近づいてくるでしょう。
来年の夏に向けて
秋の戦いというものは、来年の春そして夏へとつながる大切な準備の期間になっていきます。
沼津商業は2025年の夏にも沼津工に2対3で敗れており、初戦で涙をのんでいたのでした。
2年続けて1点差で夏を終えたという事実は、選手たちの胸に深く刻まれているはずです。
その悔しさをぶつけられる場所こそが、これから始まっていく秋の戦いになるでしょう。
9人がそのまま残る新チームは、公立校としては恵まれた土台を持っていると言えます。
この顔ぶれのままで一年を戦い抜いていけば、来年の夏には違う景色が見えてくるはずです。
| 日付 | 回戦 |
| 8月15日 | 1回戦 |
| 8月22日 | 代表決定戦 |
| 8月30日 | 上位決定戦 |
沼津商業高校野球部の注目選手
ここからは新チームの中心になると見られる5人を、順番に詳しく紹介していくとします。
いずれも春の県大会でベンチ入りを果たしている、実戦の経験がある選手たちばかりでした。
椎田悠太(新3年・内野手)
スルガボーイズの出身で、164センチ69キロという右投げ左打ちの内野手になります。
夏の1回戦では3番三塁として先発し、2年生ながら中軸の一角をしっかり任されました。
体つきは決して大きくありませんが、最後まで振り抜ける打撃こそが持ち味と言えるでしょう。
新チームでは打線の中心として、チームの得点をつくり出す役割が強く求められています。
須川駿生(新3年・内野手)
椎田悠太と同じスルガボーイズの出身で、168センチ55キロの小柄な内野手になります。
夏の1回戦では8番遊撃として先発し、守りの要をしっかりと守り抜いていたのでした。
右投げ左打ちの選手であり、走塁や小技を含めた総合力の高さが光るタイプになります。
新チームでは遊撃の定位置を守りつつ、上位打線を任される可能性も出てくるはずです。
原田楓太(新3年・捕手)
駿東ボーイズの出身で、166センチ64キロの右投げ右打ちという体格の捕手になります。
夏の1回戦では代打から指名打者へと入り、貴重な出場の機会をしっかりつかみました。
新チームでは正捕手の座を任され、3人の若い投手陣を引っ張る立場になっていくでしょう。
扇の要としての成長がそのまま、チームの成績の向上につながっていくにちがいありません。
小川知範(新3年・投手)
背番号10をつけて春の県大会に臨んだ、167センチ63キロの右投げの投手になります。
秋津奏空のうしろに控える投手として、この一年を通じて着実に経験を積んだのでした。
新チームでは背番号1を狙える位置にいるだけに、大きな期待が寄せられているところです。
大川昇真や土屋瑛櫻との激しい競争が、投手陣全体の底上げにつながっていくはずです。
大竹琥鉄(新3年・内野手)
178センチ81キロという恵まれた体格は、新チームの中でもひときわ目を引きます。
春の県大会では背番号3を託され、一塁の守備を任される立場に置かれていたのでした。
恵まれた体から生まれる長打力が、これからの打線の中軸をしっかり支えていくでしょう。
一発の魅力を持つ打者がいることは、相手チームの投手にとって大きな重圧になります。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。
静岡県立沼津商業高等学校の基本情報
沼津商業高等学校は、駿東郡清水町の徳倉に校舎を構えている県立の商業高校になります。
校名にあるのは沼津ですが、実際の所在地は沼津市のとなりにあたる清水町なのでした。
ここからは学校のこれまでの沿革と野球部の歩みを、あらためて整理しておきましょう。
| 項目 | 内容 |
| 正式名称 | 静岡県立沼津商業高等学校 |
| 所在地 | 静岡県駿東郡清水町徳倉1205 |
| 創立 | 1898年11月30日 |
| 創部 | 1923年 |
| 学科 | 総合ビジネス科・情報ビジネス科 |
| 甲子園出場 | なし |
| 2026年春のベンチ入り | 20人 |
学校の沿革と特色
沼津商業の始まりは、1898年11月30日に開校した沼津町立沼津商業学校でした。
1948年の学制改革によって、現在の静岡県立沼津商業高等学校へと改称しております。
2013年には学科の改編が行われ、総合ビジネス科と情報ビジネス科の2科になりました。
会計やマーケティング、そして観光といった商業の学びを幅広く選べる点が特色なのでした。
弓道部は2007年の全国高校総体で、女子団体の優勝という快挙を成し遂げております。
卒業生には歌人の明石海人や、五輪に出場した陸上の中島亥太郎らが名を連ねています。
野球部の歩みと活動
沼津商業の野球部が創部されたのは、1923年という時代までさかのぼることになります。
100年を超えるとても長い歴史を持ちながら、甲子園への出場はまだ果たしておりません。
静岡県の甲子園出場校の一覧を確かめても、沼津商という校名は掲載されていないのでした。
練習は月曜日を休みにしており、平日は15時50分から19時まで行われております。
土日と祝日は8時30分から16時30分まで、練習試合を中心に組まれているのでした。
高校野球を通じて社会人としての人間形成を目指す方針こそが、この部の土台になっています。
沼津商業高校野球部に関するよくある質問
Q. 沼津商業高校野球部は甲子園に出場したことがありますか?
A. 春も夏も甲子園への出場はなく、静岡県の甲子園出場校の一覧にも校名は載っていません。
2026年の春は県大会の2回戦まで進み、聖隷クリストファーに敗れていたのでした。
Q. 2026年の夏はどのような結果でしたか?
A. 7月5日の1回戦で磐田西と対戦し、5対6という1点差で惜しくも敗れています。
序盤に6点を追いかける展開から、終盤に5点を返して詰め寄る粘りを見せてくれました。
Q. 新チームには何人の選手が残りますか?
A. 春の県大会でベンチ入りした20人のうち、9人が新チームに残ることになります。
投手が3人、捕手が1人、内野が3人、外野が2人という、バランスの良い顔ぶれの構成でした。
Q. 新チームのエースは誰になりますか?
A. 小川知範と大川昇真、そして土屋瑛櫻という3人の右腕が有力な候補として挙がります。
これからの秋の戦いの中で、この3人から新しいエースが決まっていくことになるでしょう。
Q. 秋の県大会はいつ行われますか?
A. 秋季静岡県大会は9月12日から9月26日にかけて行われる予定になっています。
抽選会は9月7日に開かれる予定で、沼津商業もすでに出場権を手にしていたのでした。
\ドラフト候補を先取り!/
沼津商業高校野球部のまとめ
2026年の沼津商業は、夏の初戦で5対6という1点差の悔しさを味わうことになりました。
序盤に6点を追いながら終盤に猛追した姿は、この学校らしい粘りそのものだったのでした。
新チームには春のベンチから9人が残り、投手も捕手も内野も外野もきちんとそろっています。
秋の予選では沼津高専を完封し、代表決定戦も3対2で競り勝って県大会へ進みました。
100年を超える長い歴史の中でも、この学校はまだ甲子園の土を踏んだことがありません。
その扉を開ける日を思い描きながら、新しい沼津商業の秋を一緒に見守っていきましょう。




コメント