鳴門は1951年春のセンバツを制した徳島県屈指の名門で、2026年夏は前年王者として臨みましたが準々決勝で鳴門渦潮に1対2と敗れベスト8で夏を終えました。
エース辻侑成や4番の稲山壮真ら主力の大半が卒業し、新チームは一から戦力を組み直します。
この記事では2026年秋を迎えた鳴門の新チームを、夏の振り返りから投手陣・野手陣の分析、秋の大会展望や注目選手までを詳しく紹介します。
まずは2026年秋の鳴門高校野球部を、下の早わかり表で確認しましょう。
| 項目 | 2026年秋の鳴門 |
|---|---|
| 監督 | 森脇稔 |
| 所在地 | 徳島県鳴門市撫養町斎田 |
| 2026年夏 | 準々決勝●1-2鳴門渦潮(ベスト8) |
| 新チーム | 主力の大半が卒業し再建へ |
| 甲子園 | 春センバツ優勝1回(1951年)・通算24回出場 |
| 注目選手 | 武市昊真(三塁) |
\全国の逸材が勢ぞろい!/
鳴門高校野球部の2026年秋の戦力総評
新チームの総評
2026年秋の鳴門は前年に甲子園を経験した世代の主力がまとまって卒業し、大きな世代交代のなかで新チームをスタートさせました。
「阿波のモンスター」こと4番・稲山壮真やエース右腕・辻侑成といった投打の中心が抜け、チームの顔ぶれは大きく変わっています。
稲山は高校通算29本塁打を誇った全国区の左のスラッガーで、その穴を埋めるのは簡単ではありません。
それでも鳴門には世代交代を乗り越えてきた長い歴史があり、新チームがどんな色を出すかが楽しみです。
夏の主力で新チームに残るのは三塁の武市昊真と内野手の三宅圭汰で、三宅は1年生ながら夏に指名打者でスタメン出場した選手です。
この2人を軸に夏はベンチから出番をうかがっていた選手たちが加わり、新しい鳴門を作り上げていく秋になります。
登録メンバーは徳島県内の選手が中心で奈良や兵庫からの進学者も加わり、名門の伝統を受け継ぎ世代交代を乗り越えられるかが問われます。
2026年夏を振り返る
2026年夏の鳴門は前年王者として徳島大会に臨み、前年の2025年夏は徳島大会を制し甲子園でも初戦で天理を5対4で下してベスト16に進んでいました。
その主力が3年生として残り2026年は経験値の高いチームとして期待され、1回戦では城西を7対0と圧倒しエース辻侑成が完封で好スタートを切りました。
続く2回戦では海部を7対3と下し、海部は前年の新人戦で鳴門を破った相手で価値ある雪辱の勝利でした。
迎えた準々決勝は同じ鳴門市の宿命のライバル・鳴門渦潮との一戦で、3回表に鳴門が先制したものの3回裏と9回裏に1点ずつ返され1対2で惜しくも敗れました。
先発の辻侑成は8回を投げて自責点2と力投しましたが最後はサヨナラの一打を許し、鳴門の夏はベスト8で幕を閉じて前年王者の連覇はあと一歩のところで途切れました。
経験は新チームへの支え
それでも、稲山や辻を中心に戦い抜いた経験は、新チームにも受け継がれていきます。
準々決勝までの3試合で見せた鳴門らしい戦いは、再建に挑む新チームの支えとなります。
| 年 | 大会 | 成績 |
|---|---|---|
| 1950年 | 夏の選手権 | 準優勝 |
| 1951年 | 春センバツ | 優勝 |
| 1952年 | 春センバツ | 準優勝 |
| 2013年 | 夏の選手権 | ベスト8 |
| 2025年 | 夏の選手権 | 2回戦(前年代表) |
全国・県内での立ち位置
鳴門は1951年に春のセンバツを制した徳島県屈指の伝統校で、甲子園には春9回・夏15回の通算24回出場と県内でも屈指の出場回数を誇ります。
2013年と2016年には夏の甲子園でベスト8まで進むなど近年も全国で存在感を示し、県内では常に上位を争う存在としてその名を全国に知られてきました。
春のセンバツでは1951年の優勝に加えて1952年にも準優勝し、夏の選手権でも1950年に準優勝するなど全国の舞台でたびたび存在感を示してきました。
河野竜生(日本ハム)、板東湧梧(巨人)といった好投手を数多くプロへ送り出してきた点も、伝統の厚みを物語ります。
河野は2019年のドラフト1位で日本ハムに入団して侍ジャパンにも選ばれた左腕で、鳴門の名を全国に知らしめた近年を代表する名OBの一人です。
名門の歴史が押す新チーム
2026年秋の新チームはその主力を失って再建からのスタートとなりますが、それでも名門としての土台は健在です。
春夏で全国制覇と準優勝を経験した名門の歴史が、若い新チームの背中を押しています。
\通算29本塁打のスラッガー/
鳴門高校野球部の投手陣を徹底分析
2026年秋の鳴門は、投手陣を一から作り直すことが最大の課題です。
夏にマウンドを担った投手が一人残らず卒業し、経験を積んだ投手がいない状態での新チーム発足となりました。
マウンドは白紙からの再建
エースとして背番号1を背負った辻侑成、リリーフを担った大西一輝らがそろって抜け、鳴門の投手陣は文字どおり白紙からのスタートになります。
それでも力のある投手を輩出してきた鳴門なら新戦力の成長に期待が持て、辻は2026年夏の1回戦で城西を7対0と完封し準々決勝でも8回を投げ抜きました。
最後までチームを支えたエースの大きさを新チームはあらためて感じることになり、秋までに誰がマウンドの柱として名乗りを上げられるかが再建の第一関門になります。
新戦力の台頭に期待
現時点で投手陣の軸は固まっていませんが、夏はベンチで先輩の投球を見てきた下級生やこれから力をつける選手の中から新しい投手が出てくることが期待されます。
鳴門は河野竜生(日本ハム)ら数多くの好投手を輩出してきた学校で、投手を育てる土壌は十分にあります。
秋の大会までに失点を最小限に抑えられる投手陣を作れるかどうかが、新チームの勝ち上がりを大きく左右。
連戦を乗り切るには複数の投手が計算できる状態に持っていくことが理想で、幸い鳴門には投手を育ててきた確かな指導の伝統があります。
秋までにマウンドの柱が固まれば新チームの戦いは一気に安定し、背番号1を受け継ぐ投手が現れることが再建の大きな一歩になります。
好投手を育ててきた伝統がある鳴門なら、白紙のマウンドから新たな柱が現れる可能性は十分です。
誰が背番号1をつかむかが、秋の鳴門の戦い方を大きく決めていきます。
\スラッガーのドラフト評価は?/
鳴門高校野球部の野手陣を徹底分析
打線も4番の稲山壮真をはじめとする中軸がまとまって卒業して大きく顔ぶれが変わり、夏の破壊力ある打線から新チームがどう得点力を組み立て直すかが注目されます。
打線の中心をどう作るか
夏の主力で新チームに残るのは三塁を守った武市昊真で、もう一人の軸が1年生ながら6番・指名打者でスタメン出場した三宅圭汰です。
この2人に夏はベンチから出番をうかがっていた選手たちが加わり、そこに新たな戦力が融合して打線を一から作り上げていくことになります。
夏に出番の少なかった選手にとって秋は自分をアピールする絶好の機会で、稲山のような豪快な大砲はすぐには現れませんがつなぐ意識を持った打線が当面の目標です。
一本のヒットや小技を積み重ねて確実に得点を奪う形を作れるかがカギで、三宅は175センチ84キロと恵まれた体格で将来の中軸を任せられる素材。
下級生のうちから公式戦を経験した打撃が、どこまで伸びるかが楽しみです。
得点力の再建は簡単ではありませんが、鳴門らしい機動力を絡めた攻めが新チームの武器です。
守備と機動力
遊撃の三木響生、捕手の湊善生といった守備の要も卒業し、鳴門のセンターラインは守備の面でも一から作り直しです。
武市は下級生のころから三塁を守ってきた選手で内野の要として計算でき、強打の伝統を持つ鳴門ですが選手が大きく入れ替わる新チームは事情が違います。
まずは守備を固めて失点を防ぐ堅実な野球が秋を勝ち抜く土台で、走塁や小技で相手を揺さぶる機動力も磨きたいところです。
少ない好機を確実に得点へ結びつける力があれば、接戦をものにできます。
稲山という大砲を失ったぶん、全員で得点を奪う鳴門らしいつなぐ野球が新チームの生命線です。
\スラッガーの成績をグラフで!/
\注目選手の実力は?/
鳴門高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
2026年秋の鳴門は新チームの土台を固めながら翌春のセンバツにつながる戦いに挑み、再建の途上にあるだけにまずは秋季県大会で現在地を確かめることが第一歩です。
秋季徳島県大会の展望
新チームの最初の公式戦となる秋季徳島県大会は9月に開幕し、徳島は2026年夏に決勝まで進んだ鳴門渦潮を筆頭に実力校がひしめく激戦区です。
県王者経験のある阿南光、伝統校の徳島商なども上位を争う強豪として立ちはだかり、主力が大きく入れ替わった鳴門にとってまずは県大会で上位に食い込むことが目標です。
ここで手応えをつかめれば再建は一気に加速し、9月に入れば夏を経験した選手たちが中心となって新チームの初陣を迎えます。
秋季四国大会とセンバツへの道
秋季徳島県大会で上位3校に入れば秋季四国大会への出場権を得られ、2026年の秋季四国大会は香川県で開催され四国4県の代表12校が集まります。
ここでの成績が翌春のセンバツ選考につながる大切な戦いで、センバツの四国地区の枠は2校で四国大会で上位に勝ち上がることが甲子園への近道です。
まずは県大会を勝ち抜き、四国の舞台に立つことが新チームの第一目標になります。
新チームの目標
2026年秋の鳴門は優勝候補というより新チームの土台を固める時期で、まずは秋季県大会で上位に食い込み四国大会への切符をつかむことが現実的な目標です。
前年王者として夏を戦った経験を持つ選手たちが再建の中心となり、彼らが新しい鳴門を作り上げていけるかどうかに注目。
再建の一年は翌年以降のチーム作りにもつながる大切な時間で、若い選手が公式戦で経験を積み力をつけていく秋にしたいところです。
名門の看板を背負う新チームがどんな戦いを見せるのか、徳島の秋に注目です。
主力を大量に失った再建の年だけに、若い選手が経験を積む秋の一戦一戦が貴重になります。
| 2026年夏 徳島大会 | 結果 |
|---|---|
| 1回戦 | ○7-0 城西(辻侑成が完封) |
| 2回戦 | ○7-3 海部 |
| 準々決勝 | ●1-2 鳴門渦潮(ベスト8) |
\スカウト評価と指名予想は?/
鳴門高校野球部の2026年秋の注目選手
ここでは、2026年秋の新チームで特に注目したい鳴門高校野球部の選手を紹介します。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 武市昊真 | 3年・三塁 | 夏に先発した数少ない返り野手・新チームの中軸 |
| 三宅圭汰 | 2年・内野 | 175cm84kgの大型内野手・1年夏に指名打者で先発 |
| 穂積蒼斗 | 3年・外野 | 新チームで貴重な左打ちの外野手 |
| 杉野聡太 | 3年・外野 | 俊足が持ち味の左打ちの外野手 |
武市昊真(3年・内野手)
新チームの中心となる三塁手で2026年夏は2年生ながら9番・三塁でスタメンに名を連ね、前年王者の一員として甲子園を目指す戦いを経験した貴重な選手です。
生光学園中学のヤングチーム出身で堅実な守備と勝負強い打撃が持ち味で、夏の主力で新チームに残る数少ない野手として打線を引っ張る役割が期待されます。
三宅圭汰(2年・内野手)
175センチ84キロの恵まれた体格を持つ大型の内野手で、2026年夏は1年生ながら6番・指名打者としてスタメン出場を果たしました。
下級生のうちから公式戦を経験した打撃センスは新チームの中軸を担う可能性を秘めており、今後の成長が鳴門打線の得点力を大きく左右する存在です。
穂積蒼斗(3年・外野手)
左打ちの外野手で新チームでは貴重な左のバットとして期待され、夏はベンチから先輩たちの戦いを見つめじっと出番をうかがってきました。
俊足を生かした守備と走塁で秋にレギュラーの座を狙い、上位打線でつなぎ役を担えれば鳴門の攻撃に幅が生まれます。
杉野聡太(3年・外野手)
穂積とともに新チームの外野を担う左打ちの外野手で、俊足と勝負強さが持ち味で夏の経験を糧に秋の大会でアピールできるかが注目されます。
外野の守備範囲の広さも武器で投手陣を後ろから支える存在になれ、上位打線に食い込む打力を身につけたいところです。
最後に、新チームに残る主なメンバーを一覧にまとめます。
| 選手 | 学年 | 守備・持ち味 |
|---|---|---|
| 武市昊真 | 3年 | 三塁・夏に先発した返り野手の軸 |
| 三宅圭汰 | 2年 | 内野・175cm84kgの大型スラッガー候補 |
| 穂積蒼斗 | 3年 | 外野・左打ちの俊足 |
| 杉野聡太 | 3年 | 外野・左打ちの俊足 |
| 川上蒼空 | 3年 | 内野・新チームの守りを支える |
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。
徳島県立鳴門高等学校の基本情報
学校とチームの特徴
鳴門は徳島県鳴門市にある県立の共学校で、1909年に創立され硬式野球部は1911年に創部された長い歴史を持ちます。
徳島県内の中学出身者を中心に奈良や兵庫など近畿圏からの進学者も加わる編成で、地元の伝統校としての誇りと全国区の力を兼ね備えたチームです。
サッカーや駅伝など他の部活動でも実績を持つ、文武両面で知られる学校です。
- 正式名称:徳島県立鳴門高等学校
- 所在地:徳島県鳴門市撫養町斎田字岩崎135番地1
- 創立:1909年(硬式野球部の創部は1911年)
- 区分:県立(共学)
- 監督:森脇稔
- 甲子園:春センバツ9回・夏の選手権15回(通算24回)/春優勝1回(1951年)・春準優勝(1952年)・夏準優勝(1950年)
主なOB
鳴門は好投手を数多く輩出してきた学校で、プロで活躍する主なOBを紹介します。
- 河野竜生:北海道日本ハムファイターズ(投手・2019年ドラフト1位・侍ジャパン経験)
- 板東湧梧:読売ジャイアンツ(投手・2018年ドラフト4位)
- 中山晶量:北海道日本ハムファイターズ(投手・2022年ドラフト2位)
- 富永一:元広島東洋カープ(投手・2011年ドラフト1位)
\数字で見るスラッガーの実力/
鳴門高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
2026年秋の鳴門高校野球部はどんなチームですか?
2026年夏に主力の大半が卒業して新チームは一から戦力を組み直す再建の時期で、三塁の武市昊真や大型内野手の三宅圭汰を軸に新しい鳴門を作ります。
2026年夏の鳴門高校の成績は?
前年王者として臨んだ2026年夏の徳島大会は、1回戦で城西を7対0、2回戦で海部を7対3と破りましたが、準々決勝で鳴門渦潮に1対2と敗れベスト8で終えました。
鳴門高校は甲子園に何回出場していますか?
春のセンバツ9回、夏の選手権15回の通算24回で、1951年の春のセンバツで全国優勝を果たし春夏それぞれで準優勝の実績も持つ徳島県屈指の名門です。
鳴門高校出身のプロ野球選手は誰がいますか?
河野竜生(日本ハム)、板東湧梧(巨人)、中山晶量(日本ハム)といった投手を輩出しており、特に河野は2019年のドラフト1位で侍ジャパンにも選ばれた左腕です。
2026年秋の鳴門の新エースは誰ですか?
2026年夏に投げた投手が全員卒業したため新エースはこれから決まりますが、伝統的に好投手を育ててきた学校だけに秋までに誰が柱に成長するかが注目されます。
鳴門高校の監督は誰ですか?
2026年の鳴門高校野球部を率いるのは森脇稔監督で、鳴門高校のOBとして母校を幾度も甲子園に導いてきた指揮官です。
\ドラフト候補を先取り!/
鳴門高校野球部のまとめ
2026年秋の鳴門は前年王者として夏を戦った主力の大半が卒業し、新チームを一から作り上げる再建の時期を迎えています。
エース辻侑成や「阿波のモンスター」稲山壮真ら投打の中心が抜け、マウンドも打線の中軸も組み直しです。
そのなかで三塁の武市昊真や大型内野手の三宅圭汰といった夏の経験者が、新チームの中心として期待を集めます。
1951年春のセンバツ優勝を誇る名門が世代交代を乗り越えて再び上位を目指せるか、まずは秋季徳島県大会で新チームの現在地を確かめる戦いが始まります。
徳島の激戦区で戦う新生・鳴門の歩みに注目しましょう。




コメント