東都大学野球連盟の創設に名を連ねた1910年創部の古豪、それが1世紀を超える歴史を誇る東京農業大学の硬式野球部です。
元中日監督の与田剛さんがアドバイザーを務め、2年生の投手陣を中心とした若い戦力で悲願の1部昇格を目指します。
2026年春は東都2部で5位に終わったものの、エース級の2年生投手が1点を争う投手戦を演じ、若手の成長が随所に光りました。
この記事では東京農業大学野球部の2026年の戦力を投手陣・野手陣の両面から分析し、リーグ戦の展望や注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年の東京農業大学の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の東京農業大学 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都世田谷区(世田谷キャンパス) |
| 創部 | 1910年 |
| 2026年春の成績 | 東都2部 5位(4勝6敗・勝ち点2) |
| 登録選手 | 97人 |
| チームの軸 | 大場智仁・北條智也・松成乃馳・山本大我 |
東京農業大学野球部の2026年戦力総評
チーム総評|若い戦力で上位をうかがう
2026年春の東京農業大学は4勝6敗の勝ち点2で東都2部の5位となり、6校が2回戦総当たりで勝ち点を争うリーグを戦い抜きました。
負け越しはしたものの若い戦力の成長が随所に光り、特に2年生の投手陣が僅差の試合をたびたび演じたのが大きな収穫でした。
最終週の日本大戦では2年生の大場智仁が9回を1人で投げ抜き、1対0の完封で相手のエース直江新との息詰まる投手戦を制しています。
その前の帝京平成大戦でも2連勝を飾って勝ち点をしっかり奪っており、若手主体のチームらしい伸びしろの大きさが持ち味です。
一方で上位陣には競り負ける試合もあって経験の差も残り、あと一歩の勝負強さと守備の安定が順位を上げるための課題になっています。
スタメンには1年生が複数名を連ねて世代交代が進み、数年先を見据えた将来性豊かなチームづくりが着実に進んだ春でした。
春のメンバーの多くがそのまま秋のリーグ戦にも顔をそろえるため、若い力のさらなる成長を糧に上位進出と1部昇格へ挑む秋になります。
東都創設メンバーの古豪
東京農業大学は1910年創部の長い歴史を誇る古豪で、東都大学野球連盟の創設に名を連ねた伝統ある一校になります。
専修や中央、日大、國學院とともに東都リーグを立ち上げた由緒ある名門で、1世紀を超える長い歴史のなかで数多くの好選手を育て上げてきました。
1910年という創部は日本の学生野球の草創期にあたり、1世紀を超える歴史がチームの大きな誇りです。
付属の東農大二から毎年多くの選手が進んでチームの土台を築き、同じ系列で育った選手たちが1世紀を超える古豪の伝統をつないでいます。
一方で東都1部の優勝はまだ経験がなく、創設5校のなかで唯一1部制覇を果たしていないのが古豪の実情でした。
それだけに1部の頂点は選手たちにとって長年の悲願で、古豪の誇りを胸に初の1部制覇という夢を追い続けています。
近年は2部を主戦場としながらも1部昇格を虎視眈々とうかがう位置におり、伝統校としての意地を秋のリーグ戦の結果で示すことが強く求められています。
与田剛アドバイザーとプロOB
2025年には元中日の監督としても知られる与田剛さんがアドバイザーに就任し、プロで培った豊富な知見がチームの強化に生かされています。
プロ野球へは古くから数多くの名選手を送り出してきた確かな実績があり、阪神や西武で長く活躍した内野手・陽川尚将もこの東京農業大学のOBです。
智辯和歌山から進んだ陽川尚将は阪神で長距離砲として活躍し、勝負強い打撃が光る東京農業大学が誇る右の強打者です。
近年もプロ入りが続き、宮里優吾がソフトバンクへドラフト2位で進んだほか、伊藤琉偉もヤクルトへ進むなど投打の両面で人材を輩出しています。
宮里優吾は最速152キロの右腕としてプロの舞台で成長を続けており、2部という舞台で腕を磨いた選手が着実にプロの世界へ羽ばたきました。
ロッテで投げた宮崎颯や阪神の谷川昌希もこの大学の出身で、歴史ある古豪らしく途切れることなくプロを育ててきました。
プロで輝くOBの存在が選手たちの大きな目標となり、伝統の系譜を受け継いで次代のプロ野球選手を育てているチームです。
| 打順 | 守備 | 選手 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 右 | 當山航大 | 4年 |
| 2 | 中 | 稲田一心 | 3年 |
| 3 | 遊 | 山本大我 | 1年 |
| 4 | 三 | 北條智也 | 4年 |
| 5 | 二 | 瀬井太心 | 3年 |
| 6 | 一 | 小幡一誠 | 3年 |
| 7 | DH | 大岡凌 | 1年 |
| 8 | 捕 | 齋藤優汰 | 2年 |
| 9 | 左 | 藤崎慶太 | 1年 |
東京農業大学野球部の投手陣を徹底分析
投手陣の柱は相洋から進んだ176センチ80キロの2年生・大場智仁で、長いイニングを投げ抜く安定感でエース格の働きを存分に見せました。
春の日本大戦では9回を7安打無失点に抑えて1対0の完封勝利を挙げ、相手のエースとの投手戦を制した価値ある白星になります。
宇部鴻城から進んだ182センチの2年生・松成乃馳は最速149キロを誇る右腕で、威力のある直球を武器に先発と救援の両方をこなしました。
九州学院出身で2年生の小松空之恭は最速150キロの本格派で、長いイニングを計画的に投げ抜くタフな投球を持ち味としています。
長崎日大から進んだ2年生の三丸悠成は投打の二刀流をこなし、最速148キロの直球と打撃の両方でチームに貢献できる存在です。
この2年生カルテットはいずれも将来のドラフト候補に挙がり、若い投手陣の成長こそ東京農業大学の最大の伸びしろになります。
2年生の投手が4枚もそろう例は2部でも際立った特長で、数年先まで見据えれば投手王国が生まれるかもしれません。
東農大三から進んだ3年生の金井俊輔は緩急で打たせて取る頼れる左腕で、1年生の山田琉聖も最速145キロを誇る楽しみな右腕です。
大場を軸に松成や小松ら2年生が先発とリリーフを分け合い、若さゆえの勢いが僅差の試合での粘りにつながっています。
最速150キロ級の球速を備えた若い投手陣は東京農業大学の大きな武器で、この成長を秋も続けられるかどうかが上位進出の鍵を握ります。
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| 選手 | 学年 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 大場智仁 | 2年 | 右腕・エース格・日本大戦9回完封・相洋出身 |
| 松成乃馳 | 2年 | 右腕・最速149キロ・先発と救援・宇部鴻城出身 |
| 小松空之恭 | 2年 | 右腕・最速150キロの本格派・九州学院出身 |
| 三丸悠成 | 2年 | 右腕・最速148キロ・投打の二刀流・長崎日大出身 |
東京農業大学野球部の野手陣を徹底分析
打線の中軸は大阪の大商大堺から進んだ主将格の4年生・北條智也で、4番三塁として攻守にわたり打線を力強く引っ張りました。
内野の要として安定した守備と勝負強い打撃を兼ね備え、その主将格らしい存在感で経験の浅い若いチームをまとめる中心選手になります。
1番を打つのは滋賀学園から進んだ俊足の4年生・當山航大で、右翼を守りながら攻撃の起点となるリードオフマンを堂々と担いました。
3番遊撃には千葉黎明から進んだ1年生の山本大我が座り、堅実な守備と高いミート力を備え、1年目から中軸を任される全国経験の逸材です。
2番中堅の稲田一心は広島の如水館出身の3年生で、5番二塁の瀬井太心は九州学院から進んだ3年生として勝負どころで打点を稼ぎました。
6番一塁の小幡一誠は横浜商から進んだ堅実な3年生の内野手で、捕手の齋藤優汰は日大藤沢出身の2年生として着実に安打を重ねています。
1年生の長船蒼大や加瀬柾樹ら若い力もベンチから出場機会を得ており、加瀬は4番も打って先発投手も務める本格派の二刀流として注目されます。
1年生と2年生がスタメンの半数近くを占める極めて若い打線で、公式戦の経験を積むほどに得点力は大きく伸びていくはずです。
4年生の北條と當山が引っ張り1年生の山本が中軸を担う布陣で、ベテランと若手がかみ合った打線で得点力の底上げを狙います。
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| 選手 | 守備 | 2026年春の主な役割 |
|---|---|---|
| 北條智也 | 内野手(4年) | 4番・三塁・主将格・攻守の要・大商大堺出身 |
| 當山航大 | 外野手(4年) | 1番・右翼・リードオフマン・滋賀学園出身 |
| 山本大我 | 内野手(1年) | 3番・遊撃・1年目から中軸・千葉黎明出身 |
| 瀬井太心 | 内野手(3年) | 5番・二塁・打点を稼ぐ・九州学院出身 |
| 稲田一心 | 外野手(3年) | 2番・中堅・如水館出身 |
東京農業大学野球部のリーグ戦展望・優勝予想
若手の成長が光った春
東都大学野球の2部は6校が2回戦総当たりで争う勝ち点制のリーグで、同じカードで先に2勝すれば勝ち点1となり、その合計で順位を競います。
2026年春の東京農業大学は勝ち点2の4勝6敗で6校中5位となり、負け越しながらも若い戦力の伸びやかな成長が随所に光りました。
最終週の日本大戦では2年生の大場智仁が1対0の完封勝利を挙げ、帝京平成大戦でも2連勝を飾って勝ち点を奪っています。
一方で上位陣には競り負ける試合が続いて経験の差も残り、あと一歩の勝負強さが順位を上げるための課題でした。
| 順位 | 大学 | 勝敗 | 勝ち点 |
|---|---|---|---|
| 1 | 専修大学 | 10勝1敗 | 5 |
| 2 | 駒澤大学 | 8勝6敗 | 3 |
| 3 | 日本大学 | 6勝6敗 | 3 |
| 4 | 拓殖大学 | 6勝6敗 | 2 |
| 5 | 東京農業大学 | 4勝6敗 | 2 |
| 6 | 帝京平成大学 | 1勝10敗 | 0 |
秋のリーグ戦への展望
秋の東京農業大学が目指すのは上位進出と、創設5校で唯一まだ果たしていない初の1部昇格で、その1部制覇こそが長年の大きな悲願になります。
大学のリーグ戦は春と秋を同じ顔ぶれで戦うのが基本で、若い戦力がそのまま成長するメンバーで秋のリーグ戦に臨みます。
投手陣は2年生の大場智仁を軸に松成乃馳や小松空之恭が続き、この若い投手陣がさらに成長すれば失点は着実に減るはずです。
打線は4番の北條智也と3番の山本大我を中心に組み立て、當山や瀬井ら上級生の経験と1年生の勢いをうまくかみ合わせたいところです。
春に競り負けた上位陣をいかに攻略できるかが最大の課題で、接戦をものにできれば順位は着実に上がっていきます。
2部で優勝すれば1部下位校との入れ替え戦へ進む道が開けてくるため、まずは秋のリーグ戦を制して初の1部昇格の権利をつかみたいところです。
与田剛アドバイザーの指導もチームの成長を大きく後押しし、プロの視点を取り入れて悲願の1部制覇へ着実に歩みます。
秋のリーグ戦は9月に開幕して伝統ある神宮球場で熱戦が繰り広げられ、上位進出を狙う東京農業大学の戦いに大きな注目が集まります。
東京農業大学野球部の注目選手
大場智仁(投手・2年)
相洋から進んだ投手陣のエース格を担う2年生の右腕で、長いイニングを投げ抜く安定感でチームの投手戦を支えました。
春の日本大戦では9回を7安打無失点に抑えて1対0の完封勝利を挙げ、相手のエースとの息詰まる投手戦を制した価値ある一勝です。
まだ2年生ながらこれからの成長が大いに楽しみな右腕で、この大場の投球こそが秋の上位進出の行方を大きく左右します。
北條智也(内野手・4年)
大商大堺から進んだ4番を打つ4年生の三塁手で、攻守にわたり存在感を放つ若いチームの主将格になります。
安定した守備と勝負強い打撃で内野の要としてチームを引っ張り、ベテランとして若手をまとめる精神的な支柱でもあります。
最後の秋も打線の中心を担う重要な4年生で、この北條の打棒がチームの得点力を大きく高めていくはずです。
松成乃馳(投手・2年)
宇部鴻城から進んだ最速149キロを誇る2年生の右腕で、威力のある直球を武器に先発と救援の両方をこなしました。
力で押し込む投球が持ち味で大場とともに投手陣を引っ張り、将来のドラフト候補にも挙がる伸び盛りの本格派になります。
まだ2年生ながらこれからの飛躍が大いに期待される右腕で、この松成の成長こそが秋の投手陣を大きく支えるはずです。
山本大我(内野手・1年)
千葉黎明から進んだ3番遊撃を任される1年生の内野手で、堅実な守備と高いミート力で1年目から中軸に座りました。
全国大会での経験も持つ東京農業大学期待の若き遊撃手で、下級生ながら打線の軸として堂々たる働きを見せています。
1年生とは思えない落ち着きが光る逸材で、この山本の打棒こそがチームの将来を大きく左右していきます。
當山航大(外野手・4年)
滋賀学園から進んだ1番を打つ4年生の外野手で、右翼を守って攻撃の起点となるリードオフマンを担いました。
出塁を重ねて相手をかき回す切り込み隊長として存在感を放ち、北條ら中軸へつなぐ役割で打線に流れをもたらす選手です。
最後の秋も打線を先導する重要な4年生で、この當山の出塁が打線の得点力を大きく高めていきます。
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東京農業大学の基本情報
- 所在地:東京都世田谷区(世田谷キャンパス)
- 創部:1910年
- 所属リーグ:東都大学野球連盟(2部)
- 監督:北口正光
- 部員:2026年の登録は97人
- 2026年春の成績:2部5位(4勝6敗・勝ち点2)
- 主なOB:陽川尚将(阪神ほか)・宮里優吾(ソフトバンク)・伊藤琉偉(ヤクルト)・宮崎颯(ロッテ)
東京農業大学の硬式野球部は1910年に創部された歴史ある古豪で、東都大学野球連盟の創設に名を連ねた伝統ある一校になります。
拠点は東京都世田谷区の世田谷キャンパスに置かれ、恵まれた環境のもとで1部昇格を目指して日々練習に励んでいます。
東都創設5校のなかで唯一まだ1部の優勝を経験しておらず、それだけに1部の頂点は選手たちにとって長年の悲願です。
プロ野球へは阪神や西武で活躍した陽川尚将らを送り出し、宮里優吾や伊藤琉偉もこの東京農業大学の出身になります。
2025年には元中日監督の与田剛さんがアドバイザーに加わり、プロの視点が若いチームの成長を大きく後押ししてきました。
チームを率いるのは2022年から指揮を執る北口正光監督で、若い戦力を育てながら初の1部昇格を目指しています。
選手は付属の東農大二をはじめ全国の高校から幅広く集まり、その豊富な人材が古豪を支える大きな土台です。
2026年春は2部で5位となって若手の成長が光る春となり、悲願の1部昇格を目指して秋のリーグ戦へ臨みます。
東京農業大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 東京農業大学はどのリーグに所属していますか?
A. 東都大学野球連盟に所属しており、2026年春は2部でプレーしたリーグ創設以来の古豪として広く知られています。
Q. 2026年春のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 4勝6敗の2部5位で、最終週の日本大戦では2年生の大場智仁が1対0の完封勝利を挙げています。
Q. 全国大会での実績はありますか?
A. 東都1部の優勝はまだ経験がなく、創設5校で唯一1部制覇がないため初の1部昇格が長年の悲願になっています。
Q. プロ野球選手を出していますか?
A. 阪神や西武で活躍した陽川尚将を代表格に、宮里優吾や伊藤琉偉、宮崎颯ら多くのプロ野球選手を輩出してきました。
Q. 与田剛さんはどんな立場ですか?
A. 2025年に就任したアドバイザーで、元中日監督としてプロで培った知見をチームの強化に生かしています。
Q. 秋の目標は何ですか?
A. 上位進出と初の1部昇格を掲げ、秋もリーグ戦で上位を狙って2部優勝から入れ替え戦での昇格を目指します。
東京農業大学野球部のまとめ
2026年春の東京農業大学は4勝6敗で東都2部の5位となり、負け越しながらも2年生投手陣を中心に若い力が光りました。
エース格の大場智仁は最終週の日本大戦で1対0の完封勝利を挙げ、松成乃馳ら球速十分の2年生がそろう投手陣は伸びしろ十分です。
大学のリーグ戦は春と秋を同じ顔ぶれで戦うのが基本で、与田剛アドバイザーを迎えた古豪が秋こそ上位進出を狙います。
創設校で唯一の1部制覇へ秋の巻き返しに大きな期待が集まり、悲願の1部昇格を目指す東京農業大学の戦いに注目が集まります。
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