南東北大学野球連盟には、勉学と両立しながら白球を追う国立大学があります。新潟県新潟市の新潟大学です。
経済や教育、工学から医学まで、さまざまな学部の学生が集うチームです。2026年に関甲新学生野球連盟から南東北へと移り、新たな戦いに挑みました。
この記事では新潟大学野球部の2026年の戦力を投手陣・野手陣の両面から分析し、リーグ戦の展望や注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年の新潟大学の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の新潟大学 |
|---|---|
| 所在地 | 新潟県新潟市西区五十嵐 |
| 設置 | 国立(総合大学) |
| 2026年春の成績 | 南東北 8位(2勝12敗・勝率.143) |
| 登録選手 | 36人(投手14・捕手3・内野手11・外野手8) |
| チームの軸 | 橘璃緒・大金莉久・須田湧貴・中澤諒陽 |
新潟大学野球部の2026年戦力総評
チーム総評|最下位に終わった移籍初年度
2026年春の新潟大学は2勝12敗の勝率.143で、8チーム中8位に終わりました。関甲新から南東北へ移った初年度は、厳しい戦いが続きました。
投手陣が失点を重ね、多くの試合で終盤に突き放される展開が目立ちました。国立大学として選手層に限りがあり、連戦を戦い抜く難しさもありました。
それでも2つの白星はいずれも接戦をものにしたもので、勝負強さも見せました。若い選手が主体のチームだけに、この経験は次につながる財産です。
最下位という結果ながら、下を向くだけのシーズンではありませんでした。3年生を中心に、秋に向けての手応えもつかんだ半年になりました。
開幕カードの東日本国際大学戦は0対10と1対8で、王者の力を見せつけられました。この厳しい船出から、チームは少しずつ形を整えていきました。
光った2つの白星
この春の2勝は、いずれも1点差から2点差の接戦を勝ち切ったものでした。数は少なくとも、競り合いに強い一面をのぞかせた白星といえます。
4月11日には石巻専修大学を6対4で下し、開幕カードで白星を挙げました。小林悠隼から須田湧貴へとつなぐ継投で、伝統校を相手に競り勝っています。
5月10日の山形大学戦では、9回裏に劇的なサヨナラ勝ちを収めました。4対3で決着したこの一戦は、粘り強い戦いの象徴となりました。
どちらも下位に沈むチーム同士の対戦で、順位を分ける貴重な勝利でした。この接戦をものにする形を、秋にどれだけ増やせるかが問われます。
関甲新から移った新潟の国立大学
新潟大学は新潟市西区に本部を置く、県を代表する国立総合大学です。硬式野球部には、実にさまざまな学部の学生が集まっています。
経済科学部や教育学部、工学部に理学部、さらには農学部や医学部までが並びます。学業と野球を両立させる、文武両道のチームといえます。
実にさまざまな専攻の学生が、一つのチームで白球を追っています。それぞれが専門の勉学に励みながら、限られた時間で練習を重ねてきました。
2025年まで関甲新学生野球連盟に所属し、2026年から南東北へと移りました。同じ新潟の新潟医療福祉大学とともに、連盟を移ってきた形です。
連盟は1991年に発足し、福島・山形・宮城・新潟の8校が加盟しています。春と秋にそれぞれ2回戦総当たりのリーグ戦を勝率制で戦います。
関甲新の1部では、2025年春に順位決定戦を延長12回の末に制した経験もあります。強豪ぞろいの連盟で、粘り強く戦ってきたチームです。
3年生を軸にした若いチーム
2026年春のチームは、3年生を中心とした比較的若い顔ぶれでした。2年生や1年生も多く登録され、これからの伸びしろが大きいチームです。
打線では3年生の橘璃緒や中澤諒陽、主将の大金莉久が中軸を担いました。投手陣も3年生の須田湧貴や小林悠隼が、多くのイニングを投げています。
最上級生の4年生は5人と少なく、下級生の出場機会が自然と増えました。この経験が、来季以降のチームづくりに直結するはずです。
秋も同じ顔ぶれで戦えるため、春の反省を生かせる余地は大きく残ります。若い力がひと冬を越えてどれだけ成長するかが、鍵を握ります。
| 日付 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 4月4日・5日 | 東日本国際大学 | ●0-10/●1-8 |
| 4月11日・12日 | 石巻専修大学 | ○6-4/●4-6 |
| 4月18日・19日 | 新潟医療福祉大学 | ●2-4/●3-12 |
| 4月25日・26日 | 日本大学工学部 | ●1-8/●0-7 |
| 5月2日・3日 | 東北公益文科大学 | ●6-11/●0-1 |
| 5月9日・10日 | 山形大学 | ●1-2/○4-3 |
| 5月16日・17日 | 福島大学 | ●6-7/●5-9 |
新潟大学野球部の投手陣を徹底分析
2026年春の投手陣は14人が登録され、多くの投手が経験を積みました。失点は多かったものの、若い右腕や左腕が実戦のマウンドを踏んでいます。
その柱を務めたのが、前橋商業から進んだ左腕のエース・須田湧貴です。7試合に登板して34回3分の1を投げ、チーム最多の34個の三振を奪いました。
防御率2.88はチームの投手の中で最も良く、数少ない安定した存在でした。5月10日の山形大学戦では、サヨナラ勝ちの勝利投手にもなっています。
先発を多く任されたのが、2年生の百々大地にほかなりません。北陸学院から進んだ右腕で、7試合すべてで先発して33回3分の2を投げました。
まだ2年生ながらチームの先発の柱を担い、多くのイニングを経験しました。防御率には課題を残しましたが、来季以降の成長が期待される右腕です。
3年生の小林悠隼は、チーム唯一の完投を記録した右腕になります。長岡から進んだ小林は、4月11日の石巻専修大学戦で勝利にも貢献しました。
4年生の今泉智貴も5試合に登板し、防御率3.86と経験を生かした投球を見せました。安積黎明から進んだ今泉は、救援と先発の両方で腕を振っています。
5月17日の福島大学戦では、10人の投手をつぎ込む総力戦となりました。多くの投手がマウンドを経験した点は、若いチームには前向きな材料です。
課題は、なんといっても失点の多さをどう減らすかという一点にあります。若い投手が多い分、ひと冬の成長がそのまま秋の成績に直結してきます。
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| 選手 | 学年 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 須田湧貴 | ― | 左腕・7登板・34回1/3・チーム最多34奪三振・防御率2.88 |
| 百々大地 | 2年 | 右腕・7登板7先発・33回2/3・23奪三振 |
| 小林悠隼 | 3年 | 右腕・7登板3先発1完投・チーム唯一の完投 |
| 今泉智貴 | 4年 | 5登板・防御率3.86 |
| 岩間創 | 3年 | 3登板・高田北城出身 |
新潟大学野球部の野手陣を徹底分析
打線でチーム最多の安打を放ったのが、3年生の橘璃緒にほかなりません。三条から進んだ橘は14試合に出場し、53打数16安打の打率.302を記録しました。
二塁打と三塁打を1本ずつ放ち、7打点を挙げて打線を引っ張りました。安定して安打を積み上げる働きは、若いチームの中心にふさわしいものです。
1番を任されたのが、同じ3年生の中澤諒陽です。長岡から進んだ中澤は打率.267で出塁率.377を残し、3盗塁も決めました。
切り込み隊長として塁に出続け、得点機会を演出する役割を担いました。この中澤が出塁できるかどうかが、打線の得点力を大きく左右します。
チームをまとめる主将は、3年生の外野手・大金莉久が務めています。栃木の石橋から進んだ大金は打率.300を残し、攻守にわたって手本を示しました。
正捕手を務めたのが、4年生の西原周にほかなりません。鳥取西から進んだ西原は14試合すべてに出場し、二塁打3本と5打点を記録しました。
投手陣を後ろから支える西原は、最上級生として守りの要を担いました。二塁打と三塁打も放ち、下位打線から得点につなげる働きも見せています。
2年生の岡崎伶は14試合に出場し、5打点を挙げて下級生ながら奮闘しました。六日町から進んだ岡崎は、これからのチームを担う存在の一人です。
4年生の長田青空も14試合に出て、5打点を挙げて経験を生かしました。同じ4年の高橋拓磨は通算45試合出場と、チームの経験値を支えています。
打線全体では得点力に課題が残り、大量点を奪う試合は多くありませんでした。走者を確実に返す形を、秋までにどう積み上げるかが問われます。
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| 選手 | 守備 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 橘璃緒 | 内野手(3年) | 打率.302・チーム最多16安打・7打点 |
| 中澤諒陽 | 内野手(3年) | 1番・打率.267・出塁率.377・3盗塁 |
| 大金莉久 | 外野手(3年・主将) | 打率.300・攻守の手本 |
| 西原周 | 捕手(4年) | 14試合全出場・二塁打3・5打点 |
| 岡崎伶 | 内野手(2年) | 14試合出場・5打点 |
新潟大学野球部のリーグ戦展望・優勝予想
秋のリーグ戦で新潟大学がまず目指すのは、最下位からの脱出です。2勝12敗という春の結果を、一つでも上へと押し上げたいところです。
鍵を握るのは、春に接戦を演じたチームからどれだけ白星を奪えるかです。石巻専修大学や山形大学とは、勝ち負けを分け合う展開でした。
4月11日には石巻専修大学に6対4で競り勝ち、開幕カードで白星を挙げました。5月10日には山形大学にサヨナラ勝ちと、接戦をものにしています。
この2つの白星の形を秋も再現できれば、順位は着実に上がっていきます。まずは下位で並ぶチームとの直接対決を、勝ち越すことが目標になります。
投手陣は左腕の須田湧貴を軸に、若い投手たちの成長が欠かせません。失点をどれだけ減らせるかが、勝ち星を増やす最大の前提です。
打線は3年生の橘璃緒や中澤諒陽、主将の大金莉久が引き続き中心です。この3年生トリオが、秋も打線を力強く引っ張ることになります。
2年生や1年生も多く、ひと冬を越えての伸びしろは十分に残っています。若い選手が主力に定着すれば、チームの底上げにつながっていきます。
上位2校との差は大きく、優勝を狙うのは現実的な目標ではありません。それでも一戦ごとに力をつけ、勝ち星を積み上げることが当面の使命です。
国立大学として学業と両立しながら、白球を追い続けるチームです。まずは接戦を勝ち切る強さを、秋にさらに磨いていきます。
関甲新では上武大学ら強豪と戦い、厳しい環境で力を養ってきました。その経験を南東北で生かし、一つずつ順位を上げていきたいところです。
新潟医療福祉大学とは同じ新潟勢ながら、春は0対2と力の差がありました。県内のライバルに少しでも近づくことも、今後の一つの目標になります。
| 順位 | 大学 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 東日本国際大学 | 14勝0敗 | 1.000 |
| 2 | 新潟医療福祉大学 | 12勝2敗 | .857 |
| 3 | 福島大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 3 | 東北公益文科大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 5 | 石巻専修大学 | 5勝9敗 | .357 |
| 5 | 日本大学工学部 | 5勝9敗 | .357 |
| 7 | 山形大学 | 4勝10敗 | .286 |
| 8 | 新潟大学 | 2勝12敗 | .143 |
新潟大学野球部の注目選手
橘璃緒(内野手・3年)
14試合に出場し、53打数16安打の打率.302を残した打線の中心です。チーム最多の安打を放ち、二塁打と三塁打で長打も見せました。
三条から進んだ橘は、安定して安打を積み上げる勝負強さが持ち味です。7打点を挙げており、走者を返す働きでも打線を引っ張りました。
まだ3年生であり、秋も引き続き打線の軸を担うことになります。この橘が打てば打てるほど、チームの得点力は上向いていきます。
大金莉久(外野手・3年)
チームをまとめる主将で、打率.300を残した外野手です。栃木の石橋から進んだ大金は、攻守にわたってチームの手本となりました。
3年生ながら主将としてチームを引っ張り、若い選手をまとめています。最下位に沈んだ春の悔しさを知る、中心選手の一人です。
秋も主将として、チームを一つ上の順位へ導く役割を担います。この大金の打棒とまとめ役としての力が、チームの浮上の鍵を握ります。
須田湧貴(投手)
7試合に登板して34回3分の1を投げた、左腕のエースです。チーム最多の34個の三振を奪い、防御率2.88と安定感を見せました。
前橋商業から進んだ須田は、苦しい投手陣の中で頼れる存在でした。5月10日の山形大学戦では、サヨナラ勝ちの勝利投手にもなっています。
秋も投手陣の柱として、多くのイニングを任されることになります。この須田が試合をつくれれば、接戦に持ち込む展開も増えていきます。
中澤諒陽(内野手・3年)
1番を任され、打率.267と出塁率.377を残した切り込み隊長です。長岡から進んだ中澤は3盗塁も決め、走ってもチームに貢献しました。
塁に出て得点機会を演出する役割は、得点力に乏しいチームで重要です。この中澤が出塁を重ねれば、中軸への得点機会が確実に増えます。
まだ3年生であり、秋も引き続き打線の先頭を打つことになります。橘璃緒とともに、上位打線でチャンスをつくる役割を果たします。
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新潟大学の基本情報
- 所在地:新潟県新潟市西区五十嵐2の町8050番地
- 設置:国立(総合大学)
- 所属リーグ:南東北大学野球連盟(2026年〜/2025年までは関甲新)
- 監督:高橋佑輝(部長:田中誠二/副部長:加勢一彦)
- 主将:大金莉久(外野手・3年)
- 部員:2026年春のリーグ登録は36人
- 2026年春の成績:8位(2勝12敗・勝率.143)
新潟大学は新潟市西区五十嵐に本部を置く、県を代表する国立総合大学です。硬式野球部には、経済科学部から医学部まで幅広い学部の学生が集まります。
学業と野球を両立させる文武両道のチームで、選手はそれぞれの専門を学びます。国立大学ならではの、真面目で粘り強い野球が持ち味です。
2025年まで関甲新学生野球連盟に所属し、2026年から南東北へと移りました。連盟は1991年に発足し、福島・山形・宮城・新潟の8校が加盟しています。
春と秋にそれぞれ2回戦総当たりのリーグ戦を行い、勝率で順位を決めます。リーグ戦はいわき市や郡山市の球場を舞台に戦われました。
チームを率いるのは高橋佑輝監督で、部長は田中誠二が務めています。主将の大金莉久を中心に、36人がリーグ戦に登録されました。
本部のある五十嵐キャンパスを拠点に、選手たちは練習に取り組んでいます。関甲新で戦ってきた歴史を土台に、南東北での挑戦を続けます。
新潟大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 新潟大学はどのリーグに所属していますか?
A. 南東北大学野球連盟に所属しています。2025年までは関甲新学生野球連盟で戦っており、2026年から南東北へ移ってきました。
Q. 2026年春のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 2勝12敗の勝率.143で8位でした。2勝はいずれも接戦で、石巻専修大学に6対4、山形大学にサヨナラ勝ちを収めています。
Q. どんな大学ですか?
A. 新潟県を代表する国立の総合大学です。硬式野球部には経済科学部から医学部まで、さまざまな学部の学生が集まっています。
Q. どんな野球が持ち味ですか?
A. 学業と両立させる文武両道のチームで、真面目で粘り強い野球が持ち味です。少ない選手層の中でも、接戦を勝ち切る勝負強さを見せました。
Q. 2026年春に活躍した選手は誰ですか?
A. 3年生の橘璃緒がチーム最多の16安打を放ち、打率.302を記録しました。投手では左腕の須田湧貴が34個の三振を奪い、防御率2.88を残しています。
Q. 秋の目標は何ですか?
A. 最下位からの脱出です。春に接戦を演じた石巻専修大学や山形大学から、確実に白星を積み上げることが目標になります。
新潟大学野球部のまとめ
2026年春の新潟大学は2勝12敗の勝率.143で、南東北の8位に終わりました。関甲新から移った初年度は、投手陣の失点が響く苦しい戦いでした。
それでも2勝はいずれも接戦を勝ち切ったもので、勝負強さも見せています。石巻専修大学に6対4、山形大学にはサヨナラ勝ちを収めました。
打線は3年生の橘璃緒がチーム最多の16安打、主将の大金莉久が打率.300を残しました。投手陣は左腕の須田湧貴が34奪三振と、数少ない安定感を示しています。
経済から医学まで多くの学部の学生が集う、文武両道の国立大学です。若い選手が多いだけに、まずは接戦を勝ち切る力を磨きたい秋になります。
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