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【本の紹介】監督 原辰徳研究 この「名将の器」に気付かなかった面々へ

どうも!タカシです!

2020年の巨人は圧倒的な強さで首位に躍り出ています!

2020年9月16日現在M35で2位の阪神とのゲーム差を11.5と巨人の独走状態で、原監督が3度目の監督に就任した2019年のシーズンは早速優勝を納め、常勝巨人を順調に再構築している段階です。

そんな原監督ですが、過去13年のシーズンで8度の優勝に導き、うち日本一を3度納めているのにも関わらず「名将」と呼ばれていることがほとんどありませんよね。

名将と呼ばれた野村克也氏や星野仙一氏と並んでも全く引けを取らない原監督が「名将」と呼ばれないことに違和感を感じている方は多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、原辰徳監督について書かれた書籍である『監督 原辰徳研究 この「名将の器」に気付かなかった面々へ(江本孟紀著:徳間書店)』についてご紹介していきます!

「南海の三悪人」と呼ばれた江本氏の新刊

40年前のエース

原監督の監督としての流儀が分かる本だって?

タカシ

そうですね!原監督が「名将」と呼ばれるべき理由と、原監督が大事にしていることなども分かる本です。

本記事でご紹介する「監督 原辰徳研究 この「名将の器」に気付かなかった面々へ」は、江本孟紀氏が書かれた本で、

  • 原辰徳監督が名将と呼ばれるべき理由
  • 野村克也氏、星野仙一氏との比較
  • 原監督の監督としてのマイポリシー

などが書かれた本となっています。

当サイトの記事で「野村克也からの手紙」という野村克也氏が書かれた本の紹介記事がありますが、江本氏が野村氏のマイナス面もストレートに述べられておりすごく面白い本だと思いました。

「野村克也からの手紙」の紹介記事はこちら!

それも、いかに原監督が積み上げてきた戦績が凄いのかを強調する部分でも重要な要素になってくると読んでみたらわかります。

原辰徳監督が見てきた監督像

現在原監督は3度目の監督に就任して巨人を再度立て直している段階ですが、原監督の原点は現役時代にプレーした時の指揮官の教えです。

現役時代に藤田元司氏王貞治氏そして長嶋茂雄氏の監督としての姿を目の当たりにしてきた中で、今の原監督の姿は現役時代に見てきた3人の監督から学びとった姿とも言えます。

そんな3人の監督が持っていた長所を原監督が吸収し、監督として采配を振るってきました。

3人の名監督の下でプレーしてきたからこそ、今の原監督の監督が作られていったと言うことができます!

名将の人間性が次世代の名将を生む

野村氏・星野氏との比較

「監督 原辰徳研究」には、名将と呼ばれた野村克也氏星野仙一氏と原監督を比較した内容も書かれています。

野村氏は監督時代に5度のリーグ優勝、3度の日本一を納め、星野氏は監督時代4度のリーグ優勝、1度の日本一を納めて監督としての功績を残してきました。

しかし、実際に原監督と野村氏、星野氏を細かく数字などで比較してみると、原監督がいかに野村氏や星野氏よりも名将と呼ばれるに値するかが分かります。

江本氏曰く「野村氏も星野氏も顔が策士の顔をしている」と述べており、一方で原監督は「さわやか」なイメージが強いがために「名将」というイメージが湧きづらいと述べていました。

確かに「名将」と言われるとさわやかというよりかは「戦略家」というか「将軍」といった風貌をイメージしがちなのでさわやかなイメージはないですよね。笑

こうした容姿の部分でも原監督が「名将」と呼ばれづらい要因となっているのもまた興味深いところです。

「名将」は外見によらず、中身にあり

原監督が持ち続ける「時を待つ」精神

原監督は長らく巨人の監督として活躍されていますが、その活躍の裏には原監督が選手を「信頼すること」が大きく関わっているということです。

原監督が好きな言葉としてよく言われるのが、

「時を待つ」

という言葉で、原監督が選手時代に藤田元司氏の下でプレーしていた1989年の日本シリーズ(対近鉄)で全く打てず、ファンからの容赦のない野次を浴びる中でそれでも藤田氏は原監督を4番で使い続けました。

そして原監督は近鉄との日本シリーズ第5選で満塁ホームランを放ち、汚名を返上しました。

少しでも打てなくなるとすぐ変えるというような采配ではなく「打てるまで待つ」といった藤田氏の采配を原監督も継承して選手が結果を出すまで待つスタイルで指揮を執っています。

「時を待つ」スタイルは監督と選手の間に「信頼」があってこそ出来ることなので、選手を信頼することが原監督の流儀だと知ることが出来ました!

「結果が出るまで待つ」ことも指導者には大事なことである

原監督勉強家でもあった

原監督は現役引退後にNHKの野球解説者となりますが、外から野球を見てきたこともかなりの教材となったようです。

フィールドにいる選手や監督には気づけない部分も外から野球を見ると気づけてくるもの。

解説者という仕事は野球を客観的に見て解説していくので、自分が解説していきながら勉強になることもあります。

また、野球解説者を経験した方の多くが実際にチームの監督に就任しているイメージもあるので、客観的に野球を見て解説をしてきたことというのは指導者になる上ですごく大事な要素であると感じることができました。

さらに原監督は野球以外の研鑽も積み、実際に野球にも活かしているということで指揮官は単に野球が出来るだけでは務まらない職業だと教えられました。

野球だけではなく、野球とは関係ないジャンルも積極的に学んでいくことが長く野球人として活躍できるポイントなのだと思います。

野球以外の研鑽も野球に活きてくる

「監督 原辰徳研究」は江本氏の意見もストレートに反映されている

野村氏から江本氏、門田博光氏、江夏豊氏「南海の三悪人」と称されてきた一人の江本氏ですが、江本氏曰く「本来南海三悪人は野村氏、杉浦忠氏、広瀬叔功氏の3人であったはずが、野村氏が勝手に変えた」と述べていました。

野村氏の下でプレーもしてきた江本氏が野村氏に対する率直な意見も本には述べられています。

世間でいう野村氏のイメージは「名監督」というものですが、江本氏から見た野村氏は「名将とは言い切れない」ということもストレートに述べています。

野村氏と江本氏の著書を読み比べてみるとさらに面白味が増して「本というのは著者のストレートな意見が書かれていて面白いもの」と思わせてくれました。

江本氏は現役引退後芸能界や政界にも携わっており、野球以外の世界を目の当たりにしてきたからこそ言えることもあるのです。

そんな江本氏が外から野球を見て感じること、思うことも率直に述べられている本ですので、是非多くの方に読んで頂きたい本です!

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