関甲新学生野球連盟で、王者・上武大学を追う埼玉の実力校があります。加須市の平成国際大学です。
投手を中心に守り勝つ野球を持ち味とし、2026年春は3位に食い込みました。エースを軸にした堅い戦いで、上位を脅かす存在です。
社会人や独立リーグへ多くの選手を送り出す、育成にも定評のあるチームです。
この記事では平成国際大学野球部の2026年の戦力を投手陣・野手陣の両面から分析し、リーグ戦の展望や注目選手までを詳しく紹介します。
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まずは2026年の平成国際大学の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の平成国際大学 |
|---|---|
| 所在地 | 埼玉県加須市 |
| 設置 | 私立 |
| 2026年春の成績 | 関甲新1部 3位(10勝4敗・勝率.714) |
| 登録選手 | 93人 |
| チームの軸 | 髙橋大成・今井将太・野口晋作・鈴木興丞 |
平成国際大学野球部の2026年戦力総評
チーム総評|10勝4敗でリーグ3位
2026年春の平成国際大学は10勝4敗の勝率.714で、リーグ3位に入りました。優勝した上武大学、2位の白鷗大学に次ぐ、堂々の成績です。
8チームによる2回戦総当たりのリーグ戦を、安定した戦いで勝ち越しました。失点39はリーグでも上位の少なさで、守りの堅さが光りました。
得点63・失点39という数字は、投手を中心にした戦いぶりを物語ります。派手さはなくとも、確実に白星を積み上げる粘り強さが持ち味です。
上武大学と白鷗大学の2強に、どこまで割って入れるかが課題になります。3位という位置から、さらなる上位進出をうかがうシーズンです。
最下位の常磐大学とのカードでは、2対0と6対0で2試合とも完封勝ちを収めました。堅い守りで相手を無得点に抑える、投手のチームらしい戦いでした。
14試合を通じて、上位2校以外には安定した戦いを見せました。取りこぼしの少なさが、3位という結果につながっています。
上武・白鷗を追う投手のチーム
平成国際大学は、投手を軸に守り勝つ野球を身上とするチームです。エースが試合をつくり、守備で盛り立てる堅実な戦いが持ち味になります。
この春もエースの完投を柱に、接戦をものにする試合が目立ちました。1点を守り切る野球で、上位校にも粘り強く食らいついています。
王者・上武大学と2位の白鷗大学は、いずれも強力打線を誇る相手です。この2強を投手力で抑え込めるかが、優勝争いのカギを握ります。
一方で優勝した上武大学には、2試合とも敗れて力の差を感じました。この2強との対戦を秋にどう克服するかが、上位進出への宿題です。
接戦をものにする勝負強さは、投手を軸にしたチームの真骨頂です。1点差や2点差の試合を確実に拾い、白星を積み上げました。
大島監督のもとで築く堅守
チームを率いるのは大島義晴監督で、堅実な野球を植え付けています。埼玉県加須市を本拠に、着実に実力校の地位を築いてきました。
主将を務めるのは、打線の中軸を担う4年生の今井将太です。昌平から進んだ今井は、この春のリーグで表彰も受けた実力者になります。
攻守にわたってチームを引っ張る、頼れる主将としてまとめています。その存在感は、若い選手の多いチームの大きな支えになっています。
選手は新潟の中越や東京の帝京など、全国各地から集まっています。多彩な出身の選手が、チームに厚みをもたらしています。
コーチには清田亮一が名を連ね、選手の育成を支えています。93人の部員がしのぎを削る、活気のある環境も強みになっています。
エース髙橋大成の存在感
投手陣の柱は、3年生でエースの髙橋大成にほかなりません。この春は最多勝の8勝を挙げ、リーグを代表する右腕となりました。
8回、9回と最後まで投げ抜くスタミナが、髙橋の最大の武器です。奪三振も多く、試合をつくる能力の高さが際立っています。
5月23日の常磐大学戦では、9回を被安打4に抑えて完封勝利を飾りました。2対0という接戦を、一人で投げ切る力を見せつけています。
このエースがマウンドに立つ試合は、そのまま勝ち星に直結します。髙橋を中心とした投手陣が、3位躍進の原動力になりました。
5月16日の上武大学戦でも、髙橋は9回を一人で投げ抜きました。強力打線に打ち込まれはしたものの、最後まで役割を全うしています。
| 打順 | 守備 | 選手 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 右 | 和田昂輝 | 2年 |
| 2 | 左 | 吉澤和駿 | 3年 |
| 3 | 遊 | 野口晋作 | 3年 |
| 4 | 二 | 今井将太 | 4年 |
| 5 | 一 | 提箸優雅 | 4年 |
| 6 | 三 | 高橋太輝 | 2年 |
| 7 | DH | 佐伯航 | 4年 |
| 8 | 捕 | 宮田頼来 | 3年 |
| 9 | 中 | 川島煌生 | 2年 |
平成国際大学野球部の投手陣を徹底分析
投手陣は、エースの髙橋大成を中心に組み立てられています。3年生右腕として最多勝8勝を挙げ、大黒柱の役割を担いました。
8回から9回を投げ抜く完投能力が、髙橋の何よりの持ち味です。5月23日の常磐大学戦では、9回被安打4の完封で2対0の勝利に導きました。
エースを支えるのが、1年生ながら先発を任される鈴木興丞です。新潟の関根学園から進んだ右腕で、最速139キロを誇ります。
5月10日の関東学園大学戦では先発して7回を投げ、勝利をつかみました。強気な投球と物おじしない度胸で、早くも戦力になっています。
5月24日の常磐大学戦でも先発を任され、6対0の完封リレーの口火を切りました。新潟の関根学園で培った実戦経験を、早々に生かしています。
リリーフでは松原健太らが登板し、勝ち試合の終盤を締めました。盛岡大付から進んだ1年生・雨田優海斗も、継投の一角を担います。
失点39はリーグ屈指の少なさで、投手陣の総合力の高さを示します。先発が試合をつくり、救援がリードを守る形が確立されています。
髙橋と鈴木という3年生と1年生の先発が並ぶのは、大きな強みです。世代の異なる2枚がかみ合えば、投手陣はさらに安定します。
リリーフ陣も役割を分け合い、勝ち試合の終盤を締めてきました。先発が長く投げ、救援が抑える分業が、失点の少なさを支えています。
3年生のエース髙橋が、さらに成長を続けているのも心強い材料です。この投手陣が踏ん張れば、秋も上位争いに加われます。
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| 選手 | 学年 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 髙橋大成 | 3年 | 右腕・エース・最多勝8勝・完投型・5/23常磐戦で9回完封 |
| 鈴木興丞 | 1年 | 右腕・関根学園出身・最速139キロ・先発の一角 |
| 雨田優海斗 | 1年 | 右腕・盛岡大付出身・継投の一角 |
| 松原健太 | ― | 救援・勝ち試合の終盤を締める |
平成国際大学野球部の野手陣を徹底分析
打線は、経験豊富な4年生と勢いのある下級生が融合しています。1番から9番まで、それぞれが役割を果たす切れ目のない打線です。
中軸を担うのが、4番で主将の今井将太にほかなりません。昌平から進んだ4年生で、この春のリーグ表彰も受けた実力者です。
2番を打つ吉澤和駿も、リーグの表彰を受けた3年生の外野手です。啓新から進んだ左打ちで、上位打線で流れをつくりました。
3番の野口晋作は、常総学院から進んだ3年生の遊撃手になります。攻守の要として、打線と守備の両面でチームを支えています。
5番一塁には、桐生第一出身で4年生の提箸優雅が座ります。1番の和田昂輝は中越から進んだ2年生で、リードオフを務めました。
下位でも三浦学苑出身の高橋太輝、津田学園出身の宮田頼来が続きます。若い選手が上級生に交じり、打線に活気を与えています。
派手な大砲はいないものの、つなぐ意識の高い攻撃が持ち味です。得点63は、全員でつなぐ野球の成果といえる数字です。
5月10日の関東学園大学戦では、7対2で快勝して勢いをつけました。鈴木興丞の好投を、打線がしっかり援護した一戦でした。
犠打や進塁打を絡めた手堅い攻めも、この打線の特徴になります。走者を確実に得点圏へ進め、少ない好機をものにしてきました。
主将の今井将太は、二塁の守備でも堅実にチームを支えました。攻守の柱として、内野の要の役割も担っています。
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| 選手 | 守備 | 2026年春の主な役割 |
|---|---|---|
| 今井将太 | 内野手(4年) | 主将・4番・この春の表彰選手・昌平出身 |
| 吉澤和駿 | 外野手(3年) | 2番・この春の表彰選手・啓新出身 |
| 野口晋作 | 遊撃手(3年) | 3番・攻守の要・常総学院出身 |
| 提箸優雅 | 内野手(4年) | 5番一塁・桐生第一出身 |
| 和田昂輝 | 外野手(2年) | 1番・リードオフ・中越出身 |
平成国際大学野球部のリーグ戦展望・優勝予想
秋のリーグ戦で平成国際大学が目指すのは、2強を崩しての優勝争いです。3位という春の結果から、さらに上をうかがう戦いになります。
最大の壁は、優勝した上武大学と2位の白鷗大学の2校です。強力打線を誇る2強を、どう投手力で抑えるかがカギになります。
エースの髙橋大成が3年生として、さらに成長すれば投手陣は盤石です。最多勝右腕を軸に、失点を抑える野球は秋も変わりません。
1年生の鈴木興丞ら若い投手が伸びれば、先発の層はさらに厚くなります。継投で逃げ切る展開を増やせるかが、上位進出の条件です。
打線は主将の今井将太を中心に、つなぐ攻撃で得点を重ねたいところです。4年生の多い中軸が、最後まで力を発揮できるかが問われます。
2年生の和田昂輝や高橋太輝ら、若手の成長も楽しみな要素です。この下級生が主力に定着すれば、チームの底上げにつながります。
投手を中心に守り勝つスタイルは、接戦の多いリーグ戦で強みになります。1点差を勝ち切る戦いで、2強に迫りたいシーズンです。
リーグには作新学院大学や常磐大学など、勝ち越せる相手もいます。こうした下位校を確実に叩くことが、勝ち星を伸ばす前提になります。
全国大会を狙うには、まずこの2強を越えることが絶対条件になります。3位からの巻き返しへ、秋の戦いに注目が集まります。
冨士隼斗に続く選手が現れれば、チームの注目度はさらに高まります。プロを狙える環境があることも、選手の大きな目標になっています。
| 順位 | 大学 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 上武大学 | 13勝1敗 | .929 |
| 2 | 白鷗大学 | 11勝3敗 | .786 |
| 3 | 平成国際大学 | 10勝4敗 | .714 |
| 4 | 松本大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 5 | 山梨学院大学 | 7勝7敗 | .500 |
| 6 | 関東学園大学 | 6勝8敗 | .429 |
| 7 | 作新学院大学 | 1勝13敗 | .071 |
| 7 | 常磐大学 | 1勝13敗 | .071 |
平成国際大学野球部の注目選手
髙橋大成(投手・3年)
この春に最多勝の8勝を挙げた、平成国際大学のエース右腕です。8回、9回と投げ抜く完投能力で、投手陣の大黒柱となりました。
5月23日の常磐大学戦では、9回を被安打4に抑えて2対0の完封勝利を飾りました。奪三振も多く、試合をつくる力は屈指です。
3年生としてさらに成長を続けており、来季以降も軸を担います。この髙橋が投げる試合は、そのまま勝ち星に直結します。
今井将太(内野手・4年)
4番を打つ主将で、この春のリーグ表彰も受けた4年生です。昌平から進み、攻守にわたってチームを引っ張ってきました。
打線の中軸として、勝負どころで力を発揮する頼れる存在です。若い選手の多いチームを、経験でまとめる大黒柱になります。
最終学年として、秋も打線の中心に座り続けることになります。この今井の打棒が、上位進出のカギを握ります。
吉澤和駿(外野手・3年)
2番を打ち、この春のリーグ表彰を受けた3年生の外野手です。啓新から進んだ左打ちで、上位打線で流れをつくりました。
出塁して中軸へつなぐ、切れ目のない打線の重要な一角です。走攻守にバランスの取れた、堅実なプレーが持ち味になります。
3年生として、秋もチームの中心を担う存在です。この吉澤が塁に出れば、得点機会は着実に広がります。
野口晋作(内野手・3年)
3番を打つ遊撃手で、攻守の要を担う3年生になります。常総学院から進み、内野の守備でチームを引き締めています。
上位打線で得点を演出しつつ、堅い守備で失点を防ぎます。投手を軸にしたチームにとって、遊撃の守りは欠かせません。
3年生として、秋もセンターラインの中心を担い続けます。攻守両面での働きが、チームの安定感を支えています。
鈴木興丞(投手・1年)
1年生ながら先発を任される、新潟の関根学園出身の右腕です。最速139キロの直球と、強気な投球が持ち味になります。
5月10日の関東学園大学戦では、先発して7回を投げて勝利をつかみました。物おじしない度胸で、早くも戦力になっています。
1年生として、これからの成長が最も楽しみな投手の一人です。エースの髙橋に続く先発として、期待が高まっています。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

平成国際大学の基本情報
- 所在地:埼玉県加須市水深大立野2000
- 設置:私立
- 所属リーグ:関甲新学生野球連盟(1部)
- 監督:大島義晴
- 主将:今井将太(4年・昌平)
- 部員:2026年のリーグ登録は93人
- 2026年春の成績:3位(10勝4敗・勝率.714)
- 主なOB:冨士隼斗(千葉ロッテ)
平成国際大学は埼玉県加須市に校舎を構える私立大学です。硬式野球部は関甲新学生野球連盟の1部で戦う実力校になります。
所属する関甲新学生野球連盟は、関東と甲信越の大学が加盟するリーグです。春と秋に2回戦総当たりのリーグ戦を行う、勝率制のリーグです。
上位に勝ち進めば、全日本大学野球選手権や明治神宮大会への道が開けます。まずは上武大学と白鷗大学の2強を越えることが目標になります。
チームを率いるのは大島義晴監督で、投手を軸にした堅い野球が身上です。主将の今井将太を中心に、93人がリーグ戦に臨みました。
プロ野球では、冨士隼斗が日本通運を経て千葉ロッテに入団しました。大宮東から進んだ右腕で、2025年にドラフト5位で指名されています。
選手は新潟や東京、岩手など全国から集まり、社会人や独立リーグへも巣立ちます。育成にも力を入れる、地域に根ざしたチームです。
入部する選手は新潟の中越が最も多く、帝京や盛岡大付が続きます。全国の強豪校から、幅広く有望な選手を迎えています。
卒業後は社会人や独立リーグでプレーする選手が多くいます。栃木ゴールデンブレーブスやロキテクノ富山などへ、人材を送り出してきました。
平成国際大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 平成国際大学はどのリーグに所属していますか?
A. 関甲新学生野球連盟に所属しています。関東と甲信越の大学が加盟する連盟で、平成国際大学はその1部リーグに名を連ねています。
Q. 2026年春のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 10勝4敗の勝率.714で3位でした。優勝した上武大学、2位の白鷗大学に次ぐ成績で、失点の少なさが光りました。
Q. プロ野球選手を出していますか?
A. 出しています。冨士隼斗が日本通運を経て2025年にドラフト5位で千葉ロッテに入団しました。大宮東から進んだ右腕です。
Q. どんなチームですか?
A. 投手を中心に守り勝つ野球を身上とするチームです。失点の少なさはリーグ屈指で、接戦を勝ち切る粘り強さが持ち味になります。
Q. 2026年春に活躍した選手は誰ですか?
A. 3年生のエース髙橋大成が最多勝の8勝を挙げました。主将で4番の今井将太もリーグの表彰を受け、打線を引っ張っています。
Q. 秋の目標は何ですか?
A. 上武大学と白鷗大学の2強を越えての優勝争いです。エースの髙橋大成を軸に、投手力でどこまで迫れるかが焦点になります。
平成国際大学野球部のまとめ
2026年春の平成国際大学は10勝4敗の勝率.714で、リーグ3位に入りました。失点39はリーグ屈指の少なさで、投手を軸にした守りが光りました。
エースの髙橋大成が最多勝8勝を挙げ、投手陣を力強く引っ張りました。1年生の鈴木興丞も先発に定着し、投手の層は着実に厚みを増しています。
打線は主将の今井将太を中心に、つなぐ攻撃で得点を重ねました。派手さはなくとも、全員でつなぐ野球がチームの持ち味です。
秋は上武大学と白鷗大学の2強を越え、優勝争いに加わりたいところです。冨士隼斗に続くプロを目指し、投手のチームがどこまで戦えるか注目です。
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