関甲新学生野球連盟で長く頂点に立ってきた、群馬の名門があります。伊勢崎市に本拠を置く上武大学です。
リーグ優勝は連盟最多を誇り、全日本大学野球選手権でも日本一に輝いた実績があります。2026年春も圧倒的な成績で優勝を果たしました。
全国から選手が集まる育成力の高さでも知られ、多くのプロ野球選手を送り出してきました。
この記事では上武大学野球部の2026年の戦力を投手陣・野手陣の両面から分析し、リーグ戦の展望や注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年の上武大学の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の上武大学 |
|---|---|
| 所在地 | 群馬県伊勢崎市(伊勢崎キャンパス) |
| 設置 | 私立(1982年に硬式野球部を創部) |
| 2026年春の成績 | 関甲新1部 優勝(13勝1敗・勝率.929) |
| 登録選手 | 222人(全国から選手が集まる大所帯) |
| チームの軸 | 伊藤颯希・木口永翔・髙山侑大・岡村シルバー魁人 |
上武大学野球部の2026年戦力総評
チーム総評|13勝1敗で3季連続の優勝
2026年春の上武大学は13勝1敗の勝率.929で、堂々のリーグ優勝を果たしました。3季連続43回目という、連盟でも突出した優勝回数です。
8チームによる2回戦総当たりのリーグ戦で、喫した黒星はわずか1つでした。得点102・失点28という数字が、その圧倒的な強さを物語ります。
5月17日には平成国際大学を9対3で下し、優勝を確定させました。攻守にすきのない戦いで、関甲新の頂点に返り咲いています。
この優勝で、6月の全日本大学野球選手権への出場も決めました。全国でも上位をうかがう、実力十分のチームです。
連盟最多の優勝を誇る絶対王者
上武大学は関甲新学生野球連盟を代表する、まぎれもない絶対王者です。1部リーグでの優勝は連盟最多を誇り、他校を大きく引き離しています。
近年も安定して上位に君臨し、2026年春で3季連続の優勝となりました。春秋のリーグ戦で、常に優勝候補の筆頭に挙げられる存在です。
この春は白鷗大学が11勝3敗、平成国際大学が10勝4敗と追いました。その強豪をおさえて頂点に立った点に、王者の底力が表れています。
8校のうち作新学院大学と常磐大学は1勝13敗と大きく負け越しました。上位と下位で力の差が開くリーグの中で、上武大学は頭一つ抜けています。
全日本を制した育成力と歴史
硬式野球部の創部は1982年で、着実に全国区の強豪へと成長してきました。指揮を執るのは、2000年から続く谷口英規監督です。
谷口監督は浦和学院から東洋大、社会人の東芝でプレーした経験を持ちます。長期政権のもとで、チームは全国有数の育成力を築き上げました。
谷口監督のもとで投手の育成にも定評があり、プロへ多くの右腕を送り出しました。木口や髙山に続く投手も育ち、投手王国の伝統が息づいています。
全日本大学野球選手権では、2013年に頂点へ立って日本一を経験しています。2022年には準優勝、2009年の明治神宮大会でも準優勝を果たしました。
登録選手は222人にのぼり、全国から有望な選手が集まる大所帯です。多くのプロ野球選手を送り出してきた点も、この大学の誇りです。
三冠に輝いた主砲・伊藤颯希
2026年春の打線を引っ張ったのが、4年生の外野手・伊藤颯希です。最高殊勲選手に輝き、打点と本塁打の二冠も同時に獲得しました。
21打点と6本塁打はいずれもリーグ最多で、まさに主砲と呼ぶべき働きです。県岐阜商から進んだ、勝負強い右の大砲になります。
その伊藤を中心に、上位から下位まで切れ目のない打線が組まれました。チーム102得点という数字が、破壊力の高さを示しています。
1番の岡村シルバー魁人や、俊足の菰田朝陽も出塁して好機を演出しました。機動力と長打を兼ね備えた、多彩な攻撃が持ち味です。
伊藤颯希は優勝を決めた5月17日の試合でも、4打数3安打3打点1本塁打と大暴れしました。大事な一戦で結果を残す勝負強さが、主砲たるゆえんです。
| 2026年春のタイトル | 選手 | 成績 |
|---|---|---|
| 最高殊勲選手 | 伊藤颯希(4年) | 打点王・本塁打王も同時受賞 |
| 最優秀防御率 | 木口永翔(4年) | 防御率0.85 |
| 打点王 | 伊藤颯希(4年) | 21打点 |
| 本塁打王 | 伊藤颯希(4年) | 6本塁打 |
上武大学野球部の投手陣を徹底分析
投手陣の柱は、4年生でエースの木口永翔にほかなりません。この春は最優秀防御率0.85をマークし、リーグ屈指の安定感を見せました。
福岡の筑陽学園から進んだ木口は、最速150キロの直球を持つ本格派です。侍ジャパンの大学代表候補にも選ばれた、全国クラスの右腕になります。
先発として長いイニングを投げ、低めへの制球で的を絞らせません。プロのスカウトからも、直球の質と伸びを高く評価されています。
全日本大学野球選手権の1回戦でも、木口は6回で9個の三振を奪いました。被安打5・自責点2と力投しましたが、打線の援護は届きませんでした。
エースを支えるのが、同じ4年生で最速154キロを誇る髙山侑大です。倉敷工から進んだ右腕で、先発と救援の両方をこなす便利な存在です。
左腕では、浦和学院出身の芳野大輝や大宮東出身の清水慶斗が継投を支えます。役割を分け合う継投で、失点を最小限におさえてきました。
1年生では、最速152キロの中西浩平が早くも頭角を現しています。豊川から進んだこの右腕は、将来のエース候補として期待されています。
チーム失点はわずか28で、8チーム中でも図抜けて少ない数字でした。分厚い投手陣が、王者の守りを支える大きな土台になっています。
先発が試合をつくり、救援がリードを守り抜く形が確立されています。長いリーグ戦を勝ち抜くうえで、投手層の厚さは何よりの武器です。
救援陣もリードを渡さない安定感を見せ、勝ちパターンを確立しています。少ない失点で逃げ切る展開が、王者の勝ち方として定着してきました。
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| 選手 | 学年 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 木口永翔 | 4年 | 右腕・エース・最優秀防御率0.85・最速150キロ・侍ジャパン大学代表候補 |
| 髙山侑大 | 4年 | 右腕・最速154キロ・先発と救援を兼務 |
| 芳野大輝 | 4年 | 左腕・浦和学院出身・継投の一角 |
| 中西浩平 | 1年 | 右腕・最速152キロ・将来のエース候補 |
| 清水慶斗 | 4年 | 左腕・大宮東出身・救援 |
上武大学野球部の野手陣を徹底分析
打線の中心は、なんといっても4年生の外野手・伊藤颯希です。最高殊勲選手に輝き、21打点と6本塁打でリーグの二冠も手にしました。
県岐阜商から進んだ185センチ95キロの体格は、大学でも屈指の大きさです。中軸から放つ長打が、チームの得点力を大きく押し上げました。
1番を務める3年生の岡村シルバー魁人は、二刀流もこなす身体能力の高さが魅力です。静岡学園から進み、走攻守で存在感を放っています。
俊足で知られるのが、3年生外野手の菰田朝陽にほかなりません。一塁到達3.59秒という走力で、足のスペシャリストと評価されています。
191センチの大型外野手・鈴木一毅も、聖隷クリストファーから進んだ逸材です。松商学園出身の石田憲成ら、4年生も中軸で存在感を見せます。
捕手では広島商出身の廣本真己、内野には九州学院出身の後藤大和がいます。守備でも堅実で、失点の少なさを打撃と両輪で支えました。
特徴的なのが、伊藤颯希をはじめ県岐阜商出身の選手が3人もいる点です。磯野真夢や小泉慶も名を連ね、岐阜からの太いパイプがうかがえます。
内野では文星芸大付出身の曽我雄斗も、堅実な守備で存在感を見せます。失点の少なさは投手陣だけでなく、野手の守備力にも支えられています。
1番から出塁して足でかき回し、中軸が返す得点パターンが機能しました。チーム102得点は、打線の総合力の高さを何より物語っています。
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| 選手 | 守備 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 伊藤颯希 | 外野手(4年) | 最高殊勲選手・打点王21・本塁打王6・県岐阜商出身 |
| 岡村シルバー魁人 | 外野手(3年) | 1番・二刀流の核・静岡学園出身 |
| 菰田朝陽 | 外野手(3年) | 俊足・一塁到達3.59秒・拓大紅陵出身 |
| 鈴木一毅 | 外野手(3年) | 191cmの大型外野手・聖隷クリストファー出身 |
| 石田憲成 | 内野手(4年) | 中軸を担う・松商学園出身 |
上武大学野球部のリーグ戦展望・優勝予想
秋のリーグ戦で上武大学が目指すのは、当然ながらリーグ連覇です。3季連続の優勝を4季連続へ伸ばせるか、王者の真価が問われます。
最大のライバルは、この春に2位だった白鷗大学になりそうです。11勝3敗と好成績を残しており、秋も上位争いの中心になる相手です。
3位の平成国際大学も、最多勝の髙橋大成を擁する侮れない存在です。この2校との直接対決が、優勝の行方を大きく左右します。
投手陣はエースの木口永翔が最終学年として、最後の秋に臨みます。最速154キロの髙山侑大とともに、王者の守りを支え続けます。
打線も三冠の伊藤颯希が健在で、得点力の高さは秋も変わりません。この4年生たちが、どこまで打ち続けるかが大きな鍵になります。
一方で、6月の全日本大学野球選手権では悔しい思いを味わいました。1回戦で函館大学に1対2と惜敗し、あと1本が出ませんでした。
函館大学のエース石岡流音に、9回を投げ抜かれて打線が沈黙しました。木口も6回2失点と好投しただけに、惜しまれる一戦でした。
この全国での悔しさを、秋のリーグ戦と次の全国の舞台で晴らしたいところです。まずは連覇を決め、再び全国へ駒を進めることが目標です。
若い3年生の岡村シルバー魁人や菰田朝陽も、着実に力をつけています。世代交代を進めながらも、王者の座を譲らない戦いが期待されます。
6月の連盟新人戦にも下級生主体で臨み、若手が実戦の経験を積みました。次代を担う選手層の厚さも、王者の強さを支える大きな要素です。
| 順位 | 大学 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 上武大学 | 13勝1敗 | .929 |
| 2 | 白鷗大学 | 11勝3敗 | .786 |
| 3 | 平成国際大学 | 10勝4敗 | .714 |
| 4 | 松本大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 5 | 山梨学院大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 6 | 関東学園大学 | 6勝8敗 | .429 |
| 7 | 作新学院大学 | 1勝13敗 | .071 |
| 7 | 常磐大学 | 1勝13敗 | .071 |
上武大学野球部の注目選手
伊藤颯希(外野手・4年)
2026年春に最高殊勲選手へ輝いた、上武大学の主砲です。21打点と6本塁打でリーグの二冠を獲得し、打線を力強く引っ張りました。
県岐阜商から進んだ185センチ95キロの右打者で、長打力は屈指です。中軸から放つ一発が、そのままチームの得点力に直結します。
最終学年として、秋も打線の中心に座り続けることになります。この伊藤がどれだけ打つかが、リーグ連覇の大きな鍵になります。
木口永翔(投手・4年)
最優秀防御率0.85を記録した、上武大学のエース右腕です。福岡の筑陽学園から進み、最速150キロの直球を武器にしています。
侍ジャパンの大学代表候補にも選ばれた、全国クラスの実力の持ち主です。プロのスカウトからも、直球の質を高く評価されています。
最終学年として、秋のリーグ戦と全国の舞台に臨みます。この木口が試合をつくれれば、王者の守りは盤石になります。
髙山侑大(投手・4年)
最速154キロを誇る、上武大学の力強い右腕です。倉敷工から進み、先発と救援の両方をこなす便利な存在になります。
球威のある直球で、要所を打者に押し込む投球が持ち味です。エースの木口とともに、投手陣の中心を担い続けてきました。
最終学年として、秋も勝ち試合の重要な場面を任されます。層の厚い投手陣の中でも、欠かせない一枚になっています。
岡村シルバー魁人(外野手・3年)
1番打者として打線をけん引する、身体能力の高い外野手です。静岡学園から進み、投げても打っても走っても目を引く存在です。
二刀流の核として、攻守にわたってチームを引っ張ってきました。センターを守りながら、上位打線で出塁の起点にもなります。
3年生として、来季以降のチームの中心を担う存在です。持ち前の身体能力を生かし、さらなる飛躍が期待されます。
菰田朝陽(外野手・3年)
一塁到達3.59秒という、抜群の走力を誇る俊足の外野手です。千葉の拓大紅陵から進み、足のスペシャリストと評価されています。
出塁すれば果敢に盗塁を狙い、相手守備を揺さぶることができます。1番センターを軸に、機動力で試合を動かせる選手です。
3年生として、走力を武器にさらなる出場機会をうかがいます。次代のリードオフマンとして、大きな期待を集めています。
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上武大学の基本情報
- 所在地:群馬県伊勢崎市(野球部は伊勢崎キャンパスが拠点)
- 設置:私立(1982年に硬式野球部を創部)
- 所属リーグ:関甲新学生野球連盟(1部)
- 監督:谷口英規(2000年就任)
- 創部:1982年
- 部員:2026年の登録は222人
- 2026年春の成績:1位(13勝1敗・勝率.929/3季連続43回目の優勝)
- 主なOB:ブライト健太(中日)、進藤勇也(日本ハム)、荒巻悠(巨人)、井納翔一(DeNA・巨人)
上武大学は群馬県伊勢崎市に伊勢崎キャンパスを構える私立大学です。硬式野球部はこのキャンパスを拠点に、全国区の強豪として活動しています。
キャンパスには専用の野球場があり、恵まれた環境で日々の練習を積めます。整った施設と長年の指導体制が、全国区の強豪を支え続けてきました。
所属する関甲新学生野球連盟は、関東と甲信越の大学が加盟するリーグです。1部リーグでの優勝回数は、上武大学が連盟で最も多く誇っています。
春と秋にそれぞれ2回戦総当たりのリーグ戦を行う、勝率制のリーグです。上位に勝ち進めば、全日本大学野球選手権や明治神宮大会への道が開けます。
2013年には全日本大学野球選手権で優勝し、大学日本一を経験しました。2022年には同大会で準優勝、2009年の神宮大会でも準優勝しています。
プロ野球にも多くの選手を送り出し、ブライト健太が中日から1位で指名を受けました。進藤勇也は日本ハム、荒巻悠は巨人へと、近年も続々と巣立っています。
指揮を執る谷口英規監督のもと、全国から有望な選手が集まります。222人という大所帯が、王者の座を支える育成力の源になっています。
上武大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 上武大学はどのリーグに所属していますか?
A. 関甲新学生野球連盟に所属しています。関東と甲信越の大学が加盟する連盟で、上武大学はその1部リーグに名を連ねています。
Q. 2026年春のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 13勝1敗の勝率.929で、3季連続43回目のリーグ優勝を果たしました。この優勝で、全日本大学野球選手権への出場も決めています。
Q. プロ野球選手を出していますか?
A. 数多く出しています。ブライト健太が中日、進藤勇也が日本ハム、荒巻悠が巨人へ進み、井納翔一や加賀繁も活躍しました。
Q. どんなチームですか?
A. リーグ優勝回数が連盟最多を誇る、関甲新の絶対王者です。全国から有望な選手が集まる育成力の高さでも知られています。
Q. 2026年春に活躍した選手は誰ですか?
A. 4年生の伊藤颯希が最高殊勲選手に輝き、打点王と本塁打王も獲得しました。投手では木口永翔が最優秀防御率0.85を記録しています。
Q. 全国大会の実績はどうですか?
A. 2013年に全日本大学野球選手権で優勝し、大学日本一に輝きました。2026年は1回戦で函館大学に1対2で惜敗しています。
上武大学野球部のまとめ
2026年春の上武大学は13勝1敗で、3季連続43回目のリーグ優勝を果たしました。得点102・失点28という数字が、王者の圧倒的な強さを物語ります。
打線は三冠の伊藤颯希が引っ張り、投手陣はエースの木口永翔が最優秀防御率を記録しました。分厚い投手層と切れ目のない打線が、優勝の原動力です。
全日本大学野球選手権では函館大学に惜敗し、悔しさの残る全国となりました。秋はリーグ連覇を決め、再び全国の舞台で雪辱を果たしたいところです。
ブライト健太や進藤勇也らを輩出した育成力は、今も健在です。連盟最多の優勝回数を誇る王者が、秋もその座を守り抜けるかに注目です。
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