広島六大学野球連盟は、広島県内の6大学だけで頂点を争う全国でも珍しい形のリーグです。
その舞台で長く君臨してきたのが、リーグ優勝59回を数える近畿大学工学部にほかなりません。
2026年の春も10勝1敗の勝点5で制し、4季連続となる優勝を鮮やかに飾りました。
この記事では、広島六大学野球連盟の2026年秋季リーグ戦の展望を、優勝争いと注目選手の両面から分析します。
春の振り返りから秋の見どころ、明治神宮大会への道までを順を追って紹介していきます。
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まずは広島六大学野球連盟の2026年秋の姿を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属地区 | 中国地区(大学野球) |
| 加盟校 | 6校(広島県内の大学のみ) |
| 2026年春の王者 | 近畿大学工学部(4季連続59回目) |
| 2026年春の2位 | 広島経済大学(柳田悠岐を輩出した名門) |
| 秋の注目選手 | 伊藤颯太朗(近畿大学工学部・春の最優秀選手) |
| 全国への道 | 中国・四国地区代表決定戦を経て明治神宮大会 |
広島六大学野球連盟の2026年秋季リーグ戦・総展望
広島県内の6大学だけで争うリーグ
広島六大学野球連盟は1967年4月に創立され、半世紀を超える歴史を積み重ねてきました。
加盟するのは近畿大学工学部・広島経済大・広島大・広島修道大・広島国際大・広島工業大の6校です。
2部を持たない6校だけの構成で、入替戦がない代わりに毎季すべての相手と勝ち点を争います。
事務局は広島市安佐南区の広島修道大に置かれ、県内の大学が力を合わせて運営してきました。
会場は広島総合グランド野球場や東広島運動公園野球場に加え、各大学のグラウンドも使われます。
大学の球場を巡りながら戦う形は、六つの大学が対等に支え合うこのリーグらしい姿を映しています。
全国の舞台に挑み続けてきた歴史
広島六大学野球連盟の代表は、毎年6月の全日本大学野球選手権に広島の看板を背負って出場します。
春の王者がそのまま全国へ進む単独の枠を持ち、リーグ戦の価値を大きく高めてきました。
広島経済大はリーグ優勝30回を誇り、全日本には17回も駒を進めた連盟屈指の名門です。
その広島経済大からはソフトバンクの柳田悠岐が巣立ち、トリプルスリーの偉業まで成し遂げています。
国立の広島大もリーグ優勝12回を数え、全日本3回と明治神宮大会4回の出場歴を持っています。
六つの大学がそれぞれの歴史を背負い、全国の舞台で広島の力を示し続けてきました。
春から秋へと続く優勝争いの構図
2026年の春は近畿大学工学部が10勝1敗の勝点5を挙げ、全カードを制して優勝しました。
2位には6勝4敗の広島経済大が入り、3位には8勝6敗の広島大が続いています。
前年の秋も近畿大学工学部が10勝2敗で頂点に立ち、3季連続58回目の栄冠を手にしました。
秋は近大工の5連覇か、それとも追う5校による王座奪回かという構図が最大の焦点です。
個人タイトルを独占した広島大の勢いも、秋の勢力図を大きく動かす可能性を秘めています。
勝ち点制のリーグでは一つのカードの取りこぼしが命取りになるため、油断は許されません。
明治神宮大会につながる秋の戦い
秋のリーグ戦を制した大学には、11月に神宮球場で開かれる明治神宮大会という大舞台が待っています。
中国と四国の各連盟は代表決定戦を戦い、勝ち抜いた1校だけが全国への切符を手にします。
2025年の秋は広島六大学から1位の近畿大学工学部と2位の広島経済大がそろって出場しました。
ところが近大工は高知工科大に0対6で敗れ、広島経済大も東亜大に延長の末に屈しています。
広島の2校がともに散った悔しさは、秋のリーグ戦に臨む各校の大きな原動力となるはずです。
優勝だけでなく2位の座にも価値がある点が、この連盟の秋を一段と熱くしてきました。
広島六大学野球連盟の2026年春季リーグ戦を振り返る
近畿大学工学部が4季連続59回目の優勝
2026年の春、近畿大学工学部は10勝1敗の勝点5を挙げて全カードを制しました。
4季連続59回目という数字は、この連盟における圧倒的な強さをそのまま物語ります。
近畿大学の工学部キャンパスが独自にチームを編成する、全国でも珍しい成り立ちの部です。
花本輝雄監督のもとで投打がかみ合い、84得点20失点という大きな差をつけました。
唯一の黒星は広島大に喫した0対2の一戦で、その1敗が優勝の価値をかえって際立たせています。
東広島市のキャンパスから、工学を学ぶ学生たちが広島の頂点に立ち続けてきました。
全日本大学選手権と個人タイトル
全国の舞台では、広島の代表として臨んだ近畿大学工学部が1回戦で中部学院大と対戦しました。
試合は0対1という壮絶な投手戦となり、あと一本が出ないまま完封負けを喫しています。
2大会連続32回目の出場を果たしながら、全国での初戦突破は次の宿題として残りました。
個人タイトルでは、近大工の4年生・伊藤颯太朗が最優秀選手と最優秀防御率の二冠に輝きました。
首位打者は広島大の3年生・久光貫太が打率4割2分0厘で獲得し、ベストナインの三塁手にも選ばれています。
王者と個人タイトルが別の大学に分かれた点は、このリーグの層の厚さを表しています。
広島大の躍進と下位争いの行方
2025年の秋に5位だった広島大は、2026年の春に8勝6敗で3位まで順位を上げました。
首位打者の久光貫太と正捕手の武冴太朗がそろってベストナインに選ばれ、中心を担っています。
学生が主体となって運営する国立大が、私立の強豪に真っ向から挑む姿は見応えがありました。
一方で広島国際大は3勝9敗の5位、広島工業大は3勝10敗の6位という苦しい春でした。
それでも広島工業大の4年生・小野瀬司はベストナインの二塁手に選ばれ、意地を示しています。
下位の2校がどこまで巻き返せるかも、秋のリーグ戦を占う大きな見どころとなりそうです。
春に3勝どまりだった両校にとって、秋は真価を問われる正念場となります。
2026年春の広島六大学野球の最終順位を、下の表にまとめます。
| 順位 | 大学 | 成績 |
|---|---|---|
| 1位 | 近畿大学工学部 | 10勝1敗(勝点5・全カード制覇) |
| 2位 | 広島経済大学 | 6勝4敗(勝点3) |
| 3位 | 広島大学 | 8勝6敗(勝点3) |
| 4位 | 広島修道大学 | 6勝6敗(勝点3) |
| 5位 | 広島国際大学 | 3勝9敗(勝点1) |
| 6位 | 広島工業大学 | 3勝10敗(勝点0) |
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広島六大学野球連盟の秋のリーグ優勝争い|本命と対抗
本命は5連覇を狙う近畿大学工学部
秋の優勝争いで本命に挙がるのは、4季連続で頂点に立ってきた近畿大学工学部にほかなりません。
最優秀選手の伊藤颯太朗と、前年秋に最優秀選手へ選ばれた猪坂尚杜という二枚看板が健在です。
伊藤は春に35回を投げて43三振を奪い、防御率1.27という圧巻の数字を残しました。
左腕の猪坂も前年の秋に防御率0.96を記録し、リーグを代表する投手として君臨してきました。
ベストナインの河田琉聖や1年生ながら選ばれた姫野翔太ら、野手陣の顔ぶれも豪華といえます。
花本輝雄監督のもと、5連覇と全国での初戦突破という二つの目標に挑んでいきます。
対抗の筆頭は広島経済大と広島大
王者を追う対抗の筆頭は、2季連続で2位に入った広島経済大にほかなりません。
リーグ優勝30回と全日本17回出場という実績は、この連盟でも群を抜いています。
4番を務める4年生の川竹巧真が打線を引っ張り、高い出塁率で好機を広げてきました。
2年生の村山由空は1年生の秋から2季連続でベストナインの外野手に選ばれています。
3位の広島大も久光貫太と武冴太朗という2人のベストナインを軸に、王座を狙う構えです。
東賢孝監督が率いる名門と、学生が主体となって戦う国立大の対照的な追撃が見ものとなります。
巻き返しを狙う広島修道大ら3校
春に4位となった広島修道大は、前身の広島商科大時代を含めてリーグ優勝11回を誇る伝統校です。
ただし最後の栄冠は1983年の秋までさかのぼり、名門復活は長く続く課題となってきました。
独立リーグを経て25歳で母校の指揮を執る伊藤駿吾監督のもと、少数精鋭の戦いを続けています。
5位の広島国際大は2001年創部の新興校で、156人という大所帯の若い力が魅力といえます。
6位の広島工業大はリーグ優勝2回の古豪で、木下真一監督が36人の少数精鋭を束ねてきました。
下位の3校が上位を脅かせば、秋の優勝争いは一段と読みにくい展開になるはずです。
\9回18奪三振・無四球の右腕/
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広島六大学野球連盟の秋の注目チームを徹底分析
近畿大学工学部
近畿大学工学部は東広島市のキャンパスを拠点に、リーグ優勝59回を積み上げてきた絶対王者です。
近畿大学の工学部が独自にチームを持つ形は、全国でも数えるほどしかない珍しい成り立ちといえます。
2026年の春は10勝1敗で全カードを制し、4季連続59回目の優勝を鮮やかに飾りました。
伊藤颯太朗と猪坂尚杜の二枚看板が並び、投手力ではリーグの他校を大きく引き離しています。
ベストナインには河田琉聖と姫野翔太、井上拓真という下級生が並び、選手層の厚さも際立ちました。
系列の近畿大学附属や附属福山からの進学が続き、若い戦力が絶えず送り込まれてきました。
全国での初戦突破という宿題を胸に、秋も広島の頂点を守り抜く構えです。
広島経済大学
広島経済大は広島市安佐南区祇園に本拠を置く、リーグ優勝30回を誇る名門です。
全日本大学選手権には17回出場しており、その回数は連盟でも屈指の多さとなっています。
何よりの誇りは、トリプルスリーを達成したソフトバンクの柳田悠岐を送り出した点にあります。
尾仲祐哉や平松一宏といった投手も、この大学からプロの世界へ進んでいきました。
2026年の春は6勝4敗の2位に入り、王者との最終カードでは1点差の熱戦も演じています。
4番の川竹巧真と2季連続ベストナインの村山由空が、打線の中心として支えてきました。
東賢孝監督のもとで王座奪回を果たせば、久々に全国の舞台へ戻る道も開けます。
広島大学と個性豊かな3校
広島大は東広島市鏡山に本拠を置く国立の総合大学で、リーグ優勝12回を数える実績校です。
全日本3回と明治神宮大会4回という出場歴は、国立大としては全国でも際立っています。
監督を置かず学生が主体となって運営する形は、この大学の大きな特色となってきました。
広島修道大は前身の広島商科大時代を含めてリーグ優勝11回を誇る、安佐南区の伝統校です。
広島国際大は2001年に創部された東広島市黒瀬の医療系総合大学で、初の全国を目指します。
広島工業大はリーグ優勝2回の古豪で、佐伯区の沼田野球場を本拠として戦ってきました。
個性の異なる4校が上位に食い込めば、秋の広島六大学は一段と面白くなりそうです。
広島六大学野球連盟の秋の注目選手・2026年ドラフト候補
伊藤颯太朗(近畿大学工学部・投手)
このリーグを代表する投手が、近畿大学工学部の4年生・伊藤颯太朗にほかなりません。
愛媛の今治北高校の出身で、安定した制球力を武器とする右腕として知られています。
2026年の春は35回を投げて43三振を奪い、防御率1.27という数字を残しました。
与えた走者の少なさを示すWHIPは0.77と、リーグでも群を抜く安定感を誇りました。
最優秀選手と最優秀防御率、ベストナインの投手という三つの表彰を独占しています。
最後の秋に5連覇と全国での初勝利を目指し、その右腕から目が離せません。
2026年のドラフト候補として、プロ球団のスカウトも熱い視線を注いできました。
川竹巧真(広島経済大・指名打者)
広島経済大の4年生・川竹巧真は、打線の4番を任されてきた勝負強い打者です。
高知高校の出身で、高い打率と長打力を兼ね備えた中軸として存在感を放っています。
2026年の春はチーム最高の打率を残し、OPSでも1を大きく超える数字を積み上げました。
前年の秋にはベストナインの指名打者に選ばれ、リーグを代表する打者として認められています。
柳田悠岐を輩出した名門の4番として、その打棒には大きな期待が寄せられました。
最後の秋に王座奪回を果たすためには、この打者の一振りが欠かせません。
高知高校で培った勝負強さが、大学の4年間でさらに大きく花開きました。
小野瀬司(広島工業大・二塁手)
広島工業大の4年生・小野瀬司は、春にベストナインの二塁手へ選ばれた両打の内野手です。
香川の高松南高校の出身で、背番号1を背負いながら二塁を守る珍しい選手といえます。
2026年の春はチームが3勝10敗と苦しむなか、10安打3盗塁と気を吐いてきました。
最下位のチームから唯一の個人表彰を勝ち取った事実が、その実力を何より物語ります。
左右どちらの打席にも立てる両打の技術は、大学野球でも大きな武器となっています。
リーグ優勝2回の古豪を再び上位へ押し上げる役割を、最後の秋に担うことになりました。
逆境のなかで示した意地は、秋の広島工業大に確かな手応えをもたらすはずです。
広島六大学野球連盟の秋の注目選手を、下の表にまとめます。
| 選手 | 大学 | 守備 | 注目点 |
|---|---|---|---|
| 伊藤颯太朗 | 近畿大学工学部 | 投手 | 春の最優秀選手・防御率1.27の右腕 |
| 川竹巧真 | 広島経済大学 | 指名打者 | 4番を務める前年秋のベストナイン |
| 小野瀬司 | 広島工業大学 | 二塁手 | 最下位から選ばれた両打の内野手 |
\防御率0.96で4連覇の左腕/
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広島六大学野球連盟の基本情報
- 地区:中国地区(大学野球)
- 創立:1967年4月1日
- 加盟校:6大学(広島県内の大学のみ・2部なし)
- 2026年秋の顔ぶれ:近畿大学工学部・広島経済大・広島大・広島修道大・広島国際大・広島工業大
- リーグ方式:勝ち点制で順位を決定
- 2026年秋の日程:8月29日から10月11日まで
- 全国大会:全日本大学選手権(春の王者)と明治神宮大会(秋の代表決定戦を経て出場)
- 主な会場:広島総合グランド野球場や東広島運動公園野球場、各大学のグラウンド
2026年秋に戦う6大学と、その特色を下の表にまとめます。
| 大学 | 特色 |
|---|---|
| 近畿大学工学部 | リーグ優勝59回・4季連続で頂点に立つ絶対王者 |
| 広島経済大学 | リーグ優勝30回・柳田悠岐を輩出した名門 |
| 広島大学 | リーグ優勝12回・学生が主体で運営する国立大 |
| 広島修道大学 | 前身時代を含め優勝11回・25歳の監督が率いる伝統校 |
| 広島国際大学 | 2001年創部・156人を擁する医療系の新興校 |
| 広島工業大学 | リーグ優勝2回・沼田野球場を本拠とする古豪 |
広島六大学野球連盟に関するよくある質問(FAQ)
Q. 広島六大学野球連盟にはどんな大学が所属していますか?
A. 近畿大学工学部・広島経済大・広島大・広島修道大・広島国際大・広島工業大という広島県内の6大学です。
Q. 2026年春のリーグ王者はどこですか?
A. 近畿大学工学部が10勝1敗の勝点5で全カードを制し、4季連続59回目の優勝を果たしました。
Q. 秋の優勝候補はどこですか?
A. 5連覇を狙う近畿大学工学部が本命で、2季連続2位の広島経済大が対抗の筆頭に挙がります。
Q. 注目のドラフト候補は誰ですか?
A. 近畿大学工学部の伊藤颯太朗が、防御率1.27を残した2026年のドラフト候補として注目を集めています。
Q. プロ野球選手はどの大学から出ていますか?
A. 広島経済大からソフトバンクの柳田悠岐や尾仲祐哉が巣立ち、全国にその名を広めました。
Q. 全国大会にはどうやって出場しますか?
A. 秋は中国・四国地区代表決定戦に挑み、勝ち抜けば明治神宮大会へ進むことができます。
広島六大学野球連盟のまとめ
広島六大学野球連盟の2026年秋は、4季連続で頂点に立った近畿大学工学部を中心に進んでいきます。
伊藤颯太朗と猪坂尚杜の二枚看板を擁する王者が、5連覇と全国での初勝利を狙って戦い抜きます。
対抗には柳田悠岐を輩出した広島経済大と、個人タイトルを独占した広島大が控えていました。
広島の6大学が県内だけでしのぎを削る熱い戦いを、注目選手の活躍とあわせてぜひ見届けましょう。
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