北海道・小樽の伝統校、北照高校野球部が新チームでの再出発を迎えます。
2025年秋に13年ぶりの全道制覇を果たし、センバツ出場まで駆け上がった世代が卒業します。
夏のベンチ入り20人のうち16人が3年生という、大幅な再建がこの秋のテーマです。
この記事では、まず2026年夏の戦いを振り返り、新チームの戦力を徹底分析します。
投手陣・野手陣の現在地、秋の大会展望、注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年秋の北照の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年秋の北照 |
|---|---|
| 所在地 | 北海道小樽市最上 |
| 監督 | 上林弘樹(北照OB・2017年就任) |
| 2026年夏の成績 | 南北海道大会 4回戦敗退(●5-7 北海道文教大付) |
| 新チームの軸 | 久末哲平・吉川源太・岩城輝雅(現2年)/永山綜太郎(現1年) |
| 主なOB | 高橋幸佑(中日)・村上海斗(元巨人)ほか |
北照高校野球部の2026年秋・新チーム戦力総評
チーム総評|16人が抜ける大幅な再建の秋
2026年秋の北照は、これまでの数年で最も大きな入れ替わりを迎える新チームになります。
夏の南北海道大会でベンチ入りした20人のうち、実に16人が3年生で占められていました。
新チームに残るのは2年生3人と1年生1人のわずか4人で、ほぼ総入れ替えといえる状況です。
エースの島田爽介、正捕手の横堀倖世、1番打者の堀井一護と、主力が軒並み卒業していきます。
それでも北照には登録65人という部員層があり、ベンチ外で力を蓄えてきた選手が控えています。
この分厚い土台から、どれだけ早く新しいレギュラーを固められるかが秋の勝負どころです。
チームの編成は、小樽リトルシニアをはじめとする道内出身者だけにとどまりません。
京葉ボーイズや札幌新琴似、函館東、北広島など道内外の有力チームから選手が集まる全国区の構成です。
チームの指揮を執るのは、北照OBで捕手出身の上林弘樹監督です。
母校の部長を経て2017年に監督へ就任し、2025年秋には13年ぶりの全道制覇を成し遂げました。
2026年の振り返り|全道制覇からセンバツ、そして夏の4回戦敗退
卒業していく世代は、北照の近年でも屈指の実績を残した学年でした。
2025年秋の北海道大会では13年ぶりとなる優勝を飾り、全道の頂点に立っています。
続く明治神宮大会でもベスト8まで進み、準々決勝で英明に1-2と惜敗しました。
その実績が評価され、2026年春のセンバツに出場しましたが、1回戦で専大松戸に0-4で敗れています。
春季北海道大会では1回戦で函館大有斗を3-1で下し、準々決勝は札幌日大に1-5で敗れてベスト8でした。
迎えた夏の南北海道大会は、2回戦で小樽潮陵を8-0と圧倒して順調な滑り出しを見せます。
3回戦の苫小牧工戦ではエースの島田爽介が9回を被安打4、自責点0に抑えて5-0の完封勝ちを収めました。
しかし7月13日の4回戦で、北海道文教大付に5-7で敗れて大会を去ることになります。
この試合では島田が7回を被安打10、自責点5と苦しみ、中野麻斗と尹悠人が救援に立ちました。
9回には手代森煌斗の2点打などで一挙4点を返しましたが、あと一歩のところで届きませんでした。
春夏連続の甲子園出場はならず、この世代の戦いはベスト16という結果で幕を閉じています。
| 時期 | 大会 | 結果 |
|---|---|---|
| 2025年秋 | 秋季北海道大会 | 優勝(13年ぶり) |
| 2025年秋 | 明治神宮大会 | ベスト8(●1-2 英明) |
| 2026年春 | センバツ | 1回戦(●0-4 専大松戸) |
| 2026年春 | 春季北海道大会 | ベスト8(●1-5 札幌日大) |
| 2026年夏 | 南北海道大会 | 4回戦(●5-7 北海道文教大付) |
秋へ向けた評価|経験値の差をどう埋めるか
新チームにとって最大の課題は、公式戦の経験を持つ選手が極端に少ないことです。
夏の4回戦でスタメンに名を連ねた下級生は、3番・二塁の久末哲平ただ一人でした。
投手陣に至っては、夏に登板した島田爽介、中野麻斗、尹悠人、中谷嘉希の全員が3年生です。
つまりマウンドも打線も、ほぼ白紙の状態から組み直さなければならないのが実情です。
ただし北照は、これまでも下級生を育てながら勝ち上がってきた実績のあるチームです。
2025年秋の全道制覇も、上林監督が自軍を史上最弱と評しながら成し遂げたものでした。
前評判と実際の結果が一致しないところに、このチームの底力が表れているといえます。
北照高校野球部の投手陣を徹底分析
新エース候補|1年生左腕・永山綜太郎
新チームの投手陣で最も期待を集めるのが、1年生左腕の永山綜太郎です。
178センチ74キロという恵まれた体格を持ち、左投げ左打ちの本格派として成長が見込まれます。
北広島Fビレッジボーイズの出身で、1年生ながら夏の南北海道大会で背番号20を与えられていました。
3年生投手が四枚もそろう中でベンチ入りを勝ち取ったこと自体が、実力の証明といえます。
新チームでは一転して、投手陣の中心を担う立場になることが予想されます。
2年生になる来春以降を見据えても、北照の将来を背負う存在として注目される投手です。
島田爽介と中谷嘉希の二枚看板が抜ける
2026年の北照は、タイプの異なる2人の右腕を軸に戦ってきたチームでした。
エースの島田爽介は174センチ77キロの技巧派で、昨秋の全道制覇では4試合を投げ抜いています。
東京ヤクルトスワローズジュニアの出身という経歴を持ち、京葉ボーイズを経て北照へ進みました。
夏の苫小牧工戦でも9回を被安打4に抑えるなど、長いイニングを任せられる安定感が持ち味でした。
もう一人の中谷嘉希は184センチ84キロの本格派で、最速149キロの直球を投げ込む右腕です。
この二枚看板に加えて、右腕の尹悠人と左腕の中野麻斗も3年生として卒業していきます。
層の厚さが売りだった投手陣が、そのまま丸ごと入れ替わるのが新チームの現実です。
秋の起用予測|総力戦で乗り切る戦い方へ
永山を軸としつつ、秋は複数の投手をつぎ込む総力戦になる可能性が高いといえます。
登録65人という部員層の中から、夏はベンチ外だった投手がどれだけ名乗りを上げるかが焦点です。
新チームでは失点を計算しにくいだけに、打線が積極的に得点を狙う戦い方も必要になります。
支部予選を戦いながら、秋の短い期間でマウンドの序列を固められるかどうかが問われます。
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北照高校野球部の野手陣を徹底分析
新チームの中心|唯一の下級生スタメン・久末哲平
新チームの打線を引っ張るのは、2年生の内野手・久末哲平で間違いないでしょう。
167センチ71キロと小柄ながら、夏の4回戦では3番・二塁という重要な打順を任されていました。
3年生ばかりが並ぶ打線の中で、下級生としてただ一人スタメンに定着していた選手です。
SKポニーの出身で、右投げ右打ちの内野手として堅実な守備も評価されています。
2回戦の小樽潮陵戦でも6番として出場し、安打を記録して勝利に貢献しました。
公式戦の経験がほぼ唯一といえる存在だけに、新チームでの責任は非常に大きくなります。
捕手・吉川源太と内野・岩城輝雅
久末とともに新チームを支えるのが、2年生の吉川源太と岩城輝雅の2人です。
吉川源太は羽村リトルシニア出身の捕手で、夏は背番号12を背負ってベンチに入っていました。
正捕手の横堀倖世が卒業するため、秋は扇の要としてマウンドを支える立場になります。
投手陣が総入れ替えとなる新チームでは、捕手の存在感がこれまで以上に重要になります。
岩城輝雅は恵庭リトルシニアの出身で、163センチ64キロの小柄な内野手です。
夏は背番号16でベンチ入りしており、久末とともに内野の一角を担うことが期待されます。
4回戦のスタメンと新チームへの残留状況
参考までに、7月13日の4回戦・北海道文教大付戦のスタメンを整理しておきます。
| 打順・守備 | 選手(学年) | 新チーム |
|---|---|---|
| 1番・遊 | 堀井一護(3年) | 卒業 |
| 2番・左 | 森寅能(3年) | 卒業 |
| 3番・二 | 久末哲平(2年) | 残る |
| 4番・一 | 長谷川世和(3年) | 卒業 |
| 5番・右 | 畠山柊太(3年) | 卒業 |
| 6番・DH | 手代森煌斗(3年) | 卒業 |
| 7番・三 | 沢田碧生(3年) | 卒業 |
| 8番・捕 | 横堀倖世(3年) | 卒業 |
| 9番・中 | 大塚橙吾(3年) | 卒業 |
| 投手 | 島田爽介(3年) | 卒業 |
守備と機動力|北の機動破壊を受け継げるか
2026年の北照は、走塁と小技で相手を揺さぶる機動力野球が大きな持ち味でした。
1番の堀井一護が起点となって塁上をかき回し、中軸が確実に返すという形が確立されていました。
その堀井をはじめ、内野を守っていた選手はほぼ全員が卒業してしまいます。
新チームでは久末と岩城を軸に、内野の並びを一から組み直す作業が必要になります。
小柄でも動ける選手が多いのは北照の伝統であり、機動力という色は受け継がれていくはずです。
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北照高校野球部の秋の大会展望とセンバツへの道
秋季小樽支部予選|9月18日から始まる
新チームにとって最初の公式戦となるのが、秋季北海道大会の小樽支部予選です。
小樽市に本拠地を置く北照は、この支部予選を突破して全道大会を目指すことになります。
小樽支部の予選は9月18日から始まる日程が組まれ、抽選会は9月8日に行われる予定です。
北照は1991年に小樽支部の高校として初めて甲子園に出場した、地域を代表する存在です。
それだけに、地元の支部予選では常に他校から目標として意識される立場にあります。
再建のチームにとって、この支部予選が新しい戦力を試す貴重な実戦の場にもなります。
秋季北海道大会|連覇に挑む10月の全道
支部予選を勝ち抜くと、10月に行われる秋季北海道大会に出場することになります。
全道大会は10月7日から10月15日にかけて開催され、抽選会は9月30日に予定されています。
北照は2025年秋の王者であり、新チームは連覇に挑むという立場で秋を迎えます。
もっとも主力が大幅に入れ替わるため、前年と同じ戦いを求めるのは現実的ではありません。
まずは全道の舞台に立ち、新しい世代がどこまで通用するのかを確かめることが第一歩になります。
センバツへの道|北海道に与えられる枠は1校
秋季北海道大会の結果は、翌春のセンバツ出場校を決める重要な参考資料になります。
ただし一般選考で北海道に与えられる枠は1校のみで、非常に狭き門であることに変わりはありません。
全道を制すれば明治神宮大会への出場権を得られ、そこでの結果次第では神宮枠も加わります。
北照はまさに前年、その道筋をたどって2026年のセンバツ出場をつかみ取りました。
同じ道を新チームが再び歩めるかどうかは、この秋の戦いぶりにかかっています。
北照高校野球部の注目選手
久末哲平(2年・内野手)
新チームの中心となることが確実視される、実戦経験の豊富な内野手です。
SKポニーの出身で、167センチ71キロと小柄ながら勝負強い打撃が持ち味となっています。
夏の4回戦では3番・二塁を任され、3年生が並ぶ打線の中で唯一の下級生スタメンでした。
公式戦で主軸を打った経験は、再建期のチームにとって何より貴重な財産になります。
永山綜太郎(1年・投手)
新チームのエース候補として期待される、178センチ74キロの大型左腕です。
北広島Fビレッジボーイズの出身で、左投げ左打ちの本格派として素質を評価されています。
1年生ながら夏の南北海道大会でベンチ入りを果たし、背番号20を与えられました。
3年生投手が抜けた投手陣を、下級生ながら引っ張っていく立場になります。
吉川源太(2年・捕手)
新チームで正捕手の座を狙う、羽村リトルシニア出身の捕手です。
夏は背番号12を背負ってベンチ入りし、横堀倖世の控えとして戦いを間近で見てきました。
投手陣が総入れ替えとなる秋は、新しい投手たちをどう導くかが大きな役割になります。
捕手を数多くプロへ送り出してきた北照の伝統を受け継ぐ存在としても注目されます。
岩城輝雅(2年・内野手)
恵庭リトルシニア出身の、163センチ64キロと小柄な内野手です。
夏は背番号16でベンチ入りし、公式戦の張り詰めた雰囲気を経験してきました。
久末哲平とともに、新チームの内野を支える存在として期待がかかります。
小柄でも動ける選手を生かす北照の野球に、まさに合ったタイプの選手といえます。
| 選手 | 学年・守備 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 久末哲平 | 2年・内野 | 夏の4回戦で3番・二塁を担当 |
| 永山綜太郎 | 1年・投手 | 1年でベンチ入りした大型左腕 |
| 吉川源太 | 2年・捕手 | 正捕手の座を狙う女房役候補 |
| 岩城輝雅 | 2年・内野 | 夏の背番号16・内野の候補 |
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

北照高等学校の基本情報
- 所在地:北海道小樽市最上2丁目5-1
- 創立:1901年(私立小樽商業学校として開校、北海商業学校を経て1948年に北照高等学校へ)
- 創部:1908年(硬式野球部)
- 監督:上林弘樹(北照OB・捕手出身/2017年就任)
- 登録人数:65人
- 甲子園:夏の選手権5回(初出場は1991年)、春のセンバツにも複数回出場(2010年・2013年にベスト8、2026年にも出場)
- 主なOB:高橋幸佑(中日)/村上海斗(元巨人)/齋藤綱記/吉田雄人(元オリックス)/西森将司(元横浜)
北照高等学校は1901年に創立された、120年を超える歴史を持つ小樽市の私立高校です。
私立小樽商業学校として開校し、北海商業学校を経て1948年に現在の校名となりました。
硬式野球部の創部は1908年で、北海道の高校野球でも屈指の古い歴史を誇っています。
1991年には小樽支部の高校として初めて甲子園出場を果たし、地域に大きな喜びをもたらしました。
その後も春夏を通じて甲子園の常連となり、2010年と2013年のセンバツではベスト8に進出しています。
プロ野球選手も数多く輩出しており、なかでも捕手を多く送り出してきたことで知られる学校です。
西森将司や米野智人、西田明央といった捕手が、プロの世界で長くプレーしてきました。
投手では、オリックスや中日、日本ハムでプレーした左腕の齋藤綱記が代表的な存在にあたります。
近年では、2024年のドラフト5位で中日に入団した左腕の高橋幸佑が最新のプロ入り選手です。
高橋は最速148キロの直球を持つ本格派で、後輩たちにとって大きな目標となっています。
北照高校野球部に関するよくある質問(FAQ)
北照高校は2026年夏にどこまで勝ち上がりましたか?
南北海道大会の4回戦まで進み、ベスト16という成績で大会を終えました。
7月13日の4回戦で北海道文教大付に5-7で敗れ、春夏連続の甲子園出場はなりませんでした。
9回に4点を返す猛追を見せましたが、あと一歩のところで届きませんでした。
北照高校の新チームは誰が中心になりますか?
夏に唯一の下級生スタメンだった2年生の久末哲平が、打線の中心になります。
投手陣では、1年生でベンチ入りした左腕の永山綜太郎に大きな期待がかかります。
新チームには夏のメンバーが何人残りますか?
夏のベンチ入り20人のうち、残るのは2年生3人と1年生1人の合計4人です。
エースの島田爽介を含む16人の3年生が卒業するため、大幅な再建が必要になります。
北照高校は2025年秋にどんな成績を残しましたか?
秋季北海道大会で13年ぶりとなる優勝を果たし、全道の頂点に立ちました。
続く明治神宮大会でもベスト8に進み、その実績で2026年春のセンバツ出場をつかんでいます。
北照高校の秋の大会はいつ行われますか?
まず小樽支部の予選が9月18日から始まり、抽選会は9月8日に予定されています。
これを勝ち抜くと、10月7日から15日にかけて行われる秋季北海道大会に出場できます。
北照高校出身のプロ野球選手にはどんな人がいますか?
中日の高橋幸佑をはじめ、村上海斗(元巨人)や吉田雄人(元オリックス)らを輩出しています。
捕手の西森将司や米野智人、西田明央など、多くの捕手をプロへ送り出してきたことでも知られます。
北照高校野球部のまとめ
2026年の北照は、前年秋の全道制覇とセンバツ出場という大きな実績を残した世代でした。
夏の南北海道大会は4回戦で北海道文教大付に5-7で敗れ、ベスト16で戦いを終えています。
新チームはベンチ入り20人のうち16人が卒業するという、近年でも最大級の再建期を迎えます。
残るのは久末哲平、吉川源太、岩城輝雅の2年生3人と、1年生左腕の永山綜太郎だけです。
それでも登録65人という部員層があり、新しい戦力が名乗りを上げる余地は十分に残されています。
9月の小樽支部予選、そして10月の秋季北海道大会で、新生・北照がどんな姿を見せるのか注目されます。
▶ 2026年ドラフト候補のスカウト評価・指名予想を深掘り!「ドラフト候補研究所」はこちら




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