東海地区大学野球の2026年秋季選手権は、三重1位の皇學館大学が決勝で岐阜1位の中部学院大学を3対2で破り、4年ぶり4回目の優勝を飾りました。
準決勝で2年生右腕の堤大和が静岡大を完封し、決勝では出口智基の2点本塁打で先制して、昨秋の決勝で敗れた中部学院大に雪辱を果たしています。
皇學館大と準優勝の中部学院大は、10月30日から長良川球場で行われる三連盟王座決定戦に東海地区の代表として出場する予定です。
この記事では3県のリーグ戦と選手権の全5試合を振り返り、出場6校の戦いぶりと注目選手を詳しく紹介します。
▶ 2026年ドラフト候補を数値で徹底分析!全国の最新スカウト評価は「ドラフト候補研究所」でチェック
まずは2026年秋の東海地区大学野球選手権の結果を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | 東海地区大学野球秋季選手権(三連盟王座決定戦の代表決定戦を兼ねる) |
| 日程・会場 | 2026年10月16日〜18日・草薙球場(静岡市) |
| 優勝 | 皇學館大学(三重1位・4年ぶり4回目) |
| 準優勝 | 中部学院大学(岐阜1位) |
| 決勝 | 皇學館大学 3-2 中部学院大学(6回に出口智基の2点本塁打で先制) |
| 次の舞台 | 三連盟王座決定戦(10月30日〜11月1日・長良川球場)に皇學館大学と中部学院大学が出場 |
東海地区大学野球連盟の2026年秋季選手権・総括
各県の上位2校が集った6校のトーナメント
東海地区大学野球連盟は、岐阜県・三重県・静岡県という3つの県リーグをまとめる連合体として運営されています。
秋は各県のリーグ戦で上位2校に入った大学が東海地区大学野球秋季選手権に進み、6校のトーナメントで一つの頂点を争います。
2026年秋は岐阜から中部学院大と朝日大、三重から皇學館大と四日市大、静岡から静岡大と日本大学国際関係学部が出場しました。
県リーグを制した3校は準決勝から登場し、2位の3校は初日の1回戦と2回戦で準決勝への残り1枠を争う組み合わせでした。
大会は10月16日から18日までの3日間、静岡市の草薙球場で行われ、全5試合が予定どおりの日程で終わっています。
皇學館大が4年ぶり4回目の優勝
頂点に立ったのは三重県リーグを2季ぶりに制した皇學館大で、準決勝から登場して2試合を続けて勝ち抜きました。
17日の準決勝は2年生右腕の堤大和が静岡大を相手に145球を一人で投げ抜き、被安打4、8奪三振で4対0の完封勝ちを収めました。
18日の決勝は1年前の決勝で敗れた中部学院大との再戦になり、0対0の6回に4年生の出口智基が右越えの2点本塁打を放っています。
8回表に2点を返されて同点に追いつかれましたが、その裏に1点を勝ち越し、3対2で逃げ切って優勝を決めました。
皇學館大の選手権優勝は2015年春、2018年秋、2022年秋に続く4回目で、2022年秋以来4年ぶりの頂点となりました。
中部学院大の秋4連覇はならず
準優勝の中部学院大は2023年秋から2025年秋まで秋の選手権を3連覇しており、今大会は秋の4連覇がかかっていました。
2026年春の選手権も制していたため選手権の3季連続優勝もかかる大会でしたが、決勝であと一歩届きませんでした。
2025年秋の決勝で皇學館大を8対6で破っていた中部学院大にとっては、同じ顔合わせで立場が入れ替わる結果になりました。
それでも準決勝で日本大学国際関係学部を振り切って準優勝を確保し、王座決定戦への出場権は手にしています。
明治神宮大会へ続く三連盟王座決定戦
選手権は、東海地区・北陸・愛知の三連盟王座決定戦に出場する東海地区の代表を決める大会を兼ねていました。
王座決定戦は明治神宮野球大会の代表決定戦にあたり、10月30日から11月1日まで岐阜市の長良川球場で行われます。
優勝した皇學館大は10月31日の準決勝から登場し、午後1時30分から北陸1位の福井工業大と対戦する予定です。
準優勝の中部学院大は30日の1回戦で愛知2位と戦い、勝てば同じ日の2回戦で北陸2位の金沢学院大と当たります。
さらに勝ち進めば31日の準決勝で愛知1位と対戦し、決勝は11月1日の午前10時から行われる予定です。
2025年秋は名城大が王座決定戦を制し、中部学院大は準決勝、皇學館大は2回戦で敗れて明治神宮大会には届いていません。
春の選手権は中部学院大が制覇
2026年春の選手権は5月23日に三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢で行われ、3県の優勝校が総当たりで戦いました。
岐阜の中部学院大が2勝0敗で2季連続16回目の優勝を果たし、全日本大学野球選手権への出場を決めています。
2位は静岡を制した日本大学国際関係学部、3位は三重を23季ぶりに制した鈴鹿大という結果でした。
中部学院大は全日本の1回戦で近畿大学工学部を1対0で下し、2回戦で東北福祉大に敗れて大会を終えています。
東海地区大学野球連盟の2026年秋季リーグ戦を振り返る
岐阜は中部学院大が最終戦で3季連続の優勝
岐阜県学生野球リーグは7校が2回戦総当たりで争い、中部学院大が9勝3敗で3季連続25回目の優勝を果たしました。
優勝が決まったのは10月5日の最終戦で、8勝3敗で並んでいた朝日大との直接対決を5対3で制しています。
中部学院大は初回に2点を先制されましたが、2本の本塁打で追いつき、8回に3点を勝ち越して逆転しました。
8勝4敗で2位に入った朝日大も選手権への出場権を得て、岐阜の上位2校がそろって草薙球場の舞台に立ちました。
3位は岐阜協立大、4位は8季続けた2位から後退した岐阜聖徳学園大で、中京学院大は同率5位という結果でした。
その中京学院大は優勝した中部学院大に8対1、6対2と2連勝しており、王者に土をつけた存在として目を引きました。
静岡は静岡大が9季ぶりの頂点、日大国際関係学部は2位決定戦へ
静岡県学生野球リーグは2026年秋から浜松学院大が加わって9校になり、予選リーグと順位決定リーグの二段階で争われました。
予選リーグは日本大学国際関係学部と静岡大が7勝1敗で並び、直接対決を制した日本大学国際関係学部が1位で通過しています。
しかし上位4校による順位決定リーグの最終戦で静岡大が5対3と雪辱し、通算9勝2敗で9季ぶり6回目の優勝を決めました。
日本大学国際関係学部は静岡産業大と通算8勝3敗で並び、10月10日の2位決定戦を4対0で制して選手権に進んでいます。
春まで3季連続で優勝していた日本大学国際関係学部にとっては、4季連続の優勝をあと1勝で逃した秋でした。
三重は皇學館大が王座を奪い返し、四日市大が2位
三重県学生野球リーグは5校による勝ち点制で争われ、皇學館大が8勝2敗、勝ち点4で2季ぶり17回目の優勝を果たしました。
皇學館大は春に連続優勝が14季で途切れていましたが、秋は春の王者・鈴鹿大に1対0、6対0と連勝して雪辱しています。
優勝は10月11日の近畿大学工業高等専門学校戦を10対0の5回コールドで制して決まり、8勝のうち5勝は相手を0点に抑えた試合でした。
2位には7勝3敗の四日市大が入り、春の王者だった鈴鹿大は4勝5敗の3位で上位2校に届かず、選手権への出場を逃しています。
四日市大は8月30日に皇學館大を延長10回タイブレークの末に2対1で下しており、優勝校に土をつけたチームです。
岐阜の個人表彰
岐阜県リーグの個人表彰では、最優秀選手賞に中部学院大の4年生・古川莉玖、最優秀投手賞に2年生の冷水孝輔が選ばれました。
朝日大からは首位打者と打点王の藤田泰聖、盗塁王の片野琉斗、本塁打王の江口勇勝、敢闘賞の近藤泰星、新人王の山田竜也が受賞しています。
ベストナインには岐阜聖徳学園大の孫俊郎と榎本有峰、中京学院大の清水陽耀と森岡颯太らが選ばれ、中部学院大からの選出はありませんでした。
最優秀選手賞の古川莉玖はリーグ戦で救援を中心に投げ、東海地区の選手権でも準決勝と決勝の2試合でマウンドに上がりました。
選手権に出場した2026年秋の3県リーグの優勝校と2位校を、下の表にまとめます。
| 県リーグ | 優勝 | 2位 |
|---|---|---|
| 岐阜県学生野球 | 中部学院大学(9勝3敗・3季連続25回目) | 朝日大学(8勝4敗) |
| 三重県学生野球 | 皇學館大学(8勝2敗・2季ぶり17回目) | 四日市大学(7勝3敗) |
| 静岡県学生野球 | 静岡大学(9勝2敗・9季ぶり6回目) | 日本大学国際関係学部(8勝3敗・2位決定戦に勝利) |
\投球動作を研究する152キロ右腕/
▶ 好投手は2026年のドラフトでどう評価される?全国のドラフト候補を分析する「ドラフト候補研究所」でチェック
東海地区大学野球連盟の秋の代表争い|本命と対抗の結末
選手権の全5試合の結果
東海地区大学野球秋季選手権の全5試合の結果を、日付と回戦ごとに下の表にまとめます。
| 日付 | 回戦 | 試合結果 | 主な出来事 |
|---|---|---|---|
| 10月16日(金) | 1回戦 | 朝日大学 3-2 四日市大学 | 朝日大学が9回裏に2点を奪ってサヨナラ勝ち |
| 10月16日(金) | 2回戦 | 日本大学国際関係学部 8-1 朝日大学 | 7回コールド・石黒太一が完投 |
| 10月17日(土) | 準決勝 | 中部学院大学 3-2 日本大学国際関係学部 | 6回に外山櫂の2点本塁打で勝ち越し |
| 10月17日(土) | 準決勝 | 皇學館大学 4-0 静岡大学 | 堤大和が一人で投げ抜いて完封 |
| 10月18日(日) | 決勝 | 皇學館大学 3-2 中部学院大学 | 6回に出口智基の2点本塁打で先制 |
全5試合のうち1回戦と準決勝の1試合、そして決勝の計3試合が3対2の1点差で決着し、最後まで目の離せない展開が続きました。
本命・中部学院大は決勝で惜敗
優勝争いの本命は、2025年秋と2026年春の選手権を続けて制し、最多16回の優勝を誇る岐阜王者の中部学院大でした。
準決勝は日本大学国際関係学部と1対1で迎えた6回に、外山櫂の2点本塁打で勝ち越して主導権を握りました。
先発の冷水孝輔が6回を1失点にまとめ、古川莉玖が9回に1点差まで詰め寄られながらも最後まで投げ切っています。
決勝は先発の三木一輝が6回に2点本塁打を浴び、8回表に眞木海人の2点二塁打で追いつきましたが、その裏に勝ち越しを許しました。
打線は皇學館大の堀内優介と伊達翔成の継投に4安打に抑えられ、2023年秋から続いた秋の選手権の連覇は3で止まりました。
対抗・皇學館大が準決勝から2連勝
対抗の一番手と見られた皇學館大は、三重県リーグで10試合の失点を10にとどめた投手力を選手権でも発揮しました。
準決勝で完封した堤大和に続き、決勝は先発した2年生右腕の堀内優介が8回途中まで中部学院大を4安打2失点に抑えています。
2番手の伊達翔成は8回途中から1回3分の2を無安打で締め、2試合で相手に許した点はわずか2点でした。
打線では準決勝で田邉翔大が3安打1打点、決勝で出口智基が本塁打を含む3安打2打点と、4年生が勝負どころで結果を残しました。
静岡大と2位の3校の戦い
静岡を9季ぶりに制した静岡大は準決勝で皇學館大と対戦し、堤大和から4安打を放ちながら1点も奪えずに0対4で敗れました。
1回戦は四日市大に1対2とリードされた朝日大が9回裏に2点を奪って逆転し、3対2でサヨナラ勝ちを収めています。
その朝日大は同じ日の2回戦で日本大学国際関係学部に1対8の7回コールドで敗れ、1日2試合の連戦を勝ち抜けませんでした。
日本大学国際関係学部は左腕の石黒太一が7回3安打1失点で完投し、翌日の準決勝でも中部学院大と1点差の接戦を演じました。
▶ 全国トップクラスの選手はどんな評価?2026年ドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」はこちら
東海地区大学野球連盟の秋の注目チームを徹底分析
皇學館大学(選手権優勝)
皇學館大は三重県リーグで17回の優勝を誇り、2018年秋から2025年秋まで14季続けて頂点に立ってきた強豪です。
秋のリーグ戦は10試合で49得点10失点と投打がかみ合い、2年生右腕の堀内優介と堤大和が先発の柱を担いました。
選手権では準決勝で堤大和が完封し、決勝は出口智基の2点本塁打と堀内優介、伊達翔成の継投で中部学院大に競り勝っています。
王座決定戦では2018年と2022年に準優勝しており、10月31日の福井工業大戦から初の明治神宮大会出場をかけて戦います。
中部学院大学(準優勝)
中部学院大は岐阜県リーグで25回、選手権で16回の優勝を誇り、明治神宮大会にも5度出場してきた連盟屈指の強豪です。
秋は9勝3敗で岐阜を3季連続で制し、先発の冷水孝輔と三木一輝、救援で最優秀選手賞の古川莉玖が投手陣を支えました。
選手権では準決勝で外山櫂の本塁打で日本大学国際関係学部を振り切り、決勝も8回に眞木海人の二塁打で一度は追いつきました。
準優勝で王座決定戦の出場権を得ており、10月30日の1回戦から2023年以来となる明治神宮大会出場を目指します。
日本大学国際関係学部(ベスト4)
日本大学国際関係学部は静岡県リーグで31回の優勝を誇り、東海地区の選手権も7回制してきた伝統校です。
秋は最終戦で静岡大に敗れて静岡県リーグの2位となり、10月10日の2位決定戦で静岡産業大を4対0で下して選手権に進みました。
選手権の2回戦は朝日大を8対1の7回コールドで退け、石川蒼が二塁打を含む3打点、五十嵐悠も2打点を挙げています。
準決勝は中部学院大に2対3で敗れましたが、9回に代打の池上昂希の適時打で1点差まで詰め寄る粘りを見せました。
静岡大学(ベスト4)
静岡大は国立の総合大学で、秋は通算9勝2敗の成績を残して9季ぶり6回目の静岡県リーグ優勝を果たしました。
打線は2年生の野口壱矢が38打数17安打で12打点、竹中大曜が11打点を挙げ、リーグ戦11試合で79得点を記録しています。
選手権の準決勝は4年生の團原希都が先発して5回を2失点にまとめましたが、打線が皇學館大の堤大和を攻略できませんでした。
選手権は2014年春と2022年春に制していますが秋の優勝はまだなく、初の秋の頂点は来年以降に持ち越しとなりました。
朝日大学(2回戦敗退)
朝日大は岐阜県リーグで11回の優勝を数え、2026年は春と秋の両方で8勝4敗の2位に入りました。
秋は藤田泰聖が首位打者と打点王、片野琉斗が盗塁王、江口勇勝が2季連続の本塁打王に輝き、個人表彰に5人が名を連ねています。
選手権の1回戦は1対2の9回裏に2点を奪ってサヨナラ勝ちし、3番手の桂川航輝が7回から3回を無安打に抑えました。
同じ日の2回戦は日本大学国際関係学部に1対8の7回コールドで敗れ、2004年秋以来2回目の選手権優勝はなりませんでした。
四日市大学(1回戦敗退)
四日市大は三重県リーグで7回の優勝を数え、春の4位から秋は2位に順位を上げて選手権への出場を決めました。
秋のリーグ戦ではエースの桃北瑛斗が8月30日の皇學館大戦で勝利投手になり、延長10回タイブレークの2対1の勝利を呼び込んでいます。
選手権の1回戦は先発の曽我侃龍が一人でマウンドを守り、2対1とリードして9回裏を迎えましたが、2点を奪われて逆転負けを喫しました。
打線では4番の壽福侑也と5番の炭谷涼介がそろって2安打1打点を記録し、序盤に挙げた2点はいずれもこの2人の打点です。
東海地区大学野球連盟の秋の注目選手・2026年ドラフト候補
堤大和(皇學館大学・投手)
三重の海星高校から進んだ皇學館大の2年生右腕で、秋の三重県リーグでは堀内優介とともに先発の柱を担いました。
10月10日の鈴鹿大戦で9回を一人で投げ抜いて完封し、選手権の準決勝でも静岡大を相手に秋2度目の完封を記録しています。
準決勝は145球を投げて被安打4、8奪三振と力投し、2年生ながら大舞台で9回を投げ切るスタミナを示しました。
出口智基(皇學館大学・内野手)
三重の桑名西高校から進んだ皇學館大の4年生で、選手権の2試合で3番を打った左打ちの三塁手です。
秋のリーグ戦では全10試合に出場して9個の四球を選び、出塁で好機を広げる役割を担っています。
選手権の決勝では0対0の6回に右越えの2点本塁打を放ち、4打数3安打2打点の活躍で優勝の立役者になりました。
田邉翔大(皇學館大学・内野手)
皇學館高校から進んだ皇學館大の4年生で、春は敢闘賞とベストナインの遊撃手に選ばれた内野の要です。
2025年秋の選手権では2回目の優秀選手賞を受賞しており、東海地区の大舞台で実績を残してきました。
2026年秋の選手権では準決勝の静岡大戦で4打数3安打1打点を記録し、決勝でも安打を放って優勝に貢献しています。
冷水孝輔(中部学院大学・投手)
和歌山の耐久から進んだ中部学院大の2年生右腕で、秋は岐阜県リーグの最優秀投手賞を2回目の受賞で手にしました。
リーグ戦では5試合に先発して39回を投げ、被安打24、四球6に対して38個の三振を奪う安定した内容を残しています。
選手権の準決勝でも先発を任され、日本大学国際関係学部を相手に6回を4安打1失点に抑えて決勝進出の流れをつくりました。
野村昇吾(日本大学国際関係学部・投手)
神奈川の光明学園相模原から進んだ4年生右腕で、春は救援で3試合の登板でしたが秋は先発の柱になりました。
10月10日の2位決定戦では静岡産業大を9回4安打8奪三振で完封し、チームを選手権の舞台へ導いています。
選手権の準決勝では中部学院大を相手に先発して4回途中まで1失点で試合をつくり、救援陣にマウンドを託しました。
藤田泰聖(朝日大学・外野手)
岐阜の帝京大可児から進んだ朝日大の4年生で、秋は14打点を挙げて首位打者と打点王の二冠に輝きました。
ベストナインの外野手にも初めて選ばれ、最終戦の中部学院大戦では初回に先制の2点二塁打を放っています。
選手権では1回戦と2回戦の2試合で5番を打って6打数2安打を記録し、2回戦では二塁打も放ちました。
野口壱矢(静岡大学・内野手)
9季ぶりに静岡を制した静岡大の打線で、最も多くの打点を挙げて中心を担ったのが2年生の内野手・野口壱矢です。
秋は11試合で38打数17安打、二塁打4本、三塁打2本、本塁打1本を記録し、チーム最多の12打点を挙げました。
選手権の準決勝では三塁を守って3打数1安打1四球と出塁し、盗塁も決めましたが、チームは堤大和を攻略できませんでした。
東海地区大学野球秋季選手権で活躍した選手と秋の主な成績を、下の表にまとめます。
| 選手 | 大学 | 守備 | 秋の主な成績 |
|---|---|---|---|
| 堤大和 | 皇學館大学 | 投手 | 準決勝で静岡大を145球で完封 |
| 堀内優介 | 皇學館大学 | 投手 | 決勝で8回途中まで4安打2失点 |
| 出口智基 | 皇學館大学 | 内野手 | 決勝で2点本塁打・3安打2打点 |
| 田邉翔大 | 皇學館大学 | 内野手 | 準決勝で3安打1打点 |
| 冷水孝輔 | 中部学院大学 | 投手 | 岐阜の最優秀投手賞・準決勝で6回1失点 |
| 古川莉玖 | 中部学院大学 | 投手 | 岐阜の最優秀選手賞・選手権の2試合に救援 |
| 外山櫂 | 中部学院大学 | 外野手 | 準決勝で勝ち越しの2点本塁打 |
| 石黒太一 | 日本大学国際関係学部 | 投手 | 2回戦で7回3安打1失点の完投 |
| 野村昇吾 | 日本大学国際関係学部 | 投手 | 2位決定戦で静岡産業大を完封 |
| 藤田泰聖 | 朝日大学 | 外野手 | 首位打者と打点王の二冠 |
| 野口壱矢 | 静岡大学 | 内野手 | 38打数17安打・12打点 |
\豊川で県4強の145キロ右腕/
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

東海地区大学野球連盟の基本情報
- 地区:東海地区(大学野球)
- 構成:岐阜県学生野球・三重県学生野球・静岡県学生野球の3つの県リーグ
- リーグ方式:各県でリーグ戦を行い、春は優勝校3校の総当たり、秋は各県上位2校のトーナメントで選手権を争う
- 2026年春の王者:中部学院大学(東海地区選手権優勝・全日本大学選手権出場)
- 2026年秋の県リーグ優勝:中部学院大学(岐阜)・皇學館大学(三重)・静岡大学(静岡)
- 2026年秋の選手権:優勝 皇學館大学(4年ぶり4回目)・準優勝 中部学院大学(10月16日〜18日・草薙球場)
- 全国大会:明治神宮大会(東海地区・北陸・愛知の三連盟王座決定戦を経て出場)
- 主な会場:草薙球場(秋の選手権)・ダイムスタジアム伊勢(春の選手権)など東海各県の球場
東海地区大学野球連盟では1999年に岐阜・三重・静岡の県リーグが創設され、県ごとに王者を決める現在の形になりました。
2026年秋の時点で岐阜は7校、三重は5校、静岡は9校がそれぞれの県リーグで戦っています。
上の地図は2026年秋の選手権が行われた静岡市駿河区の草薙球場で、春の選手権は三重県伊勢市のダイムスタジアム伊勢が会場でした。
選手権の優勝回数は中部学院大の16回が最も多く、皇學館大は2026年秋の優勝で4回目となりました。
東海地区大学野球連盟の主な大学と、2026年秋の成績を含めたそれぞれの特色を下の表にまとめます。
| 大学 | 特色 |
|---|---|
| 皇學館大学 | 2026年秋の選手権優勝(4回目)・三重を2季ぶりに制覇(通算17回) |
| 中部学院大学 | 2026年秋の選手権準優勝・選手権は最多16回の優勝 |
| 日本大学国際関係学部 | 選手権ベスト4・静岡県リーグ優勝31回の伝統校 |
| 静岡大学 | 選手権ベスト4・静岡を9季ぶりに制覇(通算6回)した国立大学 |
| 朝日大学 | 岐阜2位・選手権の1回戦でサヨナラ勝ち |
| 四日市大学 | 三重2位・リーグ優勝7回の実力校 |
| 鈴鹿大学 | 春の三重王者・秋は4勝5敗の3位 |
| 岐阜聖徳学園大学 | 岐阜4位・プロ4人を輩出した実績校 |
| 中京学院大学 | 2016年の大学日本一・秋は中部学院大に2連勝 |
三連盟王座決定戦と明治神宮大会の歩み
東海地区の大学が明治神宮大会に出場したのは2023年の中部学院大が最後で、中部学院大は通算5度の出場を数えます。
三連盟王座決定戦の優勝は愛知の大学が13回を占め、東海地区の大学の優勝は中部学院大の5回を含めて6回です。
2024年と2025年は続けて名城大が王座決定戦を制しており、東海地区にとっては3年ぶりの明治神宮大会出場がかかります。
皇學館大は王座決定戦で2018年と2022年に準優勝しており、明治神宮大会への出場はまだ一度もありません。
東海地区大学野球連盟に関するよくある質問(FAQ)
Q. 東海地区大学野球連盟はどんな仕組みのリーグですか?
A. 岐阜・三重・静岡の3つの県リーグで構成され、秋は各県の上位2校が東海地区の選手権で代表を争います。
Q. 2026年秋の選手権はどこが優勝しましたか?
A. 三重1位の皇學館大学が10月18日の決勝で中部学院大学を3対2で破り、4年ぶり4回目の優勝を飾りました。
Q. 決勝はどんな試合でしたか?
A. 皇學館大が6回に出口智基の2点本塁打で先制し、8回表に同点とされた直後の8回裏に1点を勝ち越して逃げ切りました。
Q. 準決勝で完封した投手は誰ですか?
A. 皇學館大の2年生右腕・堤大和で、静岡大を相手に145球を一人で投げ抜き、被安打4、8奪三振で完封しました。
Q. 注目選手は誰ですか?
A. 優勝した皇學館大の堤大和と出口智基、中部学院大の冷水孝輔、首位打者に輝いた朝日大の藤田泰聖らが挙げられます。
Q. 全国大会にはどうやって出場しますか?
A. 皇學館大と中部学院大が10月30日からの三連盟王座決定戦に出場し、優勝すれば明治神宮大会へ進めます。
東海地区大学野球連盟のまとめ
東海地区大学野球連盟の2026年秋は、三重1位の皇學館大が選手権を制し、4年ぶり4回目の優勝で幕を閉じました。
準決勝では堤大和が完封、決勝では出口智基の2点本塁打と継投で、昨秋の決勝で敗れた中部学院大に雪辱しています。
中部学院大は秋の選手権の4連覇を逃しましたが、準優勝で王座決定戦の出場権をしっかりと確保しました。
2校は10月30日から長良川球場で行われる三連盟王座決定戦に挑み、明治神宮大会への1枠を争います。
東海地区の代表が3年ぶりに明治神宮大会へ進めるのか、王座決定戦での2校の戦いにぜひ注目しましょう。
\奪三振率が約3倍に伸びた右腕/
▶ 2026年ドラフト候補のスカウト評価・指名予想を深掘り!「ドラフト候補研究所」はこちら




コメント