コラム

野球人口が減少する理由5選【日本球界の危機!?】

野球人口、減ってますよね。

少子高齢化社会の影響もあるかと思いますが、それだけではありません。

野球人口が減少すると聞くと将来の日本球界が心配になりますよね。

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上記の悩みを持つ方に向けて、本記事では野球人口が減少している理由を5つご紹介していきます!

野球人口が減少する理由5選

日本の野球人口は年々減少しています。

Baseball Geeks 「激減する野球人口 高校野球は5年連続で減少」参照
Baseball Geeks 「激減する野球人口 高校野球は5年連続で減少」参照

グラフを見て頂くと分かりますが、特に少年野球から高校野球の野球人口が著しく減少し、比例してチーム数が減少しています。

このままでは日本から野球が無くなってしまうのではないか(大げさかもしれない)と心配になります。

そこで、何故野球人口が減少してしまっているのかをこれから解説していきます!

・野球人口が減少する理由5選

  1. 少年野球が楽しくできない
  2. 坊主にしたくない
  3. 高校野球の練習が厳しい
  4. お金がかかる
  5. お茶当番が面倒くさい

それぞれ解説していきます。

少年野球が楽しくできない

子供が少年野球をやる際のキッカケとして、プロ野球選手のホームランに惹かれたり、投手の剛速球に憧れたりなど憧れから野球を始める子供が多いです。

多くの子供は打つこと、投げることが楽しくて野球が好きになり少年野球を始めていきます(中には親に入れさせられるパターンもある)。

しかし、いざ少年野球チームに入ると監督やコーチが厳しくて楽しむどころか辛い気持ちで野球をやっているのが現状です。

結果、野球が辛くてやめてしまうという流れになるのが野球人口減少の原因へと繋がっていくのです。

少年野球の指導が厳しすぎて野球を辞める子供が多い

坊主にしたくない

今の時代は丸坊主主義が崩壊してきています。高校野球の試合を見ても短髪であったり、許容範囲内での好きな髪型の選手が出てきました。

しかし、強豪校の中には未だに全員坊主で統一している学校もあります。自分たちの意思でしているのであれば問題ありませんが、指導者が強制しているのであれば見直す必要がありそうですね。

坊主が嫌で野球をやらない学生が多い

高校野球の練習が厳しい

高校野球ってとにかく練習が厳しいイメージがありますよね。実際に甲子園に出る高校のほとんどは練習が厳しいという印象があります。

今は大分薄れてきて良い兆候ですが、上下関係が厳しくて精神的にもキツいイメージを持つ方も多いと思います。

高校野球=厳しい」というイメージで野球部に入部しない学生が多いのも、野球人口減少を促進させている原因です。

高校野球のきついイメージが高校野球をやる選手の減少にもつながっている

お金がかかる

野球はお金がかかります。

月会費やユニフォーム代、道具代、遠征費など年にかかるお金は6桁いくことが多いです。

特に私立高校の野球部の場合、部で揃えなければいけないものから個人の道具のお金を合わせるとかなりの金額になります。

少年野球や中学硬式野球クラブも月会費やその他諸々でお金がかかってきます。野球の経済的負担が大きいのも、野球人口減少の要因と言えそうです。

お金がかかるのも野球をやらなくなる要因になる

お茶当番が面倒くさい

少年野球にはお茶当番を設けているチームも多いです。お茶当番は土日の練習や試合の際に選手の親御さんがお茶を作って監督やコーチに提供する役割を意味します。

しかし、今の時代お茶当番を嫌って子供をチームに入れたがらない親御さんが増えています。

選手以外の面で、親御さんの負担も少なからず要因となっているようです。

監督・コーチに気を遣わなくてもいいような環境も必要

指導者は楽しく野球できる環境を作るのが求められる

今の時代の子供が求めているのは「楽しさ」なんですよね。

甲子園常連校や強豪校となると勝利至上主義がより強くなりやすく、楽しさよりも“勝ち”を第一にします。

そうなると野球を楽しむ余裕を作りづらくなりますよね。

日本の高校野球のシステム上仕方ないことかと思いますが、高校でも野球をやりたい選手を増やすにはシステム自体の見直しも急務になります。

指導者は選手のモチベーションアップさせる役割もある

楽しむ=へらへらやるではない

日本では楽しく野球をやるって言うと、「草野球じゃないんだよ」とか「甲子園行きたくないのか」など冷たい事を言われることもあります。

しかし、楽しく野球をやるということはヘラヘラダラダラ野球やるのではなく、個性のプレーを尊重し合って合理的な練習を求めていくことを言います。

無駄な風習や伝統を排除して、自分が考える選手像に向かって全力で自分を磨いていくことに選手は楽しさを感じます。

指導者も選手の個性をリスペクトし、選手に合った指導を行って長所を伸ばしていくことが、選手が心から野球を楽しんでいける要因になるのです。

個性を尊重していくことが選手のモチベーションに繋がる

野球人口を増やすには野球を楽しむ事第一でいくこと

今後選手を指導する際は、選手の個性を尊重することは必要不可欠になります。選手は自分のプレースタイルを認められると「さらに磨こう」と自分から努力します。

指導者は選手のやる気を上げるために全力を尽くすことが一番大事なのです。技術指導も大事ですが、その前に選手の個性を尊重して野球を楽しませること。

野球を楽しませていくことが結果的に野球人口減少をストップさせていきます。

とにかく野球を楽しませて夢中にさせること

日本の野球人口減少に歯止めをかけられるように皆さん力を合わせていきましょう!!

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