第51回社会人野球日本選手権大会の中国地区最終予選は、10月9日に全13試合を終えました。
第1代表は3連勝のJR西日本、第2代表は翌日に勝ち直した三菱自動車倉敷オーシャンズです。
JR西日本は3試合で22点を奪って4失点に抑え、3年連続11回目の出場を決めています。
この記事では全13試合の結果と勝ち上がり、2つの代表が決まった決め手までを整理しました。
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社会人野球日本選手権2026(第51回大会)の日程と出場の仕組み
第51回社会人野球日本選手権大会は、2026年10月31日から11月10日まで開かれます。
舞台は大阪市西区の京セラドーム大阪で、全国から集まる32チームが日本一を争います。
1974年に始まったこの大会は、夏の都市対抗と並んで社会人野球の二大大会の一つとされる存在です。
都市対抗と違って補強選手の制度がなく、各チームは自前の戦力だけで勝ち上がっていきます。
1年をかけて積み上げてきたチームの総合力が、そのまま結果に表れる真剣勝負の舞台です。
昨年の第50回大会は静岡県浜松市のヤマハが制し、チームとして2度目の日本一をつかみました。
開催がドラフト会議の後になるため、シーズンの総仕上げという色合いも濃くなってきます。
まずは第51回大会の要点を、日程や会場も含めて下の表で早わかりの形にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 第51回社会人野球日本選手権大会 |
| 本大会 | 2026年10月31日(土)〜11月10日(火) |
| 本大会会場 | 京セラドーム大阪(大阪市西区) |
| 出場 | 全国32チーム |
| 前回優勝 | ヤマハ(第50回大会・2度目) |
| 中国予選 | 2026年10月3日(土)〜10月9日(金) |
| 予選会場 | 津田恒実メモリアルスタジアム(周南市) |
| 予選の出場 | 8チーム・代表2 |
| 中国第1代表 | JR西日本(3年連続11回目) |
| 中国第2代表 | 三菱自動車倉敷オーシャンズ(2年ぶり9回目) |
| 配信 | 全試合をJABA中国地区連盟のYouTubeで生配信 |
出場32枠の内訳と中国に与えられた枠
本大会の32枠は、推薦で決まる11枠と各地区の予選を勝ち抜く21枠に分かれています。
推薦の内訳は都市対抗の優勝チームと全日本クラブ野球選手権の王者、そして指定大会の優勝9枠です。
2026年は西濃運輸が都市対抗を制し、東海勢として真っ先に本大会の切符を手にしました。
指定大会の9枠のうち1つは、東京スポニチ大会を勝ったJFE西日本のものになっています。
つまり中国から本大会へ進む最初のチームは、予選が始まる前の段階ですでに決まっていました。
地区予選に割り振られた21枠のうち、中国地区に与えられたのは2つという配分になりました。
関東の6と近畿の4に次ぐ規模で、東海の3に続く2という数字が中国と九州に並んでいます。
8チームで2枠を分け合う計算になり、単純に見れば4チームに1つという難しさになりました。
予選に出られるのは企業チームとそれに準じるチームだけ
この日本選手権の予選は、夏の都市対抗のように市や都道府県を代表する形では行われません。
出場するのはあくまでチーム単位で、企業チームであれば原則としてすべてが参加の対象です。
クラブチームが加わるには、過去10年以内に二大大会の本大会へ出た実績が求められます。
この予選の8チームに推薦のJFE西日本を加えた9チームが、中国から本大会を目指す顔ぶれです。
そのため中国の予選は、本大会を狙える立場のチームがそろって顔を出す舞台になりました。
会場は例年の広島県三次市から、今年は山口県周南市の津田恒実メモリアルスタジアムへ移りました。
大会を担当するのはJABA中国地区野球連盟と、主管を務めるJABA山口県野球連盟です。
組み合わせ抽選会は8月18日に行われ、その様子も連盟のYouTubeで生配信されています。
社会人野球日本選手権2026 中国予選の日程・会場・組み合わせ
中国地区最終予選は10月3日に開幕し、当初は10月8日までの6日間で組まれていました。
13試合のすべてが津田恒実メモリアルスタジアムで行われ、途中で球場を移さない日程です。
3日目の10月5日は午後の1試合だけになり、準決勝の2試合が翌日へ持ち越されました。
その結果として以降の日程が1日ずつ後ろへずれ、第2代表決定戦は10月9日になっています。
第1代表決定戦は10月8日の午後、第2代表決定戦は10月9日の午前に行われました。
全試合はJABA中国地区連盟の公式チャンネルから、最後の1球まで無料で生配信されています。
本戦の7試合に敗者復活の6試合を加えた13試合で、2つの代表が決まる仕組みでした。
まずは全13試合の結果を、試合が始まった時刻とあわせて下の表に一覧でまとめておきます。
| 日付 | 開始 | 区分 | 結果 |
|---|---|---|---|
| 10月3日(土) | 9:53 | 1回戦 | JR西日本 6−1 三協クリエイト |
| 10月3日(土) | 13:18 | 1回戦 | 日本製鉄山口 12−0 ショウワコーポレーション(7回コールド) |
| 10月4日(日) | 8:58 | 1回戦 | シティライト岡山 6−2 ツネイシブルーパイレーツ(延長10回) |
| 10月4日(日) | 12:32 | 1回戦 | 三菱自動車倉敷オーシャンズ 8−2 伯和ビクトリーズ |
| 10月4日(日) | 15:57 | 敗者復活 | ショウワコーポレーション 3−0 三協クリエイト |
| 10月5日(月) | 14:25 | 敗者復活 | ツネイシブルーパイレーツ 6−3 伯和ビクトリーズ |
| 10月6日(火) | 9:55 | 準決勝 | JR西日本 6−1 日本製鉄山口 |
| 10月6日(火) | 13:35 | 準決勝 | 三菱自動車倉敷オーシャンズ 10−5 シティライト岡山 |
| 10月7日(水) | 9:58 | 敗者復活 | ショウワコーポレーション 12−5 シティライト岡山 |
| 10月7日(水) | 13:53 | 敗者復活 | 日本製鉄山口 5−1 ツネイシブルーパイレーツ |
| 10月8日(木) | 10:07 | 敗者復活 | 日本製鉄山口 3−0 ショウワコーポレーション |
| 10月8日(木) | 13:17 | 第1代表決定戦 | JR西日本 10−2 三菱自動車倉敷オーシャンズ |
| 10月9日(金) | 10:58 | 第2代表決定戦 | 三菱自動車倉敷オーシャンズ 6−1 日本製鉄山口 |
1回戦はJR西日本と日本製鉄山口が快勝
初日の第1試合はJR西日本が三協クリエイトを6対1で下し、新興チームの挑戦を退けました。
杉本涼の先頭打者本塁打で先制し、戸田航史が4打数3安打3打点と打線を引っ張っています。
第2試合は日本製鉄山口がショウワコーポレーションを12対0の7回コールドで圧倒しました。
1回に橘田陸斗の2ランなどで4点を奪い、山口直哉と藤田和揮の継投で完封しています。
2日目はシティライト岡山がツネイシブルーパイレーツを延長10回の末に6対2で下しました。
10回表に1点を勝ち越されながら、その裏に田中優都のサヨナラ満塁本塁打で決着をつけています。
先発の中川響は10回を1人で投げ抜き、6安打2失点の完投でチームを準決勝へ導きました。
三菱自動車倉敷オーシャンズも伯和ビクトリーズを8対2で退け、4強が出そろっています。
2つの代表が決まるまでの道筋
準決勝の第1試合はJR西日本が日本製鉄山口を6対1で下し、前回の第1代表を退けました。
2対1で迎えた8回に、押し出しの四球と櫻井涼の走者一掃の二塁打で4点を奪っています。
第2試合は三菱自動車倉敷オーシャンズが19安打を集め、シティライト岡山に10対5で勝ちました。
敗者復活では日本製鉄山口がツネイシとショウワを連破し、第2代表決定戦まで勝ち上がっています。
10月8日の第1代表決定戦は、JR西日本が三菱自動車倉敷を10対2で下して決着しました。
3回に2点を先制されたものの、6回に安田圭吾の2ランで逆転し、8回に5点を加えています。
翌9日の第2代表決定戦は三菱自動車倉敷が日本製鉄山口に6対1で勝ち、残る1枠を得ました。
先発の岩井将吾が9回を6安打9奪三振の1失点で投げ切り、中2日での見事な完投勝利です。
社会人野球日本選手権2026 中国予選の出場8チーム
この予選に集まった8チームの内訳は、岡山が4つ、広島が3つ、山口が1つという形です。
中国5県のうち鳥取と島根からは、硬式のチームが1つも名を連ねていない構図になりました。
創立の年は1935年のJR西日本から2026年の三協クリエイトまで、幅はおよそ90年です。
全国大会の経験にも大きな差があり、二大大会の本大会をまだ知らないチームが2つ含まれます。
予選に登録された人数は23人から35人までで、最も多いのは地元の日本製鉄山口です。
まずは8チームの本拠地と監督、全国大会での実績と今回の結果を下の表にまとめておきます。
| チーム | 本拠地 | 監督 | 都市対抗 | 日本選手権 | 今回の予選 |
|---|---|---|---|---|---|
| JR西日本 | 広島市 | 田村亮 | 9回(ベスト8) | 10回 | 第1代表(3勝0敗) |
| 三協クリエイト | 岡山市 | 亀澤恭平 | なし | なし | 2敗で敗退 |
| ショウワコーポレーション | 美作市 | 奥代恭一 | なし | 1回 | 2勝2敗で敗退 |
| 日本製鉄山口 | 光市 | 阿知羅宗治 | 6回 | 8回(ベスト8) | 第2代表決定戦で敗退(3勝2敗) |
| シティライト岡山 | 岡山市 | 児山祐斗 | 1回 | 1回 | 1勝2敗で敗退 |
| ツネイシブルーパイレーツ | 福山市 | 岸村祥太郎 | なし | なし | 1勝2敗で敗退 |
| 伯和ビクトリーズ | 東広島市 | 内山孝起 | 10回(ベスト8) | 8回(ベスト4) | 2敗で敗退 |
| 三菱自動車倉敷オーシャンズ | 倉敷市 | 矢部佑歩 | 9回(ベスト4) | 8回(ベスト8) | 第2代表(3勝1敗) |
岡山勢4チームが半分を占める構図
岡山県からは三菱自動車倉敷オーシャンズ、シティライト岡山、ショウワコーポレーションが出ました。
そこに創部1年目の三協クリエイトが加わり、8チームのちょうど半分を岡山勢が占めました。
三菱自動車倉敷は1947年創立の古豪で、都市対抗ではベスト4まで進んだ実績があります。
シティライト岡山は自動車売買業を母体に2007年に生まれ、岡山市では35年ぶりの企業チームでした。
そのシティライトは全国大会をあと一歩で逃し続け、13回目の挑戦で2019年に初出場を果たしています。
ショウワコーポレーションは1994年に柵原クラブとして発足し、現在は美作市を本拠地とします。
2023年には全日本クラブ野球選手権を制し、クラブの日本一として日本選手権にも出場しました。
その岡山勢から三菱自動車倉敷が第2代表になり、2年ぶり9回目の本大会を決めています。
3連勝で第1代表のJR西日本と、あと1勝に泣いた日本製鉄山口
JR西日本は6月の都市対抗中国地区二次予選を制し、5年連続9回目の東京ドームに立ちました。
本大会では1回戦で近畿代表の大阪ガスと戦い、4対7で敗れて初戦での敗退となりました。
それでも地区二次予選では左腕の花村凌が最高殊勲選手賞に選ばれ、投手陣の柱が明確です。
秋の予選も3試合を22得点4失点で勝ち抜き、夏に続いて中国の第1代表になっています。
一方の日本製鉄山口は昨年のこの予選を制して、第1代表として本大会へ駒を進めています。
都市対抗の本大会は1992年が最後で、近年は日本選手権を主戦場としてきたチームです。
予選登録35人は8チームで最多となり、投手を12人そろえて長い連戦に備えてきました。
地元開催の今年は敗者復活から第2代表決定戦まで勝ち上がり、あと1勝のところで敗れています。
創部1年目の三協クリエイトは2連敗で最初の秋を終える
三協クリエイトは岡山市の総合建設業が母体で、2026年2月23日に野球部を設立しました。
チームの愛称は三協グランハーツで、初年度から30人の選手がベンチに名を連ねています。
初代監督は元中日などでプレーした亀澤恭平で、岡山県作陽高から環太平洋大に進んだ内野手です。
ベンチには2012年に広島からドラフト1位で指名された髙橋大樹が、コーチとして加わりました。
選手にも元プロが並び、2020年に西武のドラフト1位となった渡部健人が背番号1を着けます。
投手では元楽天の引地秀一郎と元中日の福島章太が、そろって倉敷の高校出身という顔ぶれです。
そして亀澤監督と引地、福島の3人は、いずれもショウワコーポレーションを経てきた顔ぶれです。
初戦はJR西日本に1対6で敗れ、敗者復活ではその古巣のショウワに0対3で完封されました。
社会人野球日本選手権2026 中国予選の見どころ
この予選の最大の焦点は、JFE西日本が抜けたあとの2枠をどう分け合うかという点です。
夏に東京ドームでベスト8まで進んだJFE西日本は、指定大会の優勝で本大会入りを決めました。
実績で一歩前に出るJR西日本は本命の立場どおりに3連勝し、第1代表の座をつかみました。
昨年の第1代表だった地元の日本製鉄山口は、準決勝でそのJR西日本に1対6で敗れています。
残る1枠は三菱自動車倉敷が手にし、夏の東京ドームを逃したチームが秋に結果を残しました。
まずは中国の主なチームの夏の都市対抗の成績と今回の結果を、下の表で整理しておきます。
| チーム | 都市対抗2026の成績 | 本大会での立場 |
|---|---|---|
| JFE西日本 | ベスト8(準々決勝●0-7 NTT西日本) | 指定大会優勝の推薦で出場 |
| JR西日本 | 1回戦●4-7 大阪ガス | 予選の第1代表で出場 |
| 日本製鉄山口 | 都市対抗の出場なし | 第2代表決定戦で敗退 |
| 伯和ビクトリーズ | 都市対抗の出場なし | 予選は2敗で敗退 |
| 三菱自動車倉敷オーシャンズ | 都市対抗の出場なし | 予選の第2代表で出場 |
JR西日本が抱える昨秋の苦い記憶
JR西日本は昨年の日本選手権にも第2代表として出場し、1回戦でHonda鈴鹿と当たりました。
この試合で相手の井村勇介に抑え込まれ、大会史上2人目のノーヒットノーランを許しています。
打線は最後まで安打を1本も放てず、そのまま0対1で京セラドームを去ることになりました。
今年の都市対抗でも1回戦で敗れており、全国の初戦を越える経験がまだ足りない状態です。
この秋は3連勝で予選を突破し、もう一度あの舞台に立つという第一目標を果たしました。
地区二次予選では投打の個人賞を独占し、戦力そのものは中国屈指の水準に届いていました。
初戦は元プロをそろえた新興の三協クリエイトを6対1で退け、入り口でつまずいていません。
3試合の安打は6本、9本、13本と増え、打線が尻上がりに調子を上げた点も収穫です。
全国をまだ知らない2チームの挑戦
ツネイシブルーパイレーツは1971年創立で、福山市に本拠地を置く歴史のあるチームです。
それでも都市対抗と日本選手権の本大会には、これまで一度も出場したことがありません。
今回は敗者復活で伯和ビクトリーズに逆転勝ちしましたが、次の日本製鉄山口戦で敗れました。
もう一方の三協クリエイトは創部1年目で、こちらは何もかもが初めてという挑戦でした。
監督とコーチ、選手に元プロが並ぶ編成は、初年度から上位を狙う意思をそのまま表しています。
亀澤監督は創部1年目での全国大会出場を目標に掲げましたが、2試合で1得点に終わっています。
シティライト岡山は初戦を延長10回のサヨナラ満塁本塁打で制し、準決勝まで進みました。
全国を知らない2チームの挑戦は実りませんでしたが、来年へつながる足跡は残した形です。
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社会人野球日本選手権2026 中国予選の注目選手とドラフト候補
10月下旬のドラフト会議を前にした予選は、スカウトが最後の判断を下す場にもなりました。
中国の8チームには、大学や高校から実績を積んで社会人で伸びた選手がそろっています。
なかでも光ったのは、2つの代表チームでそれぞれ先発と救援を担った投手たちの働きです。
打線ではJR西日本の戸田航史と安田圭吾が、代表決定戦を含めて勝負どころで結果を残しました。
まずは予選で活躍した選手と注目を集めた選手を合わせて12人、下の表にまとめておきます。
| 選手 | チーム | 守備 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 中岡大河 | JR西日本 | 投手 | 第1代表決定戦で4回1/3を無失点の救援 |
| 花村凌 | JR西日本 | 投手 | 準決勝と第1代表決定戦を締めた左腕 |
| 戸田航史 | JR西日本 | 外野手 | 初戦で3安打3打点・3試合で5安打5打点 |
| 安田圭吾 | JR西日本 | 捕手 | 第1代表決定戦で逆転2ランを含む3安打 |
| 岩井将吾 | 三菱自動車倉敷オーシャンズ | 投手 | 2勝・第2代表決定戦で1失点完投 |
| 山下尚 | 三菱自動車倉敷オーシャンズ | 内野手 | 4試合で15打数9安打・準決勝は4安打 |
| 山久碧生 | 日本製鉄山口 | 投手 | 最速155キロ・今回の予選は登板なし |
| 中川響 | シティライト岡山 | 投手 | 初戦で延長10回を2失点完投 |
| 引地秀一郎 | 三協クリエイト | 投手 | 元楽天・初戦に先発して5回2/3 |
| 福島章太 | 三協クリエイト | 投手 | 元中日の左腕・敗者復活で1回無失点 |
| 渡部健人 | 三協クリエイト | 内野手 | 115キロの巨体・元西武のドラフト1位 |
| 土居拓海 | JR西日本 | 内野手 | 準決勝で先制打を含む2安打 |
投手陣|2つの代表を決めた救援と完投
JR西日本は3試合とも継投で勝ち、救援の大畑理暉は3試合、花村凌は2試合を無失点で抑えました。
第1代表決定戦では中岡大河が3回途中から4回3分の1を無失点でつなぎ、逆転を呼び込んでいます。
三菱自動車倉敷オーシャンズの岩井将吾は準決勝で勝ち、中2日の第2代表決定戦を完投しました。
日本製鉄山口は山口直哉と武藤祐介を軸に5試合を戦いましたが、最後の1勝に届いていません。
シティライト岡山の中川響は初戦で延長10回を1人で投げ抜き、チームを準決勝へ導きました。
日本製鉄山口で背番号20を着ける山久碧生は、今回の予選では5試合とも登板がありませんでした。
広島井口高から國學院大學に進み、東都1部の4年間で投げたのは2回3分の2にとどまります。
それが社会人1年目に最速155キロを計測し、2年目には9回を投げ切る完封まで記録した右腕です。
\最速155キロの社会人右腕/
野手陣|勝負どころで打ったJR西日本の打線
JR西日本の打線は3試合で28安打22得点を記録し、試合を追うごとに安打を増やしました。
右翼の戸田航史は初戦で4打数3安打3打点と当たり、3試合で5安打5打点を残しています。
捕手の安田圭吾は第1代表決定戦の6回に逆転の2ランを放ち、4打数3安打と打ちました。
同じ試合の8回には代打の西川侑志が3ランを放ち、接戦を一気に大差へと変えています。
準決勝では9番の櫻井涼が8回に走者一掃の二塁打を放ち、1点差だった試合を決めました。
三菱自動車倉敷オーシャンズでは山下尚が4試合で15打数9安打と、打率6割の活躍でした。
第2代表決定戦では小川将信が3回の2死満塁から適時打を放ち、一挙4点を呼び込んでいます。
三協クリエイトの渡部健人は元西武のドラフト1位で、2試合に出て7打数1安打でした。
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中国代表を待つ本大会|京セラドームに集う32チーム
この予選を勝ち抜いたJR西日本と三菱自動車倉敷は、10月31日に開幕する本大会へ進みます。
会場は京セラドーム大阪で、11月10日の決勝までの11日間が日本一を決める舞台です。
本大会には推薦の11チームと各地区の予選を勝った21チームが、全国から集まってきます。
中国からはすでにJFE西日本が出場を決めており、予選の2チームと合わせて3つが並びます。
屋根のあるドームで行われるため、天候に左右されずに日程が進むのも本大会の特徴です。
1回戦から敗れれば終わりという一発勝負で、予選とは違う緊張感がベンチを包む舞台です。
抽選の結果によっては、初戦から推薦の強豪と当たる組み合わせも十分に考えられました。
中国勢が全国で残してきた足跡
中国勢で日本選手権の優勝経験を持つチームは、この予選の8つのなかには含まれていません。
最も深く進んだのは伯和ビクトリーズで、日本選手権ではベスト4まで勝ち上がっています。
三菱自動車倉敷オーシャンズと日本製鉄山口も、それぞれベスト8の経験を残してきました。
都市対抗では伯和と三菱自動車倉敷がベスト8とベスト4に進み、全国での実力を示しています。
一方で近年の本大会はJFE西日本とJR西日本が中心で、他のチームは間隔が開いた状態です。
JR西日本は3年連続11回目の出場になりますが、本大会ではまだ2回戦の壁を越えていません。
三菱自動車倉敷オーシャンズは2024年以来2年ぶり9回目で、2001年のベスト8が最高です。
推薦のJFE西日本を含む3チームが、今年の中国勢として京セラドームの舞台に立ちます。
社会人野球日本選手権2026 中国予選の結果と代表2チーム
中国の代表は第1代表がJR西日本、第2代表が三菱自動車倉敷オーシャンズに決まりました。
JR西日本は三協クリエイトと日本製鉄山口、三菱自動車倉敷を下し、3試合とも5点差以上をつけました。
3年連続11回目の出場で、夏の都市対抗に続いて中国の第1代表として全国へ向かいます。
三菱自動車倉敷オーシャンズは伯和ビクトリーズとシティライト岡山を下し、代表決定戦へ進みました。
第1代表決定戦は逆転負けを喫しましたが、翌日に日本製鉄山口を6対1で下して立て直しています。
昨年の第1代表だった日本製鉄山口は3勝2敗と粘ったものの、最後の1枠に届きませんでした。
勝負を分けたのは8回の集中打と投手の余力
JR西日本の3試合に共通していたのは、終盤の8回にまとめて点を奪う打線の集中力です。
初戦は2点、準決勝は4点、第1代表決定戦は5点と、8回だけで22得点の半分を挙げました。
先発が5回前後で降りても、大畑理暉と花村凌につなぐ形が3試合を通じて崩れていません。
第1代表決定戦では先発が3回途中で降りましたが、中岡大河が7回までを無失点でつなぎました。
一方の三菱自動車倉敷オーシャンズは、岩井将吾と末野雄大の先発2人で4試合を回しています。
第2代表決定戦は岩井が9回を1人で投げ切り、前日に5人をつぎ込んだ投手陣を休ませました。
日本製鉄山口は山口直哉が5試合のうち4試合に登板し、最後は3回途中5失点で降板しました。
2つの代表を分けたのは、連戦の終盤まで投手陣の余力を残せたかどうかという一点です。
まとめ|社会人野球日本選手権2026・中国予選の要点
第51回大会の中国地区最終予選は、10月3日から9日まで周南市で13試合が行われました。
出場したのは8チームで、本戦のトーナメントと敗者復活戦を通じて2つの代表が決まっています。
第1代表は3連勝のJR西日本で、3試合を22得点4失点という内容で勝ち抜きました。
第2代表は三菱自動車倉敷オーシャンズで、岩井将吾の1失点完投で2年ぶりの切符をつかんでいます。
昨年の第1代表だった地元の日本製鉄山口は、第2代表決定戦で敗れてあと1勝に泣きました。
推薦のJFE西日本を加えた3チームが、今年の中国勢として本大会の舞台に立つことになります。
10月31日に京セラドーム大阪で開幕する本大会での戦いぶりから、いよいよ目が離せません。
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