社会人野球をご存知の方は多いと思いますが、社会人野球といえばやはり大企業チームを思い出す方が多いと思います。
しかし、社会人野球の連盟である日本野球連盟(JABA)登録しているチームは圧倒的にクラブチームが多いのが現状です。
本記事ではこんな悩みがある人向けの記事
社会人クラブチームで野球やるか迷っている
クラブチームはどれくらいお金がかかるのか知りたい
クラブチームの活動の流れを知りたい
このような悩みがある方に向けて、本記事ではクラブチームの現状について述べていきたいと思います!
社会人野球クラブチームとは
社会人野球クラブチームは、日本野球連盟(JABA)に登録されている社会人野球チームの形態の一種です。
クラブチームと企業チームの違いは、会社の野球部なのか有志で立ち上げたチームかの点です。
クラブチームは都市対抗・全日本クラブ選手権・日本選手権を目指して活動しています。
景気悪化でクラブチームが増加中
近年企業チームが減少しクラブチーム化しているチームが増加中しています。
これは景気悪化に伴う野球部廃部の企業が増えたことが原因です。
JABA(日本野球連盟)に所属しているクラブチームの数は述べ254チームと企業チーム数の99チームを大きく上回っています。
社会人野球クラブチームの現状
では、クラブチームで野球をする上でどのような現実があるのかをこれからご紹介していきます!
プラスの面とマイナスの面両方ありますので、これからクラブチームに入ろうか考えている方は参考にしてみて下さい!
・本記事の内容
- クラブチームの活動日は土日がほとんど
- 会費制でお金がかかる
- 球場の確保が厳しい
- クラブチームは楽しんで硬式野球が出来る
- 企業系クラブチームも存在する
それぞれ解説していきます!
クラブチームの活動日は土日がほとんど
クラブチームの主な活動日は土日です。
普段は仕事をしている選手がほとんどですので、休日に集まって練習をしたり試合をしたりしています。
中には平日も仕事終わりに集まって自主練習をしている選手もいますので、チームによって平日も活動するチームはあります。
クラブチームは様々な仕事している選手がいる
会費制でお金がかかる
クラブチームは企業と違い有志で運営しているチームがほとんどですので、自分たちでお金を出してチームを運営しています。
払うお金はチームによって違いますが年間数万円単位でお金がかかります。
選手から集めた部費は、
- グランドの使用量
- 大会参加費
- チームの道具代
- 監督、コーチに払うお金
などに充てます。
クラブチームは自分達でお金を出し合いながら運営していかなければならないので結構大変なことでもあります。
クラブチームは年間数万円の運営費がかかる
部費以外に道具や試合着などのアイテム代がかかる
道具もほとんど自分で用意しなければならないので、道具代にもお金がかかります!
野手はバットが折れると新しいバットを調達しなければなりませんので、さらに出費がかさみます。
そう考えると、クラブチームで野球をする場合ある程度お金に余裕を持っておいた方が良いですね。
意外と道具代にもお金がかかってくる
球場の確保が厳しい
クラブチームは専用球場を持つチームが多くありません。
そのため、ほとんどのチームは毎週土日に練習場を確保するべく球場の争奪戦が始まります。
市営球場などのしっかりとした球場は激戦区ですので、高校や大学のグランドを借りて活動しているところが多いです。
特にチーム数が多い地域や野球人口が多い地域は草野球や他のクラブチームとの球場争奪戦となりますので、球場確保も一苦労します。
クラブチームは球場を確保のも意外と一苦労する
クラブチームは楽しんで硬式野球が出来る
クラブチームは企業チームみたいに結果を求められないので、プレッシャーを感じずに楽しく硬式野球が出来ます!
クラブチームでも全国大会を目指しているチームはありますが、成績を収められなかったからと言ってクビになったりすることはないので楽しくできます!
普段仕事をしていると土日の硬式野球がすごく楽しく感じるのもクラブチームの良いところですね!
土日の野球が仕事のモチベーションにもなる
企業系クラブチームも存在する
クラブチームの中には企業系クラブチームというチームがあります。
企業系クラブチームというのは、
クラブチームのスポンサーとして企業が付いているチームで、会社が実際に部活動として野球部を持ってない状態
を言います。
企業をバックに活動するクラブチームは企業チームよりかは出資してくれる額は減りますが、それでもチームにいくらかは出資してくれます。
企業系クラブチームの代表的なチームをあげると、
- トランシス(株式会社トランシス)
- JR北海道硬式野球クラブ(JR北海道)
- 信越クラブ(NTT信越)
- OBC高島
- 大和高田クラブ(大和ガス)
- NSBベースボールクラブ(中山製鋼)
- マツゲン箕島硬式野球部(マツゲン)
など、クラブチームでもバックに会社がいることで、できる限り野球にも打ち込める環境を作ってくれています。
また、滋賀のOBC高島は本拠地の球場、室内練習場に加えて選手寮も完備しているなど、環境が恵まれているチームもあります。
協賛企業が多くついているチームは環境にも恵まれている
社会人野球クラブチームの現状 まとめ
学校を卒業して就職すると仕事が忙しくなって硬式野球をやる機会が無くなっていきます。
しかし、クラブチームがあることで土日に硬式野球ができるので、硬式野球をやりたい方はクラブチームで野球やることをオススメします!
硬式野球は社会人になってもできる
クラブチームでもプロ野球選手を目指せる
クラブチームだからといってプロ野球選手になれないことはありません。
クラブチームからプロ野球選手になった選手も出ていますので、クラブチームでプロ野球選手を目指してもOKです!
クラブチームから独立リーグに進む選手も多くいますので、クラブチームでも上を目指したい方は是非目指してください!