千葉県市川市の国府台に本拠を置き、登録145人の大所帯を誇るのが、千葉県大学野球連盟の1部で戦う千葉商科大学の硬式野球部です。
2026年春のリーグ戦は2勝10敗の勝率.167で6位・最下位に終わり、悔しさとともに来季への糧をつかんだシーズンになりました。
最大の看板は、高校時代は無名の存在から最速156キロへと成長し侍ジャパン大学代表の候補にも挙がった、本格派右腕のエース吉川凌平です。
この記事では最下位から巻き返しを狙う千葉商科大学野球部の2026年の戦力を投手陣・野手陣の両面から分析し、注目選手までを紹介します。
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まずは2026年の千葉商科大学の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 2026年の千葉商科大学 |
|---|---|
| 所在地 | 千葉県市川市 |
| 設置 | 私立(1928年創立・1950年大学設置) |
| 2026年春の成績 | 千葉1部 6位(2勝10敗) |
| 登録選手 | 145人 |
| チームの軸 | 吉川凌平・宇田川童夢・今井昊輝・水元悠斗 |
千葉商科大学野球部の2026年戦力総評
チーム総評|2勝10敗でリーグ6位
2026年春の千葉商科大学は6校が争ったリーグで2勝10敗の6位に終わり、勝ち点を挙げられないまま最下位という悔しい結果でシーズンを終えました。
開幕カードでは最終的に3位となる千葉経済大学と対戦し、1対8と0対3の2試合続けて連敗を喫し、強豪相手に苦しい開幕となっています。
5月上旬の王者・国際武道大学との2連戦も2対5と1対8でともに落とし、上位校との地力の差を痛感させられる春となりました。
それでも5月16日に4位の城西国際大学から4対1で貴重な白星を挙げ、上位校に一矢報いた勝利は大きな価値を持っています。
勝ち点を挙げられず最下位に終わった千葉商科大学は1部と2部の入替戦に回り、1部の座を守る戦いにシーズンの最後まで臨みました。
下級生が多くを占めるだけに、この春の経験は悔しさを糧に秋の巻き返しへとつなげたい貴重な財産になります。
上位・城西国際大から挙げた値千金の白星
苦しい春の中で最も光ったのが、王者を唯一破った4位の城西国際大学を相手に4対1で競り勝った、5月16日の会心の一戦でした。
この試合はエースの吉川凌平が9回を通じて被安打8・9奪三振・自責点1と力でねじ伏せ、9回を投げ抜いて完投勝利を収めました。
城西国際大学はリーグ王者の国際武道大学を唯一破った実力校で、その相手から奪った白星は、チームの大きな自信になっています。
翌日5月17日の再戦こそ0対1で惜敗したものの、上位校と互角に渡り合える力を確かに示した価値ある2連戦です。
力のある相手にも食らいつける地力は秋への大きな手がかりで、この白星を勝ち星の上積みへとつなげていきたいところです。
全国は1976年の一度、50年ぶりへの挑戦
千葉商科大学の全国大会出場は、半世紀前の1976年の全日本大学野球選手権の一度だけで、この時は1回戦で3対8と敗れて初戦で姿を消しました。
それ以来、全国の舞台からは半世紀にわたって遠ざかり、50年ぶりの全国復帰は部にとって長年の大きな悲願です。
1928年に旧制の巣鴨高等商業学校として始まった歴史ある学園で、1950年に新制大学となって商経学部など4学部を擁しています。
プロ野球へは、千葉商大付から母校の千葉商科大へ進んだ投手・木村茂が1997年にドラフト3位でダイエーへ進み、母校唯一のプロ選手として大きな足跡を残しました。
木村茂は現役を終えたのち、母校である千葉商科大のコーチとして指導にも携わり、プロの経験が後進の育成へと受け継がれています。
エース吉川凌平と若い野手陣
今季のチームを象徴するのが、習志野出身で186センチ90キロの恵まれた体を持つ本格派右腕として投手陣を引っ張る、4年生エースの吉川凌平です。
最速は156キロに達して侍ジャパン大学代表の候補合宿にも招かれ、最下位のチームにあって全国区の評価を受けてきました。
打線はともに千葉明徳出身で2年生の今井昊輝や水元悠斗ら若い野手が主力を担い、下級生が多く並ぶ布陣は伸びしろの大きさが魅力になります。
全国区のエースと春の経験を積んだ若い野手陣こそ今季のチームの特徴で、秋の巻き返しはこの顔ぶれを土台に挑む戦いです。
| 打順 | 守備 | 選手 | 学年 |
|---|---|---|---|
| 1 | 二 | 今井昊輝 | 2年 |
| 2 | 中 | 牧野凌大 | 4年 |
| 3 | 一 | 水元悠斗 | 2年 |
| 4 | DH | 横田優生 | 3年 |
| 5 | 三 | 大和田宏靖 | 1年 |
| 6 | 遊 | 小林遼 | 2年 |
| 7 | 左 | 羽賀龍生 | 1年 |
| 8 | 捕 | 安藤早駈 | 3年 |
| 9 | 右 | 渡辺康太 | 1年 |
千葉商科大学野球部の投手陣を徹底分析
投手陣の柱は、習志野から進んだ186センチ90キロの右腕で最速156キロの直球を武器にする、4年生エースの吉川凌平です。
ノビのある直球に多彩な変化球を交え、侍ジャパン大学代表の候補合宿に招かれた実力で長いイニングを投げ切ります。
5月16日の城西国際大学戦では9回を被安打8・9奪三振・自責点1と力投して上位校から完投勝利を挙げ、エースの働きを見せました。
最下位のチームにあって全国区の評価を受ける稀有な存在で、エースの吉川がマウンドに立つ試合には常に白星の期待がかかります。
先発のもう一枚は、長い回を投げられる本格派右腕として吉川に次ぐ先発を担う、千葉経済大付出身で4年生の宇田川童夢です。
5月17日の城西国際大学戦では8回を自責点1に抑える好投を見せ、0対1と惜敗しながらも投手戦を演じる力を示しました。
宇田川は5月3日の王者・国際武道大学戦でも5回を自責点1にまとめる安定した投球で、吉川とともに先発の二本柱を形づくります。
2枚看板がともに4年生で秋には卒業を迎える身である以上、この二人に続く若い投手の台頭こそ秋の投手陣を左右する大きな鍵です。
その候補として、184センチの恵まれた体格を持つ右腕で将来の先発候補として期待される、日大三出身で1年生の石井寛也に注目が集まります。
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| 選手 | 学年 | 2026年春の主な成績 |
|---|---|---|
| 吉川凌平 | 4年 | 右腕・エース・最速156キロ・城西国際大戦で9回自責点1の完投勝ち・習志野出身 |
| 宇田川童夢 | 4年 | 右腕・先発の二枚目・8回自責点1の好投・千葉経済大付出身 |
千葉商科大学野球部の野手陣を徹底分析
打線の先頭を担うのは、千葉明徳から進んで1番打者として何度も安打を放った、2年生で二塁手の今井昊輝です。
まだ下級生ながら打線の起点を任されて堂々と切り込み役の存在感を示し、若い1番打者の出塁が攻撃のリズムを生み出しています。
中軸を担うのは、同じ千葉明徳の出身で5月16日には4打数2安打と打線を引っ張った、同じ2年生で一塁手の水元悠斗です。
4番には共栄学園から進んだ長打力ある3年生の横田優生が座り、指名打者として打線の得点力を支える役割を担っています。
中央学院から進んだ経験豊富な外野手で最上級生4年の牧野凌大は、5月16日には5打数3安打と上級生らしい打棒を見せました。
遊撃を守る小林遼も名門・市立船橋から進んだ堅実な守備の2年生で、内野の中心として若いチームの守りを引き締めています。
霞ヶ浦から進んだ3年生で正捕手の安藤早駈は最速156キロのエース吉川ら投手陣をリードし、打撃でも勝負どころで安打を放って攻守に貢献しました。
三塁の大和田宏靖に左翼の羽賀龍生、右翼の渡辺康太はいずれもフレッシュな1年生で、3人の新入生がスタメンに名を連ねる若さあふれる布陣です。
スタメンの多くを2年生と1年生が占める、伸びしろの大きな若い打線こそ秋以降の得点力向上を支える土台です。
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| 選手 | 守備 | 2026年春の主な役割 |
|---|---|---|
| 今井昊輝 | 内野手(2年) | 1番・二塁・切り込み役・複数安打の試合も・千葉明徳出身 |
| 水元悠斗 | 内野手(2年) | 3番・一塁・中軸・4打数2安打の試合も・千葉明徳出身 |
| 横田優生 | 内野手(3年) | 4番・指名打者・打線の得点力を支える・共栄学園出身 |
| 牧野凌大 | 外野手(4年) | 2番・中堅・5打数3安打の試合も・中央学院出身 |
| 安藤早駈 | 捕手(3年) | 正捕手・投手陣をリード・勝負強い打撃・霞ヶ浦出身 |
千葉商科大学野球部のリーグ戦展望・優勝予想
秋のリーグ戦で千葉商科大学が目指すのは6位・最下位からの巻き返しで、まずは勝ち星を積み上げて上位に食らいつくことが目標になります。
大学のリーグ戦は春と秋を同じ顔ぶれで戦うのが基本で、この春を経験したメンバーがそのまま秋の巻き返しに挑む戦いです。
投手陣は最速156キロの直球を誇るエース吉川凌平が引き続き柱を担い、全国区の右腕が秋にどれだけ白星を呼び込めるかに浮上がかかります。
先発のもう一枚である千葉経済大付出身で4年生の宇田川童夢の働きも大きな鍵で、二枚看板で試合をつくれれば勝ち星は自然と増える計算です。
打線は千葉明徳出身で2年生の今井昊輝や水元悠斗ら若い野手が主力を担い、下級生が春の経験を糧にどこまで伸びるかに浮上がかかります。
正捕手の安藤早駈や中堅の牧野凌大ら上級生の支えも欠かせず、若さと経験がかみ合わなければ得点力は簡単には上がりません。
まずは入替戦を勝ち抜いて1部の舞台を守り、そこから中位へと駆け上がることが課題で、この春の悔しさが秋の戦いへの大きな原動力になります。
下級生が多いチームだけに来季や再来季を見据えた長期的な成長も欠かせず、今季培った経験が数年先の上位進出への布石になります。
1976年以来となる50年ぶりの全国復帰という悲願へ、エースを軸に白星を積み上げながら秋の確かな一歩を踏み出したいところです。
秋のリーグ戦は9月上旬に開幕し、若い力が主役となった千葉商科大学がどこまで巻き返せるかに大きな注目が集まります。
| 順位 | 大学 | 勝敗 | 勝率 |
|---|---|---|---|
| 1 | 国際武道大学 | 8勝4敗 | .667 |
| 2 | 東京情報大学 | 7勝4敗 | .636 |
| 3 | 千葉経済大学 | 6勝4敗1分 | .600 |
| 4 | 城西国際大学 | 7勝5敗 | .583 |
| 5 | 中央学院大学 | 4勝7敗1分 | .364 |
| 6 | 千葉商科大学 | 2勝10敗 | .167 |
千葉商科大学野球部の注目選手
吉川凌平(投手・4年)
最速156キロを誇る習志野出身の4年生右腕エースで、186センチ90キロの体から投げ下ろす本格派として投手陣の柱を担います。
ノビのある直球に多彩な変化球を交えて長いイニングを投げ切り、侍ジャパン大学代表の候補合宿にも招かれた全国区の実力者です。
5月16日の城西国際大学戦では9回自責点1で完投勝ちを収め、最下位のチームで白星を呼び込む頼もしさを見せました。
▶ 吉川凌平選手の詳しいスカウト評価・指名予想は、2026年のドラフト候補を分析する「ドラフト候補研究所」の特集記事へ
宇田川童夢(投手・4年)
吉川に次ぐ先発の二枚目を担う千葉経済大付出身の4年生右腕で、長い回を投げられる右腕として投手陣を支えています。
春は先発として何度もマウンドに上がって粘り強い投球を続け、上位校を相手に投手戦を演じるなど確かな力を示しました。
4年生として秋も先発の一角を担う経験豊富な投手で、この宇田川の安定感が二枚看板の厚みを生み出します。
今井昊輝(内野手・2年)
打線の先頭を担う千葉明徳出身の2年生二塁手で、俊敏な走塁も武器に1番として何度も安打を放って攻撃の起点になっています。
下級生ながら定位置をつかんで切り込み役の存在感を示す、打線にリズムを生み出す伸び盛りのリードオフマンです。
2年生として、これからの伸びしろが大いに期待される切り込み役で、この今井のさらなる成長がチームの浮上を大きく左右します。
水元悠斗(内野手・2年)
中軸を任される千葉明徳出身の2年生一塁手で、まだ下級生ながら打線の中心として勝負強い打撃を見せます。
5月16日には4打数2安打と上位校を相手に打線を引っ張り、同じ2年生の今井とともに若い打線の柱を担いました。
2年生として秋以降も打線の中心を担っていく頼れる存在で、この水元の勝負強い打棒が得点力の向上に直結していきます。
安藤早駈(捕手・3年)
投手陣をリードする霞ヶ浦出身の3年生正捕手で、最速156キロのエース吉川を受け止める守りの要として存在感を放ちます。
リード面だけでなく打撃でも勝負どころで安打を放ち、攻守にわたる働きで若いチームの守りを引き締めました。
3年生として秋もバッテリーの中心を担う欠かせない選手で、この安藤の存在が投手陣の安定を大きく支えます。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

千葉商科大学の基本情報
- 所在地:千葉県市川市国府台
- 設置:私立(1928年創立・1950年大学設置)
- 所属リーグ:千葉県大学野球連盟(1部)
- 監督:池田朝美
- 部員:2026年の登録は145人
- 2026年春の成績:6位(2勝10敗)
- 主なOB:木村茂(元ダイエー)
千葉商科大学は江戸川を望む千葉県市川市国府台に校舎を構える私立大学で、1928年に旧制の巣鴨高等商業学校として創立された歴史ある学園です。
1950年に新制大学となって商経学部やサービス創造学部など4つの学部を擁し、商業や政策を学ぶ学生が白球を追って汗を流しています。
硬式野球部が所属する千葉県大学野球連盟の1部リーグは、国際武道大など6校が2回戦総当たりで勝ち点を争うリーグ戦です。
2026年春は2勝10敗の6位・最下位で1部と2部の入替戦に回り、全日本選手権や神宮大会を目標に日々の練習に励んでいます。
チームを率いるのは、学業と部活動の両立を掲げ協調性とリーダーシップの育成を大切にする池田朝美監督です。
全国大会には半世紀前の1976年の全日本大学野球選手権に出場した実績があり、部は50年ぶりの全国復帰を長年の悲願に掲げています。
プロ野球では投手の木村茂が1997年にドラフト3位でダイエーへ進み、母校唯一のプロ選手として大きな足跡を残しました。
登録145人の大所帯は付属校である千葉商大付からの内部進学が土台で、市立船橋や共栄学園など千葉の各校から選手が集まっています。
6校の中でも群を抜く145人という部員数を誇り、多くの部員が日々の競争を通じてレギュラーの座を争う大所帯です。
千葉商科大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 千葉商科大学はどのリーグに所属していますか?
A. 千葉商科大学は、6校が勝ち点をかけて2回戦総当たりで争う千葉県大学野球連盟に所属し、その1部リーグに名を連ねています。
Q. 2026年春のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 2勝10敗の勝率.167で6位・最下位に終わり、城西国際大学から白星を挙げた一方で1部と2部の入替戦に回りました。
Q. エースはどんな選手ですか?
A. 4年生の吉川凌平で、最速156キロの本格派右腕として侍ジャパン大学代表の候補合宿にも招かれた実力の持ち主です。
Q. 全国大会での実績はありますか?
A. 1976年に全日本大学野球選手権へ出場した実績があり、50年ぶりの全国復帰が部にとっての長年の悲願です。
Q. プロ野球選手を出していますか?
A. 千葉商大付出身で投手の木村茂が1997年にダイエーへドラフト3位で入団し、のちに母校のコーチも務めました。
Q. 秋の目標は何ですか?
A. 最下位からの巻き返しで、エース吉川を軸に若い野手陣が勝ち星を積み上げていくことが目標になります。
千葉商科大学野球部のまとめ
2026年春の千葉商科大学は2勝10敗の勝率.167でリーグ6位・最下位に終わり、それでも城西国際大学から白星を挙げるなど地力の片りんを見せました。
最大の看板は、最速156キロを誇る習志野出身で4年生エースの吉川凌平で、侍ジャパン大学代表の候補にも挙がった全国区の本格派右腕です。
打線は千葉明徳出身の2年生・今井昊輝や水元悠斗ら若い野手が主力を担い、下級生の多い顔ぶれは伸びしろの大きさが魅力になります。
春と秋を同じ顔ぶれで戦う大学のリーグ戦で、エースを軸にした最下位からの巻き返しに大きな期待が集まる秋です。
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