2026年夏の兵庫大会で、選抜出場校の東洋大姫路を破った公立校があります。
それが、加古川市に本拠を置く県立の伝統校、加古川西です。
甲子園には春も夏も一度も出たことがありませんが、この夏、悲願の初出場へ勢いよく駆け上がっています。
この記事では、加古川西高校野球部の2026年の戦力を、投手陣・野手陣の両面から徹底分析します。
チームの現在地、夏の兵庫大会の展望、注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年の加古川西の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の加古川西 |
|---|---|
| チーム | 兵庫県加古川市/県立・男女共学/登録19人の少数精鋭 |
| 甲子園 | 春夏とも出場なし(初出場に挑戦中) |
| 近年の実績 | 2022年夏ベスト4/2021年秋ベスト8(23年ぶり) |
| 2026年夏 | 5回戦で選抜出場・昨夏8強の東洋大姫路を6-4で撃破しベスト8 |
| 準々決勝 | 7月22日・明石トーカロ球場で明石商と対戦 |
| エース | 津田海翔(3年・右腕)+二刀流の小松原匡真(2年) |
| 注目選手 | 丹下大誠(正捕手)/久保田翔大(外野)/宮永泰地(1番) |
加古川西高校野球部の2026年戦力総評
チーム総評|19人で戦う少数精鋭の公立校
加古川西は兵庫県加古川市に本拠を置く県立の共学校で、硬式野球部の登録人数は19人です。
強豪私学がひしめく兵庫にあって、決して大所帯とはいえない少人数のチーム構成になっています。
それでも2026年夏は選抜出場校を撃破するなど、公立の枠を超えた戦いぶりで兵庫大会を沸かせています。
「心のかぎり 力のかぎり」をスローガンに掲げ、全員野球でひたむきに白球を追い続けるチームです。
一人ひとりの役割がはっきりしており、そのまとまりのよさが夏の快進撃を支える最大の土台になっています。
わずか19人という部員数は選手層の薄さと隣り合わせですが、その分だけ主力一人ひとりの結束は固く、全員が自分の役割に徹して戦っています。
昨年からの歩み|ベスト4の記憶と今年の充実
加古川西は2022年夏の兵庫大会でベスト4に進出し、公立校として大きな存在感を示しました。
2021年秋には23年ぶりのベスト8入りを果たし、翌春の選抜を目指す21世紀枠の兵庫県推薦候補にも選ばれています。
実際の選抜出場までは届きませんでしたが、この21世紀枠候補入りは、加古川西が公立の実力校として評価され始めた確かな証しでした。
ここ数年、加古川西は着実に力を蓄え、公立の実力校として県内で名を知られる存在になってきました。
2026年春は播淡地区の代表決定戦で明石南に5対8と敗れ、県大会には一歩届きませんでした。
その悔しさをバネにした新チームが、夏の兵庫大会で一気に殻を破る快進撃を見せています。
兵庫大会での評価|甲子園初出場を狙う伏兵
兵庫は毎年のように全国屈指の激戦区で、報徳学園や東洋大姫路、明石商などの強豪がしのぎを削ってきました。
そんな激戦区にあって、加古川西はまだ甲子園の土を踏んだことのない公立の伏兵という立ち位置です。
それだけに、選抜出場校・東洋大姫路を破った2026年夏の快進撃は、大きな意味を持っています。
この勢いのまま勝ち進めば、学校史上初となる甲子園出場も決して夢ではなくなってきました。
公立校らしい堅実な守りと機動力を武器に、加古川西は2026年夏、全国区の舞台へ名乗りを上げようとしています。
加古川西高校野球部の投手陣を徹底分析
エース・津田海翔と二刀流・小松原匡真
加古川西の投手陣は、背番号1のエース津田海翔を軸に組み立てられています。
加古川市立浜の宮中の出身で、右投げ右打ちの3年生として最上級生でマウンドを任される存在です。
3回戦の姫路戦では先発として立ち上がりを担い、チームを8対0の7回コールド勝ちへと導きました。
そのエースを支えるのが、背番号3の小松原匡真が担う投打二刀流の役割です。
登録上は内野手ながら、姫路戦ではリリーフで5回を無安打・3奪三振・無失点と好投しました。
打者としても中軸を担える小松原の存在が、加古川西の戦い方に大きな幅を与えています。
先発と救援の両方をこなせる小松原の存在は、投手の頭数が限られる加古川西にとって、何物にも代えがたい戦力になっています。
継投を支える2年生・長尾泰成
先発の一角を任せられるもう一枚が、背番号11の2年生右腕、長尾泰成です。
稲美町立稲美北中の出身で、5回戦の東洋大姫路戦では先発マウンドを任されました。
強打の東洋大姫路を相手に粘り強く投げ抜き、6対4の競り勝ちを呼び込んでいます。
2年生ながら大一番の先発を託される信頼感が、長尾の持ち味といえる部分です。
さらに背番号16の楠田凌大は、1年生ながら投手登録で、将来を担う逸材として期待を集めています。
背番号11の長尾に1年生の楠田も加われば、少人数ながら複数の投げ手を計算できるのが、加古川西の意外な強みといえます。
複数の投手をつなぐ継投の野球
加古川西の投手陣は、突出した速球派を前面に出すタイプのチームではありません。
エース津田を軸に、二刀流の小松原、2年生の長尾を上手につないでいく継投が持ち味です。
少人数ながら投げられる選手を複数そろえ、試合展開に応じて小刻みにマウンドを託していきます。
堅実な守りとかみ合った継投が、接戦をものにする加古川西の勝ちパターンになっています。
強打の相手にも大崩れせず、要所を締める粘りの投球が、この夏の快進撃を投手陣から支えてきました。
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加古川西高校野球部の野手陣を徹底分析
好守で流れを呼ぶ外野トリオ
加古川西の野手陣で光るのが、再三の好守でチームを救う外野の三人です。
4回戦の西宮東戦では、藤本丈汰・久保田翔大・宮永泰地の外野陣がたびたび好プレーを見せました。
この試合でキーマンとなった久保田は、守備だけでなく打席でも二塁打を2本放っています。
外野トリオが計6安打を放って攻守にわたって流れを呼び込み、5対4の接戦をものにしました。
1番を打つ3年生の宮永泰地は、俊足を生かした出塁で打線の先頭からチャンスを作ります。
遊撃の山田聡哉、三塁の森井良、二塁の田中大輝といった内野陣も、堅実な守備でエースと二刀流の継投をしっかり下支えしています。
正捕手・丹下大誠が支える守り
加古川西の守りの要を担うのが、背番号2の正捕手、3年生の丹下大誠です。
明石ボーイズの出身で、強肩と柔軟な守備、果敢な走塁を兼ね備えたユーティリティ型の選手です。
中学時代から複数のポジションを経験し、状況に応じた守備対応でチームを後ろから引き締めます。
複数の投手を巧みにリードし、継投を軸とする加古川西の野球を女房役として支えています。
打撃センスにも定評があり、下位から上位までどこでも計算できる打力を備えた捕手です。
東洋大姫路を破ったスタメン
5回戦の東洋大姫路戦では、2年生と1年生を上位に据えた思い切った打順で勝利をつかみました。
特に3番には1年生の楠田凌大が一塁で座り、若い力が上位打線を活気づけています。
下の表は、その東洋大姫路戦のスタメンです。
| 打順 | 守備 | 選手 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 右 | 宮永泰地 | 3年 |
| 2 | 左 | 藤本丈汰 | 2年 |
| 3 | 一 | 楠田凌大 | 1年 |
| 4 | 捕 | 丹下大誠 | 3年 |
| 5 | DH | 小松原匡真 | 2年 |
| 6 | 中 | 久保田翔大 | 3年 |
| 7 | 遊 | 山田聡哉 | 2年 |
| 8 | 三 | 森井良 | 2年 |
| 9 | 二 | 田中大輝 | 3年 |
| — | 投 | 長尾泰成 | 2年 |
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加古川西高校野球部の夏の大会展望・優勝予想
夏の兵庫大会の歩み|東洋大姫路撃破まで
2026年の夏の兵庫大会で、加古川西は初戦から着実に白星を積み上げてきました。
2回戦は三田西陵を6対2で下し、続く3回戦では姫路を8対0の7回コールドで退けています。
4回戦は西宮東との接戦を5対4で制し、外野陣の好守と久保田の二塁打2本で競り勝ちました。
そして5回戦、選抜出場校で昨夏は甲子園8強の東洋大姫路を6対4で破る大金星を挙げます。
この試合では2回に一挙6点を奪う集中打を見せ、序盤の大量点を最後まで守り切りました。
同じ日には春の近畿王者・報徳学園も敗れており、加古川西の勝利は波乱の兵庫大会を象徴する一戦となりました。
初戦から一戦ごとに相手のレベルが上がる中で、加古川西は競り合いを勝ち切る勝負強さを、大会を通じて確実に高めてきました。
下の表は、加古川西の2026年夏の兵庫大会の戦績です。
| ラウンド | 対戦相手 | スコア |
|---|---|---|
| 2回戦 | 三田西陵 | ○ 6-2 |
| 3回戦 | 姫路 | ○ 8-0(7回コールド) |
| 4回戦 | 西宮東 | ○ 5-4 |
| 5回戦 | 東洋大姫路 | ○ 6-4 |
| 準々決勝 | 明石商 | 7/22(予定) |
準々決勝の相手は明石商
準々決勝は7月22日、明石トーカロ球場で行われ、相手は明石商です。
明石商は2019年に春夏連続で甲子園ベスト8に進出した、兵庫でも屈指の実力校です。
ここを勝ち抜けば、加古川西にとって甲子園初出場に向けたベスト4という大きな一歩が見えてきます。
優勝予想|波乱の兵庫を勝ち抜けるか
兵庫は報徳学園や神戸国際大付、明石商といった強豪がひしめく全国有数の激戦区です。
その中で東洋大姫路を破った加古川西は、2026年夏の兵庫大会で最も勢いに乗る一校といえます。
ただし、ベスト4から先には各ブロックを勝ち上がってきた実力校が待ち受けています。
公立校が兵庫の頂点までたどり着くのは容易ではなく、一戦ごとに全力で挑む姿勢が問われます。
名門私学を相手に勝ち上がるには、失策を減らし、数少ない好機を確実に得点へ変える緻密な野球を最後まで貫くことが欠かせません。
それでも名門を次々と倒してきた勢いは本物で、加古川西は台風の目として優勝争いに絡もうとしています。
甲子園への道|悲願の初出場を目指す
加古川西は、春の選抜にも夏の選手権にも、これまで一度も出場したことがありません。
この夏に兵庫大会を勝ち抜けば、学校の歴史で初となる甲子園出場が実現します。
1912年創立の伝統校にとって、甲子園初出場はまさに悲願というべき大きな目標です。
2022年夏のベスト4を超え、その先にある聖地への扉を開けるかどうかが問われています。
まずは目の前の準々決勝を勝ち抜き、初めての甲子園へ一歩ずつ近づいていきたいところです。
加古川西高校野球部の注目選手
津田海翔(3年・投手)
加古川市立浜の宮中の出身で、背番号1を背負う右投げ右打ちのエースです。
最上級生としてマウンドを任され、3回戦の姫路戦では8対0の7回コールド勝ちの立ち上がりを担いました。
突出した速球派ではありませんが、要所を締める投球で継投の起点となる存在です。
甲子園初出場を狙うチームの精神的支柱として、大事な試合の先発を託されています。
小松原匡真(2年・内野手/投手)
高砂市立宝殿中の出身で、背番号3を背負う投打二刀流の2年生です。
姫路戦ではリリーフで5回を無安打3奪三振無失点と好投し、投手としての実力を見せつけました。
打者としても中軸のDHを務め、攻守にわたってチームに欠かせない働きをしています。
2年生ながら二刀流で存在感を放ち、来年以降のチームの中心候補でもあります。
丹下大誠(3年・捕手)
明石ボーイズの出身で、背番号2を背負う加古川西の正捕手です。
強肩と柔軟な守備、果敢な走塁を兼ね備え、複数のポジションをこなせる器用さが持ち味です。
継投を軸とする投手陣を巧みにリードし、守りの要として全国大会を狙うチームを支えます。
投手の力を最大限に引き出す丹下の配球とリードは、少ない失点で接戦をものにする加古川西の野球を陰で支える生命線です。
久保田翔大(3年・外野手)
加古川市立氷丘中の出身で、背番号8を背負う中堅手として外野を締めます。
4回戦の西宮東戦ではキーマンとして再三の好守を見せ、打っては二塁打を2本放ちました。
守備でも打撃でも試合の流れを引き寄せる、加古川西の外野陣の中心選手です。
宮永泰地(3年・外野手)
高砂市立宝殿中の出身で、打線の1番を任される俊足の外野手です。
打線の先頭で出塁し、機動力を生かした走塁でチャンスメークの役割を担います。
藤本・久保田とともに外野トリオを形成し、守備でもたびたび好プレーを見せています。
下の表に、5人の注目ポイントをまとめます。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 津田海翔 | 3年・投手 | 継投の起点を担うエース右腕 |
| 小松原匡真 | 2年・内野手/投手 | 姫路戦で5回無安打の投打二刀流 |
| 丹下大誠 | 3年・捕手 | 強肩と守備力でリードする正捕手 |
| 久保田翔大 | 3年・外野手 | 好守と二塁打2本のキーマン中堅手 |
| 宮永泰地 | 3年・外野手 | 俊足で流れを呼ぶ1番打者 |
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兵庫県立加古川西高等学校の基本情報
- 所在地:兵庫県加古川市加古川町本町118
- 設置者:兵庫県(県立・男女共学)
- 創立:1912年(加古郡立高等女学校として開校)
- 部員数:19人(2026年の登録人数)
- スローガン:「心のかぎり 力のかぎり」
- 甲子園:春夏とも出場なし(初出場に挑戦中)
- エース:津田海翔(3年・右腕)+二刀流の小松原匡真(2年)
加古川西の歴史は、1912年に開校した加古郡立高等女学校にさかのぼります。
戦後の学制改革を経て共学の県立高校となり、100年を超える歴史を刻んできた伝統校です。
東播磨を代表する進学校としても知られており、勉強と部活動を高い次元で両立させる文武両道の校風が今も根づいています。
俳優や作曲家、放送作家など、各界で活躍する多彩な人材を輩出してきた文武両道の学校でもあります。
加古川市の中心部に位置し、地域に根ざした公立校として長く親しまれてきました。
野球部の部員には、加古川市や高砂市を中心とした地元の中学出身者が多く名を連ねます。
加古川市立浜の宮中や高砂市立宝殿中など、東播磨の球児が集まってチームを形づくっています。
プロ野球選手を多く輩出してきた学校ではありませんが、卒業後は大学野球へ進む選手もいます。
地元の生徒を鍛え上げ、少数精鋭で全国を目指すのが、公立・加古川西のチームづくりです。
2021年秋のベスト8以降、加古川西は着実に力をつけ、公立の実力校として存在感を高めてきました。
そして2026年夏、名門を次々と破る快進撃で、ついに甲子園初出場を現実的な目標として捉えています。
加古川西高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 加古川西高校野球部の2026年のエースは誰ですか?
A. 背番号1の津田海翔で、加古川市立浜の宮中出身の右投げ右打ちの3年生です。
継投を軸とするチームの起点として、大事な試合の先発マウンドを任されています。
Q. 加古川西は2026年夏に東洋大姫路に勝ったのですか?
A. はい。7月20日の5回戦で、選抜出場校の東洋大姫路を6対4で破りました。
2回に一挙6点を奪う集中打で試合の主導権を握り、昨夏8強の強豪を最後まで振り切っています。
Q. 加古川西高校の甲子園出場回数は?
A. 春の選抜にも夏の選手権にも、これまで一度も出場したことがありません。
2026年夏はその甲子園初出場を懸けて、兵庫大会でベスト8まで勝ち上がっています。
Q. 加古川西高校はどこにありますか?
A. 兵庫県加古川市加古川町本町にある県立の共学校です。
1912年創立の伝統校で、加古川市の中心部に位置しています。
Q. 加古川西の準々決勝の相手はどこですか?
A. 7月22日に明石トーカロ球場で、2019年に甲子園8強の明石商と対戦します。
ここを勝てば、甲子園初出場へ向けてベスト4という大きな一歩が見えてきます。
加古川西高校野球部のまとめ
2026年の加古川西は、登録19人の少数精鋭でまとまった県立の公立校です。
エース津田海翔と二刀流の小松原匡真、2年生の長尾泰成が継投で相手打線を粘り強く抑えます。
打線は外野トリオの好守と機動力が持ち味で、正捕手・丹下大誠が守りを後ろから締めます。
夏は東洋大姫路を6対4で破るなど4連勝でベスト8まで勝ち上がってきました。
7月22日の準々決勝で明石商を倒せば、悲願の甲子園初出場がいよいよ近づいてきます。
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