関甲新学生野球連盟で、甲信越を代表する私立大学があります。山梨県甲府市の山梨学院大学です。
強豪ぞろいのリーグで、若い選手を主力に据えて戦うチームです。2026年春は勝率5割の成績で、上位をうかがう位置につけました。
系列の山梨学院高校からの進学者も多く、着実に力をつけています。
この記事では山梨学院大学野球部の2026年の戦力を投手陣・野手陣の両面から分析し、リーグ戦の展望や注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年の山梨学院大学の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の山梨学院大学 |
|---|---|
| 所在地 | 山梨県甲府市酒折 |
| 設置 | 私立(強化育成クラブ) |
| 2026年春の成績 | 関甲新1部 5位(7勝7敗・勝率.500) |
| 登録選手 | 140人 |
| チームの軸 | 長尾涼太郎・乙黒颯斗・黒澤后琉・福山喬哉 |
山梨学院大学野球部の2026年戦力総評
チーム総評|勝率5割で上位をうかがう
2026年春の山梨学院大学は7勝7敗の勝率5割で、リーグ5位に入りました。同じ星の松本大学と並ぶ、8校中の中位の成績です。
注目したいのは、得点66・失点43という得失点差プラス23の内容です。勝率は5割でも、得点力ではむしろ上位に迫るものがありました。
8チームによる2回戦総当たりのリーグ戦を、五分の星で終えています。あと一歩の接戦を勝ち切れれば、上位進出も十分に見えてきます。
王者・上武大学をはじめ、白鷗大学や平成国際大学の壁は高い相手です。この強豪たちに割って入ることが、秋に向けた大きな目標になります。
6節では作新学院大学を10対1、5対1で連破し、力の差を見せつけました。一方で7節の関東学園大学戦は1勝1敗と、接戦を勝ちきれませんでした。
若い主力と山梨学院高からの進学
このチームの特徴は、2年生と1年生が主力に多く名を連ねる若さにあります。系列の山梨学院高校から進んだ選手が、その中心を担っています。
1番中堅の黒澤后琉や4番左翼の河内佑樹は、ともに2年生の山梨学院高出身です。遊撃の針尾泰地も同じ2年生で、内外野に若い顔ぶれが並びます。
山梨学院高校は、甲子園でも活躍する全国区の強豪校にほかなりません。その主力が同じ系列の大学へ進む流れが、確かな土台になっています。
山梨学院高校は2023年のセンバツで全国制覇を果たした、名門中の名門です。その甲子園経験者が大学でもプレーする、恵まれた布陣になっています。
若い選手が経験を積みながら成長している、伸びしろの大きいチームです。この世代が上級生になる頃には、さらなる飛躍が期待できます。
元巨人・藤本茂喜監督の新体制
2026年から、チームは新たに藤本茂喜監督のもとでスタートを切りました。1983年に読売ジャイアンツへ入団した、元プロ野球選手です。
プロでの経験を経て、その後は大学野球の指導へと足を踏み入れました。豊富な経験をチームづくりに生かす、新しい船出のシーズンです。
コーチには、社会人の東芝で左腕エースを務めた須田喜照が名を連ねます。1999年の都市対抗野球優勝時には、最高殊勲選手の橋戸賞に輝きました。
社会人野球のトップレベルを知る指導者が、若いチームを支えています。プロと社会人の両方に精通したスタッフが、選手の成長を後押しします。
部長は法学部教授の齋藤雅代が務め、指導体制も整っています。新監督のもとで、チームは新たな一歩を踏み出しました。
4年生と若手が融合した打線
打線は経験豊富な4年生と、勢いのある若手が融合した構成です。2番右翼の百瀬竣都や二塁の乙黒颯斗が、上級生として打線を支えます。
百瀬は松商学園、乙黒は東海大甲府から進んだ、確かな実績を持つ選手です。この4年生たちが、若い打線に落ち着きをもたらしています。
三塁の長尾涼太郎は、この春のリーグで表彰を受けた実力者です。千葉英和から進んだ4年生で、打線の中軸を力強く担いました。
189センチの大型内野手・安池重暢も、長打力で存在感を放ちます。三重から進んだ4年生で、一発のある右の強打者として期待されています。
5月10日の松本大学戦では、1回裏に3点を先制して主導権を握りました。序盤から得点できる集中力が、この打線の大きな武器になっています。
| 打順 | 守備 | 選手 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 中 | 黒澤后琉 | 2年 |
| 2 | 右 | 百瀬竣都 | 4年 |
| 3 | 二 | 乙黒颯斗 | 4年 |
| 4 | 左 | 河内佑樹 | 2年 |
| 5 | DH | 鳴海柚萊 | 1年 |
| 6 | 一 | 山田涼 | 1年 |
| 7 | 三 | 長尾涼太郎 | 4年 |
| 8 | 捕 | 町田宗治 | 3年 |
| 9 | 遊 | 針尾泰地 | 2年 |
山梨学院大学野球部の投手陣を徹底分析
投手陣は、若い先発陣が軸となって試合をつくってきました。2年生の福山喬哉が、先発の一角として登板を重ねています。
熊本の文徳から進んだ福山は、リーグ戦で先発マウンドを任されました。若さを感じさせない落ち着いた投球で、チームを支えています。
山梨学院高校で甲子園を経験した1年生投手も、続々と入部しています。津島悠翔や加藤優空といった左腕が、将来の投手陣を担う存在です。
もう一枚の先発として、櫻田隆誠が安定した投球を見せました。5月16日の作新学院大学戦では、7回を投げて自責点1と好投しています。
この試合は10対1の快勝で、櫻田が長いイニングを投げ抜きました。先発が試合をつくる形が、チームの勝ち星を支えています。
救援では鈴木爽太らが登板し、リードを守る役割を担いました。若い投手陣が経験を積みながら、少しずつ力をつけています。
失点43はリーグでも上位の少なさで、守り全体の安定感がうかがえます。投手陣が踏ん張れば、接戦をものにできる試合が増えていきます。
先発の駒がそろってきたことは、長いリーグ戦を戦ううえで心強い材料です。この若い投手陣がさらに成長すれば、上位進出も見えてきます。
津島悠翔は高校時代、2025年と2026年のセンバツでマウンドに立ちました。抜群の制球力を持つ左腕として、大学でも成長が期待されています。
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| 選手 | 学年 | 2026年春の主な役割 |
|---|---|---|
| 福山喬哉 | 2年 | 先発の一角・文徳出身・落ち着いた投球 |
| 櫻田隆誠 | ― | 先発・5月16日の作新戦で7回自責点1・10-1快勝 |
| 鈴木爽太 | ― | 救援・リードを守る役割 |
山梨学院大学野球部の野手陣を徹底分析
打線の持ち味は、若手と4年生が入り混じった得点力の高さにあります。チーム66得点は勝率5割のチームとしては多く、破壊力を感じさせます。
5月23日の関東学園大学戦では、2回裏に一挙5点を奪って逆転しました。1回に先制されながらも、すぐに反撃する勝負強さを見せています。
1番中堅の黒澤后琉は、2年生ながら切り込み隊長を任されました。山梨学院高から進んだ俊足の外野手で、出塁して好機をつくります。
4番を打つ河内佑樹も、同じ2年生で山梨学院高出身の左打者です。若い中軸として、打線のクリーンアップを力強く担いました。
上級生では、二塁の乙黒颯斗と右翼の百瀬竣都が打線を引き締めます。ともに4年生で、経験に裏打ちされた勝負強さが光ります。
三塁の長尾涼太郎は、この春のリーグで表彰を受けた実力者です。千葉英和から進んだ4年生で、中軸で確かな打撃を見せました。
1年生の鳴海柚萊や山田涼も、早くもスタメンに名を連ねています。鳴海は札幌、山田は岡山学芸館から進んだ、将来有望な選手です。
鳴海柚萊は高校時代、夏の甲子園で1番打者を務めた経験があります。聖光学院戦で2安打を放つなど、大舞台での実績も持つ外野手です。
捕手は3年生の町田宗治が、沖縄の興南から進んで扇の要を務めます。遊撃の針尾泰地とともに、守備の中心として存在感を放ちます。
長打力では、189センチの安池重暢が右の大砲として控えています。多彩な打者がそろう打線は、切れ目なく得点を重ねられるのが強みです。
上位から下位まで得点力があり、二桁得点を挙げた試合も複数ありました。若手が経験を積むほど、得点力はさらに高まっていきそうです。
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| 選手 | 守備 | 2026年春の主な役割 |
|---|---|---|
| 長尾涼太郎 | 三塁手(4年) | この春の表彰選手・中軸を担う・千葉英和出身 |
| 乙黒颯斗 | 二塁手(4年) | 上級生として打線を支える・東海大甲府出身 |
| 黒澤后琉 | 外野手(2年) | 1番中堅・切り込み隊長・山梨学院高出身 |
| 河内佑樹 | 外野手(2年) | 4番左翼・若い中軸・山梨学院高出身 |
| 安池重暢 | 内野手(4年) | 189cmの大型内野手・長打が魅力・三重出身 |
山梨学院大学野球部のリーグ戦展望・優勝予想
秋のリーグ戦で山梨学院大学が目指すのは、上位への進出です。春の5位から順位を押し上げ、Aクラス入りをうかがう戦いになります。
鍵を握るのは、王者・上武大学をはじめとする上位校との対戦です。この強豪から白星を奪えるかが、順位を左右する大きな分かれ目です。
得失点差プラス23が示すとおり、地力は決して下位のものではありません。接戦を勝ち切る勝負強さを磨けば、上位進出は十分に射程内です。
春に上位を占めた3校は、いずれも得失点差で大きく抜けていました。この差をどう詰めるかが、Aクラス入りへの現実的な課題になります。
打線は4年生の長尾涼太郎や乙黒颯斗が、最後の秋に力を尽くします。経験豊富な上級生が、若い打線をしっかりと引っ張ります。
投手陣は2年生の福山喬哉や櫻田隆誠が、引き続き先発を担います。若い先発陣がさらに成長すれば、失点はより抑えられます。
2年生の黒澤后琉や河内佑樹ら、若手の伸びしろも大きな魅力です。この世代が主力として成熟すれば、チームは一段と強くなります。
新監督の藤本茂喜にとっても、秋は真価が問われるシーズンです。就任1年目の春に続き、チームをどこまで押し上げられるかが注目されます。
系列の山梨学院高校からは、有望な選手が今後も加わってきます。長い目で見ても、上位を狙える戦力が整いつつあるチームです。
| 順位 | 大学 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 上武大学 | 13勝1敗 | .929 |
| 2 | 白鷗大学 | 11勝3敗 | .786 |
| 3 | 平成国際大学 | 10勝4敗 | .714 |
| 4 | 松本大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 5 | 山梨学院大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 6 | 関東学園大学 | 6勝8敗 | .429 |
| 7 | 作新学院大学 | 1勝13敗 | .071 |
| 7 | 常磐大学 | 1勝13敗 | .071 |
山梨学院大学野球部の注目選手
長尾涼太郎(三塁手・4年)
2026年春のリーグで表彰を受けた、打線の中軸を担う内野手です。千葉英和から進んだ4年生で、勝負強い打撃が持ち味になります。
三塁の守備でも堅実さを見せ、攻守にわたってチームを支えました。若い打線の中で、上級生として存在感を放つ選手です。
最終学年として、秋も打線の柱を担うことになります。この長尾がどれだけ打つかが、上位進出の大きな鍵になります。
乙黒颯斗(二塁手・4年)
二塁の守備を任される、経験豊富な4年生の内野手です。東海大甲府から進み、堅い守備と安定した打撃で貢献してきました。
上位打線に座り、若いチームに落ち着きをもたらす存在です。センターラインを預かる、守備の要の一人でもあります。
最終学年として、秋もチームの中心を担い続けます。上級生としての経験が、接戦の場面で生きてきます。
黒澤后琉(外野手・2年)
1番中堅として打線をけん引する、2年生の俊足外野手です。系列の山梨学院高校から進んだ、期待の若手になります。
出塁して足でかき回し、上位打線の起点として機能しました。センターの守備範囲も広く、走攻守で目を引く存在です。
2年生として、今後のチームの中心を担う選手です。経験を積むごとに、さらなる成長が期待されます。
河内佑樹(外野手・2年)
4番を任される、2年生ながら中軸を担う左打ちの外野手です。黒澤と同じく山梨学院高校から進んだ、将来有望な打者です。
若い中軸として、クリーンアップで打線を力強く引っ張りました。長打力を秘めた打撃は、チームの得点源になっています。
2年生として、これからの飛躍が大いに期待される選手です。上級生になる頃には、リーグを代表する打者を目指します。
福山喬哉(投手・2年)
先発の一角を担う、2年生の若い投手です。熊本の文徳から進み、リーグ戦でマウンドを任されてきました。
若さを感じさせない落ち着いた投球で、試合をつくってきました。櫻田隆誠とともに、先発陣の中心を担う存在です。
2年生として、今後の成長が最も楽しみな投手の一人です。この福山が軸に育てば、投手陣はさらに安定します。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

山梨学院大学の基本情報
- 所在地:山梨県甲府市酒折
- 設置:私立(硬式野球部は強化育成クラブ)
- 所属リーグ:関甲新学生野球連盟(1部)
- 監督:藤本茂喜(2026年から就任・元巨人)
- 部長:齋藤雅代
- 部員:2026年のリーグ登録は140人
- 2026年春の成績:5位(7勝7敗・勝率.500)
- 主なOB:高梨裕稔(日本ハム・ヤクルト)、宮崎一樹(日本ハム)、田中貴也(巨人・楽天)
山梨学院大学は山梨県甲府市に校舎を構える、県内有数の私立大学です。硬式野球部は大学の強化育成クラブとして活動しています。
所属する関甲新学生野球連盟は、関東と甲信越の大学が加盟するリーグです。春と秋に2回戦総当たりのリーグ戦を行う、勝率制のリーグになります。
上位に勝ち進めば、全日本大学野球選手権や明治神宮大会への道が開けます。強豪ぞろいのリーグで、山梨学院大学は上位進出を目指しています。
系列に、甲子園で活躍する山梨学院高校を持つ点も大きな特徴です。高校からの内部進学が、チームの継続的な強化につながっています。
プロ野球にも選手を送り出し、高梨裕稔は日本ハムやヤクルトで活躍しました。宮崎一樹は日本ハム、田中貴也は捕手としてプロでプレーしています。
高梨裕稔は先発の右腕として、プロで息の長い活躍を続けてきました。近年も中込陽翔が楽天へ進むなど、その先を目指せる環境が整っています。
2026年からは元巨人の藤本茂喜が監督に就任し、新体制が始まりました。140人の部員が、上位進出を目指して日々練習に励んでいます。
甲府市酒折のキャンパスを拠点に、選手たちは日々練習を積んでいます。系列校からの進学と全国からの入部が、部の層の厚さを支えています。
山梨学院大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 山梨学院大学はどのリーグに所属していますか?
A. 関甲新学生野球連盟に所属しています。関東と甲信越の大学が加盟する連盟で、山梨学院大学はその1部リーグに名を連ねています。
Q. 2026年春のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 7勝7敗の勝率5割で5位でした。得失点差はプラス23で、勝率は5割ながら得点力ではリーグ上位に迫る内容でした。
Q. プロ野球選手を出していますか?
A. 出しています。高梨裕稔が日本ハムやヤクルト、宮崎一樹が日本ハムで活躍し、田中貴也や中込陽翔もプロでプレーしています。
Q. どんなチームですか?
A. 2年生と1年生の若手が主力を担う、伸びしろの大きいチームです。系列の山梨学院高校からの内部進学が、強化の土台になっています。
Q. 2026年春に活躍した選手は誰ですか?
A. 4年生の長尾涼太郎がリーグの表彰を受けました。2年生の黒澤后琉や河内佑樹が、若い中軸として打線を引っ張っています。
Q. 監督は誰ですか?
A. 2026年から、元巨人の藤本茂喜が監督に就任しました。新体制のもとで、チームは上位進出を目指しています。
山梨学院大学野球部のまとめ
2026年春の山梨学院大学は7勝7敗の勝率5割で、リーグ5位に入りました。得失点差プラス23が示すとおり、得点力では上位に迫る内容でした。
打線は4年生の長尾涼太郎や乙黒颯斗、2年生の黒澤后琉や河内佑樹が引っ張りました。若手と上級生が融合した、伸びしろの大きいチームです。
投手陣も2年生の福山喬哉や櫻田隆誠が先発を担い、失点を抑えました。系列の山梨学院高校からの進学が、チームの土台になっています。
2026年から元巨人の藤本茂喜が監督に就任し、新体制がスタートしました。秋は上位進出を目指し、若いチームのさらなる成長に注目です。
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