どうも、タカシです!
プロの入団テストを一般の方でも受けられるのご存知ですか?
年に一度、一般公募のプロ入団テストが実施され主に巨人と広島が毎年入団テストをやっています!
僕も4年前に巨人と広島の入団テストを受けた1人です。
本記事では野球歴17年で実際に入団テストを受けてきた私が、プロの入団テストは一体何をやるのか、合格基準は何なのかを自分が受けてきた中でご紹介していきます!
これからプロの入団テストを受験しようか考えている方、是非参考にしてください!
しかし「ドラフト会議」に指名されないと、入団テスト合格してもプロ野球選手にはなれません!
目次
プロ入団テストは一次試験と二次試験がある

プロの入団テストはどれくらいテストするの?
身体能力を測る1次試験と実技を測る2次試験がありますね!
さて、そしたら具体的にプロの入団テストって一体どんなことをするのかということで、広島と巨人はそれぞれ一次試験と二次試験というテストがあります。
大まかに言えば一次試験を通過したら二次試験を受けられるというかたちです。
・プロ入団テストからプロ入りまでの流れ
- 一次試験
- 二次試験
- ドラフト指名
- 契約
プロ入団テストからプロ入団までは上記の流れになります。
では早速一次試験から内容を見ていきましょう!
一次試験

広島
- 50m走(6.5秒以内)
- 遠投(90m以上)
巨人
- 50m走(6.3秒以内)
- 遠投(95m以上)
一次試験はざっくりこんな感じです。
広島カープは巨人より基準は少し緩くなっています。
自分が受けた時は50m6.7秒以内と基準を緩めてくれましたが、実際に受けてみると基準は余り関係なかったというように思いました。
基準を満たしても落ちる人はいる
プロ入団テストには基準がありますが、基準を満たしても落ちる人はいます。
基準はあくまで基準で、50m走であればスタートの仕方や走るフォーム、遠投では投げるフォーム、ボールの伸びも含めてチェックされています。
聞いた話ですが、入団テストを受けている選手の中で元々目を付けていた選手をテストに呼んで能力を見るというパターンもあるみたいです。
基準はあくまでボーダーライン。基準を満たしても落ちる選手はいる。
年によって補強したいポジションが変わる
補強したいポジションは年によって変わります。
今年は「長距離砲がほしい」とか「足の速い選手を補強したい」など、チーム方針によって取りたい選手は変わります。
なので、その年に球団がほしいと思ったタイプに自分がマッチしているかどうかも大きな鍵となってきます。
年ごとで補強したいポジションは違うので、球団が欲しいと思ったタイプに沿っているかも重要になる
巨人は広島よりかは基準を重視する傾向にある
巨人は広島よりは基準が厳しくなっていますが、僕が受けた感じだと「基準できっちり見てくれているな」というのを感じました。
実際に巨人の入団テストを受けた時は50m走が6.4秒で基準より0.1秒およびませんでしたが、遠投が110mを記録して無事一次試験突破できました。
50mは多少遅くても、遠投で何か光るものを見せることができれば一次試験は突破できるのではないかと僕は推測しています。
50m6.5秒以内が基準なのであれば6.3秒出して、遠投が95m以上が基準なのであれば100m以上をノルマとして投げれば突破できる確率がグンと上がります。
基準を満たそうとするのではなく、自分のベストパフォーマンスを意識することが重要
一次試験は50m走と遠投を測って、通過した選手が二次試験に進みます。
二次試験

二次試験は実技か。
そうですね。
二次試験は野手は守備と打撃、投手はブルペンでピッチングテストを行います。
一次試験を突破したら次は二次試験に進みます!
二次試験の内容は巨人と広島を分けて見ると、
広島
- シートノック(内外野それぞれ2本ずつ)
- バッティング(打撃マシーン)
巨人
- シートノック(内野各2本、外野は2本ずつでミスをするともう一度チャンス)
- バッティング(球団関係者が打撃投手で3球打ったら終わり)
というような流れになります。
広島カープの二次試験
広島カープの二次試験はシートノックとバッティングで、記憶の中ではシートノックはポジションそれぞれ2本ずつ、バッティングは真っ直ぐに設定されたマシーンを打ちます。
広島の二次試験のマシーン打撃は、真っ直ぐだけだと思いますが、球が速かったのは覚えています。
広島カープは目星を付けた選手だけを二次試験に進める傾向にある
巨人の二次試験
巨人の二次試験もシートノックとバッティングで、シートノックは外野が1本ずつでミスをしたらもう一度受け、内野はファーストとダブルプレーを2本ずつあった気がします。
打撃は内野が5球、外野が3球と内野と外野の打てる本数の違いがありました。
なぜ外野の方が数が少ないのかはわかりませんが。笑
この打撃でアピールに成功すれば次に変化球の打撃テストに入り、変化球の打撃テストでアピールが出来れば合格率が上がっていきます!
スイングの形や選手のタイプも合格に影響する。
合格発表

二次試験が終わったら合格発表か。
合格発表です!
緊張しますよ!(笑)
そして二次試験が終わるといよいよ二次試験合格者発表です。
二次試験突破ということはすなわち入団テスト合格という意味なので、ドラフト指名される可能性が出てくるということになります。
ちなみに僕が受けた入団テストは全体通して合格者0でした。
プロ入団テストは合格者がいない年もあり得るので、本当に一握りの選手しかプロへいけない事を再認識させられます。
毎年合格者がいるとは限らない
プロ入団テストまとめ
プロ入団テストも本当に狭き門だということだね。
そうですね!
プロの壁の高さを入団テストを受けて実感しました。
プロ入団テストに合格することはスカウトの目に留まった選手ということなので、スカウトが唸るくらいの力をアピールすることが大事になります。
実力も大事ですが、プロに行くには運も必要だとプロ野球選手を目指す過程で感じました。
タイミングや出会いもプロになる上では重要な要素になりますので、肝心な時に力が発揮できるように日ごろから意識してほしいと思います!
プロ入団テストは誰でも受けられる
プロ入団テストは誰でも受けられるの?
受けられますよ!
年齢制限はありますが、多少年齢が過ぎていても受けている選手もいます。
もし自分の力を試したいという方は、プロ入団テストを受験するのも良いと思います!
入団テストを受けるにも年齢制限がありますが、範囲内であれば問題なく受けられます!
毎年8月中旬か下旬に入団テストの案内が球団ホームページに記載されますので、受験してみたい選手は球団ホームページの応募フォームより応募してみて下さい!
合否問わずすごく良い経験となりますし、しかも申し込めばタダで受けられますので力試しに受けてみてください!
あなたが合格してドラフト指名されることを祈っています!