熊本市西区に本拠を置く崇城大学の硬式野球部は、南部九州大学野球連盟の熊本地区で戦う私立大学のチームです。
前身の熊本工業大学の時代を含めて、全日本大学野球選手権に5回出場した歴史を持っています。
2026年秋は熊本学園大学に連勝して2年4か月ぶりのリーグ戦白星を挙げ、熊本地区予選を3位で終えました。
この記事では、崇城大学野球部の2026年の戦力を投打の両面から分析し、注目選手まで詳しく紹介します。
▶ 2026年ドラフト候補を数値で徹底分析!全国の最新スカウト評価は「ドラフト候補研究所」でチェック
まずは2026年の崇城大学野球部の現在地を、下の表で早わかりにまとめます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| チーム名 | 崇城大学硬式野球部 |
| 所属リーグ | 南部九州大学野球連盟(熊本地区) |
| 2026年春の成績 | 熊本地区4位(0勝6敗) |
| 2026年秋の成績 | 熊本地区3位(2勝4敗) |
| 次の舞台 | 決勝トーナメント1回戦(10月7日) |
| 監督 | 木戸貴弘 |
| 本拠地 | 熊本県熊本市西区(崇城大学野球場) |
崇城大学野球部の2026年戦力総評
2026年の崇城大学は、春の熊本地区予選で6戦全敗に終わりましたが、秋は2勝を挙げて3位に入り、長い連敗に終止符を打ちました。
チーム総評
秋の熊本地区予選は8月29日に開幕し、崇城大学は東海大学九州キャンパス、熊本学園大学、熊本大学と2試合ずつを戦いました。
最終成績は2勝4敗の3位で、6戦全敗の最下位に終わった春から白星を2つ積み上げ、順位も1つ上げてシーズンを終えています。
2つの白星は、春の熊本地区で2位だった熊本学園大学を相手に、9月7日と8日の2連戦で続けて奪ったものです。
個人表彰では2年生投手の田中飛羽が敢闘賞を受け、同じ2年生の米田慎太郎が一塁手、河井純大が二塁手のベストナインに選ばれました。
春は1年生の上田壮麻がチームでただ1人のベストナインでしたが、秋は表彰を受けた選手が3人に増え、若い力の伸びが数字に表れています。
一方で6試合の合計は13得点40失点と大きな開きがあり、東海大学九州キャンパスと熊本大学との4試合はすべて黒星でした。
2年4か月ぶりの白星と連敗ストップ
9月7日の熊本学園大学戦は4対2で勝ち、崇城大学にとっては2024年4月28日の熊本大学戦以来となるリーグ戦の白星でした。
部の公式サイトに残る試合結果をたどると、2024年秋から2026年春までの4季はいずれも6戦全敗に終わっています。
この秋も開幕カードで東海大学九州キャンパスに連敗し、2024年秋から続くリーグ戦の連敗は26まで伸びていました。
その連敗を田中飛羽の完投勝利で止めると、翌8日は鶴山が9回を投げ抜いて4対3で競り勝ち、今度は連勝へと流れを変えています。
熊本地区で3位に入ったのは2勝4敗だった2024年春以来5季ぶりで、最下位を抜け出したことはチームにとって大きな前進です。
全日本に5回出場した歴史
崇城大学は1967年に熊本工業大学として開学し、2000年に現在の校名へ改めた工学系を中心とする総合大学です。
硬式野球部は熊本工業大学の時代に、1991年、1993年、1994年、1995年と全日本大学野球選手権に出場しました。
校名を改めた翌年の2001年にも出場しており、全日本大学野球選手権の舞台に立った回数は、2つの校名を合わせて5回です。
熊本の4大学によるリーグ戦では2011年春から2019年春までに6回優勝し、2010年秋からは12季続けて2位以内に入りました。
2019年秋からは3位か4位の季節が続いていますが、この秋の2勝は、かつての実力校が再び浮上するための足がかりになります。
| 時期 | 2026年の歩み |
|---|---|
| 春・熊本地区予選 | 0勝6敗の4位(ベストナイン 上田壮麻) |
| 秋・熊本地区予選 | 2勝4敗の3位(13得点40失点) |
| 9月7日 | ○4-2熊本学園大(2024年4月以来のリーグ戦白星) |
| 9月8日 | ○4-3熊本学園大(逆転で連勝) |
| 秋の表彰 | 敢闘賞 田中飛羽/ベストナイン 米田慎太郎・河井純大 |
崇城大学野球部の投手陣を徹底分析
秋の投手陣は、敢闘賞を受けた2年生の田中飛羽と鶴山の2人が6試合すべてに先発し、救援を含めても3人だけで戦い抜きました。
敢闘賞の田中飛羽
田中飛羽は熊本県立の熊本北の出身で、工学部建築学科に在籍する2年生の投手であり、秋は熊本地区予選の3試合で先発を任されました。
8月30日は優勝した東海大学九州キャンパスを相手に9回を1人で投げ、5回まで1対0とリードする粘りの投球を見せています。
試合は6回に追いつかれて8回に3点を失い、1対4で敗れましたが、全勝で優勝した相手に終盤まで食らいついた一戦でした。
9月7日の熊本学園大学戦でも9回を1人で投げ切り、相手を2点に抑える完投で、チームに2年4か月ぶりの白星をもたらしました。
優勝校と前季2位の相手に2試合続けて9回を投げ抜き、2勝4敗で3位のチームから熊本地区の敢闘賞に選ばれています。
もう1人の先発・鶴山
田中と交互に先発を務めたのが鶴山で、秋は8月29日の開幕戦を含む3試合に先発し、そのうち2試合を1人で投げ切っています。
9月8日の熊本学園大学戦は1回に2点を失いましたが、その後は9回までを1失点にまとめて逆転勝ちを呼び込みました。
6回表に勝ち越された直後に味方が2点を奪い返すと、残る3回を無失点で締めて4対3の白星をつかんでいます。
開幕戦では2番手として野田が登板しており、秋の6試合でマウンドに上がった投手は田中、鶴山、野田の3人でした。
6試合すべてでマスクをかぶったのは捕手の根津で、限られた人数の投手陣を1人の捕手がリードし続ける形になりました。
課題は大量失点の試合
一方で、9月14日と15日の熊本大学との最終週は0対10、2対12と大差がつき、2試合続けて5回コールドで敗れました。
開幕戦も東海大学九州キャンパスに2対9の7回コールドで敗れており、6試合のうち3試合がコールド負けです。
先発の2人が長い回を投げる形は接戦では力を発揮しましたが、序盤に失点が重なると立て直す手段が限られます。
春は6試合で46点を失っていたため、秋の40失点は少し減ったものの、まだ1試合あたり6点を超える数字です。
先発の2人に続く投手を育てて継投の選択肢を増やすことが、上位2校との差を縮めるための課題になります。
▶ 好投手は2026年のドラフトでどう評価される?全国のドラフト候補を分析する「ドラフト候補研究所」でチェック
| 選手 | 守備 | 2026年秋の熊本地区予選 |
|---|---|---|
| 田中飛羽(2年) | 投手 | 3先発・9回完投2(○4-2熊本学園大)・敢闘賞 |
| 鶴山 | 投手 | 3先発・完投勝利1(○4-3熊本学園大) |
| 野田 | 投手 | 開幕戦に救援で登板 |
| 根津 | 捕手 | 全6試合でマスク・二塁打1 |
崇城大学野球部の野手陣を徹底分析
秋の打線は6試合で13点にとどまりましたが、ベストナインに選ばれた米田慎太郎と河井純大ら2年生が中心になって白星を呼び込みました。
ベストナインの米田慎太郎と河井純大
米田慎太郎は福岡県の希望が丘の出身で、工学部宇宙航空システム工学科に在籍する2年生の一塁手です。
逆転勝ちした9月8日の熊本学園大学戦と9月15日の熊本大学戦で二塁打を放ち、一塁手として初めてベストナインに選ばれました。
河井純大は宮崎県の宮崎学園の出身で、生物生命学部に在籍する2年生の二塁手として、こちらも初めてのベストナインを受けています。
連敗を止めた9月7日の熊本学園大学戦では二塁打を記録しており、4得点を挙げた打線の一角を担いました。
熊本地区のベストナインで一塁手と二塁手の2つを崇城大学の2年生が占めたことは、内野の軸が固まりつつあることを示しています。
主将の久保望と長打を放った打者たち
部の公式サイトによると2026年度の主将を務めるのは久保望で、秋は8月29日の開幕戦と9月15日の最終戦で二塁打を放ちました。
山村は8月30日と9月7日の2試合で合わせて3本の二塁打を記録し、チームで最も多い長打を放っています。
春に二塁手でベストナインを受けた1年生の上田壮麻は、開幕戦の東海大学九州キャンパス戦で三塁打を放ちました。
捕手の根津と中村もそれぞれ二塁打を記録しており、秋の6試合で連盟の記録に残る長打は三塁打1本と二塁打10本の合わせて11本です。
本塁打は1本もありませんでしたが、連勝した熊本学園大学との2試合ではいずれも4点を奪い、二塁打を絡めて得点を重ねました。
得点力の底上げが次の課題
春の6試合の得点は8点で、秋は13点に増えたものの、1試合あたりではまだ2点あまりにとどまっています。
1点も取れずに終わった試合は春の2試合から秋は1試合に減り、6試合のうち5試合で得点を挙げられるようになりました。
4点を挙げた熊本学園大学との2試合はどちらも白星につながっており、4点前後を取れるかどうかが勝敗の分かれ目になっています。
表彰を受けた米田と河井、春のベストナインの上田はいずれも1年生か2年生で、来年以降も打線に残る顔ぶれです。
若い打者が経験を積んで上位校の投手から得点を奪えるようになれば、白星の数はさらに増えていくはずです。
▶ 全国トップクラスの選手はどんな評価?2026年ドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」はこちら
| 選手 | 立場 | 2026年秋の熊本地区予選 |
|---|---|---|
| 米田慎太郎 | 2年・一塁手 | ベストナイン(初)・二塁打2 |
| 河井純大 | 2年・二塁手 | ベストナイン(初)・二塁打1 |
| 上田壮麻 | 1年・内野手 | 三塁打1(春は二塁手でベストナイン) |
| 久保望 | 主将 | 二塁打2 |
崇城大学野球部の秋のリーグ戦展望と決勝トーナメント
熊本地区を3位で終えた崇城大学は、10月7日に鹿児島県で始まる決勝トーナメントの1回戦から登場し、まず1勝を目指します。
連勝と大敗が同居した秋の6試合
開幕カードは優勝した東海大学九州キャンパスに2対9、1対4で連敗しましたが、2戦目は7回を終えて1対1の同点という接戦でした。
第2週の熊本学園大学戦は4対2、4対3といずれも9回を戦い抜いて連勝し、この2勝で勝ち点1を手にしています。
第3週の熊本大学戦は0対10、2対12と2試合とも5回コールドで敗れ、2位に入った相手との力の差が表れました。
熊本学園大学とは春に2対9、1対5で連敗していただけに、同じ相手から奪った連勝は成長の証しといえます。
最下位を争う相手に勝ち切る力はついた一方で、上位2校との差をどう詰めるかが次の課題として残りました。
| 順位 | 大学 | 2026年秋の熊本地区予選 |
|---|---|---|
| 1位 | 東海大学九州キャンパス | 6勝0敗 |
| 2位 | 熊本大学 | 4勝3敗 |
| 3位 | 崇城大学 | 2勝4敗 |
| 4位 | 熊本学園大学 | 1勝6敗 |
決勝トーナメント1回戦の相手と目標
決勝トーナメントには南部九州の16校が出場し、熊本3位の崇城大学は10月7日の1回戦から登場します。
1回戦の相手は沖縄地区4位の日本ウェルネススポーツ大学沖縄キャンパスで、試合は鹿児島県日置市の球場で行われます。
勝てば翌8日の2回戦で鹿児島地区2位の第一工科大学と、さらに勝ち進めば準々決勝で宮崎産業経営大学と当たる組み合わせです。
昨秋の決勝トーナメントは1回戦で沖縄大学に1対11の5回コールドで敗れており、まずは初戦の1勝が目標になります。
熊本学園大学に連勝した勢いを持ち込み、田中飛羽と鶴山の2人が試合をつくれるかどうかが勝敗を左右します。
崇城大学野球部の注目選手
田中飛羽(2年・投手)
田中飛羽は熊本北出身で工学部建築学科に在籍する2年生で、秋は3試合に先発して2試合で9回を投げ抜き、敢闘賞を受けました。
9月7日の熊本学園大学戦では4対2の完投勝利を挙げ、2024年4月から続いていたリーグ戦の連敗を26で止めています。
米田慎太郎(2年・一塁手)
米田慎太郎は福岡県の希望が丘出身で、工学部宇宙航空システム工学科に在籍する2年生の一塁手であり、秋に初のベストナインを受けました。
逆転勝ちした9月8日の熊本学園大学戦を含めて秋は二塁打を2本放っており、長打の打てる内野手として期待がかかります。
河井純大(2年・二塁手)
河井純大は宮崎県の宮崎学園出身の2年生で、生物生命学部に在籍しながら二塁手として初めてベストナインに選ばれました。
連敗を止めた9月7日の熊本学園大学戦で二塁打を放っており、一塁手の米田とともに内野の右側を固める存在になっています。
上田壮麻(1年・内野手)
上田壮麻は熊本県の小川工出身の1年生で、工学部機械工学科に在籍し、春は二塁手としてベストナインに選ばれました。
秋は8月29日の開幕戦で東海大学九州キャンパスから三塁打を放っており、入学1年目から2季続けて結果を残しています。
久保望(主将)
久保望は部の公式サイトで2026年度の主将と紹介されている選手で、秋は開幕戦と最終戦で二塁打を放ちました。
4季続いた全敗のあとに主将を任され、2年4か月ぶりの白星と3位という結果を残したチームの先頭に立っています。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。
\プロ注目の実力は?/

崇城大学の基本情報
- 大学名:崇城大学(旧・熊本工業大学)
- 所在地:熊本県熊本市西区池田4丁目
- 創立:1967年(2000年に崇城大学へ改称)
- 所属:南部九州大学野球連盟(熊本地区)
- 本拠地:崇城大学野球場
- 部長:迫口明浩/監督:木戸貴弘/主将:久保望
- 2026年秋:熊本地区3位(2勝4敗)
崇城大学は熊本市西区池田にキャンパスを構える私立の総合大学で、工学部、情報学部、薬学部、生物生命学部、芸術学部を置いています。
前身は1967年に開学した熊本工業大学で、2000年に現在の校名へ改めており、野球部の歴史も2つの校名にまたがるのが特徴です。
部の公式サイトによると、練習は火曜から金曜の夕方と土曜や祝日の午前に、学内の崇城大学野球場で行われています。
大学公式サイトのクラブ紹介には目標として「リーグ戦優勝」が掲げられており、熊本地区の頂点を再び目指すチームです。
秋に表彰を受けた3人は建築、宇宙航空システム工学、生物生命と学科が分かれており、学業と野球を両立する選手がそろいます。
部長・監督と2026年度の体制
部の公式サイトによると、2026年度は部長を迫口明浩、監督を木戸貴弘、主将を久保望が務めています。
同じ公式サイトには、2026年8月に高校生と保護者を対象にした説明会と交流会を開く案内が、木戸監督の名前で掲載されました。
高校3年生を対象にした合同練習会の案内も同じ夏に出されており、新しい仲間を迎えるための働きかけが始まっています。
秋に登板した投手が3人だけだったチームにとって、新しい仲間を迎えて投手の層を厚くすることは、順位を上げる土台になります。
熊本地区と決勝トーナメントの仕組み
崇城大学が戦う熊本地区は、2025年に発足した南部九州大学野球連盟を構成する、熊本、宮崎、鹿児島、沖縄の4地区の1つです。
熊本地区は4校が総当たりで戦い、同じ相手に先に2勝したチームが勝ち点1を得る方式で順位を決めています。
春は地区の1位だけが決勝リーグに進みますが、2026年秋は各地区の全校が決勝トーナメントに出場できる方式です。
決勝トーナメントで3位以内に入ると、10月末から福岡県で開かれる全九州大学野球選手権に進むことができます。
熊本地区の3位から出場する崇城大学にとっては、1回戦から1つずつ勝ち上がっていくことが目標になりました。
崇城大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 崇城大学はどのリーグに所属していますか?
A. 南部九州大学野球連盟の熊本地区に所属し、東海大学九州キャンパス、熊本大学、熊本学園大学と春と秋に対戦しています。
Q. 2026年秋の成績はどうでしたか?
A. 熊本地区予選で2勝4敗の3位に入り、9月7日には2024年4月以来となるリーグ戦の白星を挙げました。
Q. 秋に表彰された選手は誰ですか?
A. 投手の田中飛羽が敢闘賞、米田慎太郎が一塁手、河井純大が二塁手のベストナインに選ばれました。
Q. 全国大会の出場歴はありますか?
A. 熊本工業大学時代の1991年、1993年、1994年、1995年と、崇城大学となった2001年の計5回、全日本大学野球選手権に出場しています。
Q. 監督と主将は誰ですか?
A. 部の公式サイトによると、2026年度の監督は木戸貴弘、主将は久保望、部長は迫口明浩が務めています。
Q. 決勝トーナメントの初戦はいつですか?
A. 10月7日の1回戦が初戦で、沖縄地区4位の日本ウェルネススポーツ大学沖縄キャンパスと対戦します。
崇城大学野球部のまとめ
2026年の崇城大学は、春の6戦全敗から立て直し、秋の熊本地区予選を2勝4敗の3位で終えました。
9月7日の熊本学園大学戦で2024年4月以来の白星を挙げ、リーグ戦の連敗を26で止めています。
敢闘賞の田中飛羽、ベストナインの米田慎太郎と河井純大ら、表彰を受けた3人はいずれも2年生です。
一方で3試合がコールド負けと課題も残り、投手の層と得点力の底上げが次のテーマになります。
10月7日の決勝トーナメント1回戦で、全日本に5回出場した古豪が再浮上への1勝を目指します。
▶ 2026年ドラフト候補のスカウト評価・指名予想を深掘り!「ドラフト候補研究所」はこちら




コメント