JFE西日本硬式野球部は、広島県福山市を本拠地として全国の舞台で戦ってきた社会人野球の企業チームです。
母体はJFEスチールで、社会人野球日本選手権を制した実績を持つ鉄鋼の名門として知られています。
2026年は夏の都市対抗でベスト8に進み、秋の日本選手権にも推薦での出場を決めました。
この記事では、JFE西日本硬式野球部の投打の戦力と2026年シーズンの戦いぶりを、詳しく分析していきます。
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まずは2026年のJFE西日本硬式野球部の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年のJFE西日本硬式野球部 |
|---|---|
| 本拠地 | 広島県福山市(岡山県倉敷市にも拠点) |
| 創部 | 2003年 |
| 監督 | 内田聡 |
| 所属 | 日本野球連盟 広島県野球連盟 |
| 日本選手権最高成績 | 優勝(2004年) |
| 2026年都市対抗 | ベスト8(中国第2代表・準々決勝で●0-7 NTT西日本) |
| 2026年日本選手権 | 出場決定(東京スポニチ大会優勝の推薦・19回目) |
| 本大会の初戦 | 11月1日(日)18:00 1回戦 vs 東海理化(京セラドーム大阪・勝てば11月7日の2回戦で東芝−日本製鉄鹿島の勝者と対戦) |
JFE西日本硬式野球部の2026年戦力総評
チーム総評|日本選手権を制した鉄鋼の名門
JFE西日本硬式野球部は、広島県福山市を拠点として長く戦ってきた社会人野球の企業チームです。
母体となるのは鉄鋼メーカーのJFEスチールで、その支えを受けて全国屈指の強豪へと成長してきました。
2003年にNKKと川崎製鉄水島の両野球部が統合して発足し、鉄鋼の名門として全国に知られています。
社会人野球日本選手権にはこれまで18回出場し、2004年には見事に全国制覇を成し遂げました。
都市対抗野球にも15回出場し、2008年と2019年、2026年の3度にわたってベスト8へ進んでいます。
日本ハムで活躍する河野竜生をはじめ、数多くのプロ野球選手を送り出してきた育成力も自慢です。
甲子園や全国の大学で実績を積んだ実力者が、社員として働きながら福山の地で腕を磨いています。
日本選手権を制した鉄鋼の名門は、いまも全国の頂点を本気で狙う強豪であり続けています。
2026年は都市対抗で3度目のベスト8
2026年のJFE西日本は、3月のJABA東京スポニチ大会で初優勝を飾り、最高のスタートを切りました。
6月の都市対抗中国地区二次予選では第2代表をつかみ、5年連続15回目の本大会出場を決めています。
東京ドームでは初戦でトヨタ自動車を7対1で破り、2回戦でも東海理化を4対2で退けました。
準々決勝ではNTT西日本に0対7で敗れたものの、2008年と2019年に並ぶチーム最高のベスト8です。
東京スポニチ大会の優勝で推薦の資格を得ており、秋の日本選手権にも19回目の出場が決まっています。
春と夏の両方で全国の強豪と渡り合った1年は、名門の地力の高さをあらためて示すものになりました。
チームを率いる内田聡監督
2026年のチームを率いるのは、就任から4年目を迎え、投手を軸にした野球を掲げる内田聡監督です。
内田監督のもとでJFE西日本は、少ない失点を守り抜く堅実な戦いでチームづくりを進めてきました。
全国レベルの投手を数多くそろえ、先発から救援まで継投で試合を組み立てる形が持ち味です。
短期決戦の予選では、投手のやりくりと守りの集中力が勝敗を大きく分ける要素になります。
2026年の都市対抗でも毎試合のように継投を重ね、トヨタ自動車と東海理化から白星をつかみました。
その采配のもとで選手たちは、堅い守りと勝負強い攻めを兼ね備えたチームへと成長しています。
2003年に始まった鉄鋼のチーム
JFE西日本硬式野球部の歩みは、2003年にNKKと川崎製鉄水島の両野球部が統合したところから始まります。
発足からわずか1年後の2004年には、社会人野球日本選手権を制して全国の頂点に立ちました。
その決勝では大阪ガスと大会史上最長となる延長15回を戦い抜き、初優勝をつかみ取っています。
2006年からは広島県福山市に岡山県倉敷市を加えた二つの拠点を構え、両市の代表として戦っています。
都市対抗では2008年に初めてベスト8へ進み、2019年にも準々決勝まで勝ち上がりました。
2018年には日本選手権で準優勝を果たし、2024年にも準決勝まで勝ち進んでいます。
全国制覇と準優勝の両方を経験した鉄鋼の名門は、社会人野球界でも屈指の実績を誇ります。
JFEスチールの社員として働きながら白球を追う選手たちが、名門の伝統を守り続けてきました。
プロ野球へ送り出した選手たち
この歩みのなかで、JFE西日本は数多くの選手をプロ野球の世界へと送り出してきました。
河野竜生は2019年のドラフト1位で日本ハムに入団し、チームの名を全国に知らしめています。
2020年には三好大倫がドラフト6位で中日に進み、翌2021年には吉川雄大が楽天から指名を受けました。
発足直後の2003年には稲田直人、2007年には岡本秀寛と、創部の初期からプロ入りが続いています。
社員として働きながら力を伸ばし、プロの舞台へ羽ばたいていけることも、このチームの大きな魅力です。
| 選手 | 守備 | 2026年の役割 |
|---|---|---|
| 長野健大 | 投手 | 都市対抗で2勝を挙げたエース格 |
| 岩本龍之介 | 投手 | 中国二次予選で敢闘賞の本格派左腕 |
| 綿屋樹 | 内野手 | パワーが持ち味の長距離砲 |
| 新田旬希 | 内野手 | トヨタ戦で3ランを放った3番打者 |
| 田中多聞 | 外野手 | 侍U-23候補の外野手 |
JFE西日本硬式野球部の投手陣を徹底分析
都市対抗で2勝を挙げた長野健大と2人の左腕
JFE西日本の投手陣には全国レベルの本格派がそろい、守り勝つ野球の生命線を担っています。
その中心を担うのが、松商学園から天理大へ進み、アジア競技大会の日本代表にも選ばれた長野健大です。
長野健大は都市対抗の初戦で2回2/3を無失点に抑え、2回戦でも7回2失点の好投で2勝目を挙げました。
岡山理大附から亜細亜大へ進んだ岩本龍之介は、最速152キロの直球を武器にする本格派の左腕です。
岩本龍之介は6月の都市対抗中国地区二次予選で敢闘賞に選ばれ、第2代表の獲得に貢献しています。
大阪桐蔭から加わった185センチの左腕・岩本賢志も、東京スポニチ大会の決勝で先発を任されました。
岩本賢志は侍ジャパンのU-23代表候補にも名を連ねた、角度のある球が持ち味の投手です。
継投を支える筒井恒匡と救援の本田眞也
松本工から日本体育大へ進んだ筒井恒匡も、最速149キロを誇る先発の一角として投手陣を支えてきました。
創成館から環太平洋大へ進んだ大石将斗は、2024年の日本選手権の準々決勝で先発を任された右腕です。
高知から広島経済大へ進んだ安岡拳児も、都市対抗の準々決勝で先発のマウンドを託されました。
相洋から神奈川大へ進んだ本田眞也は、都市対抗の3試合すべてで試合の最後を任された救援投手です。
補強選手の山口直哉(日本製鉄山口)も3試合に登板し、初戦では先発で3回2/3を無失点に抑えています。
先発から救援までそろった層の厚さは、連戦の続く短期決戦で大きな武器になっています。
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\最速146キロ・本格派右腕/
| 選手 | 投打 | 2026年の主な特徴 |
|---|---|---|
| 長野健大 | 右投 | 都市対抗で2勝を挙げたエース格 |
| 岩本龍之介 | 左投 | MAX152キロ・二次予選の敢闘賞 |
| 岩本賢志 | 左投 | 侍U-23候補の大阪桐蔭出身左腕 |
| 筒井恒匡 | 右投 | MAX149キロの先発右腕 |
| 本田眞也 | 右投 | 都市対抗3試合で最後を締めた救援 |
JFE西日本硬式野球部の野手陣を徹底分析
都市対抗で打線を引っ張った原俊太と新田旬希
JFE西日本の野手陣は、甲子園や全国レベルの大学で鍛えた好打者が並ぶ分厚い打線です。
1番を打つ済々黌から鹿屋体育大へ進んだ原俊太は、都市対抗の初戦で4打数4安打2打点の大当たりでした。
市立呉から駒澤大へ進んだ新田旬希は、トヨタ自動車戦の4回に右越えの3ランを放っています。
新田旬希は3番で二塁を守り、東海理化戦でも1回の二塁打から先制の流れをつくりました。
4番の古田塁は天理から東洋大へ進んだ右打者で、東海理化戦では2本の本塁打で3打点を挙げました。
補強選手の田中優都(シティライト岡山)も東海理化戦で本塁打を放ち、打線に厚みを加えています。
長打力の綿屋樹と外野の要・田中多聞
鹿児島実から入社した綿屋樹は、180センチ95キロの体から長打を放つ中軸候補の強打者です。
綿屋樹は指名打者として勝負強い打撃を発揮し、一発で試合を動かせるパワーを備えています。
呉港出身の田中多聞は、侍ジャパンのU-23代表候補にも選ばれた身体能力の高い外野手です。
田中多聞はトヨタ自動車戦の4回に押し出しの四球を選び、7点を奪う猛攻の一翼を担いました。
広島商から富士大へ進んだ河内愛哉は、遊撃を守りながら都市対抗の3試合で4安打を放ちました。
奈良大付から帝京大へ進んだ後藤将太は、初戦と準々決勝でマスクをかぶった頼れる捕手です。
報徳学園から明治大へ進んだ篠原翔太も、東海理化戦で捕手を務め、長野健大の好投を引き出しました。
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| 選手 | 守備 | 2026年の主な特徴 |
|---|---|---|
| 原俊太 | 一塁 | 都市対抗の初戦で4安打の1番打者 |
| 新田旬希 | 二塁 | トヨタ戦で3ランを放った3番打者 |
| 古田塁 | 三塁 | 東海理化戦で2本塁打の4番打者 |
| 綿屋樹 | 指名打者 | パワーが持ち味の長距離砲 |
| 田中多聞 | 外野 | 侍U-23候補の外野手 |
JFE西日本硬式野球部の大会展望・優勝予想
3度目のベスト8に届いた2026年の都市対抗
社会人野球の頂点を決めるのが夏の都市対抗野球で、全国の強豪が東京ドームに集う最高峰の舞台です。
2026年のJFE西日本は6月の中国地区二次予選で、日本製鉄山口とシティライト岡山を連破しました。
代表決定戦では同じ広島のJR西日本に0対10で敗れたものの、伯和ビクトリーズを4対3で下しています。
8月30日の1回戦では4回に打者一巡の猛攻で7点を奪い、トヨタ自動車に7対1で快勝しました。
2024年の日本選手権の準決勝で2対4と敗れた相手に、東京ドームで雪辱を果たした形です。
9月3日の2回戦は古田塁の2本塁打などで東海理化を4対2で振り切り、8強入りを決めました。
9月4日の準々決勝ではNTT西日本の3投手に5安打に抑えられ、0対7で敗れています。
それでもベスト8は2008年と2019年に並ぶチーム最高成績で、名門の底力を示した夏になりました。
推薦で決まった日本選手権と2度目の日本一への挑戦
秋に頂点を争う社会人野球日本選手権も、JFE西日本がとりわけ強さを見せてきた舞台です。
この大会には18回出場し、2004年には全国制覇、2018年には準優勝という成績を残してきました。
2026年は3月のJABA東京スポニチ大会を制したことで、地区予選を経ずに本大会へ進む推薦の資格を得ています。
決勝でJR東日本を10対4で下したこの優勝が、19回目となる日本選手権への切符になりました。
第51回大会は10月31日に京セラドーム大阪で開幕し、JFE西日本は11月1日の1回戦に登場します。
相手は夏の都市対抗の2回戦で4対2と破った東海理化で、東海の第2代表として勝ち上がってきました。
昨年の第50回大会は2回戦で日本生命に1対4で敗れ、2024年の4強に続く上位進出はなりませんでした。
都市対抗で見せた投打のかみ合いを再現できれば、2004年以来の日本一も十分に狙える戦力です。
| 年 | 大会・出来事 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 2003年 | 創部 | NKKと川崎製鉄水島の統合で発足 |
| 2004年 | 日本選手権 | 決勝で大阪ガスを延長15回で破り初優勝 |
| 2008年 | 都市対抗野球 | 初のベスト8 |
| 2018年 | 日本選手権 | 準優勝 |
| 2019年 | 都市対抗野球 | 2度目のベスト8 |
| 2026年 | 都市対抗野球 | 3度目のベスト8(○7-1 トヨタ自動車・○4-2 東海理化・●0-7 NTT西日本) |
| 2026年 | 日本選手権 | 東京スポニチ大会優勝の推薦で出場決定(11月1日の1回戦で東海理化と対戦) |
JFE西日本硬式野球部の注目選手
長野健大(投手)
長野健大は、松商学園から天理大へと進んだ、アジア競技大会の日本代表にも選ばれた右腕です。
2026年の都市対抗では初戦と2回戦の2試合で勝利投手となり、チームの8強入りを力強く支えました。
大舞台でも力を発揮するこの長野が、名門の投手陣をエース格として力強く引っ張っています。
岩本龍之介(投手)
岩本龍之介は、岡山理大附から亜細亜大へと進んだ、最速152キロを誇る本格派の左腕です。
6月の都市対抗中国地区二次予選では敢闘賞に選ばれ、東京ドームでも初戦で1回を無失点に抑えました。
力のある直球を武器にするこの岩本が、長野健大とともに投手陣に確かな厚みを加えています。
綿屋樹(内野手)
綿屋樹は、鹿児島実で育った、180センチ95キロの体格を誇る勝負強い長距離砲です。
指名打者として一発で試合を動かせるパワーを備え、高校から直接入社した期待の強打者です。
勝負どころで長打を放つこの綿屋が、秋の日本選手権でもJFE西日本の打線に迫力を与えます。
新田旬希(内野手)
新田旬希は、市立呉から駒澤大へと進んだ、185センチの体格を誇る勝負強い二塁手です。
都市対抗の初戦ではトヨタ自動車から3ランを放ち、3試合で5安打と打線の中心で結果を残しました。
3番打者として打線を引っ張るこの新田が、名門の内野を攻守の両面で力強く支えています。
田中多聞(外野手)
田中多聞は、呉港で育った、侍ジャパンのU-23代表候補にも選ばれた身体能力の高い外野手です。
都市対抗では3試合すべてにスタメンで出場し、中堅と右翼、左翼を守って外野の要を担いました。
攻守で高い能力を見せるこの田中が、秋の大舞台でもJFE西日本の外野を力強く引き締めます。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

JFE西日本硬式野球部の基本情報
- チーム名:JFE西日本硬式野球部
- 本拠地:広島県福山市(岡山県倉敷市にも拠点)
- 創部:2003年(NKKと川崎製鉄水島の両野球部が統合)
- 監督:内田聡
- 所属:日本野球連盟 広島県野球連盟・中国地区野球連盟
- 母体企業:JFEスチール
- 全国大会の実績:日本選手権優勝1回(2004年)・準優勝1回(2018年)/都市対抗ベスト8が3回(2008年・2019年・2026年)
- 2026年の主な成績:JABA東京スポニチ大会優勝・都市対抗ベスト8・日本選手権出場決定
- チームの軸:長野健大・岩本龍之介・綿屋樹・新田旬希・田中多聞
JFE西日本硬式野球部は、広島県福山市を本拠地として2003年に創部された社会人野球の企業チームです。
NKKと川崎製鉄水島の両野球部が統合して発足し、翌2004年に日本選手権で全国制覇を果たしました。
都市対抗野球には通算15回出場し、2026年は2008年と2019年に続く3度目のベスト8に進んでいます。
河野竜生や三好大倫、吉川雄大といった数多くのプロ野球選手を送り出してきた鉄鋼の名門です。
監督は就任4年目の内田聡で、豊富な投手力を軸に守り勝つ野球でチームを率いています。
福山のチームは地域の誇りを背負いながら、二度目の全国制覇という大きな目標を追い続けています。
JFE西日本硬式野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. JFE西日本硬式野球部はどこにありますか?
A. 広島県福山市を本拠地として活動する、JFEスチールを母体とした社会人野球の企業チームです。
Q. JFE西日本硬式野球部はいつ創部されましたか?
A. 2003年にNKKと川崎製鉄水島の両野球部が統合して発足し、翌年に日本選手権を制しました。
Q. 2026年の都市対抗野球ではどこまで勝ち進みましたか?
A. 1回戦でトヨタ自動車を7対1、2回戦で東海理化を4対2で破り、3度目のベスト8に進みました。
Q. 2026年の日本選手権には出場しますか?
A. 東京スポニチ大会優勝の推薦で出場し、11月1日の1回戦で東海理化と対戦します。
Q. プロ野球で活躍したOBはいますか?
A. 2019年のドラフト1位で日本ハムに入団した河野竜生や、中日に進んだ三好大倫らを送り出してきました。
Q. 監督はどんな人物ですか?
A. 就任4年目の内田聡監督が、豊富な投手力を軸に継投で守り勝つ野球を掲げてチームを率いています。
JFE西日本硬式野球部のまとめ
JFE西日本硬式野球部は、広島県福山市を本拠地として2003年に創部された社会人野球の名門です。
2026年は東京スポニチ大会を制し、夏の都市対抗では2008年と2019年に並ぶベスト8まで勝ち進みました。
長野健大が2勝を挙げた投手陣に、原俊太や新田旬希、古田塁が並ぶ打線がかみ合った夏でした。
次の舞台は11月1日の東海理化戦から始まる日本選手権で、2004年以来2度目の日本一が目標です。
鉄鋼の街・福山から全国の頂点を目指すJFE西日本の挑戦は、この秋もまだまだ終わりません。
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