2025年夏、通信制の異色校として甲子園に初出場し全国の高校野球ファンを驚かせたのが、富山県の未来富山高校です。
全校生徒のほとんどが野球部員という「野球のための学校」が創部わずか7年で甲子園の土を踏み、大きな話題を呼びました。
あれから一年、2026年夏の未来富山は富山大会2回戦で姿を消して甲子園を沸かせた世代が去り、チームは若い新チームへと世代交代しました。
この記事では夏の戦いを振り返り、新チームの投手陣・野手陣、秋の展望、注目選手までを紹介します。
はじめに2026年秋の未来富山の姿を、早わかり表で整理します。
| 項目 | 2026年秋の未来富山 |
|---|---|
| 区分 | 富山県/私立・通信制(魚津市に学習センター) |
| 特色 | 全校生徒の大半が野球部員・県外出身者中心の寮生活 |
| 監督 | 角鴻太郎(元ヤクルト・角富士夫の長男) |
| 2026年夏 | 富山大会2回戦で敗退(富山商に1-7) |
| 新チームの軸 | 青木雄大(2年)ら経験豊富な下級生が中心に |
\全国の逸材が勢ぞろい!/
未来富山高校野球部の2026年夏の総括と新チームの始動
2026年夏・富山大会の戦いを振り返る
2026年夏の富山大会で未来富山は2回戦から登場し、7月11日に県営富山野球場で行われた富山商との一戦がこの夏の初戦となりました。
試合は序盤から富山商に主導権を握られ、未来富山は1対7で敗れています。
マウンドには背番号1のエース・神前駿介が先発しましたが伝統校・富山商の壁は高く、前年に甲子園を沸かせたチームは初戦で夏に別れを告げました。
前年の主力が抜けた若いチームにとって、伝統校・富山商との一戦は経験の差が出る格好の相手でした。
富山大会を全試合コールド勝ちで駆け抜けた前年の勢いを思えば、悔しさの残る夏の終わりです。
それでも、多くの1・2年生がこの夏に公式戦の舞台を経験できたことは、新チームにとって大きな財産となりました。
主将・中込大ら3年生が残したもの
この夏でチームを去った3年生たちは未来富山に確かな歴史を刻み、その象徴が4番・捕手で主将を務めた中込大です。
武蔵府中リトルシニア出身の右投左打の捕手で、1年生の頃からマスクをかぶり続けてきたチームの精神的支柱でした。
中込の名を全国に知らしめたのが、2025年夏の甲子園2回戦・高川学園戦です。
この試合で中込は4打数3安打3打点、そしてチームの甲子園初アーチとなる本塁打を放ち、強打の左打ち捕手として全国にその実力を示しました。
逆方向にも強い打球を飛ばす打撃センスと、捕球・リード・強肩を兼ね備えた総合力の高さから、2026年のドラフト候補としても名前が挙がる存在です。
甲子園初出場世代の伝統
少ない登録人数のなかで甲子園初出場を成し遂げた世代は、未来富山の歴史そのものです。
エースの神前駿介や俊足の三塁手・古市真太郎ら3年生も、少ない登録人数のチームを最後まで支え続けました。
彼らが積み上げてきた「打ち勝つ野球」の伝統が、そのまま新チームへと受け継がれていきます。
若い新チームの始動|経験豊富な下級生が中心に
夏の敗戦を受けて未来富山は新チームへと移行し、この新チームの大きな強みは中心となる選手の多くがすでに夏の公式戦を経験している点にあります。
2026年夏の富山商戦では、スタメン9人のうち6人を1・2年生が占めていました。
一塁で中軸を打った青木雄大、遊撃の糠森晃也、右翼の樋口潤平ら2年生がチームの中核を担います。
そこに1番・中堅の仲嶺来哉、3番・左翼の福原蒼介、8番・DHの半田臣海といった1年生が加わります。
夏の公式戦を経験した下級生がそろって残るのは、新チームにとって何よりの財産です。
甲子園を経験した先輩たちの背中を間近で見てきた下級生が、そのまま新チームの主力へとスライドする形です。
県外の有力中学から集まった選手たちが、寮での共同生活を通じて力を高めているのも、未来富山ならではの強みといえるでしょう。
新チームの主な顔ぶれを、下の表に整理しました。
| 選手 | 学年・守備 | 特徴 |
|---|---|---|
| 青木 雄大 | 2年・一塁 | 夏に5番を打った新チームの主砲候補 |
| 三枝 真大 | 2年・投手 | 179センチの大型左腕・次代のエース候補 |
| 糠森 晃也 | 2年・遊撃 | 攻守の要となる内野の中心 |
| 樋口 潤平 | 2年・右翼 | 夏の実戦を経験した外野の一角 |
| 丸山 晄駕 | 2年・捕手 | 新チームの正捕手候補 |
| 仲嶺 来哉 | 1年・中堅 | 夏に1番を任された俊足リードオフ |
| 福原 蒼介 | 1年・投手/外野 | 投打二刀流の若い戦力 |
| 半田 臣海 | 1年・DH | 夏に8番で出場した1年生 |
\甲子園で一発の左打ち捕手/
未来富山高校野球部の新チーム投手陣を徹底分析
次代のエース候補・三枝真大
新チームの投手陣で中心となりそうなのが2年生左腕の三枝真大で、背番号18を背負う179センチの大型左腕で恵まれた体格から投げ下ろす角度のある球が持ち味です。
2026年夏の時点ではエース・神前に次ぐ立場でしたが、3年生が抜けた新チームではいよいよマウンドの柱として期待がかかります。
「打ち勝つ野球」を掲げる未来富山にあって、投手陣がどれだけゲームをつくれるかは勝ち上がりのための大きなカギです。
「打ち勝つ野球」を支えるには、失点を最小限に抑える投手陣の底上げが欠かせません。
三枝が本格派の左腕として一冬を越えて成長すれば、新チームの投手力は大きく安定するでしょう。
二刀流の1年生・福原蒼介ら若い投手たち
三枝に続く投手陣にも将来性豊かな若い顔ぶれがそろい、背番号13の福原蒼介は左投左打の投手で夏の大会では左翼手・3番打者としても起用された二刀流の選手です。
投げても打っても計算できる存在として、新チームでは攻守の両面で欠かせない戦力になりそうです。
同じく1年生左腕の平本伊織(背番号19)も、投手陣の層を厚くする一人。
少ない人数のなかで複数の投手を育てられるのは、部員のほとんどが野球部員という未来富山だからこそ取り組める強化策です。
投打の二刀流をこなす選手が複数いるのも、少人数の未来富山ならではの特色です。
若い投手たちが秋から冬にかけてどれだけ力を伸ばせるかが、新チームの完成度を左右します。
\捕手のドラフト評価は?/
未来富山高校野球部の新チーム野手陣を徹底分析
新チームの主砲・青木雄大
新チームの打線をけん引する存在として期待されるのが一塁手の青木雄大で、千曲ボーイズ出身の右投左打の内野手で中学時代から打線の軸として頭角を現してきました。
2026年夏の富山商戦でも5番・一塁で先発し、下級生ながら中軸の一角を担っています。
ポジションの柔軟性と勝負強い打撃を兼ね備え、新チームでは打線の中心として得点力を引っ張る役割が求められます。
中学時代から中軸を打ってきた青木の勝負強さは、若い打線の大きな支えとなるでしょう。
甲子園を沸かせたチームの「打ち勝つ野球」を、青木がどう受け継いでいくかが注目されます。
攻守の要・糠森晃也と守備陣
内野の中心を担うのが遊撃手の糠森晃也で、夏の富山商戦では7番・遊撃で出場し攻守にわたってチームを支えました。
グラウンドの中央を締める遊撃手の存在は、投手陣を後ろから安定させるうえで欠かせません。
捕手には背番号20の丸山晄駕が新チームの正捕手候補として控え、右翼手の樋口潤平も夏の実戦を経験して外野の一角として打線に絡みます。
2年生を中心とした守備陣が、新チームの堅い土台を築いていくことになります。
リードオフマン・仲嶺来哉ら1年生の台頭
新チームの攻撃の起点となるのが1年生外野手の仲嶺来哉で、東海中央ボーイズ出身の俊足外野手で2026年夏には1年生ながら1番・中堅に抜てきされました。
1年生から打線のトップを任される走力は新チームの大きな武器で、3番を打った福原蒼介や8番・DHの半田臣海も1年生で若い力が打線に彩りを加えています。
若い力が主軸を担う新チームには、伸びしろの大きさという何よりの魅力があります。
これらの1年生が2年生とかみ合えば、未来富山の打線は再び「打ち勝つ野球」の輝きを取り戻すかもしれません。
若い打線がどこまで成長するかが、秋以降の未来富山を占ううえでの見どころです。
\捕手の成績をグラフで!/
\注目選手の実力は?/
未来富山高校野球部の2026年秋の大会展望
秋季富山県大会の位置づけ
新チームが最初に挑む公式戦が2026年秋の秋季富山県大会で、この大会は翌春のセンバツ選考につながる重要な戦いとなります。
富山県大会で上位に進出すれば、北信越5県の代表が集う北信越大会への出場権をつかむことができます。
さらに北信越大会で好成績を収めれば、翌2027年春のセンバツ選考の対象となる可能性も出てくるのです。
夏に多くの下級生が公式戦を経験した未来富山にとって、この秋は新チームの完成度を測る絶好の舞台となります。
立ちはだかる富山の強豪
富山県は伝統校・強豪校がしのぎを削る激戦区で、2026年夏に未来富山を破った富山商は秋春の県大会を連覇するなど県内でも屈指の完成度を誇ります。
ほかにも、県内最多の甲子園出場を誇る高岡商や、伝統校の高岡第一、富山第一といった強豪が上位を争います。
2025年秋の富山県大会では、未来富山は高岡第一に準々決勝で敗れており、これらの強豪を倒すことが上位進出への条件となるでしょう。
北信越屈指の激戦区・富山を勝ち抜くには、伝統校との真っ向勝負を制する力が求められます。
新興校の未来富山が、伝統校の壁をどう越えていくかが、秋の大きな見どころです。
「打ち勝つ野球」の継承|新チームの目標
角鴻太郎監督が掲げる「打ち勝つ野球」は、新チームにもそのまま受け継がれます。
県外から集まった選手たちが寮で寝食をともにしながら白球を追う結束力は、未来富山ならではの強みです。
寮での共同生活で培った結束力は、接戦を勝ち切るうえでの見えない力となります。
甲子園を経験した世代の背中を追い、新チームがどこまで力を伸ばせるかに注目が集まります。
まずは秋季富山県大会で上位に食い込み、もう一度甲子園の舞台へ——新生・未来富山の挑戦が始まるでしょう。
創部からわずか数年で全国の舞台に立った勢いを、次の世代がどうつないでいくのか、秋以降の戦いから目が離せません。
\スカウト評価と指名予想は?/
未来富山高校野球部の注目選手(新チーム)
ここからは、2026年秋の未来富山の新チームを担う注目選手を5人紹介します。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 青木 雄大 | 2年・一塁 | 夏に5番を打った新チームの主砲候補 |
| 三枝 真大 | 2年・投手 | 179センチの大型左腕・次代のエース候補 |
| 仲嶺 来哉 | 1年・外野 | 夏に1番中堅を任された俊足のリードオフ |
| 糠森 晃也 | 2年・遊撃 | 攻守の要となる内野の中心 |
| 福原 蒼介 | 1年・投手/外野 | 投打二刀流の若い戦力 |
青木 雄大(2年・一塁手)
新チームの主砲候補として期待される右投左打の内野手で、千曲ボーイズの出身で中学時代から打線の軸として頭角を現してきました。
2026年夏の富山商戦でも5番・一塁で先発するなど、下級生ながら中軸の一角を担いました。
ポジションの柔軟性と打撃力を兼ね備え、新チームの得点力を引っ張る中心打者として注目されます。
三枝 真大(2年・投手)
背番号18を背負う179センチの大型左腕で、恵まれた体格から投げ下ろす角度のある球が持ち味で2026年夏はエース・神前に次ぐ立場でした。
3年生が抜けた新チームではいよいよマウンドの柱としての活躍が期待され、本格派の左腕として一冬を越えて成長すれば新チームの投手力を大きく安定させる存在です。
仲嶺 来哉(1年・外野手)
1年生ながら1番・中堅を任された俊足のリードオフマンで、東海中央ボーイズの出身で2026年夏の富山大会でトップバッターに抜てきされました。
1年生から打線の起点を担う走力は新チームの大きな武器で、これからの成長次第で未来富山の攻撃を牽引する存在になりそうな逸材です。
糠森 晃也(2年・遊撃手)
グラウンドの中央を締める攻守の要の遊撃手で、2026年夏の富山商戦では7番・遊撃で出場し実戦経験を積みました。
遊撃手として投手陣を後ろから安定させる守備が新チームの土台となり、2年生の内野の中心としてこれからの守りを支える存在です。
福原 蒼介(1年・投手/外野手)
投げても打ってもチームに貢献する二刀流の1年生で、背番号13の左投左打の選手で夏の大会では左翼手・3番打者としても起用されました。
投手としては左腕の若い力として打者としては上位打線の一角として期待がかかり、攻守の両面で計算できる存在として新チームの成長を担う逸材です。
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未来富山高等学校の基本情報
ここでは、未来富山高校の学校としての基本情報を整理します。
- 区分:私立・通信制(富山県/魚津市に学習センター)
- 創立・創部:2018年(開校と同時に硬式野球部を創部)
- 登録人数:25人
- 監督:角鴻太郎(2023年9月就任・元ヤクルトの角富士夫の長男・日大三高OB)
- スタイル:午前は学習センターで授業、午後はグラウンドで練習に特化。部員の多くが県外出身で寮生活
- 甲子園出場:夏の選手権1回(2025年・初出場で2回戦進出)
未来富山は、創部からわずか7年で甲子園初出場を果たした、富山県の高校野球界の新星です。
午前は学業、午後は練習という環境が、選手たちを野球漬けの日々で鍛え上げています。
未来富山のこれまでの歩みを、下の表にまとめました。
| 時期 | できごと |
|---|---|
| 2018年 | 未来富山高等学校 開校・硬式野球部 創部 |
| 2025年夏 | 富山大会を全試合コールド勝ちで制し甲子園初出場 |
| 2025年夏 | 甲子園2回戦進出(高川学園に5-8) |
| 2026年夏 | 富山大会2回戦で敗退(富山商に1-7) |
| 2026年秋 | 若い新チームで秋季富山県大会に挑む |
未来富山高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
2026年夏の未来富山の成績はどうでしたか?
2026年夏の富山大会は2回戦で富山商に1-7で敗れ、姿を消しました。
前年に甲子園初出場を果たしたチームにとっては悔しい夏となりましたが、多くの1・2年生が公式戦の経験を積む夏にもなりました。
未来富山の新チームはどんな顔ぶれですか?
2026年夏に5番を打った青木雄大(2年)や、遊撃の糠森晃也(2年)、179センチの左腕・三枝真大(2年)ら、夏の公式戦を経験した下級生が中心です。
1年生ながら1番を打った仲嶺来哉や、二刀流の福原蒼介ら1年生も新チームを担います。
未来富山はどんな学校ですか?
2018年に開校した富山県の私立通信制高校です。
午前は魚津市内の学習センターで授業を行い、午後はグラウンドで練習に特化するスタイルが特徴で、全校生徒の大半が野球部員という「野球のための学校」です。
未来富山は甲子園に出場したことがありますか?
2025年夏に甲子園へ初出場しました。
富山大会を全試合コールド勝ちで制しての快挙で、甲子園では2回戦まで進出しています。
創部からわずか7年での初出場は、大きな話題となりました。
未来富山の監督は誰ですか?
角鴻太郎(すみ こうたろう)監督です。
2023年9月に就任した指揮官で、プロ野球ヤクルトで活躍した角富士夫氏の長男です。
名門・日大三高の出身で、恩師・小倉全由監督の「打ち勝つ野球」を受け継いでいます。
\ドラフト候補を先取り!/
未来富山高校野球部のまとめ
2026年夏の未来富山は、強打の主将・中込大とエース神前駿介ら3年生を軸に、多くの1・2年生とともに富山大会を戦いました。
2018年創部の通信制の新興校が、2025年夏に甲子園初出場という快挙を成し遂げたことは、富山の高校野球界に大きなインパクトを与えています。
2026年夏は2回戦で敗れましたが、青木雄大や仲嶺来哉ら若い選手たちが夏の舞台で経験を積み、そのまま新チームへと引き継がれていきます。
新チームが最初に挑むのは翌春のセンバツ選考につながる秋季富山県大会で、「打ち勝つ野球」を掲げる角監督のもと若い新チームが秋にどこまで巻き返せるか注目されるでしょう。
甲子園を経験した先輩たちの背中を追い、新生・未来富山がどんな成長を見せるのか、今後の戦いから目が離せません。




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