岡山県に本拠を置く環太平洋大学の硬式野球部は、明治神宮大会で準優勝した実績を持つ、中国六大学の強豪校です。
学校法人創志学園が設けた大学として、全国の舞台で戦える力を積み上げ、幾度も好成績を残してきました。
二〇二六年春は五勝七敗の五位に沈みましたが、二年生を中心とした若いチームが、再建へ向けて着実に力をつけています。
この記事では、環太平洋大学野球部の二〇二六年の戦力を投手陣と野手陣の両面から分析し、秋の展望や注目選手までを詳しく紹介していきます。
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まずは2026年の環太平洋大学野球部の現在地を、下の表で早わかりにまとめていきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所属リーグ | 中国六大学野球連盟 一部 |
| 2026年春の成績 | 5位(5勝7敗) |
| 監督 | 野村昭彦 |
| リーグ優勝 | 14回 |
| 全国大会最高成績 | 明治神宮大会準優勝(2018年) |
| 注目選手 | 濱上琉碧・岡野克紀・佐藤秀喜 |
環太平洋大学野球部の2026年春の戦力総評
2026年春の環太平洋大学は、二年生を中心とした若い戦力で戦い抜き、五勝七敗の五位という悔しい結果に終わりました。
環太平洋大学野球部のチーム総評
春のリーグ戦では、二年生のエース濱上琉碧を軸に、若い投手陣が粘り強い投球でチームを支えてきました。
打線では四年生の岡野克紀と佐藤秀喜が中軸として長打を放ち、少ない上級生が経験の差を見せつけています。
優勝した周南公立大学との直接対決では、二試合とも二点差以内の接戦を演じながら、あと一歩で連敗を喫しました。
それでも岡山理科大学との下位対決を二連勝で制し、勝ち点をつかむ意地を見せています。
少ない四年生が要所で経験を発揮して若い選手を引っ張る姿も、春のリーグ戦の随所で見られました。
三年生が最も多い若い編成のなかで、四年生の踏ん張りと下級生の伸びしろが、秋への大きな希望になりました。
明治神宮準優勝を誇る実績校
環太平洋大学は、二〇一八年秋の明治神宮大会で準優勝を果たした、中国地区を代表する実績校として知られています。
中国六大学の一部リーグでは通算十四回の優勝を重ね、全日本大学選手権にも四度出場してきました。
明治神宮大会には八度の出場を数え、二〇二四年には全国四強に進むなど、全国での強さを幾度も示しています。
二〇二四年の全日本選手権でも、一回戦で大阪公立大学を六対一で退け、全国の舞台で確かな戦いを見せました。
又吉克樹や徳山一翔ら、現役で活躍するプロ野球選手を輩出してきた点も、この大学の大きな誇りになっています。
学校法人創志学園が二〇〇七年に開いた新しい大学が、短い歴史で全国の強豪へと駆け上がってきました。
2026年春は5勝7敗の5位
二〇二六年春は五勝七敗の五位という結果に終わり、実績校としては悔しいシーズンになりました。
優勝した周南公立大学や上位校との接戦を落とす場面が続き、勝ち星を伸ばしきれませんでした。
それでも岡山理科大学戦を二連勝で制し、開幕の吉備国際大学戦では七対〇の完封勝ちを収めています。
二年生を中心とした若いチームが公式戦で経験を積み、確かな手応えをつかんだ春にもなりました。
この悔しさを秋への糧として、同じ顔ぶれでの巻き返しに大きな期待が集まっています。
| 観点 | 2026年春の内容 |
|---|---|
| 投手力 | 2年濱上・一ノ瀬の先発二枚看板 |
| 打撃 | 4年岡野・佐藤の中軸が長打 |
| 機動力 | 2年小森山が5盗塁 |
| 実績 | 明治神宮準優勝・リーグ優勝14回 |
環太平洋大学野球部の投手陣を徹底分析
2026年の環太平洋大学の投手陣は、二年生の濱上琉碧と一ノ瀬翔舞の先発二枚看板を、大きな軸に据えています。
若い先発陣が長いイニングを投げ抜き、最速百四十八キロの一年生右腕らが後ろを支える形で、試合をつくってきました。
下級生が主戦を担う伸び盛りの投手陣こそが、環太平洋大学の将来を照らす大きな強みになっています。
エース・濱上琉碧
濱上琉碧投手は享栄の出身で、二年生ながら防御率一点四六を残した、チームのエース格の右腕です。
春のリーグ戦では五度の先発で二完投を記録し、二十個の三振を奪う安定した投球を続けてきました。
四月十二日の東亜大学戦では、延長九回を一人で投げ抜き、一対〇のサヨナラ完封という値千金の白星を呼び込みました。
WHIP一点一九という優れた制球力で走者をためず、長いイニングを任せられる点が、大きな持ち味になっています。
二年生でエースの座をつかんだ濱上投手の存在が、若い投手陣に確かな柱をもたらしています。
濱上を支える投手陣
二年生の一ノ瀬翔舞投手は明豊の出身で、六度の先発をこなす防御率二点台の右腕として、もう一枚の柱を担いました。
開幕の吉備国際大学戦では七対〇の完封を収め、先発として計算できる安定感を、はっきりと示しています。
一年生の髙橋友春投手は高松商業の出身で、最速百四十八キロの速球を武器に、八試合で救援と先発をこなしました。
二年生の後藤大輝投手は左腕として中継ぎを担い、防御率二点台の投球で継投に厚みを加えてきました。
下級生ばかりの投手陣が公式戦で経験を積み、走り勝つ野球ではなく守り勝つ野球を、着実に形にしています。
若い力がかみ合う投手陣の粘りこそが、接戦を演じる環太平洋大学の生命線になりました。
秋のリーグ戦へ向けた投手陣の展望
秋は濱上投手や一ノ瀬投手ら、春を支えた先発陣がそのままマウンドに立てる点が、大きな強みになります。
二年生の二枚看板が一冬を越えて球速と制球をさらに磨けば、上位校とも互角に渡り合えるはずです。
一年生の髙橋投手が経験を重ねて先発の一角に定着すれば、投手陣の層は一段と厚みを増していきます。
春に接戦を落とした悔しさを胸に、若い投手陣が一段の成長を遂げられるかが、秋の大きな鍵になりました。
成熟した二枚看板を軸に、投手陣がどこまで防御率を引き締められるかが、上位返り咲きへの焦点になります。
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| 投手 | 学年 | 投打 | 2026年春 |
|---|---|---|---|
| 濱上琉碧 | 2年 | 右投右打 | 防1.46・2完投1完封・20奪三振 |
| 一ノ瀬翔舞 | 2年 | 右投右打 | 防2.48・6先発1完封 |
| 髙橋友春 | 1年 | 右投右打 | 最速148キロ・防2.63 |
| 後藤大輝 | 2年 | 左投左打 | 中継ぎで防2.66 |
環太平洋大学野球部の野手陣を徹底分析
2026年の環太平洋大学の野手陣は、数少ない四年生の岡野克紀と佐藤秀喜を、中軸の大きな支えにしています。
上級生の長打と、二年生の機動力を絡めた攻撃で、若い投手陣をしっかりと援護してきました。
三年生の渡邊公人ら中堅の選手も打線に加わり、切れ目のない攻撃を組み立てています。
中軸を担う岡野克紀と佐藤秀喜
岡野克紀選手は玉野光南の出身で、四年生として打率三割七分五厘を残した、打線の大きな柱です。
OPS九割一分三厘という高い数字を残し、三塁打を三本放つ長打力で、幾度も得点の口火を切ってきました。
外野手の佐藤秀喜選手は習志野の出身で、打率三割三分三厘とOPS九割九分六厘の勝負強い打撃を見せています。
三塁打を量産する俊足と長打を兼ね備え、四年生の中軸として、若い打線を力強く引っ張ってきました。
少ない上級生ながら経験に裏打ちされた二人の打撃こそが、接戦をものにする原動力になっています。
打線を支える若手と中堅
二年生の小森山仁選手は創成館の出身で、打率二割九分八厘を残し、五盗塁の機動力で得点の起点をつくりました。
三年生の渡邊公人選手は大分商業の出身で、打率三割八厘のリードオフとして、出塁を重ねる働きを見せています。
二年生の藤田行成選手は関西大学北陽の出身で、正捕手として若い投手陣を巧みに引っ張ってきました。
三年生の矢野亘輝選手や久常雄翔選手も、勝負どころで安打を放つ働きで、打線に厚みを加えています。
一年生の桑田昂人選手ら系列の創志学園の出身者も控え、力のある若手が続く層の厚さも光ってきました。
四年生の中軸と伸び盛りの下級生がかみ合う打線こそが、秋へ向けた環太平洋大学の大きな伸びしろになりました。
守りで支える環太平洋大学
環太平洋大学は、二年生の先発二枚看板を中心とした投手力と、若さを生かした守りを持ち味にしています。
正捕手の藤田行成選手が若い投手陣を巧みにリードし、失点を最小限に抑える配球で、接戦を支えてきました。
内野と外野に散らばる下級生が公式戦で経験を積み、守備の精度を高めつつある点も、大きな強みです。
走攻守のいずれもがこれから伸びる若いチームだけに、一冬を越えた成長への期待が大きく膨らんでいます。
外野には長打を備えた四年生の佐藤秀喜選手が構え、広い守備範囲で投手陣を支える働きも見せてきました。
全国の舞台を知る実績校として、一つ一つのプレーに丁寧さがにじむ点も、チームの誇りになっています。
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| 選手 | 学年 | 守備 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 岡野克紀 | 4年 | 内野 | 打率3割7分5厘・OPS.913 |
| 佐藤秀喜 | 4年 | 外野 | 打率3割3分3厘・OPS.996 |
| 小森山仁 | 2年 | 内野 | 打率2割9分8厘・5盗塁 |
| 渡邊公人 | 3年 | 外野 | 打率3割8厘のリードオフ |
環太平洋大学野球部の秋のリーグ戦展望・優勝予想
五位に沈んだ春の悔しさを胸に、秋のリーグ戦は上位返り咲きを狙う大きな戦いになります。
春を支えた二年生の先発二枚看板や、四年生の中軸がそろって秋も残る点は、チームにとって大きな支えです。
下級生が一冬を越えて力をつければ、秋は五位からさらに上を目指せる戦力を、十分に秘めています。
接戦を落とし続けた春の反省を土台にして、秋こそ勝ち星を積み上げていきたいところです。
上位返り咲きへ向けて
秋は優勝した周南公立大学や上位校を、どこまで追い詰められるかが、大きな焦点になります。
春に二点差以内の接戦を演じた相手だけに、わずかな差を詰めれば、勝敗はいつでも入れ替わるはずです。
二年生のエース濱上投手を軸に、四年生の岡野選手と佐藤選手が最後の秋で真価を発揮すれば、上位は十分に狙えます。
二〇二五年度の中国地区大学野球新人戦を制した若い力が、そのまま秋の主戦力へと育ちました。
接戦をものにする勝負強さを身につけられれば、順位を大きく押し上げる力を秘めています。
明治神宮準優勝の実績を持つチームが、秋にどこまで順位を上げるかが、大いに注目されます。
| 順位 | 大学 | 勝敗 |
|---|---|---|
| ① | 周南公立大学 | 8勝2敗 |
| ② | 広島文化学園大学 | 8勝4敗 |
| ③ | 東亜大学 | 7勝6敗 |
| ④ | 吉備国際大学 | 6勝8敗 |
| ⑤ | 環太平洋大学 | 5勝7敗 |
| ⑥ | 岡山理科大学 | 2勝9敗 |
環太平洋大学野球部の注目選手
濱上琉碧(2年・投手)
濱上琉碧投手は享栄の出身で、二年生ながら防御率一点四六を残し、東亜大学戦で延長サヨナラ完封を演じたエースです。
WHIP一点一九の制球力と二完投のスタミナを兼ね備え、環太平洋大学の投手陣を、若くして力強く支えています。
岡野克紀(4年・内野手)
岡野克紀選手は玉野光南の出身で、四年生として打率三割七分五厘とOPS九割一分三厘を残した、打線の柱です。
三塁打を三本放つ長打力で得点の口火を切り、少ない上級生の一人として、若い打線を力強く引っ張ってきました。
佐藤秀喜(4年・外野手)
佐藤秀喜選手は習志野の出身で、四年生として打率三割三分三厘とOPS九割九分六厘の勝負強い打撃を見せました。
三塁打を量産する俊足と長打を兼ね備え、四年生の中軸として、チームの得点力を大きく高めています。
一ノ瀬翔舞(2年・投手)
一ノ瀬翔舞投手は明豊の出身で、二年生として六度の先発をこなし、開幕の吉備国際大学戦で完封を収めた右腕です。
防御率二点台の安定感で先発の一角を担い、濱上投手とともに、若い投手陣の二枚看板を形づくっています。
髙橋友春(1年・投手)
髙橋友春投手は高松商業の出身で、最速百四十八キロの速球を武器に、一年生から八試合で救援と先発をこなしました。
防御率二点台の投球で若い投手陣に加わり、これからの伸びしろが最も楽しみな存在になっています。
全国のドラフト候補を数値で分析する「ドラフト候補研究所」では、有力選手のスカウト評価や指名予想を詳しく紹介しています。

環太平洋大学の基本情報
- 所在地:岡山県岡山市東区瀬戸町観音寺(環太平洋大学)
- 監督:野村昭彦
- 本拠地:和気ベースボールパーク
- 所属リーグ:中国六大学野球連盟 一部
- リーグ優勝:14回
- スローガン:奪還
環太平洋大学は岡山市東区瀬戸町にキャンパスを構える、学校法人創志学園が運営する私立大学として知られています。
二〇〇七年に開学した比較的新しい大学が、短い歴史のなかで全国区の野球部を育て上げてきました。
その硬式野球部は明治神宮大会で準優勝を果たすなど、中国地区を代表する実績校として、全国に名をとどろかせています。
登録部員は百三十人を超える大所帯で、和気ベースボールパークを本拠地に、日々の練習を積み重ねてきました。
玉野光南や系列の創志学園、大分商業などから集まった選手が、チームの中心を担っています。
「奪還」というスローガンを掲げ、選手たちは中国六大学の頂点と全国での勝利を、力強く目指してきました。
監督・野村昭彦
チームを率いるのは野村昭彦監督で、佐伯鶴城のエース兼主将として、甲子園でベスト八に進んだ実績を持ちます。
駒澤大学では主将を務め、社会人の日本石油で都市対抗野球や日本選手権を制するなど、選手として輝きました。
駒澤大学のコーチ時代には明治神宮大会の優勝を経験し、二〇一三年から環太平洋大学の指揮を執っています。
二〇一八年には明治神宮大会準優勝へと導き、侍ジャパン大学代表のコーチも務めた、豊富な経験を誇る指揮官です。
実績校の再建への歩み
環太平洋大学は、明治神宮準優勝を誇りながら、二〇二六年春は五位に沈む悔しいシーズンを味わいました。
二年生のエース濱上琉碧と四年生の中軸を軸に、実績校としての誇りを胸に、再建への歩みを進めています。
全国の舞台を知るチームが若い力で巻き返しを図る姿には、多くの野球ファンの期待が集まっています。
環太平洋大学野球部に関するよくある質問(FAQ)
Q. 環太平洋大学野球部はどのリーグに所属していますか?
A. 中国地区大学野球連盟の一部リーグにあたる中国六大学に所属し、2026年春は五勝七敗で五位に入りました。
Q. 2026年春のリーグ戦の成績はどうでしたか?
A. 一部リーグで五勝七敗の五位に終わり、二年生を中心とした若いチームが再建へ向けて経験を積みました。
Q. 環太平洋大学の全国大会の実績はどうですか?
A. 二〇一八年の明治神宮大会で準優勝を果たし、全日本選手権にも四度出場した、中国地区の実績校です。
Q. 注目の選手は誰ですか?
A. 二年生のエース濱上琉碧投手と、四年生の中軸である岡野克紀選手や佐藤秀喜選手が中心になっています。
Q. 環太平洋大学野球部の監督は誰ですか?
A. 駒澤大学で主将を務め、社会人でも活躍した野村昭彦監督が、二〇一三年からチームを率いています。
Q. 環太平洋大学の本拠地はどこですか?
A. 岡山市東区瀬戸町にキャンパスを構え、和気ベースボールパークを本拠地として練習に励んでいます。
環太平洋大学野球部のまとめ
2026年春の環太平洋大学は五勝七敗の五位に終わり、実績校としては悔しいシーズンになりました。
二年生のエース濱上琉碧が防御率一点四六と延長サヨナラ完封を残し、若い投手陣の大きな柱になっています。
四年生の岡野克紀と佐藤秀喜が高いOPSの打撃で中軸を担い、少ない上級生の意地を見せつけました。
優勝した周南公立大学との直接対決を二点差以内の接戦で演じるなど、上位との差はわずかな幅にとどまっています。
秋は同じ顔ぶれで巻き返しを図り、二年生の二枚看板と四年生の中軸がどこまで順位を上げるかが、大きな鍵です。
明治神宮準優勝を誇る実績校が挑む、若い力での上位返り咲きへの戦いから、これからも目が離せません。
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