南東北大学野球連盟に、2026年から新しく加わった強豪があります。新潟県新潟市の新潟医療福祉大学です。
これまで関甲新学生野球連盟で戦ってきたチームが、2026年に南東北へ移りました。その移籍初年度でいきなり2位に食い込み、存在感を示しています。
この記事では新潟医療福祉大学野球部の2026年の戦力を投手陣・野手陣の両面から分析し、リーグ戦の展望や注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年の新潟医療福祉大学の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の新潟医療福祉大学 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県新潟市北区島見町 |
| 設置 | 私立(健康科学部が中心・強化指定クラブ) |
| 2026年春の成績 | 南東北 2位(12勝2敗・勝率.857) |
| 登録選手 | 50人(投手14・捕手5・内野手15・外野手16) |
| チームの軸 | 川瀬直・小川隼弥・嶋田怜真・吉川翔 |
新潟医療福祉大学野球部の2026年戦力総評
チーム総評|移籍初年度で堂々の2位
2026年春の新潟医療福祉大学は12勝2敗の勝率.857で、8チーム中2位に入りました。全勝優勝した東日本国際大学に次ぐ、堂々たる成績です。
特筆すべきは、この春が南東北大学野球連盟でのデビューシーズンだった点です。長く戦ってきた関甲新学生野球連盟から、2026年に移ってきたばかりでした。
新しい連盟でいきなり2位に食い込んだのは、それだけ地力が高い証拠といえます。関甲新の1部で鍛えられた実力を、南東北でも遺憾なく発揮しました。
投手陣も打線も安定しており、上位に定着する力は十分に備わっています。移籍初年度の手応えを、そのまま優勝争いへとつなげたいシーズンです。
2敗はいずれも王者・東日本国際大学
この春の12勝2敗という数字は、内容を見るとさらに際立ちます。喫した2敗はいずれも全勝優勝した東日本国際大学によるものでした。
4月11日は4対8、翌12日は0対4と、王者の前には力及びませんでした。とりわけ12日は打線が沈黙し、完封で下されています。
逆に言えば、東日本国際大学を除く6校には12戦全勝という成績です。2位以下では突出した安定感を誇る、優勝候補の一角です。
秋に向けての課題は、はっきりとこの王者をどう攻略するかの一点です。この4試合を勝ち越せる形をつくれれば、優勝も見えてきます。
関甲新から移った強化指定クラブ
新潟医療福祉大学の硬式野球部は、大学の強化指定クラブとして育ってきました。創部からおよそ10年あまりで、着実に実力校の地位を築いています。
部の名を全国に知らしめたのが、右腕・漆原大晟の存在にほかなりません。新潟明訓から進み、2018年にオリックスから育成ドラフト1位で指名されました。
のちに阪神でもプレーしたこの漆原をはじめ、複数のプロを送り出してきました。全国大会への出場を目標に掲げる、意欲的なチームでもあります。
登録選手は50人にのぼり、投手だけで14人という分厚い陣容を誇ります。指揮を執るのは鵜瀬亮一監督で、佐藤和也が総監督を務めています。
大学の開学は2001年で、硬式野球部の歴史はまだ長くありません。それでも短い期間で実力校へと駆け上がった、勢いのあるチームです。
4年生がそろう中軸打線
打線の強みは、経験豊富な4年生が中軸にそろっている点にあります。主将の小川隼弥をはじめ、嶋田怜真や吉川翔が並ぶ並びは迫力十分です。
4番を担う嶋田怜真は打率.352を残し、チーム最多の15打点を挙げました。福島の聖光学院から進んだ、勝負強さの光る右の強打者です。
吉川翔は打率.438という高い数字で、リーグでも屈指の打撃を見せています。加茂暁星から進んだ左打ちの巧打者で、出塁率は.518に達しました。
主将で捕手の小川隼弥も打率.333で14打点を挙げ、攻守の要となりました。この春のリーグでは、優秀選手にも選ばれています。
4月4日の開幕戦では東北公益文科大学を12対1で退け、6回コールド発進しました。移籍初戦から打線が火を噴き、勢いをつかんでいます。
| 日付 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 4月4日・5日 | 東北公益文科大学 | ○12-1/○4-2 |
| 4月11日・12日 | 東日本国際大学 | ●4-8/●0-4 |
| 4月18日・19日 | 新潟大学 | ○4-2/○12-3 |
| 4月25日・26日 | 福島大学 | ○8-1/○5-2 |
| 5月2日・3日 | 山形大学 | ○9-5/○3-1 |
| 5月16日・17日 | 日本大学工学部 | ○8-0/○7-3 |
| 5月23日・24日 | 石巻専修大学 | ○6-2/○10-1 |
新潟医療福祉大学野球部の投手陣を徹底分析
2026年春の投手陣は、14人という分厚い登録が最大の強みでした。左腕が7人と右腕7人がそろい、継投の選択肢が豊富にあります。
エースを担ったのが、4年生の右腕・川瀬直にほかなりません。7試合に登板して4度先発し、33回3分の1を投げて防御率1.89を記録しました。
37個の三振はチーム最多で、WHIPも1.02と安定した投球を続けました。新潟明訓から進んだ川瀬は、大事な場面を任される信頼の厚い右腕です。
先発の柱としてもう一枚、富岡から進んだ右腕・水野颯人がいます。7試合すべてで先発し、39回3分の1を投げてチーム最多の投球回を担いました。
救援では、前橋育英出身の信澤快都が防御率0.66という好成績を残しました。13回3分の2を投げてWHIP0.73と、走者をほとんど許さない安定感です。
新潟工業から進んだ左腕・桐生隼も、防御率1.23と救援でしっかり抑えました。井田一颯や稲葉亮汰、澤村伸成といった4年生も継投を支えています。
5月16日の日本大学工学部戦では、川瀬らの継投で8対0の完封を達成しました。相手打線を9回にわたって0点に封じた、投手陣の総合力を示す試合です。
14人の投手が役割を分け合う形は、長いリーグ戦を戦ううえで大きな武器です。秋も継投の層を生かして、失点を抑える野球が持ち味になります。
先発が長いイニングを投げ、救援がリードを守り抜く形が確立しています。投手の数の豊富さは、連戦の続くリーグ戦でこそ大きな強みになります。
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| 選手 | 学年 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 川瀬直 | 4年 | 右腕・7登板4先発1完投・33回1/3・チーム最多37奪三振・防御率1.89 |
| 水野颯人 | ― | 右腕・7登板7先発・39回1/3・27奪三振 |
| 信澤快都 | ― | 救援・5登板・13回2/3・防御率0.66・WHIP0.73 |
| 桐生隼 | ― | 左腕・4登板・7回1/3・防御率1.23 |
| 稲葉亮汰 | 4年 | 救援・6登板・防御率2.25 |
新潟医療福祉大学野球部の野手陣を徹底分析
打線の4番に座るのが、4年生の外野手・嶋田怜真であることは間違いありません。14試合で打率.352を記録し、チーム最多の15打点を挙げました。
福島の聖光学院から進んだ嶋田は、本塁打も放つ勝負強い右の強打者です。4月4日の開幕戦でも一発を放ち、移籍初年度の幕開けを飾りました。
リーグ屈指の打率を残したのが、4年生の吉川翔にほかなりません。加茂暁星出身の左打ちで、打率.438と出塁率.518の高い数字をマークしています。
21安打はチーム最多で、切れ目のない打線の中でも際立つ存在です。上位で塁に出続け、中軸へと得点機会をつなぐ役割を担いました。
主将で捕手の小川隼弥は、打率.333で14打点を挙げて攻守の要となりました。長野の上田西から進んだ小川は、この春の優秀選手にも選ばれています。
4月26日の福島大学戦では本塁打を放ち、勝負強さでも打線を引っ張りました。厚い投手陣を後ろから支える扇の要としても、欠かせない存在です。
長打力で目を引くのが、日本航空から進んだ内野手の白鳥佳亮です。三塁打4本と本塁打1本を放ち、長打率.612という高い数字を残しました。
俊足の小沼佳生はチーム最多の9盗塁を決め、出塁率.479で15得点を挙げました。学校法人石川から進んだ、機動力で試合を動かせる選手です。
松本第一から進んだ竹内晴紀も打率.364とOPS1.098の高い成績を残しました。神田睦貴や舘岡春樹といった選手も加わり、打線に切れ目がありません。
同じ新潟の新潟大学との2連戦は、4対2と12対3で2つとも勝ち切りました。県内対決を制した点も、移籍初年度の確かな収穫の一つです。
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| 選手 | 守備 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 嶋田怜真 | 外野手(4年) | 打率.352・チーム最多15打点・本塁打1・OPS.876 |
| 吉川翔 | 内野手(4年) | 打率.438・チーム最多21安打・出塁率.518 |
| 小川隼弥 | 捕手(4年・主将) | 打率.333・14打点・本塁打1・優秀選手 |
| 白鳥佳亮 | 内野手(3年) | 三塁打4・本塁打1・長打率.612・OPS1.019 |
| 小沼佳生 | 外野手(3年) | チーム最多9盗塁・出塁率.479・15得点 |
新潟医療福祉大学野球部のリーグ戦展望・優勝予想
秋のリーグ戦で新潟医療福祉大学が目指すのは、当然ながら初優勝です。移籍初年度に2位を経験し、頂点は決して遠い目標ではありません。
鍵を握るのは、春に2連敗した東日本国際大学との4試合にほかなりません。この王者を相手にどれだけ食い下がれるかが、優勝の分かれ目です。
春は4対8と0対4で敗れましたが、地力では十分に渡り合える相手です。1試合でも先に王者を止められれば、流れは大きく変わっていきます。
一方で、東日本国際大学以外の6校には春に12戦全勝を挙げています。この安定感を秋も保てれば、勝ち星を積み上げること自体は難しくありません。
新潟大学など下位との対戦を確実に取り切ることも、上位を保つ前提です。取りこぼしのない戦いを続けられれば、優勝争いから外れることはありません。
投手陣は4年生の川瀬直を筆頭に、14人の分厚い陣容がそのまま残ります。継投で失点を抑える形は、王者との接戦でこそ生きてきます。
打線も嶋田怜真や吉川翔、小川隼弥ら4年生の中軸が健在です。この経験豊富な打者たちが、最後の秋も打線をどれだけ牽引できるかが焦点です。
白鳥佳亮や小沼佳生といった3年生も、来季以降を見据えて力をつけています。若い選手が主力に食い込めば、チームの層はさらに厚くなります。
関甲新から移って初めての秋は、真価が問われるシーズンになります。移籍初年度の2位を、優勝という結果でさらに上回りたいところです。
全国大会への出場を目標に掲げてきた、強化指定クラブの本気が試されます。まずは南東北で頂点に立つことが、その全国への第一歩になります。
| 順位 | 大学 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 東日本国際大学 | 14勝0敗 | 1.000 |
| 2 | 新潟医療福祉大学 | 12勝2敗 | .857 |
| 3 | 福島大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 3 | 東北公益文科大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 5 | 石巻専修大学 | 5勝9敗 | .357 |
| 5 | 日本大学工学部 | 5勝9敗 | .357 |
| 7 | 山形大学 | 4勝10敗 | .286 |
| 8 | 新潟大学 | 2勝12敗 | .143 |
新潟医療福祉大学野球部の注目選手
川瀬直(投手・4年)
7試合に登板して4度先発し、33回3分の1を投げたエース右腕です。防御率1.89とチーム最多の37奪三振を記録し、投手陣を引っ張りました。
WHIP1.02という数字が示すとおり、走者を出さない安定感が持ち味です。新潟明訓から進んだ川瀬は、接戦を任される信頼の厚い投手です。
最終学年として、秋は王者・東日本国際大学の攻略が最大の使命になります。この川瀬が試合をつくれれば、優勝争いは現実味を帯びてきます。
嶋田怜真(外野手・4年)
打率.352を残し、チーム最多の15打点を挙げた4番打者です。福島の聖光学院から進んだ、勝負強さの光る右の強打者になります。
4月4日の開幕戦で本塁打を放ち、移籍初年度の幕開けを飾りました。ここぞの場面で長打が出る勝負強さが、この嶋田の最大の魅力です。
最終学年として、秋も打線の中心に座り続けることになります。中軸から放つ一打が、そのままチームの得点力に直結します。
小川隼弥(捕手・4年)
チームをまとめる主将で、打率.333で14打点を挙げた正捕手です。長野の上田西から進んだ小川は、この春の優秀選手にも選ばれました。
4月26日の福島大学戦では本塁打を放ち、勝負強さでも貢献しています。14人の投手を後ろからリードする、攻守にわたる要の存在です。
最終学年の主将として、チームを初優勝へ導く重責を担います。捕手としての力量は、投手王国を支える大きな土台になっています。
吉川翔(内野手・4年)
打率.438と出塁率.518を記録した、リーグ屈指の巧打者です。加茂暁星から進んだ左打ちで、チーム最多の21安打を放ちました。
切れ目のない打線の中でも、上位で塁に出続ける役割を担いました。この吉川が出塁すれば、中軸へと得点機会が確実につながります。
最終学年として、秋も高い打率で打線を引っ張ることが期待されます。安定した打撃は、王者との接戦でこそ大きな意味を持ちます。
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新潟医療福祉大学の基本情報
- 所在地:新潟県新潟市北区島見町1398番地
- 設置:私立(健康科学部が中心・強化指定クラブ)
- 所属リーグ:南東北大学野球連盟(2026年〜/2025年までは関甲新)
- 監督:鵜瀬亮一(総監督:佐藤和也/部長:佐藤敏郎)
- 主将:小川隼弥(捕手・4年)
- 部員:2026年春のリーグ登録は50人
- 2026年春の成績:2位(12勝2敗・勝率.857)
- 主なOB:漆原大晟(オリックス・阪神)
新潟医療福祉大学は新潟市北区に校舎を構える、健康科学系の私立大学です。硬式野球部は大学の強化指定クラブとして、着実に力をつけてきました。
2025年まで関甲新学生野球連盟に所属し、2026年から南東北へと移りました。連盟は1991年に発足し、福島・山形・宮城・新潟の8校が加盟しています。
春と秋にそれぞれ2回戦総当たりのリーグ戦を行う、勝率制のリーグです。リーグ戦はいわき市や郡山市の球場を舞台に、4月から5月にかけて戦うのが恒例です。
2018年には漆原大晟がオリックスから育成ドラフト1位で指名を受けました。新潟明訓から進んだ右腕で、のちに阪神でもプレーしています。
チームを率いるのは鵜瀬亮一監督で、佐藤和也が総監督を務めています。主将の小川隼弥を中心に、50人がリーグ戦に登録されました。
選手は新潟県内だけでなく、長野や福島、群馬、秋田など各地から集まります。強化指定クラブとして、全国から有望な選手を迎えてきたチームです。
新潟医療福祉大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 新潟医療福祉大学はどのリーグに所属していますか?
A. 南東北大学野球連盟に所属しています。2025年までは関甲新学生野球連盟で戦っており、2026年から南東北へ移ってきました。
Q. 2026年春のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 12勝2敗の勝率.857で2位でした。喫した2敗はいずれも全勝優勝した東日本国際大学によるもので、ほかの6校には12戦全勝しています。
Q. プロ野球選手を出していますか?
A. 出しています。新潟明訓から進んだ漆原大晟が2018年にオリックスから育成ドラフト1位で指名を受け、のちに阪神でもプレーしました。
Q. どんなチームですか?
A. 大学の強化指定クラブで、登録選手は50人にのぼる大所帯です。投手だけで14人を擁し、継投で失点を抑える野球を持ち味にしています。
Q. 2026年春に活躍した選手は誰ですか?
A. 4年生の吉川翔が打率.438、嶋田怜真がチーム最多の15打点を記録しました。投手では4年生の川瀬直が防御率1.89で37個の三振を奪っています。
Q. 秋の目標は何ですか?
A. 初優勝です。移籍初年度で2位に入っており、春に2連敗した王者・東日本国際大学をどう攻略するかが最大の鍵になります。
新潟医療福祉大学野球部のまとめ
2026年春の新潟医療福祉大学は12勝2敗の勝率.857で、南東北の2位に入りました。関甲新から移った初年度で、いきなり上位に食い込む実力を示しています。
喫した2敗はいずれも全勝優勝の東日本国際大学で、ほかの6校には全勝でした。秋はこの王者をどう攻略するかが、優勝への最大の鍵になります。
投手陣は4年生の川瀬直が防御率1.89、打線は嶋田怜真や吉川翔が引っ張りました。50人の大所帯と14人の投手が、長いリーグ戦を支える武器です。
漆原大晟を輩出した強化指定クラブは、全国大会を目標に掲げてきました。まずは南東北で頂点に立つことが、その全国への第一歩になります。
▶ 2026年ドラフト候補のスカウト評価・指名予想を深掘り!「ドラフト候補研究所」はこちら




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