南東北大学野球連盟で11季連続の優勝を重ねている絶対的な王者が、福島県いわき市に本拠を置く東日本国際大学です。
2026年秋のリーグ戦は13勝1敗で11季連続43回目の優勝を果たし、明治神宮大会の東北地区代表決定戦では準優勝に終わりました。
この記事では東日本国際大学野球部の2026年の戦力を投手陣・野手陣の両面から分析し、秋の戦いぶりや注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年の東日本国際大学の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の東日本国際大学 |
|---|---|
| 所在地 | 福島県いわき市平鎌田字寿金沢 |
| 設置 | 私立 |
| 2026年春の成績 | 南東北 優勝(14勝0敗・勝率1.000) |
| 2026年秋の成績 | 南東北 優勝(13勝1敗・11季連続43回目) |
| 東北地区代表決定戦 | 準優勝(決勝で仙台大学に1対6) |
| 登録選手(春) | 39人(投手15・捕手2・内野手14・外野手8) |
| チームの軸 | 中村アラシュ・黒田義信・森川晟・柴晴蒼 |
東日本国際大学野球部の2026年戦力総評
チーム総評|13勝1敗で11季連続の優勝
2026年秋の東日本国際大学は14試合を13勝1敗で終え、勝率.929で11季連続43回目のリーグ優勝を果たしました。
開幕から9連勝で首位を走り、9月27日の東北公益文科大学戦に4対5で敗れたのが2026年のリーグ戦で喫した初めての黒星でした。
14試合の総得点は106点で失点は20点にとどまり、5試合が相手を0点に抑えた完封勝ち、9試合がコールド勝ちという内容です。
最終週は開幕から11連勝していた新潟医療福祉大学に6対2、14対7と連勝し、10月12日の最終戦に勝って優勝を決めました。
表彰では2年生の中村アラシュが最優秀選手賞と打点王、本塁打王に輝き、3年生の森川晟が最優秀投手賞を受賞しています。
14戦全勝で駆け抜けた春
2026年春の東日本国際大学は14試合を戦って一度も負けることなくリーグ戦を終え、勝率1.000という数字は8校が争うリーグでは圧倒的でした。
14試合の総得点は132点に達して失点はわずか15点にとどまり、1試合平均で9点以上を奪って1点しか与えていない計算になります。
14試合のうち8試合が相手を0点に抑えた完封勝ちで同じく8試合がコールド勝ちであり、接戦らしい接戦はほとんどありませんでした。
優勝が決まったのは5月23日の東北公益文科大学戦の6対4という逆転勝ちで、この試合で勝利投手になったのが2年生エースの岡本琉奨です。
11季連続43回目という数字の重み
南東北大学野球連盟は1991年に発足して現在は8校が加盟し、春と秋にそれぞれ同じ相手と2試合ずつ戦う2回戦総当たりの勝率制です。
この連盟における東日本国際大学の通算優勝回数は43回にのぼり、2位の福島大学が9回ですから、その差は4倍以上に開いています。
しかも直近は11季連続で、2021年の秋から一度も優勝を譲っておらず、春も秋も勝ち続けているという意味で支配的な立場を保ってきました。
全日本大学野球選手権大会への出場も19回を数えて過去には2度ベスト4まで進み、直近の2024年には準々決勝で上武大学を延長10回の末に破っています。
全国の強豪校から集まる選手たち
チームの顔ぶれを見ると全国各地の強豪校の名前がずらりと並び、青森山田や八戸学院光星、明秀日立、聖望学園といった学校が中心になっています。
ほかにも九州国際大付や東海大相模、鳥取城北、霞ヶ浦、尽誠学園、浦和学院の出身者がおり、北は青森から西は九州まで進学元は全国に広がっています。
系列校である東日本国際大学附属昌平高校からも山口和志や小林晃翔が進んでおり、地元いわきの高校とのつながりもチームの土台になりました。
球歴ドットコムに登録されている部員は199人にのぼって規模の面でも連盟屈指で、その中から39人が2026年春のリーグ戦に登録されました。
いわきを本拠にした指導体制
キャンパスは福島県いわき市の平鎌田にあってリーグ戦の本拠地はヨークいわきスタジアムで、連盟の事務局もいわき市内に置かれています。
チームを率いるのは藤木豊監督で、部長を中山哲志、助監督を岡本幹成が務め、コーチには宮崎広春と山崎警の2人が名を連ねました。
助監督の岡本幹成とコーチの宮崎広春はいずれも埼玉の聖望学園で監督を務めた経歴の持ち主で、同校から進む選手が多いのもこの縁があってのことです。
主将を任されたのは青森山田高校の出身で4年生外野手の森川大輝で、2026年春はリーグの最優秀選手にも選ばれています。
春を象徴した2つの試合
チームの強さが最も端的に出たのが5月17日の山形大学戦で、5回コールドで23対0というリーグ戦とは思えない一方的な内容でした。
この試合は岡本琉奨が一人で投げ切って黒田義信が2本の本塁打を放ち、伊藤航大にも一発が出て、たった5イニングで23点を積み上げました。
対照的だったのが優勝を決めた5月23日の東北公益文科大学戦で、序盤に2点を先行されながら7回に4点を奪って6対4とひっくり返しています。
圧勝も競り合いも両方こなせるという点がこのチームの本当の強さであり、翌24日も2対0で完封して14連勝で春を締めくくりました。
| 日付 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 4月4日・5日 | 新潟大学 | ○10-0/○8-1 |
| 4月11日・12日 | 新潟医療福祉大学 | ○8-4/○4-0 |
| 4月18日・19日 | 福島大学 | ○13-0/○9-0 |
| 4月25日・26日 | 石巻専修大学 | ○10-0/○7-0 |
| 5月9日・10日 | 日本大学工学部 | ○8-3/○13-2 |
| 5月16日・17日 | 山形大学 | ○11-1/○23-0 |
| 5月23日・24日 | 東北公益文科大学 | ○6-4/○2-0 |
秋を象徴した3つの試合
秋の強さが最も端的に出たのが9月12日の石巻専修大学戦で、2回に9点を奪って11対0の6回コールドで圧勝しました。
この試合は2年生左腕の岡本琉奨が6回を一人で投げ切り、伊藤航大と柴晴蒼に本塁打が飛び出しています。
唯一の黒星となった9月27日は初回に3点を先行され、4回に追いつきながら6回と7回に1点ずつを失って4対5で競り負けました。
その後は4連勝で立て直し、優勝を決めた10月12日は4回に6点を奪って11対1の5回コールドで締めくくっています。
| 日付 | 対戦相手 | 2026年秋の結果 |
|---|---|---|
| 8月22日・23日 | 新潟大学 | ○9-0/○8-1 |
| 8月30日・9月22日 | 日本大学工学部 | ○10-1/○7-0 |
| 9月5日・14日 | 山形大学 | ○7-0/○4-1 |
| 9月12日・13日 | 石巻専修大学 | ○11-0/○3-1 |
| 9月19日・30日 | 福島大学 | ○7-0/○5-1 |
| 9月27日・10月12日 | 東北公益文科大学 | ●4-5/○11-1 |
| 10月10日・11日 | 新潟医療福祉大学 | ○6-2/○14-7 |
東日本国際大学野球部の投手陣を徹底分析
2026年春の投手陣は14試合でわずか15失点という驚くべき数字を残し、その中心にいるのが2年生左腕のエース岡本琉奨でした。
青森の八戸学院光星高校出身で、8試合に登板して5試合で先発を任され、36イニングを投げて40個の三振を奪い、防御率1.25を記録しています。
WHIP0.78は1イニングあたりの走者が1人に満たないことを意味し、最優秀投手賞と最多勝、さらに新人王までを一人で獲得しました。
2度の完投はいずれも相手を0点に抑えたもので4月4日と5月17日の試合であり、優勝を決めた5月23日にもマウンドに立って勝利投手になっています。
完封を重ねた3年右腕
岡本に次いで存在感を放ったのが埼玉の大宮東高校出身で3年生右腕の森川晟で、3試合に登板して16イニング3分の1を投げました。
注目すべきはこの3試合がすべてチームの完封勝ちだったという点で、森川が投げた回には相手打線が一度も本塁を踏んでいません。
15奪三振に対して与えた四球はゼロでWHIP0.37という驚異的な数字を残し、4月18日の福島大学戦では5回コールドの完封勝ちを一人で完成させています。
多彩な若手投手と層の厚さ
1年生ながら6試合に登板したのが青森山田高校出身の菊池統磨で、3試合で先発を任され、18イニングを投げて防御率1.50をマークしました。
埼玉の秀明英光高校から進んだ1年生右腕の菊池孝輔も2試合に登板し、5月16日には11対1の勝利を演出して7イニングを投げました。
2年生の早川純暉は2試合で10イニングを投げて防御率0.90という好成績を残し、3年生左腕の飯島大聖も5試合に登板して継投の一角を担っています。
登録された投手は15人にのぼって先発を経験したのは6人にもなり、誰が投げても計算が立つという層の厚さが15失点という数字を生みました。
秋は森川晟が最優秀投手賞
秋のリーグ戦で投手陣の柱になったのは3年生右腕の森川晟で、8試合に登板して5勝を挙げ、最優秀投手賞と最多勝利投手賞を受賞しました。
33回を投げて29個の三振を奪いながら与えた四球はわずか2個で、14試合で20失点という投手陣の安定を先頭で支えています。
9月19日の福島大学戦は先発して6回を被安打1に抑え、岡本琉奨と菊池統磨につないで7対0の完封リレーを完成させました。
優勝を決めた10月12日も2番手で2回3分の2を無安打に抑えており、大事な試合ほど頼りになる右腕です。
1年生の菊池統磨と救援陣の厚み
1年生右腕の菊池統磨は10試合で18回3分の1を投げて29個の三振を奪い、投球回を大きく上回る奪三振の多さが光りました。
9月22日の日本大学工学部戦では先発して4回で8個の三振を奪い、同じ1年生の菊池孝輔との継投で7対0の完封を飾っています。
春に3つの賞を独占した岡本琉奨は11試合に登板して6試合で先発し、9月12日には6回コールドの完封勝ちを一人で演じました。
2年生の早川純暉は7試合すべてで救援のマウンドに上がり、13回3分の2を投げて12個の三振を奪う働きでした。
| 選手 | 学年 | 2026年秋の主な成績 |
|---|---|---|
| 森川晟 | 3年 | 8登板3先発・33回・29奪三振・最優秀投手賞・最多勝利投手賞(5勝) |
| 岡本琉奨 | 2年 | 11登板6先発・24回1/3・20奪三振・完封1 |
| 菊池統磨 | 1年 | 10登板2先発・18回1/3・29奪三振 |
| 菊池孝輔 | 1年 | 5登板2先発・14回2/3・11奪三振 |
| 早川純暉 | 2年 | 7登板すべて救援・13回2/3・12奪三振 |
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| 選手 | 学年 | 出身校 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|---|
| 岡本琉奨 | 2年 | 八戸学院光星 | 8登板5先発2完投・36回・40奪三振・防御率1.25 |
| 菊池統磨 | 1年 | 青森山田 | 6登板3先発・18回・防御率1.50 |
| 森川晟 | 3年 | 大宮東 | 3登板2先発1完投・16回1/3・15奪三振・防御率0.00 |
| 早川純暉 | 2年 | ― | 2登板1先発・10回・防御率0.90 |
| 菊池孝輔 | 1年 | 秀明英光 | 2登板1先発・7回・防御率1.29 |
| 飯島大聖 | 3年 | ― | 5登板2先発・5回・防御率3.60 |
東日本国際大学野球部の野手陣を徹底分析
春に132得点を叩き出した打線の先頭に立ったのが福岡の九州国際大付高校出身で4年生外野手の黒田義信で、180センチ82キロの体格を持っています。
2026年春は14試合すべてに出場して45打数21安打の打率.467を記録し、二塁打5本と本塁打2本を含んで長打率は.711に達しています。
13個の四球を選んで出塁率.607、OPSは1.318というリーグ屈指の数字を残し、さらに9盗塁を決めて走ることでも相手の脅威になりました。
23得点はチーム最多でリーグの優秀選手賞とベストナインを同時に受賞し、通算でも打率.403を残す安定した打撃を続けています。
主将と首位打者
春の最優秀選手に輝いたのが主将を務める4年生外野手の森川大輝で、青森山田高校の出身で左投げ左打ちの173センチという体格です。
4月4日の新潟大学戦では1試合で三塁打を2本放って5月10日には本塁打も記録し、長打が出るたびに大量点につながる勝負どころに強い打者です。
捕手として首位打者に輝いたのが茨城の明秀日立高校出身で3年生の柴晴蒼で、打率.475はリーグの全打者で最も高い数字でした。
14試合すべてでマスクをかぶりながら14打点を挙げて7つの犠打も決め、守りの要でありながら打線の中軸も担う貴重な存在になりました。
二塁と打点王
春に二塁を守った4年生の伊藤航大は神奈川の東海大相模高校から進み、打率.340で16安打13打点を記録し、11盗塁で盗塁王に輝いています。
本塁打2本と三塁打2本を放って長打率.596を残して19得点も稼ぎ出し、守備でもベストナインに選ばれた攻守にわたって欠かせない選手です。
打点王となったのは明秀日立高校出身で4年生の佐藤光成で、14試合で18打点を挙げ、二塁打5本を含む14安打を積み上げました。
本塁打王と遊撃の機動力
本塁打王は190センチ103キロという規格外の体格を誇る2年生の中村アラシュで、埼玉の聖望学園高校出身で8試合の出場で3本の一発を放ちました。
遊撃を守る3年生の山本迅斗は鳥取城北高校の出身で167センチ57キロと小柄ながら存在感を示し、13四球を選んで出塁率.483を記録しています。
7盗塁を決めて15得点を稼いでベストナイン遊撃手にも選ばれ、黒田や伊藤とともに機動力で相手打線をかき回す役割を担いました。
秋は中村アラシュが最優秀選手賞
秋の打線で主役になったのは2年生の中村アラシュで、指名打者を中心に全14試合に先発して43打数16安打を記録しました。
4本塁打と17打点はいずれもリーグ最多で本塁打王と打点王を獲得し、最優秀選手賞と指名打者のベストナインにも選ばれています。
10月10日からの最後の3試合ではすべて本塁打を放ち、新潟医療福祉大学との首位決戦と優勝を決めた一戦で打線を引っ張りました。
4年生の黒田義信は12試合で47打数20安打を放ち、自身4回目の優秀選手賞と外野手のベストナインを受賞しています。
右翼に回った伊藤航大と新しい二遊間
春に二塁でベストナインに選ばれた伊藤航大は秋に右翼へ回り、47打数18安打に7盗塁と本塁打1本を記録して中軸を担いました。
二塁には一関学院高校出身で3年生の原田大和が入って全14試合に先発し、45打数14安打と下位から好機を広げています。
遊撃の山本迅斗はチーム最多の8盗塁を記録し、三塁には利府高校出身で3年生の亀谷晋之介が定着しました。
捕手の柴晴蒼は秋も全14試合で先発マスクをかぶって2本塁打を放ち、春に続いて捕手のベストナインに選ばれています。
主将の森川大輝は左翼で全14試合に先発して11個の四球と7盗塁を記録し、チーム全体の盗塁は14試合で37個を数えました。
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| 選手 | 学年 | 守備 | 出身校 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|---|---|
| 黒田義信 | 4年 | 外野手 | 九州国際大付 | 打率.467・21安打・23得点・9盗塁・OPS1.318 |
| 森川大輝 | 4年 | 外野手 | 青森山田 | 最優秀選手・ベストナイン外野手 |
| 柴晴蒼 | 3年 | 捕手 | 明秀日立 | 打率.475で首位打者・14試合全出場・14打点 |
| 伊藤航大 | 4年 | 二塁手 | 東海大相模 | 打率.340・16安打・13打点・11盗塁で盗塁王 |
| 佐藤光成 | 4年 | 三塁手 | 明秀日立 | 18打点で打点王・14安打・打率.280 |
| 中村アラシュ | 2年 | 外野手 | 聖望学園 | 本塁打3本で本塁打王・長打率.769 |
| 山本迅斗 | 3年 | 遊撃手 | 鳥取城北 | 打率.325・13四球・7盗塁・出塁率.483 |
東日本国際大学野球部のリーグ戦展望・優勝予想
2026年秋のリーグ戦は8月22日にヨークいわきスタジアムで開幕し、東日本国際大学は新潟大学を9対0の7回コールドで下しました。
そこから日本大学工学部、山形大学、石巻専修大学、福島大学を次々に破り、9月22日までの9試合を全勝で駆け抜けています。
9連勝のうち7試合がコールド勝ちで、この間に許した失点はわずか4点という一方的な内容でした。
連勝が止まったのは9月27日の東北公益文科大学戦で、初回に3点を失って追いかける展開になり、4対5で競り負けました。
新潟医療福祉大学との首位決戦
この時点で首位に立っていたのは開幕から白星を重ねた新潟医療福祉大学で、10月4日までに11戦全勝としていました。
10勝1敗で追う東日本国際大学は10月10日の直接対決を6対2で制し、中村アラシュの本塁打と3人の継投で相手に初黒星をつけています。
翌11日は初回に7点を奪いながらその裏に5点を返される乱戦になりましたが、18安打を浴びせて14対7の7回コールドで連勝しました。
12日の最終戦は東北公益文科大学に先制を許したものの、4回に6点を奪って11対1の5回コールドで勝ち、優勝が決まりました。
2026年秋の南東北大学野球連盟の最終順位は次のとおりで、上位3校が勝ち越してシーズンを終えています。
| 順位 | 大学 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 東日本国際大学 | 13勝1敗 | .929 |
| 2 | 新潟医療福祉大学 | 11勝3敗 | .786 |
| 3 | 東北公益文科大学 | 9勝5敗 | .643 |
| 4 | 福島大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 5 | 石巻専修大学 | 5勝9敗 | .357 |
| 6 | 新潟大学 | 5勝9敗 | .357 |
| 7 | 日本大学工学部 | 3勝11敗 | .214 |
| 8 | 山形大学 | 3勝11敗 | .214 |
東北地区代表決定戦は準優勝
東日本国際大学は10月24日と25日に盛岡南公園野球場で行われた明治神宮大会の東北地区代表決定戦に、南東北の代表として出場しました。
24日の1回戦は北東北2位の青森大学に5対7で先勝を許し、1勝のアドバンテージがあったため同じ日の第3試合で第2戦に臨みました。
第2戦は4回に先制されながら6回に追いつき、9回裏に3点を挙げる4対1のサヨナラ勝ちで決勝へ進んでいます。
25日の決勝では仙台大学に1回に6点を奪われ、5回に1点を返したものの1対6で敗れて準優勝に終わりました。
大会の敢闘賞には、1回戦の第2戦で本塁打を放った4年生の伊藤航大が選ばれています。
11季連続でリーグを制する王者にとって、2018年以来となる明治神宮大会への出場は来年以降に持ち越しです。
東日本国際大学野球部の注目選手
岡本琉奨(投手)
青森の八戸学院光星高校出身で、2年生ながらエースを任されている左腕として、2026年春は8試合に登板して5試合で先発マウンドに立ちました。
36イニングを投げて40奪三振、防御率1.25とWHIP0.78という支配的な数字を残し、最優秀投手賞と最多勝、そして新人王を同時に受賞しています。
2度の完投はいずれも相手を0点に抑えたもので5月17日には23対0の勝利を完成させ、優勝を決めた5月23日にも登板して勝利投手になりました。
秋は11試合に登板して6試合で先発し、9月12日の石巻専修大学戦では6回を被安打4に抑えて11対0の完封勝ちを一人で演じました。
森川晟(投手)
埼玉の大宮東高校出身の3年生右腕で、2026年春は登板した3試合がすべてチームの完封勝ちという安定感を見せました。
秋は8試合に登板して5勝を挙げ、33回で29奪三振、与四球2という内容で最優秀投手賞と最多勝利投手賞を初めて受賞しています。
9月19日の福島大学戦では先発して6回を被安打1に抑え、優勝を決めた10月12日も2番手で無安打に抑えて勝利投手になりました。
森川大輝(外野手)
青森山田高校の出身で、主将としてチームを14戦全勝に導いた4年生外野手で、173センチと大きくはありませんが左投げ左打ちの巧みな打撃が持ち味です。
2026年春はリーグの最優秀選手に選ばれてベストナインの外野手にも名を連ね、4月4日の新潟大学戦では1試合で三塁打を2本放ちました。
5月10日の日本大学工学部戦では本塁打も記録して勝負どころで長打を放つ力を示し、全国の舞台でも中心打者として打席に立ち続けています。
秋は左翼で全14試合に先発して11個の四球を選び、7盗塁と本塁打1本を記録して11季連続優勝のチームを主将としてまとめました。
黒田義信(外野手)
福岡の九州国際大付高校出身で、180センチ82キロの体格を持つ4年生外野手として、2026年春は14試合すべてに出場して打率.467という高い数字を残しました。
45打数21安打に加えて13四球を選んで出塁率.607とOPS1.318を記録し、二塁打5本と本塁打2本を放って23得点はチーム最多の数字でした。
9盗塁も決めており出塁してからの走塁でも相手に圧力をかけ続け、5月17日の山形大学戦では1試合で2本の本塁打を放ちました。
秋は12試合で47打数20安打を放って自身4回目の優秀選手賞と外野手のベストナインを受賞し、9月22日の日本大学工学部戦は4打数4安打でした。
黒田義信は2026年10月22日のプロ野球ドラフト会議で、ロッテから4位で指名されました。
柴晴蒼(捕手)
茨城の明秀日立高校出身で、打率.475の首位打者に輝いた3年生の正捕手として、14試合すべてでマスクをかぶりながら打線の中軸も任されてきました。
14打点を挙げて二塁打2本と三塁打2本に加えて本塁打も記録し、7つの犠打を決めて状況に応じた打撃ができる点も評価されました。
15失点という投手陣の成績はこの柴のリードなくしては生まれておらず、ベストナイン捕手にも選ばれて攻守の両面で存在感を放っています。
秋も全14試合で先発マスクをかぶって2本塁打を放ち、5試合の完封勝ちを支えて春に続く捕手のベストナインを受賞しました。
中村アラシュ(外野手)
埼玉の聖望学園高校出身で、190センチ103キロという規格外の体格を誇る2年生として、2026年春は8試合の出場で3本の本塁打を放って本塁打王を獲得しました。
長打率.769とOPS1.169という数字がこの打者の破壊力を物語り、4月11日や4月19日、4月25日と要所で一発を放ってきました。
秋は指名打者を中心に全14試合に先発して4本塁打と17打点を記録し、最優秀選手賞と本塁打王、打点王を独占しています。
最後の3試合で3試合連続の本塁打を放つ勝負強さも見せ、まだ2年生という点を考えれば来季以降も打線の中心を担う選手です。
\高校通算43本の俊足外野手/
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東日本国際大学の基本情報
- 所在地:福島県いわき市平鎌田字寿金沢37
- 設置:私立
- 所属リーグ:南東北大学野球連盟
- 監督:藤木豊(部長:中山哲志/助監督:岡本幹成)
- 主将:森川大輝
- 2026年春のリーグ登録選手:39人
- 2026年春の成績:優勝(14勝0敗・勝率1.000)
- 2026年秋の成績:優勝(13勝1敗・勝率.929)
- 2026年秋の表彰:最優秀選手賞 中村アラシュ/最優秀投手賞 森川晟/優秀選手賞 黒田義信
- リーグ優勝:43回(11季連続)
- 全日本大学野球選手権:19回出場・ベスト4が2度
東日本国際大学は福島県いわき市に置かれた経済経営学部と健康福祉学部を持つ私立大学で、硬式野球部は南東北大学野球連盟に所属しています。
連盟は1991年に発足して現在は福島・山形・宮城・新潟の8校が加盟し、春と秋にそれぞれ2回戦総当たりのリーグ戦が組まれています。
リーグ戦の多くは地元いわき市のヨークいわきスタジアムで行われ、2026年は春が4月4日から5月24日、秋が8月22日から10月12日まで戦われました。
この大学からは読売ジャイアンツの船迫大雅が巣立ってプロの世界で活躍しており、西武でプレーした粟津凱士もこの野球部の出身です。
系列校には東日本国際大学附属昌平高校があってそこから進学する選手もおり、地元と全国の両方から選手が集まる形が43回の優勝を支えてきました。
東日本国際大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 東日本国際大学はどのリーグに所属していますか?
A. 南東北大学野球連盟に所属し、新潟医療福祉大学や福島大学、東北公益文科大学など全8校と同じリーグで戦っています。
Q. 2026年秋のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 13勝1敗の勝率.929で優勝し、11季連続43回目の優勝で106得点20失点、春の14戦全勝に続いて春秋のリーグ戦を連覇しました。
Q. 2026年秋の個人表彰は誰が受けましたか?
A. 中村アラシュが最優秀選手賞と打点王、本塁打王、森川晟が最優秀投手賞と最多勝利投手賞、黒田義信が優秀選手賞を受賞しました。
Q. 明治神宮大会の東北地区代表決定戦の結果は?
A. 1回戦で青森大学を退けて決勝に進みましたが、仙台大学に1対6で敗れて準優勝となり、明治神宮大会への出場はなりませんでした。
Q. 2026年の全日本大学野球選手権の結果は?
A. 1回戦で国際武道大学に5対3で勝ち、2回戦は大阪商業大学に0対7で敗れ、5年連続19回目の出場となりました。
Q. 部員は何人いますか?
A. 2026年春のリーグ戦に登録された選手は39人で、球歴ドットコムに名前が登録されている部員は199人にのぼります。
Q. どんな高校の出身者が多いですか?
A. 青森山田や八戸学院光星、明秀日立、聖望学園、九州国際大付、東海大相模など全国の強豪校の出身者が在籍しています。
Q. プロ野球選手を輩出していますか?
A. 読売ジャイアンツの船迫大雅がこの野球部の出身で、西武でプレーした粟津凱士も同じくOBにあたります。
東日本国際大学野球部のまとめ
2026年の東日本国際大学は春を14戦全勝、秋を13勝1敗で制し、南東北大学野球連盟で11季連続43回目の優勝を果たしました。
秋は14試合で106得点20失点と投打がかみ合い、中村アラシュが最優秀選手賞、森川晟が最優秀投手賞に選ばれています。
唯一の黒星を喫したあとも新潟医療福祉大学との首位決戦に連勝し、最終戦のコールド勝ちで王者の底力を示しました。
東北地区代表決定戦では1回戦で青森大学を退けたものの、決勝で仙台大学に1対6で敗れ、明治神宮大会への出場はなりませんでした。
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