企業チームで野球している選手ってどうやって企業に入ったのか、またどうすれば入れるのかを気になる人が多いのではないでしょうか?
企業は「保証のあるプロ野球」とも言われており、レベルも相当高いです。
特に大手企業の野球チームは1年のうちほとんど野球に費やし、高い給料をもらっているところもあります。
本記事ではこんな悩みがある人向けの記事
企業チームで野球したい
社会人野球の仕事、給料の実態を知りたい
中小企業の野球部事情も知りたい
今回の記事では「大企業の場合」と「中小企業の場合」に分けて企業チームで野球する方法をご紹介します!
大企業野球部の場合
日本にはノンプロと呼ばれる社会人野球の世界がありますが、ノンプロということなのでほぼプロ野球と変わりません。
ようするに大手企業で野球するということはプロ野球選手になるといっても過言ではないということです。
では、早速ノンプロで野球ができる選手とはどんな選手なのかをご紹介します!
- ほとんどは高校3年生或いは大学2年生、3年生の頃から内定が決まっている
- 企業と学校のつながりで内定をもらう
- 練習会又はセレクションを受ける
- 一般社員から野球部へ引っ張られる
それぞれ解説していきます!
大企業の場合①ほとんどは高校3年生、大学2年生の頃から内定が決まっている
有力な選手の場合高校生だと3年生、大学生だと2年生にはもう内定をもらっています。
前もって有力な選手をマークし、早めに内定を出すとによって取りたい選手を確保する狙いがあるためです。
中には指名漏れを狙って選手を取りに行く企業もありますので、大学生の段階で体力、技術、精神力を補って企業にマークされるくらいの選手になることが大事ですね!
学生時代からプロや企業注目される選手になる
大企業の場合②企業と学校のつながりで内定をもらう
企業チームの選手の中で名門校から入部している選手は実力もそうですが、学校の監督が企業チーム監督に推薦する形で企業の野球部に内定をもらっている選手もいます。
学校の監督が推薦してノンプロから内定もらう選手
- 高校生
ある程度有名な選手であったり、甲子園で活躍した選手など。 - 大学生
一部リーグ又は2部リーグで活躍している能力の高い選手など。
全国大会に出るとかなり有利になると思いますが、飛び抜けた能力があれば全国大会行く行かない関係なく採ってくれるところもあるでしょう。
東都リーグは2部リーグもレベルが高いので企業もマークしているかと思います。
「野球に力を入れていて企業との繋がりが深い学校」で野球をするのも企業で野球やるには必要になってきます。
社会人野球と繋がりが深い学校で野球をやるのも一つの手である
大企業の場合③練習会又はセレクションを受ける
大企業の野球部でも練習会やセレクションを設けているところもあります。
練習会は結構参加している選手は多いかと思いますが、「練習会に参加=内定」という意味ではないです。
「即戦力」も求められますので少なくとも所属している野球部で活躍しており、入部してすぐ試合に出られそうな選手を引っ張ってきます。
企業野球部は会社の看板を背負っているので、企業が
野球で宣伝するのにふさわしい選手を探している
ノンプロのセレクションは狭き門
大企業の中にはセレクションを実施しているところもありますが、かなり狭き門です。
プロと同様に元々マークされている選手をセレクションに呼んで実際のプレーを見てみたいという考えからセレクションの人数を絞る企業もあります。
年によっては
- どのポジションを補強したいのか
- 打力を強化したいのか、
- 守備走塁を強化したいのか
- 投手力を強化したいのか
によって入部できる選手が限られます。
セレクションがあったとしても補強ポイントに自分が沿っていなければ突破するのは難しいのが現実です。
企業も年によって補強したいポイントが変わってくる
大企業の場合④一般社員から野球部へ引っ張られる
ほとんどない話ですが、一般社員から野球部に採用されるパターンもあります。
現に昨年より活動開始した「北海道ガス野球部」は部員が足りないということもあって、野球を経験してきた一般社員を数人野球部に入れ野球部員と同様に練習と試合をした事例があります。
このように、野球部を持っていなかった大企業が新しく野球部を作るタイミングでセレクションがあれば絶好のチャンスです!
過去の実績から一般社員でも選手として招集されてそのまま野球が出来る可能性も微々たるものながらある
続いて中小企業の場合についてお話します!
中小企業の野球部の場合
近年増えている中小企業の野球部。中小企業はノンプロとは違った目的で選手を集めています。
しかし、中小企業もノンプロを倒すような時代にもなりつつありますので、ノンプロもうかうかしてられません。
では、中小企業で野球をするにはどのような流れがあるのかご紹介していきます!
- 人材不足補填のため門戸は広め
- 学校との繋がりで入部するパターンもある
- アスリート就職支援をやっている会社に問い合わせてみる
それぞれ解説していきます!
中小企業の場合①人材不足補填のため門戸は広め
中小企業の野球部の場合、会社の広告というよりは人材不足補填の目的で野球部を作るところがほとんどです。
今は昔より大企業の野球部がなくなりつつある中、中小企業の野球部が少しずつ増えてきています。
中小企業は毎年セレクションを開催しているところが多く、門戸も広めです。
人材確保の目的が強いため、ノンプロよりは内定を勝ち取りやすい
中小企業の場合②学校との繋がりで入部するパターンもある
中小企業の野球部も監督の出身校であったり、社長の出身校の繋がりで入部してくる選手もいます。
もちろん大企業とは違い名門校を出ていなくてもそれなりに実力があれば入部できます。
もし監督が中小企業の関係者と繋がっていて、そこで野球したいと思ったら是非相談してみましょう!
学校の監督が企業の監督とつながりがあれば入部に繋がることもある
中小企業の場合③アスリート就職支援をやっている会社に問い合わせてみる
最近はアスリートの就職支援をやっている元プロ野球選手もいて、その人に相談すれば中小企業であれば紹介してくれることもあります。
日本はコネ社会ですので、実力もそうですが人脈を作ることも大事です。
自分も過去にアスリートの就職支援をやっている元プロ野球選手の方に中小企業野球部を紹介して頂いたことがあります。
もし企業で野球を続けたい方はアスリ―ト就職支援に相談してみるのも良いでしょう!
アスリート向けの転職エージェントに相談してみるのも選択肢の一つ
ノンプロで野球やるにはプロレベルの選手でないと厳しい
毎年都市対抗に出るようなノンプロに入るにはドラフト会議で指名されるくらい難しいです。
プロの予備軍が大企業の野球部にいるわけですから、相当な実績と能力が必要となります。
もし大企業で野球やりたいのであれば、大企業と繋がりのある学校で野球やってレギュラーを掴めば大企業への道も開けてくるかもしれません!
企業チームで野球をやれば引退後も保証がある
企業で野球やるのもプロ野球選手になるのと同様にすごいことです。
しかも企業で野球をやっていると、引退後のキャリアもサポートしてくれる企業が多いので万が一引退しても仕事があります。
ただ、企業チームでも契約社員で野球のためだけに採用している会社もあるので、そういった会社は引退=解雇という会社もあります。
都市対抗出てゆくゆくプロ野球選手になりたい選手は企業チームで野球やることも選択肢に入れてみてください!