JR西日本硬式野球部は、広島県広島市を本拠地として全国の舞台で戦ってきた社会人野球の企業チームです。
母体は西日本旅客鉄道で、1935年に広島鉄道局として創部してから90年を超える歴史を誇っています。
2026年は都市対抗に5年連続で出場し、秋は日本選手権の中国地区最終予選で本大会を目指す立場です。
この記事では、JR西日本硬式野球部の投打の戦力と2026年シーズンの戦いぶりを、詳しく分析していきます。
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まずは2026年のJR西日本硬式野球部の現在地を、下の表で早わかりの形にまとめます。
| 項目 | 2026年のJR西日本硬式野球部 |
|---|---|
| 本拠地 | 広島県広島市 |
| 創部 | 1935年(広島鉄道局) |
| 監督 | 田村亮 |
| 所属 | 日本野球連盟 広島県野球連盟 |
| 都市対抗最高成績 | ベスト8(2017年・2018年・2022年) |
| 2026年都市対抗 | 1回戦敗退(中国第1代表・●4-7 大阪ガス) |
| 2026年日本選手権 | 中国地区最終予選に出場(10月3日〜8日・8チームで2枠) |
JR西日本硬式野球部の2026年戦力総評
チーム総評|90年の歴史を誇る鉄道の伝統チーム
JR西日本硬式野球部は、広島県広島市を拠点として長く戦ってきた社会人野球の企業チームです。
母体となるのは鉄道会社の西日本旅客鉄道で、その支えを受けて中国地区でも屈指の実力を築いてきました。
創部は1935年にさかのぼり、広島鉄道局の野球部として発足した90年の歴史を誇る伝統チームです。
都市対抗野球には通算9回出場し、2017年と2018年、2022年の3度にわたってベスト8まで勝ち進みました。
オリックスの主砲・杉本裕太郎をはじめ、複数のプロ野球選手を送り出してきた育成力も自慢です。
全国から実力者を集める一方で、地元広島の高校や大学の出身者も数多く在籍してきました。
全国と地元の力を融合させた選手層の厚さが、鉄道のチームの安定した強さを支えています。
90年の歴史を誇る鉄道の伝統チームは、いまも全国の頂点を本気で狙う集団であり続けています。
2026年は中国第1代表で東京ドームへ
2026年のJR西日本は、3月の松本滝蔵旗の広島県大会で優勝し、シーズンの勢いをつかみました。
6月の都市対抗中国地区二次予選では代表決定戦でJFE西日本を10対0で破り、第1代表をつかんでいます。
この大会では花村凌が最高殊勲選手賞、土居拓海が首位打者賞に輝き、投打の軸が存在感を示しました。
5年連続9回目の本大会では、8月28日の1回戦で大阪ガスと東京ドームで対戦しました。
9回表に3点を奪って4対2と逆転しましたが、その裏に満塁本塁打を浴びて4対7のサヨナラ負けを喫しています。
勝利まであと1アウトに迫った一戦の悔しさは、秋の日本選手権へ向けた大きな原動力になっています。
チームを率いる田村亮監督
2026年のチームを率いるのは、鉄道の伝統チームを預かり、投手を軸にした野球を掲げる田村亮監督です。
田村監督のもとでJR西日本は、少ない失点を守り抜く堅実な戦いでチームづくりを進めてきました。
力のある投手を数多くそろえ、先発から救援まで継投で試合を組み立てる形が持ち味です。
8チームで2枠を争う秋の予選では、投手のやりくりと守りの集中力が勝敗を大きく分けます。
都市対抗の二次予選でも花村凌を軸に継投を重ね、3試合を通じて失点を2点に抑えて代表をつかみました。
その采配のもとで選手たちは、堅い守りと勝負強い打撃を兼ね備えたチームへと成長しています。
1935年に始まった広島鉄道のチーム
JR西日本硬式野球部の歩みは、1935年に広島鉄道局の野球部として発足したところから始まりました。
1950年に広島鉄道管理局と名を改め、国鉄の分割民営化でJR西日本の野球部となっています。
1999年に日本選手権で全国大会に初めて出場し、2004年には七十七銀行を破って全国初勝利を挙げました。
この一戦は2大大会で初めてタイブレークが適用された試合で、延長の激闘を制しての白星でした。
2005年から活動を休止した時期を経て、2013年に野球部としての活動を再開しています。
翌2014年には創部80年目にして、都市対抗野球の本大会に初めて出場する悲願を果たしました。
その後は2017年と2018年、2022年に都市対抗でベスト8へ進み、全国屈指の実力チームへと成長しました。
西日本旅客鉄道の社員として働きながら白球を追う選手たちが、鉄道の伝統を守り続けています。
プロ野球へ送り出した選手たち
この長い歩みのなかで、JR西日本は複数の選手をプロ野球の世界へと送り出してきました。
2015年のドラフトでは、杉本裕太郎がオリックスから10位、高野圭佑がロッテから7位で指名を受けています。
杉本裕太郎はのちにオリックスの主砲へと成長し、チームの名を全国に知らしめる存在になりました。
2019年には佐藤直樹がソフトバンクからドラフト1位、2023年には石黒佑弥が阪神から5位で指名されています。
鉄道の仕事と野球を両立しながらプロへの道を切り開いた先輩たちの姿は、いまの選手たちの目標です。
| 選手 | 守備 | 2026年の役割 |
|---|---|---|
| 花村凌 | 投手 | 二次予選の最高殊勲選手に輝いた左腕 |
| 中岡大河 | 投手 | MAX150キロの日本代表候補 |
| 土居拓海 | 内野手 | 二次予選で首位打者賞の三塁手 |
| 戸田航史 | 外野手 | 長打力が持ち味の右翼手 |
| 安田大輝 | 内野手 | 侍U-23候補の二塁手 |
JR西日本硬式野球部の投手陣を徹底分析
最高殊勲選手に輝いた左腕・花村凌
JR西日本の投手陣には大舞台で結果を残してきた本格派がそろい、守り勝つ野球の柱になっています。
その中心を担うのが、神戸国際大付から大阪商業大へ進み、切れのある投球を見せる左腕の花村凌です。
花村凌は代表決定戦でJFE西日本を8回3安打で完封し、二次予選の最高殊勲選手に選ばれました。
8月28日の大阪ガス戦でも先発のマウンドに立ち、6回1/3を2失点にまとめて試合をつくっています。
昨年の日本選手権でも先発を任され、Honda鈴鹿との投手戦で0対1の惜敗を喫しました。
この試合で打線は井村勇介にノーヒットノーランを許し、大会史上2人目の記録を献上しています。
中岡大河と大畑理暉が支える継投
広島商から富士大へ進んだ中岡大河は最速150キロを誇り、社会人日本代表の候補にも選ばれた右腕です。
中岡大河はJABA選抜にも名を連ねた実力派で、先発から救援まで幅広い役割をこなしてきました。
履正社から奈良学園大へ進んだ大畑理暉も、最速151キロの直球を武器にする力のある右腕です。
大畑理暉は2024年の日本選手権の1回戦で王子を相手に勝利投手となり、全国での白星を経験しています。
石見智翠館から立命館大へ進んだ京極翔也も、最速148キロを誇る先発の一角を担ってきました。
高知商から天理大へ進んだ真城翔大は、社会人日本代表の候補にも選ばれた技巧派の右腕です。
先発から救援まで力のある投手をそろえた層の厚さは、8チームで2枠を争う秋の予選で大きな武器になります。
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| 選手 | 投打 | 2026年の主な特徴 |
|---|---|---|
| 花村凌 | 左投 | 二次予選の最高殊勲選手 |
| 中岡大河 | 右投 | MAX150キロの日本代表候補 |
| 大畑理暉 | 右投 | MAX151キロの本格派 |
| 京極翔也 | 右投 | MAX148キロの先発右腕 |
| 真城翔大 | 右投 | 日本代表候補の技巧派 |
JR西日本硬式野球部の野手陣を徹底分析
首位打者に輝いた土居拓海と上位打線
JR西日本の野手陣には、甲子園や全国の大学で実績を積んだ好打者が上位から下位まで並んでいます。
打線の中軸を担うのが、広島新庄から入社し、三塁を守る勝負強い内野手の土居拓海です。
土居拓海は6月の都市対抗中国地区二次予選で10打数6安打を記録し、首位打者賞を受けました。
履正社から立正大へ進んだ安田大輝は、侍ジャパンのU-23代表候補にも選ばれた二塁手です。
安田大輝は大阪ガス戦で3番を任され、チームが放った5本の安打のうちの1本を記録しています。
玉野から大阪体育大へ進んだ田村強は、アジア競技大会の日本代表にも選ばれたことがある好打者です。
開星から近畿大学工学部へ進んだ杉本涼は、地元・三次の出身で遊撃を守り、1番打者を務めました。
大阪ガス戦で逆転打を放った大倉卓也と櫻井涼
智弁和歌山から関西学院大へ進んだ大倉卓也は、センターを守るベテランとして打線を支えています。
大倉卓也は大阪ガス戦の9回2死一、二塁で右翼への二塁打を放ち、2点を挙げて逆転に成功しました。
広島商から近畿大学工学部へ進んだ櫻井涼も、続く打席で左翼への適時二塁打を放ちました。
櫻井涼は2回にも先制の適時打を放っており、この試合でチームの4点のうち2点をたたき出しています。
大商大高から大阪商業大へ進んだ戸田航史は、一発で試合を動かす長打力を備えた外野手です。
2025年の都市対抗では田村強と櫻井涼が本塁打を放っており、一振りで流れを変える打者がそろっています。
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| 選手 | 守備 | 2026年の主な特徴 |
|---|---|---|
| 土居拓海 | 三塁 | 二次予選で首位打者賞 |
| 安田大輝 | 二塁 | 侍U-23候補の3番打者 |
| 大倉卓也 | 外野 | 大阪ガス戦で逆転の2点二塁打 |
| 櫻井涼 | 一塁 | 大阪ガス戦で2打点 |
| 戸田航史 | 外野 | 長打力が持ち味の右翼手 |
JR西日本硬式野球部の大会展望・優勝予想
あと1アウトに泣いた2026年の都市対抗
夏の都市対抗野球は、各地の予選を勝ち抜いたチームが東京ドームで日本一を争う社会人野球の最高峰です。
JR西日本は6月の中国地区二次予選で、三菱自動車倉敷オーシャンズとMSH医療専門学校を連破しました。
代表決定戦ではJFE西日本を10対0で下し、5年連続9回目の本大会出場を第1代表で決めています。
8月28日の1回戦は大阪ガスとの対戦になり、2回に櫻井涼の適時打で1点を先制しました。
その後は島袋大地のソロと高橋佑八の適時打で1対2と逆転され、追いかける展開が続いています。
9回表は2死一、二塁から大倉卓也の2点二塁打と櫻井涼の適時二塁打で、4対2と試合をひっくり返しました。
しかしその裏、2死走者なしから2安打と2四球、暴投で1点を返され、満塁の場面を迎えます。
最後は清水聖也に左越えの満塁本塁打を浴び、4対7のサヨナラ負けで東京ドームを去りました。
10月3日に始まる日本選手権の中国地区最終予選
秋に頂点を争う社会人野球日本選手権は、JR西日本がこれまでに10回出場してきた舞台です。
2026年の中国地区最終予選は10月3日から8日まで、周南市の津田恒実メモリアルスタジアムで行われます。
出場する8チームで本大会の2枠を争い、敗れたチームにも敗者復活戦から代表を狙う道が残されています。
JR西日本の初戦は10月3日午前10時からの第1試合で、相手は創部1年目の三協クリエイトです。
勝てば10月5日の準決勝に進み、10月7日の第1代表決定戦で本大会への切符を争う日程になりました。
中国の2強の一角・JFE西日本が推薦で本大会へ進んだため、JR西日本は予選で本命の立場に立っています。
昨年の本大会で許したノーヒットノーランの雪辱へ、まずは3年連続11回目の出場権をつかみたいところです。
| 年 | 大会・出来事 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 1935年 | 創部 | 広島鉄道局の野球部として発足 |
| 1999年 | 日本選手権 | 全国大会に初出場 |
| 2014年 | 都市対抗野球 | 創部80年目で本大会初出場 |
| 2017年・2018年 | 都市対抗野球 | 2年連続でベスト8 |
| 2022年 | 都市対抗野球 | 3度目のベスト8 |
| 2026年 | 都市対抗野球 | 1回戦●4-7 大阪ガス(9回裏にサヨナラ満塁本塁打) |
| 2026年 | 日本選手権中国地区最終予選 | 10月3日の初戦で三協クリエイトと対戦 |
JR西日本硬式野球部の注目選手
花村凌(投手)
花村凌は、神戸国際大付から大阪商業大へと進んだ、切れのある投球が持ち味の左腕のエースです。
6月の代表決定戦ではJFE西日本を完封し、都市対抗中国地区二次予選の最高殊勲選手に選ばれました。
大一番で全国への切符を手繰り寄せたこの花村が、秋の予選でも鉄道のチームの投手陣を引っ張ります。
中岡大河(投手)
中岡大河は、地元の広島商から富士大へと進んだ、最速150キロの直球を誇る本格派の右腕です。
社会人日本代表の候補やJABA選抜にも選ばれ、全国レベルの実力を認められてきました。
先発から救援までこなすこの中岡が、花村凌とともに投手陣に確かな厚みを加えています。
土居拓海(内野手)
土居拓海は、広島新庄から高校卒業後に入社し、三塁を守る勝負強い打撃が光る内野手です。
6月の都市対抗中国地区二次予選では10打数6安打を記録し、打率6割で首位打者賞に輝きました。
中軸で得点を重ねるこの土居が、秋の予選でも鉄道のチームの打線を力強く引っ張ります。
戸田航史(外野手)
戸田航史は、大商大高から大阪商業大へと進んだ、186センチ88キロの体格を誇る長距離打者です。
8月28日の大阪ガス戦では6番右翼で先発出場し、東京ドームの大舞台を経験しました。
右翼を守りながら一発を狙うこの戸田が、秋の予選でもJR西日本の打線に迫力を与えます。
安田大輝(内野手)
安田大輝は、履正社から立正大へと進み、二塁の守備と勝負強い打撃で存在感を示す内野手です。
2026年には侍ジャパンのU-23代表候補にも選ばれ、その実力に全国から注目が集まっています。
都市対抗の大阪ガス戦で3番を任されたこの安田が、鉄道のチームの内野を攻守の両面で支えています。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

JR西日本硬式野球部の基本情報
- チーム名:JR西日本硬式野球部
- 本拠地:広島県広島市
- 創部:1935年(広島鉄道局の野球部として発足)
- 監督:田村亮
- 所属:日本野球連盟 広島県野球連盟・中国地区野球連盟
- 母体企業:西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 全国大会の実績:都市対抗9回出場・ベスト8が3回(2017年・2018年・2022年)/日本選手権10回出場
- 2026年の主な成績:松本滝蔵旗優勝・都市対抗中国第1代表(本大会は1回戦敗退)
- チームの軸:花村凌・中岡大河・土居拓海・戸田航史・安田大輝
JR西日本硬式野球部は、広島県広島市を本拠地として1935年に創部された社会人野球の企業チームです。
広島鉄道局として発足したのち、国鉄の分割民営化を経て現在のJR西日本硬式野球部となりました。
都市対抗野球には通算9回出場し、2017年と2018年、2022年の3度にわたってベスト8へ進んでいます。
オリックスの杉本裕太郎や、ソフトバンクにドラフト1位で入団した佐藤直樹らをプロへ送り出してきました。
監督は鉄道の伝統チームを預かる田村亮で、投手を軸に守り勝つ野球でチームを率いています。
広島のチームは地域の誇りを背負いながら、全国での勝利という大きな目標を追い続けています。
JR西日本硬式野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. JR西日本硬式野球部はどこにありますか?
A. 広島県広島市を本拠地として活動する、西日本旅客鉄道を母体とした社会人野球の企業チームです。
Q. JR西日本硬式野球部はいつ創部されましたか?
A. 1935年に広島鉄道局の野球部として発足し、90年を超える歴史を誇る伝統チームです。
Q. 2026年の都市対抗野球ではどんな結果でしたか?
A. 中国第1代表で本大会に出場し、1回戦で大阪ガスに4対7のサヨナラ負けを喫しました。
Q. 2026年の日本選手権には出場しますか?
A. 10月3日から周南市で行われる中国地区最終予選で、8チームで争う2つの代表枠を目指します。
Q. プロ野球で活躍したOBはいますか?
A. オリックスの主砲・杉本裕太郎や、ソフトバンクへドラフト1位で進んだ佐藤直樹らを送り出してきました。
Q. 監督はどんな人物ですか?
A. 鉄道の伝統チームを預かる田村亮監督が、投手を軸に守り勝つ野球でチームを率いています。
JR西日本硬式野球部のまとめ
JR西日本硬式野球部は、広島県広島市を本拠地として1935年に創部された社会人野球の伝統チームです。
2026年は都市対抗の中国地区二次予選を制し、5年連続9回目の本大会出場をつかみました。
東京ドームでは大阪ガスに9回裏のサヨナラ満塁本塁打で敗れ、あと1アウトに泣く悔しい夏になりました。
次の舞台は10月3日に始まる日本選手権の中国地区最終予選で、3年連続の本大会出場が目標です。
花村凌と土居拓海を軸に夏の悔しさを晴らそうとする鉄道のチームの挑戦は、まだまだ終わりません。
▶ 2026年ドラフト候補のスカウト評価・指名予想を深掘り!「ドラフト候補研究所」はこちら




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