最速150キロの二刀流エース・保西雅則を擁し、この夏も上位に進んだ石川の私学、それが日本航空石川高校野球部です。
2024年の能登半島地震を乗り越えてきたチームは、2026年夏に準々決勝まで勝ち上がりました。
その保西をはじめ主力の3年生が数多く卒業し、新チームは大幅な再建に取り組む秋になります。
この記事では、まず2026年夏の戦いを振り返り、日本航空石川高校野球部の新チームの戦力を徹底分析します。
投手陣・野手陣の現在地から秋の大会展望、注目選手までを詳しく紹介します。
まずは2026年秋を迎える日本航空石川の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年秋の日本航空石川 |
|---|---|
| 2026年夏 | 石川大会 準々決勝敗退(●2-4 遊学館) |
| 新チームの特徴 | エースと主力の3年生が抜ける大幅な再建型 |
| 新エース候補 | 中野恵吾(新3年・右腕・2年で春の準決に先発) |
| 新正捕手候補 | 地曳亮祐(新3年) |
| 秋の目標 | 秋季石川県大会を勝ち上がり、北信越大会へ |
\通算22本大型捕手の評価は?/
日本航空石川高校野球部の2026年秋の戦力総評
新チーム総評|エースと主力が抜ける大幅な再建
2026年の日本航空石川は、エースの保西雅則ら3年生の主力が数多く抜ける、大幅な再建の新チームです。
夏のベンチ入り20人のうち15人が3年生で、スタメンとエースがまるごと入れ替わるのが最大の痛手です。
それでも、2年生ながら春の準決勝で先発を経験した中野恵吾が、新エース候補としてマウンドに残ります。
保西という絶対的な軸を打線でも中心に据えられたことは、これまでの日本航空石川の大きな強みでした。
正捕手だった木下心結の後継には、同じく2年生でベンチ入りしていた地曳亮祐が名乗りを上げます。
全国から有望な選手を集める私学だけに、控えに回っていた選手たちの底上げにも大きな期待がかかります。
新チームは、この5人ほどの新3年生・新2年生を土台に、控えや新入生を加えて一から作り直すことになります。
星稜が若い主力の多くを残す継続型であるのに対し、日本航空石川はゼロから作り直す点で対照的です。
実績あるベテランを失った分、この冬にどれだけ新しい戦力を育てられるかが、秋以降の浮沈を握ります。
2026年夏を振り返る|遊学館に一歩およばず
2026年夏の日本航空石川は、初戦の2回戦で翠星を21対0の大差で下し、力の違いを見せつけました。
3回戦でも金沢商を8対3と退け、二刀流エース・保西を軸に危なげなく勝ち上がっています。
保西は投げては最速150キロ、打っては高校通算7本塁打を放つ二刀流として、全国のスカウトの注目を集めてきました。
準々決勝では、この夏に石川を制することになる遊学館と対戦することになりました。
1回表に3点を先行される苦しい展開となり、反撃およばず2対4で敗れて夏を終えています。
日本航空石川を破った遊学館はそのまま優勝し、甲子園への切符をつかんでいます。
力のある相手に一歩およばなかったものの、ベテラン主体のチームは最後まで意地を見せました。
全国・県内での立ち位置
日本航空石川は、春のセンバツ4回・夏の選手権2回の甲子園出場を誇る、石川の実力校です。
2018年の春のセンバツではベスト8に進むなど、全国の舞台でも上位で戦った実績を持っています。
兵庫や和歌山、京都など関西方面から有望な選手を集める、全国区の私学として知られています。
オリックスの内藤鵬やロッテで首位打者を2度獲得した角中勝也ら、プロ野球選手も輩出してきました。
石川県では星稜や夏の王者・遊学館、金沢といった強豪がひしめき、群雄割拠の様相を呈しています。
2025年秋の県大会では準決勝で星稜を5対2と破って決勝に進むなど、この世代も県内で上位を争ってきました。
2026年春は決勝で星稜に0対4と敗れましたが、6月の練習試合では強豪・大阪桐蔭を4対3で下しています。
その中で日本航空石川は、星稜と双璧をなす私学として、長く県内の上位争いを演じてきました。
近年は星稜との一戦が石川の頂点を左右する好カードとなっており、両校の対決は県内の大きな注目を集めます。
| 大会 | 日本航空石川の実績 |
|---|---|
| 春のセンバツ | 4回出場・ベスト8(2018年) |
| 夏の選手権 | 2回出場(2009年に3回戦) |
| 明治神宮大会 | 2017年ベスト8 |
| 主なOB | 内藤鵬(オリックス)/角中勝也(ロッテ) |
日本航空石川高校野球部の投手陣を徹底分析
日本航空石川の投手陣は、プロ注目のエース・保西雅則が抜け、新しい顔ぶれで再建する秋になります。
保西という絶対的な軸を失う影響は大きく、新エース候補の成長がチームの浮沈を大きく左右します。
これまではエース保西を中心とした投手力で少ない失点に抑える戦いが、日本航空石川の勝ち筋を支えてきました。
新エース候補・中野恵吾
新エースの最有力候補は、2年生の春に実戦を経験した新3年生右腕の中野恵吾です。
射水市立射北中の出身で、2026年春の県大会準決勝・金沢学院大付戦では先発のマウンドを任されました。
下級生のうちから公式戦の経験を積んできたことは、エースを担ううえで大きなアドバンテージになります。
保西が二刀流として打線でも中心を担っていた分、中野ら他の投手が実戦で経験を積む機会も多くありました。
保西のような圧倒的な球威はまだないものの、試合をつくる力を磨いて主戦へと成長できるかが問われます。
若いエース候補が一冬でどれだけたくましくなれるかが、新チームの命運を大きく握っています。
投手陣の再建
中野を支える存在として期待されるのが、182センチの体格を持つ新3年生右腕の寺崎絢です。
射水市立大門中の出身で、恵まれた体格を生かした投球で、この秋の戦力として計算されます。
実績あるエース・保西と三上統吾が同時に抜けるだけに、投手陣はまさに一から作り直しとなります。
中野と寺崎の二枚を軸に、控えの投手や新戦力がどれだけ台頭してくるかが、再建の大きな鍵を握ります。
保西の抜けた穴はあまりに大きいものの、若い投手たちがそれぞれの持ち味を伸ばせるかが再建の分かれ目です。
日本航空石川高校野球部の野手陣を徹底分析
日本航空石川の打線は、正捕手や中軸を担った3年生がまとめて抜け、こちらも大幅な再建を迫られます。
夏に翠星を21点で下した破壊力を支えた主力の多くが卒業するため、新しい打線づくりが急務となります。
打線の再建
打線では力のある3年生の中軸がそろって抜けるため、残った下級生が一気に主力へと成長する必要があります。
外野では、左打ちの新3年生・花村海晟が、この秋の打線の一角を担う候補に挙げられます。
大阪福島リトルシニアの出身で、実戦の経験を重ねながら、どこまで存在感を高められるかが注目されます。
内野では、1年生ながらベンチ入りしていた新2年生の是澤雄真ら、若い選手の突き上げに期待がかかります。
夏の初戦で翠星を21対0と圧倒した打線の破壊力を、新しいメンバーでどこまで取り戻せるかが問われます。
守備と新正捕手
守りの要では、正捕手だった木下心結が抜け、その後継を新3年生の地曳亮祐が担うことになります。
瀬谷リトルシニアの出身で、若い投手陣をどうリードしてバッテリーを組み立てるかが、秋の大きな鍵です。
経験豊富なベテランが多く抜けた分、守備全体の連係を新チームでどう作り直すかも大きな課題になります。
全国から選手が集まる私学らしく、控えに回っていた選手の中から新戦力が現れることにも期待がかかります。
兵庫や和歌山など関西方面から集まった選手が多く、控えに回っていた中にも力を秘めた選手は少なくありません。
若いチームがこの秋の実戦で経験を積み、守り勝つ野球の形をどこまで取り戻せるかに注目が集まります。
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日本航空石川高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
2026年秋、日本航空石川は主力の多くが入れ替わった新チームで、石川の頂点をめざす戦いに臨みます。
まずは秋季石川県大会を勝ち上がり、秋季北信越大会への出場権をつかむことが当面の目標になります。
秋季石川県大会の展望
秋季石川県大会は9月に開幕し、県内の上位3校が秋季北信越大会への切符を手にする仕組みになっています。
日本航空石川の前には、春に敗れた星稜や夏の王者・遊学館、金沢といった強豪が立ちはだかります。
主力が大きく入れ替わった新チームにとって、まずは県でベスト4に入って力を示すことが現実的な目標です。
新エース候補の中野が軸として計算できる状態になれば、上位進出も十分に狙えるはずです。
2025年秋にはこの県大会で星稜を破っており、強豪相手にも渡り合ってきた地力は決して衰えていません。
若いチームが夏までの悔しさを力に変え、どこまで戦えるかに大きな注目が集まります。
秋季北信越大会とセンバツへの道
県大会で上位3校に入れば、10月に開かれる秋季北信越大会へと駒を進めることができます。
2026年の秋季北信越大会は新潟県で開催され、5県から集まった計16校が翌春を懸けて覇を競います。
この北信越大会で好成績を収めれば、翌春のセンバツ出場が現実的な視野に入ってきます。
北信越に与えられるセンバツの一般選考枠は2つで、大会での上位進出がそのまま全国への近道になります。
再建途上の新チームがどこまで勝ち上がれるかが、日本航空石川の来春を大きく左右することになります。
新チームの目標
新チームがまず掲げるのは、大きく入れ替わった戦力で県の上位に食い込み、北信越大会へ進むことです。
中野ら若い投手陣が育ち、下級生から昇格した打者が力をつければ、目標は決して手の届かないものではありません。
星稜が若い主力を残す中で、日本航空石川がどこまで再建を進められるかが、石川の勢力図を大きく左右します。
数々の困難を乗り越えてきたチームらしく、再建の秋にどんな戦いを見せるのか、大きな期待が集まります。
| ラウンド | 2026年夏・石川大会の結果 |
|---|---|
| 2回戦 | ○21-0 翠星 |
| 3回戦 | ○8-3 金沢商 |
| 準々決勝 | ●2-4 遊学館 |
日本航空石川高校野球部の注目選手
2026年秋の日本航空石川で、新チームの中心となる注目の5人の選手を、それぞれの持ち味とともに紹介します。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 中野恵吾 | 新3年・投手 | 2年で春の準決に先発した新エース候補 |
| 地曳亮祐 | 新3年・捕手 | 新たな扇の要となる正捕手候補 |
| 寺崎絢 | 新3年・投手 | 182cmの大型右腕 |
| 花村海晟 | 新3年・外野 | 左打ちの外野手 |
| 是澤雄真 | 新2年・内野 | 1年でベンチ入りした内野手 |
中野恵吾(新3年・投手・背番号11)
射水市立射北中出身の右腕で、保西の後を継ぐ新チームのエース最有力候補です。
2年生の春には県大会の準決勝で先発を任されるなど、下級生のうちから実戦経験を積んできました。
この秋、試合をつくる力を磨いて主戦として一本立ちできるかが、大きな注目を集めます。
地曳亮祐(新3年・捕手・背番号12)
瀬谷リトルシニア出身の捕手で、正捕手だった木下心結の後を継ぐ新たな扇の要です。
2年生からベンチ入りして経験を積んでおり、若い投手陣をどうリードするかが期待されます。
バッテリーを一から作り直す新チームで、守りの司令塔としての成長が求められます。
寺崎絢(新3年・投手・背番号19)
射水市立大門中出身の右腕で、182センチの恵まれた体格が魅力の新3年生です。
中野とともに投手陣の再建を担う存在として、この秋の登板機会に大きな期待がかかります。
恵まれた体格を生かし、長いイニングを任せられる投手へと成長できるかが注目されます。
花村海晟(新3年・外野・背番号20)
大阪福島リトルシニア出身の外野手で、左打ちの打撃が持ち味の新3年生です。
主力が大きく抜けた打線の中で、この秋は中軸を担う候補の一人に挙げられます。
実戦で経験を重ねながら、どこまで打線の柱へと成長できるかが楽しみな選手です。
是澤雄真(新2年・内野・背番号16)
宮崎の出身で、1年生ながら夏にベンチ入りを果たした新2年生の内野手です。
若い世代の突き上げ役として、この秋の実戦でどれだけ経験を積めるかが注目されます。
将来の主力を担う存在として、これからの成長が大いに楽しみな一人です。
| ポジション | 新チームに残る主なメンバー | 学年 |
|---|---|---|
| 投手 | 中野恵吾 | 新3年 |
| 投手 | 寺崎絢 | 新3年 |
| 捕手 | 地曳亮祐 | 新3年 |
| 外野 | 花村海晟 | 新3年 |
| 内野 | 是澤雄真 | 新2年 |
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日本航空高等学校石川の基本情報
学校とチームの特徴
日本航空高等学校石川は、輪島市三井町に校舎を構える2003年創立の私立高校です。
系列校である日本航空高等学校(山梨)とともに、航空関連の教育でも知られる学校です。
硬式野球部は全国から有望な選手を集める強豪として、これまで多くのプロ野球選手を輩出してきました。
2024年の能登半島地震で被災しながらも活動を続け、その年のセンバツにも出場した不屈のチームです。
地震で校舎が使えなくなるなか、系列校のある山梨県で寮生活を送りながら活動を続けたことは広く知られています。
逆境をはねのけてきた経験は、この学校の野球部にとって大きな誇りであり、強い結束力の源にもなっています。
主なOB
最も著名なOBは、オリックスで活躍する大型内野手の内藤鵬です。
内藤は日本航空石川で長距離砲として鳴らし、2022年のドラフト2位でオリックスに指名されました。
前身の日本航空第二高校時代には、ロッテで首位打者を2度獲得した角中勝也も輩出しています。
ほかにも日本ハムの嘉手苅浩太ら、この学校からは各地で活躍する好選手が数多く育っています。
- 所在地:石川県輪島市三井町
- 設立:私立(日本航空学園グループ)
- 創立・創部:2003年
- 監督:中村隆
- 硬式野球部登録人数:81人
- 甲子園:春のセンバツ4回出場(ベスト8=2018年)/夏の選手権2回出場(2009年に3回戦)/2017年明治神宮大会ベスト8
- 主なOB:内藤鵬(オリックス)/角中勝也(ロッテ)/嘉手苅浩太(日本ハム)
日本航空石川高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 日本航空石川高校の2026年夏の成績は?
2026年夏の石川大会は準々決勝で遊学館に2対4と敗れました。
春の県大会では準優勝しており、上位の常連です。
Q. 新チームのエース候補は誰ですか?
2年生の春に準決勝で先発した新3年生の中野恵吾が最有力です。
182センチの新3年生右腕・寺崎絢も控えます。
Q. 新チームで注目の選手は?
新エース候補の中野恵吾、正捕手だった木下心結の後を継ぐ新捕手・地曳亮祐ら、若い選手が新チームの中心です。
Q. 秋の大会ではどこを目指しますか?
秋季石川県大会で上位3校に入り、秋季北信越大会への出場を目指します。
上位進出は翌春のセンバツにもつながります。
Q. 日本航空石川高校出身のプロ野球選手は?
オリックスの内藤鵬が代表的です。
ほかに角中勝也(ロッテ)、嘉手苅浩太(日本ハム)らを輩出しています。
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日本航空石川高校野球部のまとめ
2026年秋の日本航空石川高校野球部は、エース保西雅則ら3年生の主力が大きく抜けた再建のチームです。
新エース候補の中野恵吾を軸に、新正捕手候補の地曳亮祐ら若い選手が新チームの中心を担います。
実績あるベテランを数多く失った穴は大きく、この冬に新戦力をどれだけ育てられるかが秋以降の鍵です。
まずは秋季石川県大会を勝ち上がり、星稜や遊学館ら強豪への挑戦、そして北信越大会出場を目指します。
能登地震を乗り越えてきた輪島の私学が、再建の秋にどんな戦いを見せるのか、大きな注目が集まります。




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